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GoPro9とGoPro8との違い【アクションカメラの完成形】

2020年10月22日

なんだかんだ俺は毎年GoProを買い続けている。GoProは毎回とにかく不満が多いんだけど、アクションカメラ業界は実質GoProの独占状態でGoPro以外に選択肢が無いのも事実。

ただ、今回のGoPro 9に関しては不満点はあるものの一応の完成形と言ってしまっていいレベルの出来で、今までアクションカメラの購入を検討していた人にもお勧めできる仕上がりなんだ。

ということでGoPro 9をGoPro 8と比較しながら、なぜGoPro 9はクソなのにアクションカメラの完成形なのかということを解説したい。

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この記事の目次(クリックでジャンプ)

GoProが最強のアクションカメラである理由

一応最近はGoPro以外のアクションカメラも発売されていて、なんとかGoProの独占の牙城を崩そうとしてはいるんだけどまだまだGoProの足元にも及ばないというのが正直な感想。

ガジェマガでは何度も解説しているんだけど、GoProがアクションカメラとして優れている理由は下記の3つに集約されるんだ。

  • 最強に広い画角
  • 最強の手振れ補正
  • 持ち運べるサイズ感

マジでGoProの良いところはこれだけ。むしろこれ以外は不満だらけ。

ただ、アクションカメラとして使う以上はその画角と安定性が命。例えフリーズしまくろうと、バッテリーの減りが早かろうと、タッチ感度が糞だろうと、夜景に弱かろうと関係ない。

感動がある映像を撮影できる。この一点だけがGoProがアクションカメラ市場を独占し続けられる理由なんだ。

つまりInsta360とかOSMO ACTIONが改善すべきは機能でもUIでもUXでもなく、画角と手振れ補正の2点のみ。他は正直どうでもいい。だからGoProは強い。

ポケットで持ち運べる

そしてGoProが強いのはその最強の画角、手振れ補正をポケットで持ち運べてしまうところなんだ。

実際俺はタイに行った時も普段の持ち物はGoProとスマホと財布だけで手ぶら。それでもVlogを十分に撮影できてしまう手軽さはGoProならではだった。

GoPro 9はアクションカメラの完成形

で、結局今回発売されたGoPro 9はどうなのって話なんだけど、アクションカメラとしては一応の完成形と言っていい出来映えになった。

もちろんまだまだ改善してほしい細かな点はあるんだけど、映像撮影面に限ればほぼ不満が無い。

ということで今からアクションカメラの購入を検討するならメルカリで安いGoPro 7でもGoPro 8でもなくGoPro 9一択で良いと思う。

GoPro 9は新品43,000円と価格が安い

というのもGoPro 9は新品価格が驚くほど安いんだ。なんとGoPro公式で購入すれば43,000円で新品が購入できてしまう。更に重要なアクセサリーとなるメディアモジュラーも6,500円と比較的安い。

これを安いと言ってしまっている感覚がすでに調教済みという感じではあるけど、今までは5万円越えが当たり前だったGoProが43,000円で買えるのは驚くほど良心的。

購入方法は超簡単でGoProの一年サブスクリプションとのセット版を選ぶだけ。サブスクリプション一年との込々価格で43,000円だから、この段階で既にAmazonよりも安い。

更にサブスクリプションに加入した状態ならメディアモジュラーが6,650円で購入できる。

 

両方購入しても5万円以内で済む。これでアクションカメラとして最強の布陣を組める。サブスクリプションは一年以内に解約すれば追加のお金はかからないという寸法。

GoPro公式

GoPro 9とGoPro 8の違い

さてGoProはほとんど変更点が無かったGoPro 8に対して改善点が多い。

具体的には下記。

  • フロントディスプレイを搭載
  • バッテリー持ちが大幅に改善
  • フリーズ回数が更に減少
  • 画質・手振れ補正が微妙に改善
  • その他

フロントディスプレイを搭載

最もわかりやすい変更点として、GoPro 9はついにフロントディスプレイを搭載した。これによって実際にどんな感じで撮影できているのかを確認しながらの自撮りが可能になった。

一応今までもスマホと連携することで撮影状況の確認はできたんだけど、いちいちスマホと連携するのは手間だし、タイムラグもあった。フロントディスプレイ搭載によってGoPro単体で撮影状況を確認できるようになったのが嬉しい。

とはいえ俺は自撮りはしないから恩恵は少な目。

バッテリー持ちが大幅に改善

GoPro 9とGoPro 8のバッテリーの大きさを比較したのが下記なんだけど、

単純にバッテリーがでかい。これによってGoPro 9はバッテリー持ちが大幅に改善した。

その分GoPro 9は本体サイズも一回り大きくなったし

メディアモジュラーを付けた状態の重量も165グラムから

205グラムと40グラムも増加した。

バッテリーと重量はどうしてもトレードオフになってしまうからこの辺りのバランスは難しいんだけど、個人的には205グラムならギリギリ許容範囲内。

相変わらずジーパンのポケットに入れられる大きさを保ってくれているから普段は手ぶらで散策できるのが嬉しい。

ただ、ヘルメットに着けてモトブログを撮影する際の首への負担がどれくらい増えるのかは心配ではある。

単純に手にもって撮影するだけならバッテリーが持つ現状の方がありがたい。

フリーズ回数が更に減少

GoProがフリーズするのはGoProを使う人の間では共通認識で、そのたびに本体からバッテリーを一度抜いて強制的に電源を切るのはもはやルーチンワークなんだ。

ただ、GoPro 7で頻発していたこのフリーズ回数はGoPro 8で改善されて、GoPro 9でも更に改善されたらしく、今のところ俺が遭遇したのは丸一日使ってたったの1回だった。

