ソフトバンク光が2年の満期を迎えたことでキャンペーン価格の適用が無くなって月額が上がることになったから解約した。その後にどうするかは迷ったんだけど、今後恐らく家を空けることが多くなると判断してしばらくはスマホのテザリングでやりくりすることにした。
今回は実験的に手を出したスマホのWiFiテザリングでのスマートホーム環境の構築方法と、そのデメリットを解説したい。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
現在のスマートホーム環境
まずは俺の家のスマートホーム環境から説明したい。俺が現在使っているスマートホームデバイスは下記4種類の7つ。
- Google Home Mini
- ChromeCast
- Fire TV
- YeeLIGHT × 4
スマートホームデバイスは常にスタンバイ状態を保つ特性上、常時のWiFi接続が必要だ。上で書いた通り俺の家で常時WiFI接続を必要とするスマートホームデバイスは合計7つもある。
Google Home Mini
お馴染みのスマートスピーカーその機能的なしょぼさから一度売却するか悩んだんだけど、取り外すしたら取り外したでかなり困った。一つ一つの機能は大したことないながら生活に密着するにくいやつ。
売るか迷って売るのをやめた過程を描いた記事は下記。
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ChromeCast
スマホをリモコンとしてYoutubeをテレビ再生したりスマホのミラキャストができる便利デバイス。ChromeCastがあればGoogleHomeMiniと連携して声でテレビのオンオフができる。テレビっこの俺にとって声でのテレビのオンオフ機能が一番活躍している。
Fire TV
月額400円と激安価格ながらAmazonの送料無料、音楽聞き放題、動画見放題のアマゾンプライム会員の動画サービスをより楽しむための機器。FireTVはChromeCastと違ってそれ単独で動作するから、専用のリモコンを使えばスマホが無くても操作できる。
月額400円とは思えないくらいコンテンツも充実していて、洋ドラを見漁っている。洋ドラの感想まとめはこちら。
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YeeLIGHT
色と明るさを自由に変えられるスマートライト。スマートライトといえばhueが有名だけど、中国Xiaomi製のYeeLIGHTは1つ2,200円とhueよりも圧倒的に安いことからhueを売却して乗り換えた。
GoogleHomeMiniと連携して声でコントロールできる内容は全く同じ。
YeeLIGHTの詳細及び導入方法はこちらの記事で解説している。
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我が家のWiFi接続デバイスは最大9つ
上で紹介したスマートホームは常時接続を必要とする。
スマートホーム機器7 + α
つまり既にWiFiの常時接続が必要なデバイスが7つ。さらに愛用しているノートパソコンであるMatebook X Proを起動すればそれにもWiFi接続が必要だし、無線プリンタを起動するとこちらもWiFI接続が必要。
つまり我が家のWiFi接続デバイスは最大9つ。我ながら多い。これら全てをスマホのテザリングでネットワーク接続できれば晴れて環境構築完了だ。
スマホテザリングでのスマートホーム環境構築方法
スマートホームはWiFiルーターの存在を前提として作られているから、スマホのテザリングでスマートホーム環境を構築するためにはひと手間必要。
WiFiとテザリングの同時利用不可
というのもスマホをスマートホームデバイスに接続するためにはスマホのWiFiをオンにする必要がある。でも1つのスマホでWiFiとテザリングを同時にオンにすることはできない。
2代目のスマホを用意
この問題を解決するためには2代目のスマホが必要になる。
2代目のスマホでテザリングをオンにしてWiFiルーターとして機能させつつ、メインスマホでスマートホーム環境を構築していく流れだ。
2台のスマホテザリングのSSIDとパスワードを同じに
2代目のスマホでテザリングしてスマートホーム環境を構築したら、2代目のスマホのテザリングをオフにして、1代目のスマホでテザリングする。
次に1代目のスマホテザリングのSSIDとパスワードを先ほどスマートホーム環境を構築した2代目とと同じものに設定することで、自動的にスマートホームデバイスがWiFiに接続されて、メインスマホでのスマートホーム環境構築が完了する。
そもそもテザリングしているスマホでスマートホーム機器を操作できるのかは不安だったけど問題なく接続できた。
スマホテザリングでスマートホームのデメリット
スマホのテザリング接続数は最大8
