さて3月4月と言えば新社会人新大学生がたくさん東京に進出してくる季節で、東京での一人暮らしってどれくらいお金がかかるもんなのかが気になるところだと思う。
と思って2020年3月24日に書いたこの記事もいつの間にか3年の月日が経過して随分データが古くなってしまった。
ということで今や東京都渋谷区での一人暮らし9年目の大ベテランとなった36歳のお兄さんと呼ばれたいおじさんの生活費がどんな感じに移り変わっているのかを解説したい。これから一人暮らしを始める人の参考にしてほしい。
この記事の目次（クリックでジャンプ）
一人暮らしの生活費を下げる方法
ガジェマガの過去の記事でも書いているんだけど、俺は一人暮らしには並々ならぬ拘りがある。
その節約術を解説した記事が下記。
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【保存版】一人暮らしの生活費・固定費をストレスなく下げる方法【節約】
時は弱肉強食の格差社会。富める人に富み無知はカモにされる残酷な現代を生き抜くには少しでも収入を増やしつつ出費を減らすことが大切。 そんな出費の中でも無意識に貯金を切り崩す固定費は諸悪の根源なんだという ...
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今回は似た内容にはなるけど、実際の月の出費という視点から解説していく。
ちなみに収入は収益PVカテゴリで公開しているから気になる人は参照してほしい。⇒ ブログPV・収益
月の出費内訳の変化
月の出費は時期によって色々と変わるんだけど、過去と最近を比較するとこんな感じ。
- 家賃 8万 ⇒ 8万
- 食費 3万 ⇒ 5万
- 水道光熱費 0.8万 ⇒ 1.6万
- 通信費 1万 ⇒ 0.8万
- 交際費 2万 ⇒ 2万
- 日用品費・美容費・医療費 1万 ⇒ 1万
- サブスク 0.3万 ⇒ 1.45万円
- 保険・奨学金返済 2.5万 ⇒ 2.5万
- 衣服費 1万 ⇒ 0
- バイク維持費 0 ⇒ 1.64万
- 取材費 5万 ⇒ ∞
- 合計 17.5万 ⇒ 22.4万
特殊な費用となるバイク維持費と取材費を除くと月の生活費合計は17.4万から22.3万に増えた。
質素な生活を心がければ東京都渋谷区でも月23万円あれば最低限の生活ができる。ということでここからはそれぞれの費用の内訳と、その内訳を実現するための工夫を解説する。
家賃は月8万円のまま
まず最初に家賃だけど個人的に最も出し惜しんではいけない出費だと思ってる。なぜなら多くの移動時間は人生の損失でしかないから。安い家賃で遠くに住んで移動時間を増やすくらいならその移動時間でバイトした方がマシ。
ということで俺は最寄り駅からの距離と自分がよく行くエリアと職場からの距離をなにより重視した。最低条件は風呂トイレ別と室内洗濯機置き場だけ。
そして9年間も同じ家に住んでいるから家賃は変わらずで8万円のまま。というか今の家以上に良い物件が見つけられない。立地の割に家賃が安すぎる。しかも9年も住んでしまって大家さんともずぶずぶの関係で非常に住みやすい。
引っ越しは現代の参勤交代
もし引っ越すとなると敷金礼金で50万円、引っ越し代で10万円、引っ越し期間に1週間で無駄金と無駄時間のオンパレード。引っ越しは現代の参勤交代だからこそ引っ越さないことが重要。
6畳1Kは確かに狭いんだけど住めば都。広い家に住むよりも、最初は狭い家に住んで、いかに物を減らしつつ効率的に生活できるかを練習する方が生産的だし将来的にも役立つと感じる。
部屋の全貌は下記。
食費 3万円 ⇒ 5万円
月の食費は3万円から5万円に増えた。
料理は時間的損失が大きすぎる
基本的に料理は時間の無駄だからしないという意見は変わらず。一応過去に何度か料理に挑戦はしたけど結局続かなかった。
というのも料理は全工程があまりにも非効率すぎるんだ。食材を買って、作って、保存しての全作業が無駄。わずかな食費を抑える為に時間をかけることが既に損失。
一人暮らしはどう転んでも料理した時点で負け。趣味かトレーニー以外は料理をしてはいけない。
あと36歳になったことで食事量も減ってるというのは別のダイエット記事で解説した通り。
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元180cm57kgの俺が教えるトーマス式ダイエット法【食うな】
世間が痩せる方法ばかりを求める中俺は昔から瘦せ型で、努力しなければ自然と痩せるタイプだったんだけど、流石に最近は中年になったことで微妙に脂肪が乗り始めていることが気になっていた。 ということで改めてダ ...