いやフリーズしてんじゃんって思うかもしれないけど調教済みの俺からしたら、一日たった1回なら許容範囲と思ってしまう。

あと不幸中の幸いなのはGoProがフリーズする時は明確にフリーズすることで、フリーズに気づかずに映像を撮影できていなかったということは起こらない。フリーズはするけどしっかり伝えるというギリギリのところで信用を保ってる感じだった。

画質・手振れ補正が微妙に改善

俺はまだ検証してないんだけど、GoPro 9は新型のセンサーを搭載しているらしく、画質と手振れ補正が微妙に改善している、らしい。

特にダイナミックレンジは明らかに改善しているらしく、今までより白飛び、黒潰れが少ないんだとか。それでもやっぱり夜景には弱い。この辺りは相変わらずという感じ。

あと手振れ補正も改善しているらしいけど、GoPro 8でも十分最強だったからGoPro 9での変化は感じない。

その他の改善点

大きな改善点は上で解説した四つなんだけど、その他にも一応メディアモジュラーの端子部分にカバーがつくようになったり

録音音量を画面下緑のバーで表示してくれるようになったりはしている。

ただ、録音音量が表示されたところで録音レベルの調整はできないから無意味。この機能を付けた理由は不明。

GoPro 9で改善されなかったこと

改善されたこともあれば改善されていないこともある。ということでここからはGoPro 9になってもいまだに改善されていない点を解説する。購入前に知っておけば絶望しなくて済む。具体的には下記。

  • 背面のタッチ感度が超絶クソ
  • USB3.0でのデータ転送が不可
  • 起動時間は改悪

背面のタッチ感度が超絶クソ

GoPro 9はタッチパネル搭載のスマホがこれだけ普及している世の中なのにタッチ感度が超絶クソ。マジでGoProを使っていると2010年までタイムスリップした感覚に陥る。

で、GoPro 9に関してはなんならタッチ感度が8よりも改悪されているようにすら感じる。本当にゴミでストレスの塊。

それでも撮影できる映像の品質はピカイチだからクソタッチに耐えて使わざるを得ない。悔しい。

USB3.0でのデータ転送が不可

GoProシリーズはmicroSDに動画データを保管するんだけど、microSDを取り出さなくても本体にType-Cケーブルを繋げばデータの転送が可能。

但しUSB2.0規格に限るという超絶謎仕様。そもそもこのご時世にUSB2.0規格を探す方が難しいんだけど、GoProはUSB2.0じゃないとパソコンにデータを転送できない。

とはいえUSB2.0で接続したところで動画データを転送するには速度が遅すぎるから使い物にならない。結局毎回撮影した動画データをパソコンに転送するためにメディアモジュラーを外してmicroSDを取り出す必要があって頭悪すぎて死にそう。

なんでこんなクソ仕様のデバイスが業界のトップに君臨しているのかわからない。いやわかる。画質が神だから。マジでなんとかしてほしいけど一向に改善されない。けど他に選択肢がない。悔しい。

起動時間は改悪

あとその他細かい未改善点としては、電源オフから撮影ボタンを押してクイックキャプチャーで撮影を開始するまでの時間がGoPro 8が3.86秒なのに対してGoPro 9は4.47秒と1秒改悪されてる。

まぁGoPro 7の約10秒と比べると大幅改善だから別に良いんだけど、シリーズを重ねたのに改悪されてるのは謎。シャッターチャンスを逃さないために早め早めの撮影開始を心掛けたい。

GoPro 9は最高のアクションカメラ

GoProは2020年のデバイスとは思えないくらいの細部に神が宿ってないデバイスで、タッチ感度がクソだったりUSB3.0に対応していなかったりが意味不明すぎるけど、なんだかんだ使い続けるとそのクソさにも慣れてしまう。どうせ今回もクソなんでしょ?ほらやっぱり。程度の感覚。

それ以上に画質、バッテリー持ち、フリーズ頻度が改善したことに対する満足感の方が上回っていて、これは使いやすくなったなぁと思ってしまう感情が上回っているのが悲しい。

動画撮影に関する不満はほぼない

実際動画撮影時はシャッターボタンを押すだけだから、タッチ感度とデータ転送のクソさを感じるシチュエーションが無い。このあたりGoProは力を入れるべき部分と抜くべき部分をわきまえているんだと思う。

その意味で今回のGoProは撮影に関しての不満はほぼなくて完成度はピカイチ。綺麗な映像で思い出を残したいならこれ以上の選択肢はないと心からおすすめできるアクションカメラに仕上がってしまった。

ということで不満点をすべて理解したうえで是非ともGoPro 9を選んでほしい。悔しいけど今のところこれ以上の選択肢はない。ライバルの改善に期待したい。

GoProで撮影した日本半周のダイジェスト

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