ところで俺がメインスマホとして使っているMate 20 Proのテザリング最大接続数は8。
この接続数はスマホにも依存するとは思うんだけど、スマホ最高ランクに位置するMate 20 Proで8だから恐らくほとんどのスマホで8が最大になる。
最強スマホMate 20 Proを3か月使った感想記事はこちら。
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足りないときはどれかを切り離す
上で書いたように我が家のスマートホームデバイス数は7つで、パソコンとプリンタを含めると最大9までWiFi接続デバイスが増える。つまり、最後に起動したデバイスは接続できない。これは盲点だった。
9つ目のデバイスをWiFiに接続するためには都度どれかを切り離す手間が発生する。
WiFiブリッジいらずのYeeLIGHTが曲者
俺が使っているスマートライトであるYeeLIGHTは有名なスマートライトであるhueと違ってそれ単独でWiFi接続できるのが強み。
hue単独はWiFiには対応していないから、hueをネットワークに接続するためのWiFiブリッジを間に噛ませる必要がある。このWiFiブリッジの値段が高いのもhueのデメリットだった。
ところがYeeLIGHTのメリットであるはずの単独でのWiFi接続はスマホテザリングでのスマートホーム環境構築ではデメリットになる。hueであればライトがいくつあってもWiFi接続数は1で済んだところ、YeeLIGHTはライトの数だけWiFi接続が必要になる。
我が家のYeeLIGHTは4つだからそれだけでWiFi接続数を4つも占有する。
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VODサービスのデータ通信量が重い
これはわかっていたことだけど、アマゾンプライムとかのVODサービスのデータ通信量はエグい。Fire TV Stickの再生解像度は常時2Kで、物によっては4Kにも対応する。2K解像度で一時間の動画を視聴するだけで使用するデータ通信量は約1ギガ。
1時間のドラマを10本見るだけで10ギガにもなる。データ通信量に制限があるスマホのテザリングでFire TV Stickを使うのはとっても怖い。
FUJI Wifiを導入して対策
これに対しては以前から注目していた格安大容量SIMのFUJI Wifiを導入することにした。FUJI Wifiは格安SIMのデメリット全てに反論の記事でも書いている通り異色の格安SIMで、純正のソフトバンク回線を使っているため速度は爆速。ラッシュ時でも2KのVOD再生を余裕でこなす。
しかも最低契約期間3か月のプランであればこんなに安い。
最低契約期間なしのプランでも十分安いから、ひとまず俺は最低契約期間なしで様子を見ている。
問題なさそうなら来月からおまとめの月200ギガプランに変更する予定。それで月額3,980円は圧倒的に安い。
FUJI Wifiの欠点はデータ通信プランしか用意されておらず、音声プランが無いことなんだけど、俺はDSDSスマホで音声SIMとFUJI Wifiの2枚挿しすることでその問題を解消している。DSDSで月額費用を抑える方法は下記記事を参照。
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【DSDS機能】キャリア×格安SIMでスマホ代月3700円の裏技
SIMフリースマホで当たり前になりつつあるDSDS(2番号)機能を活用すると便利だとは聞いているけど、どう便利なのか、そしてどれくらい月額料金を安くできるのかという疑問に応えたい。 DSDS(2番号) ...
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FUJI Wifi詳細は下記。
スマホのバッテリー消費は余裕
スマホテザリングでのスマートホーム環境を構築したことで家の中にいる時は常時スマホでのテザリングが必要になる。これによってスマホのバッテリー消費は確実に増えるんだけど、俺が使っているMate 20 Proはテザリングをオンの状態で12時間使っても消耗は30%ほどと余裕。
この辺りはMate 20 Proのハイスペックと省電力、大容量バッテリーの恩恵だと思うから、全てのスマホでこうはいかないけど、スマホテザリングでのスマートホーム環境構築は既に十分実用的なレベルだった。スマホの進化はすごい。
一人暮らしでもスマートホームは可能
引っ越しする可能性が高い一人暮らしでは2年契約を要する固定回線の導入ハードルは意外に高い。固定回線がないからWiFIルーターを導入できず、スマートホームを使いたいけど使えない人が少なくないんじゃないかと思う。
そんな人でも過去に使っていたスマホを一時的に引っ張り出してテザリングすることでスマートホーム環境を構築できる。迷っていた人はこの機会に挑戦してみてほしい。
HUAWEI Mate 20 Pro トワイライト