先日AirPods Proを購入してレビュー記事を書いたんだけど、やっぱりどう考えてもイヤホンに3万円は高すぎる。
丁度タイミングよくAirPods Proの右側が壊れたこともあって修理するかクーリングオフするか悩んだんだけど、いいタイミングでAnkerの新イヤホンSoudcore Life P2が発売されたから乗り換えることにした。
ということでAnkerが新しく発売したSoundcore Life P2をレビューする。
ノイズキャンセリングが素晴らしすぎるAirPods Proのレビュー記事は下記(返品済み)
-
【AirPods Proレビュー】3万は高い。Android可
イヤホンに3万円なんて絶対正気の沙汰じゃない。そもそも俺は音楽にほとんど興味が無いし、作業中にアマゾンミュージックの適当なプレイリストを流す程度なのに、AirPods Proを試着した時のあまりのノイ ...
続きを見る
Anker製品は安心の18か月保証
Ankerといえばモバイルバッテリーに始まり今ではスピーカーとかイヤホンとかロボット掃除機とか様々な高品質製品をお手軽価格で販売して絶大な支持を得ているメーカーだ。
強みは18か月の製品保証が付いていることで、Ankerの製品に対する自信が伺える。
俺も今までたくさんのAnker製品を購入してきたんだけど、壊れたのは60W充電器だけで、
-
【Anker PowerPort Speed 1 PD 60レビュー】ノートパソコンに丁度良い60W小型充電器
ノートパソコンの専用充電器はとにかく大きくて重いものが多い。せっかく薄型ノートパソコンを購入したのに充填機が嵩張るようでは本末転倒。薄型ノートパソコンを持ち運ぶのであれば充電器もコンパクトな方がいい。 ...
続きを見る
それ以外は今も現役で使えている。Anker最高。
Ankerの完全独立型イヤホンは3個目
実は俺が購入したAnker製の完全独立型イヤホンはSoundcore Life P2で3個目になる。
一つ目がSoundcore Liberty Airで、2つ目がSoundcore Liberty Neo、3つ目が今回紹介するSouncore Life P2だ。
ちなみに一つ目のSoundcore Liberty Airはケースごと無くした。悲しい。
Soundcore Liberty Airのレビュー記事は下記(現在は第2世代)
-
【打倒AirPods!】Soundcore Liberty Airレビュー
Ankerが展開するスピーカーブランドであるSoundcoreからとんでもない完全ワイヤレスイヤホンが発売された。その名もLiberty Airだ。 今回は発売したてのLibarty Airを早速購入 ...
続きを見る
Soundcore Life P2はaptXコーデックに対応
Soundcore Life P2の目玉はなんと言っても5,000円という激安価格でaptXコーデックに対応していることなんだ。
スマホとBluetoothイヤホンのデータ転送には3種類の圧縮規格がある。
圧縮規格(コーデック) | 音質 | タイムラグ |
SBC | 低い | ある |
AAC | 並 | ない |
aptX | 高い | ない |
中でもaptXは最新のBluetooth圧縮規格で、音質が良くタイムラグも無いのが魅力。
Bluetoothイヤホンでの動画視聴にありがちなセリフと口の動きがずれる現象が起こらない。
Soudcore Life P2はaptXコーデックに対応した完全独立型イヤホンとしては最安クラスの価格になる。
Soundcore Life P2のスペック
Soundcore Life P2のスペックは下記。
イヤホン本体の使用時間 | 最大7時間 |
ケース込みでの使用時間 | 合計40時間 |
Bluetooth規格 | 5.0 |
防水 | IPX7 |
Soundcore Life P2は完全独立型イヤホンとしては最大級となる単独7時間の連続再生に対応。驚くほど長い。
さらにケースに収納しての充電を繰り返すことで合計40時間も使えてしまう。
しかもIPX7の完全防水にまで対応。水深1mに30分浸かっていても壊れない。これ本当に5,000円でいいの?
Soundcore Life P2はノイズキャンセリング通話に対応
Soundcore Life P2は通話時のノイズキャンセリング用と通話用で合計2つのマイクを搭載したことでSoundcore Life P2を装着したままクリアな音質で通話できる。
実際に俺のメインスマホからサブスマホにSoundcore Life P2を装着したまま電話してみたんだけど、見事にテレビの雑音を消し去りながらクリアに自分の声だけを拾ってくれた。
今までは電話の度に完全独立型イヤホンを外していたんだけど、Soundcore Life P2なら装着したままクリアな音質で通話できる。
2万円のAirPodsとか3万円のAirPods Proで通話している人はよく見かけるけど、Soundcore Life P2は5,000円なのに実用的に通話ができてしまう。
もちろんLINE電話にも対応している。これ本当に5,000円でいいの?