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プロテインが大幅値上げ
但し、プロテインが大幅に値上げしてしまったこと、ヨーグルトと一緒に食べてるブルーベリーがそこそこ高いことで増えた。
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プロテインが若さ維持に繋がる理由【日本人はたんぱく質が足りない】
やばい。人類はマジでタンパク質が足りてない。どれくらい足りてないかと言うと全然足りてない。 これは筋トレしてるとかしてないとかそんな話じゃない。緩やかに死んでいってるレベル。そら30代で髪質と肌質が悪 ...
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現在は1日に一食の外食+プロテイン3回と納豆、ヨーグルト、ブルーベリー、アーモンド、コーヒー、味噌汁、サプリで適当に済ましてる。栄養重視の小食。
これで一日の食費は外食1回1,000円程度の月3万円。プロテインを月3キロで約1万円、その他月1万円という感じ。
水道光熱費 0.8万円 ⇒ 1.5万円
水道光熱費は基本的に節約がストレスに見合わない分野だから金に糸目をつけずに使ってるという方針は以前と変わらず。
ガス代 0.2万円 ⇒ 0.3万円
そもそも家では料理をしないからガス代がかかるのはお風呂のみなんだけど、これは毎日シャワーを浴びても月3,000円ほどと比較的安め。
更に家のシャワーは節水シャワーヘッドを付けてるから水量もガス代も2分の1になってる予定。
節水シャワーヘッドは絶対元が取れるから早めに買った方が良い。俺が使ってるボリーナを解説した記事は下記。
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【シャワーヘッドで美容と節水】TKSのボリーナのマイクロバブルがやばい
シャワーヘッドの交換って意外と盲点でやってない人が多い。ヘッドを変えるだけで節水できたり洗浄力が上がったりいいことづくめなんだ。もともと家についてたシャワーヘッドを使うのはかなり勿体ないから、今回は良 ...
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水道代 0.2万円のまま
水道代も月2,000円とガス代と同じく安い。
というのもお風呂はシャワーのみというのは上でも書いた通りだけど、その他にも食洗器とドラム式洗濯機を導入しているからそもそもの使用水量が少ない。
しかも食洗器とドラム式洗濯機は水道代を節約してくれるだけでなく圧倒的な時間も生み出してくれるから絶対的にお勧め。食洗器は一人暮らしだからって諦めなくてOK。全力で導入してほしい。絶対後悔しない。
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【一人暮らし】極狭キッチンに食洗器を設置した話【洗濯機の上】
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ちなみに食洗器は食器用洗剤よりも酸素系漂白剤を使うのがおすすめ。詳細は下記記事参照。
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【掃除】酸素系漂白剤の活用で家事労働が大幅に減った話【オキシ】
俺は普段から家が綺麗だから年末年始だからと言って大掃除の予定はないし普段と変わらない生活を送っているんだけど、たぶん多くの人の家は汚いし大なり小なり年末年始に大掃除もすると思う。 ということで俺が普段 ...
