先週までMate 20 Proを片手にタイの首都バンコクへ旅行に行っていた。Mate 20 Proで撮影した写真はそのままMate 20 Proでチェック、編集してからパソコンに移行してブログにアップしたんだけど、その時に利用したUSBメモリを経由する方法が快適だったから紹介したい。
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最強スマホカメラMate 20 Proを片手にバンコクへ
2019年2月時点でスマホカメラ最強の座に位置するMate 20 Proで撮影したバンコク写真の作例はこちら。3つの異なる画角が最高に楽しいカメラだった。
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データ通信を使ってパソコンに写真を送る方法
スマホで撮影した写真をパソコンに送る方法として最も手軽なのはデータ通信を使う方法だ。
スマホ版LINEからパソコン版のLINEに送ったり、Gmailでパソコンに送る方法の他に、グーグルドライブ等のクラウドサービスを使う方法など、やり方はいくらでもある。
データ通信で写真を送る方法のデメリット
データ通信でパソコンに写真を送る方法は最も手軽なんだけど、データ通信量を引き換えにするのが痛い。毎月末に「制限解除」がトレンド入りする日本でのデータ通信は貴重だ。
更に海外旅行においてはデータ通信の価値は日本よりも遥かに高い。下手に海外でデータ通信を消耗したくない。
またデータ通信での写真転送は有線と比べて速度が遅いし、電波状況に依存しすぎるのもデメリット。
パソコンとスマホを有線接続する方法
次にパソコンとスマホを有線接続する極めて一般的な方法。有線で接続することから転送速度が最も早い。最近のパソコンはフルサイズのUSB端子がないものも少なくないんだけど、USB Type-C、Type-A(フルサイズ)、MicroUSBそれぞれの変換ケーブルを持っておけば接続で困ることもない。
パソコンとスマホを優先接続するデメリット
この方法はとにかく機動性に欠けるのが大きなデメリット。カフェとかホテルでパソコンを開いて作業するならともかく、電車での移動中とかタクシーの中でスマホとパソコンを優先接続するのは煩雑過ぎる。
また、USB Type-CとMicroUSBを直接変換するケーブルが知る限り存在しない。つまり、Type-C端子しか搭載しないウルトラブックと、MicroUSB端子のスマホを有線接続する際はUSB-C ⇔ Micro USBの変換アダプタが必要になる。
USBメモリを経由してパソコンに写真を送る方法
最後がUSBメモリを経由する方法。今回タイのバンコクで使った方法がこれなんだけど、思った以上に便利だった。まずUSB Type-Cオス ⇔ USB Type-Aメスのケーブルを用意する。
このケーブルはPS4パッドで荒野行動をプレイするために購入していて使っていなかったんだけど、思わぬところで役に立った。
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このケーブルをAndroidに接続して、USB Type-A側に極小USBメモリを接続する。
Androidスマホは外部ストレージを接続するとパソコンと同じように自動的に認識して使えるようになる。
これで有線接続のスピード感と、歩きながらでも作業できる機動力を併せ持つ。しかもデータ通信を一切消費しない安心感もある。
スマホからUSBメモリに写真転送する際に、あらかじめスマホで写真を編集して、日程や場所ごとにフォルダ分けしておくと、パソコンに転送後のお写真の整理も必要なく効率的だ。
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USBメモリはHDDより衝撃に強くSSDより安い
SSDの値段が落ちていることで需要が減っているUSBメモリだけど、意外にHDDとSSDの中間を埋める絶妙な立ち位置の製品だった。
HDD/SSDのメリットデメリット
HDDは安く大容量だけど衝撃に弱いから旅行にもっていくのは怖い。外付けSSDは安くなっているとは言え1万円を上回る。USBメモリはちょうどいい容量、値段で圧倒的にコンパクトなサイズが魅力だ。
64ギガや128ギガのサイズがあればスマホで撮影した画像だけでなく動画も十分に入る。
対応スマホが無くなりつつあるSDカード
スマホからのデータ移行といえば一昔前まではSDカードが主流だったんだけど、最近のスマホはSDカードスロットを廃止する方向に進んでいる。
スマホのストレージの大容量化
これはスマホストレージが大容量化した影響が大きい。最近のスマホは128ギガ以上の大容量ストレージを実装していることが多くそもそもストレージを拡張する必要性がない。
防水、高性能化
また、防水規格が一般的になったことでSIMスロットとの統合が進んでいて、気軽にSDカードを取り出せなくなった。
SIMスロット統合型のSDカードには専用のピンがないとアクセスできない。すぐに取り出せない上にストレージを拡張する必要もなければSDカードを挿入するメリットは乏しく、SDカードスロット統合 ⇒ 排除の流れが進んでいる。
SDスロットスペースの問題
また、スマホが高性能化するにあたって、限りあるスマホ本体のスペースを需要の低いSDカードスロットに割くよりも、少しでも多くのバッテリーを載せたいというのがメーカーの本音だろう。
まだまだ役に立つUSBメモリ
まさか2年前に購入した極小USBメモリがタイバンコクの旅行で活躍してくれるとは思わなかった。もう使い道がないかと思っていたけど、旅行という用途や、ノマドワーカーのように腰を据えての作業が難しい環境の人にとって、ポケットから取り出せてかさばらないUSBメモリの高い機動性はまだまだ役に立つ。