Soundcore Life P2はType-C充電
更に嬉しいのがSoundcore P2はType-Cでの充電端子に置き換わっていることなんだ。
そもそもケース込みで40時間も使えるから充電の機会も少ないんだけど、多くの機器がType-C端子に置き換わっているなか、更にMicroUSB規格が減ることで持ち運ぶケーブルを統一しやすくなった。
俺は次の日本半周ではもうMicroUSBを持ち運ばなくてもよくなった。前回の日本半周ダイジェストはこちら。
充電規格がType-Cということは当然付属のケーブルもType-Cになる。
まだ家にそれほどType-Cケーブルがないという人もType-Cケーブルを補充できるありがたい仕様だ。
Soundcore Life P2のコンパクトなサイズ感
Soundcore Life P2はAirPodsを踏襲する黒うどんデザインで、シンプルスタイリッシュ。
全体がマット加工なのもいい感じではあるんだけど、背面の操作ボタンはちょっとダサい。普通にタッチセンサーにしてほしかった。
新しく発売されたAirPods Proと比較すると
Soundcore Life P2の方が少しだけ大きいんだけど
重量はどちらも同じ6グラム。
装着感も大差ない。
装着した見た目は外観が黒色のSoundcore Life P2の方が好み。
Soundcore Life P2の操作方法
Soundcore Life P2は本体背面に操作ボタンが付いている。
操作方法は下記。
音楽再生時 | 次の曲 | 右を2回クリック |
前の曲 | 左を2回クリック | |
再生/停止 | 左右どちらかを1回クリック | |
通話時 | 保留 | 左右どちらかを1秒長押し |
通話開始/終話 | 左右どちらかを1回クリック | |
アシスタント起動 | 左右どちらかを1秒長押し |
Soundcore Life P2は音量の上下以外の基本的な操作をイヤホンでできる。
グーグルアシスタントの起動にも対応しているのが嬉しい。
Soundcore Life P2の欠点
Soundcore Life P2は5,000円とは思えない充実した機能とスペックなんだけど、そんなSoundcore Life P2にも欠点はある。
本体のLEDがうざい
Soundcore Life P2の本体のうどんの先にはLEDライトが内蔵されているんだけど、ペアリングが完了しても音楽が流れていないとLEDが謎の点滅を繰り返す。
マジで目的不明。「あれ、今音楽流れてるかな?」ってわざわざ耳から取り外してLEDを確認する馬鹿はいない。
音楽が流れている間は点滅しないから実用上問題は無いけど、せめてペアリングが終わったら点滅も終わってほしい。
ケースがでかい
本体サイズは6グラムと小さいのにケースは謎に61グラムもあってちょっとデカい。
このケースは重量だけじゃなくサイズ感もそこそこデカい。厚みがスマホ3台分ぐらいあってポケットに入れるとちょっと邪魔。
ちなみにAirPods Proのケースは軽いだけでなく薄型でポケットに入れても違和感が無い。
Soundcore Life P2は40時間も連続再生できなくて良いからもう少しケースを小型化してほしかった。
無線充電に対応していない
この辺りは俺の好みでしかないけど無線充電にも対応してくれたら最高だった。とはいえType-Cには対応してるからまだ許せる。
AirPods Pro買うならSoundcore Life P2で良い
色々と良いところと悪いところを紹介してきたから改めてまとめると下記。
Soundcore Life P2の良いところ
- 安い。安すぎる。
- aptX対応で遅延がない
- バッテリー持ちが良すぎる
- 通話音質がクリアで実用的
- 水に強い
Soundcore Life P2の悪いところ
- 背面ボタンがダサい
- 謎のLEDがダサい
- ケースがでかい
悪い所はそれほど気になるところでもないし、音質も良ければ音切れも無いし通話だって実用的。
無線充電とノイズキャンセリングに対応してくれたら完璧だけど、5,000円でそれは求めすぎ。
あと25,000円上乗せすればノイズキャンセリング搭載のAirPods Proを購入できるけど、俺はノイズキャンセリングのために25,000円も払う価値は無いと思う。
ということで冒頭にも書いた通りAirPods Proを返品してSoundcore Life P2に乗り換えた。
これで5,000円でいいの?というのが正直な感想。Soundcore Life P2は値段の割に完成度が高すぎる完全独立型イヤホンだった。
-
【SOUNDPEATS Truengine SEレビュー】通話しない人の最適解
お前今月何個完全独立型イヤホンのレビューすんだって話だけど、これが最後。 前回SOUNDPEATS Truengine2を提供してもらってレビューしたんだけど、そのSOUNDPEATSから再度のレビュ ...
続きを見る
-
【AirPods Proレビュー】3万は高い。Android可
イヤホンに3万円なんて絶対正気の沙汰じゃない。そもそも俺は音楽にほとんど興味が無いし、作業中にアマゾンミュージックの適当なプレイリストを流す程度なのに、AirPods Proを試着した時のあまりのノイ ...
続きを見る
-
【SOUNDPEATS Truengine2レビュー】音質特化で安いTWイヤホン
完全独立型イヤホンSOUNDPEATS Truengine2を提供してもらったからレビューする。 SOUNDPEATSはアマゾンでも昔からよく見る高品質中華メーカーで、他のゴミ中華と違って品質にも拘っ ...
続きを見る
-
【CARD20レビュー】AirPodsの半分。薄くて軽すぎるTWイヤホン
ガジェマガでは既に多数の完全独立型イヤホンをレビューしているんだけど、正直完全独立型イヤホンはどれも似通ったものばかり。 俺も割とマンネリ化しているからもうしばらくやることは無いと思っていたんだけど、 ...
続きを見る
TWSはウェアラブルの最適解
アップルウォッチではなくTWSイヤホンこそがウェアラブルデバイスとして最強である理由を解説しています。
-
TWSこそが最強のウェアラブルデバイスである理由【独立型イヤホン
ウェアラブルデバイスは人類の夢で、俺も過去にアップルウォッチを購入して落胆した過去があるんだけど、ある日俺気付いた、TWS(完全独立型イヤホン)こそがウェアラブルデバイスの最適解だと(倒置法) 起きて ...
続きを見る
【動画で比較】最強コスパTWイヤホン2機種
おすすめのTWイヤホン2機種を動画で比較レビューしました。