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電気代 0.4万円 ⇒ 1.1万円
問題は電気代だけどこれは月4000円から1.1万円と大幅に伸びた。一人暮らしにしても高めだと思う。
というのも我が家は一般的な一人暮らし家庭と比較して家電製品が多すぎるんだ。
上で書いた食洗器とドラム式洗濯機もそうだし、エアコンと空気清浄機は24時間稼働だし、冷蔵庫だけでなくカメラ防湿庫にウォシュレット、NASもルーターもHueもQrioLockも24時間体制で稼働してる。
ガジェマガを運営しつつ家を職場にすることで家電製品が充実しすぎた。
一応家中のライトをLEDに換えたり窓にプチプチを貼って保温効果を高めたりはしてるんだけどこれが限界。
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とはえいこれが俺の仕事でもある。上で書いた通り電気代の節約はストレスに直結するから無視してる。電気は好きなだけ使う方針。
通信費 1万円 ⇒ 0.8万円
通信費は菅政権のお陰で安くなった。菅政権様様。俺の現在の契約状況は下記。
- 楽天UN-Limit 2,980円
- povo×2 0円
- 楽天光 4,800円
渋谷区在住で楽天が途切れないメリットを活かして家も外もメイン回線は楽天でデータは使い放題の爆速。
Pixel 7 Proには念のためにデュアルSIMでpovoも入れてるけど今のところ役に立ったことはない。
楽天が安すぎる
楽天光は1年目の月額基本料がタダで頭がおかしすぎ。光回線はとりあえず楽天を選んでおけばOK。俺はいよいよ2年目で月4,800円かかってるんだけどそれでも安い。
このまま使うか乗り換えるかは検討中だけど楽天市場のポイント還元が大きいからこのままいく可能性が高い。
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交際費 2万円のまま
俺はほぼ引きこもりで友達がいないし、上で食に興味が無いと書いたんだけど、たまの友人との外食ではお金を惜しまないようにしている。
とはいえ月に数回あるかないかだから、金額としては平均で2万円位。安い。
という状況は変わらず。悲しいという感情も特にない。慣れた。
日用品費・美容費・医療費 1万円のまま
日用品はティッシュとかトイレットペーパーとか歯磨き粉とかシャンプーとかそういうやつ。
日用品は5と0のつく日に楽天市場で買い溜めしてトイレに保管してるから購入頻度は少な目。
使用品は下記。
しかもシャンプーは湯シャンメインだから減りにくい。
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二ヵ月に一回の美容院 4,000円
俺は髪が比較的長めだから美容院に行くのは2か月に一回ほど。カット4,000円程度の激安店に通ってる。
天パが酷いけど年も年だから縮毛矯正はやめてホホバオイルで活かす方針にした。流石に36歳で髪の毛ピンピンはきつい。おすすめのシャンプーは下記。
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医療費は主に歯の定期健診。虫歯と歯周病が怖いから3か月に一回程度歯医者に行くようにしている。
どうでもいいけど日本人は口が臭い人が多すぎるから皆行くべきだと思う。
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34歳からの歯列矯正にインビザラインを選んだ理由【カウンセリング
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サブスク 0.3万 ⇒ 1.45万円
サブスクは悔しいけど大幅に増えた。時代の流れ。以前はAmazonプライム会員の月額500円のみだったんだけど現在は下記。
- アマゾンプライム 0.05万
- Youtube Premium 0.15万
- Netflix 0.15万
- 楽天プレミアムカード 1.1万
- ジム 1万
- NHK 0.1万円
あれからネトフリにはまってしまってネトフリを外せなくなった。
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その他ジムも現在は体を大きくするのではなく体を整える為に通ってるんだけど公営の1回600円から近所の1万円のところに変更した。利便性重視。
保険・奨学金返済 2.5万円
生命保険 1,400円
一応大きな病気とか入院に備えて月1400円の生命保険には入っているんだけど、多くの一般人は保険に入らなくていい。というのもあらゆる保険は加入者が損するようにできているから。
俺はたまたま親が過去に日本生命で働いていて、ずいぶん昔に勝手に加入させられたんだけど、保険料が当時のままで安いからそのままの方がいいという親の助言に一応従って入っているけどよくわかってない。
奨学金 2.3万円 ⇒ 2.3万円
その他大学時代に600万円借りた奨学金は今も毎月2.3万円ずつ払い続けてる。44歳辺りで完済予定。
ガジェマガが当たったおかげで今なら一括返済もできるけど利子が1%以下と安いから放置。その分投資に回して4%の配当金を得る方針。
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バイク維持費 0万 ⇒ 1.6万
日本一周以降ZZR1400に乗り続けていて、そのバイクの維持費は2年で40万程度で見積もってる。月の内訳は下記。
- 駐車場代 1万（2年24万）
- 12か月点検 0.16万（2年6万）
- 車検 0.12万（2年3万）
- 消耗品（オイル、タイヤ） 0.2万（2年6万）
- 任意保険 0.16万（2年4万）
大型バイクはマジで金食い虫。車ほどではないけど駐車場代が痛すぎる。都会で大型バイクを所有するのは大きな間違い。
ただ、これでも車検は自分で通すことで2年3万円に抑えられてるし、任意保険も19歳の頃の年10万円と比べると36歳現在は年2万でかなり安い。
実際俺も20歳の頃に一回事故ってるし、若い頃のバイクの事故率ってやばいんだと思う。
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取材費 5万円 ⇒ ∞
ガジェマガ用の出費は月5万円から無限になった。仕事道具だからスピード重視で特に金額に上限は設けてない。これができるようになったのもいつも見てくれる読者、視聴者のお陰で感謝。
気になればすぐ買うし、試して良くなければすぐメルカリ。なんだかんだ毎月20万円ぐらい使ってるけど半分くらいはメルカリで回収できてると思う。
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とはいえこれが俺の仕事だから気にしない。良さげなものがあれば即買う。
衣服費 0円
衣服費は年々落ちていて2020年で年間1万円程度、2023年は今のところ0円で済んでる。
というのも36歳になることで過去の服がストックとして溜まってるし着る服もいよいよ完全に固定されてしまった。俺の普段の服のストックは下記。
その他ニットとジャケットは全部ZARAで今年はまだ買ってない。
俺が服にお金をかけないのはそもそも服に興味が無いのと、前の職場にいたオカマが流行に流される人は信用されないといっていてその言葉に納得したから。
服はファストファッションかロゴドンの2択
だから26歳の時に買ったアウターを未だに着てるし、普段はそれなりに見える1パターンの服しか用意が無い。そもそも残酷だけど世の中服よりスタイルだから服に金かけるより痩せるべき。
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痩せとけば見栄えはなんとかなるし、わかる人にはわかる実は高いみたいな服を買うくらいなら、がっつりロゴが入ってる露骨に高い服を買ってしっかりアピールするべき派。
そして俺は高い服には興味が無いから現状はメインはユニクロ、アウターでZARAの2ブランドのみで買ってる。服について考える全ての時間が嫌いだから俺の中でこれ以外のブランドは存在しないことにしてる。
東京の一人暮らしは家賃が鬼門
頑張れば東京の一人暮らしでも月23万円程度で生活できるんだけど、この水準を達成するにはなにより家賃が重要。とはいえ東京に住むならいい立地に住まないと意味が無いから物件探しとの戦いになる。
もちろん徐々に家をランクアップしていくというのも一つの手ではあるんだけど、家賃が高ければその分頑張るモチベーションになるし、引っ越しには大変な労力とお金がかかるから頻繁にはおすすめしない。
ということでこれから東京で一人暮らしをしようとしている人は何よりも物件探しに注力してほしい。俺は今の物件を見つけるために一か月賃貸不動産サイトを見張り続けたけど、その価値はあったと思っている。ちなみに内見はしていない。
