SIMフリースマホを買いたいけど、おサイフ機能が無いのがネックで移行できない人に朗報です。
SIMフリースマホでおサイフ機能を使う、そんな夢が叶った。だからその叶え方をみんなに教えたい。
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SIMフリー端末にないおサイフ機能
おサイフケータイ機能ってみんな使ってるだろうか。スマホでチャージしてスマホで購入できてしまうおサイフ機能は、ほぼすべてのコンビニで使えて、一度覚えてしまうとあまりの便利さに手放せない機能だ。
特に嬉しいのが小銭を持たなくて良くなることと、おサイフを持たなくなることで、この機能に慣れてしまうと、次のスマホを選ぶときもおサイフ機能の有無が気になるようになる。
SIMフリースマホにおサイフは無い
ところで今の俺のメイン機はおサイフ機能のないMate9なんだけど、これを購入するにあたって、今までのおサイフ機能での買い物をクレジットカードに置き換えることになった。
クレジットカードの決済も一瞬だし、コンビニ全店舗で使えるし、別段不便は感じていないんだけど、強いて言うならおサイフを持ち歩かないといけないのがめんどくさい。
EdyカードでのNFC連携
俺はクレジットカードは楽天カードを使っているんだけど、このカードにはおサイフ規格の一つである「楽天Edy」がついてる。もちろんクレジットカードはそれ単体ではネットワークにつながらないから、おサイフケータイと違って、コンビニとかでチャージしないといけない。
だから今まで全然使ってなかったんだけど、このクレジットカードがNFC機能でスマホと連携できることに気づいた。
おサイフとNFC
スマホに搭載されているNFC機能は日本で生活してると本当に使い所がないんだけど、実は世界統一規格だからSIMフリースマホもほとんどが対応している。
これに対しておサイフ機能はNFCが派生した日本独自規格だから、ほぼすべてのキャリアスマホに搭載されているのに対して、多くのSIMフリースマホとiPhoneに搭載されていなくて、それが機種変更へのネックになってた。
iPhoneも7からsuicaにのみ対応しているんだけど、EdyとかQuickPay、nanacoには対応してない。
NFCで楽天Edyのチャージができる
NFC機能を使えば様々なICカード情報の読み取りができる。楽天Edyに関してはチャージ済み金額の読み取りだけでなく、楽天Edyへのチャージまで出来てしまう。これはすごい。
つまりスマホから楽天Edyカードにお金をチャージすることができる。これはもうネットワークにつながっているも同義で、おサイフ携帯の便利さがそのまま蘇る。
Edyの還元率は2分の1
とはいえEdyにチャージして貯まる楽天ポイントは0.5ポイントと、ポイント還元率が通常より下がる。コンビニでは楽天カードで買い物したほうが還元率が1%でお得だ。
楽天カードを利用して溜まった楽天ポイントはEdyに交換できるから、普段は楽天カードで買い物をして、溜まった楽天ポイントをクレジットカードの楽天Edyか、楽天Edyカードの楽天Edyにチャージする使い方がおすすめだ。
NFCで楽天Edyをチャージする方法
さてそれではNFC搭載スマホでの楽天Edyのチャージ方法を解説する。
まず楽天Edyアプリをストアでダウンロード、インストールしよう。
起動して始めの説明をスライドしきると使ってみるボタンがでてくるので、Edyカードを登録する。手元にEdy付クレジットカードまたはEdyカードを用意したい。
NFCをオフにしている人はこんな感じのエラーメッセージがでる。焦ったぜ~。
落ち着いてNFCをオンにすれば解決する。
こんな感じでかざしてカードを登録する。簡単だね。
カードが登録されたら次に楽天ポイントをチャージするために、左下のポイントチャージを選択する。チャージボタンを押せば普通にクレジットカードからのチャージもできるぞ。クレジットカードで払ったほうがポイント還元率は高いからおすすめしないぞ。
楽天ポイントからチャージするために楽天アカウントでログインする。
ログインしたらポイント残高が出てくるのでチャージ金額を選択する。普通に全額チャージした。
このチャージボタンを押してからもう一度登録したクレジットカードをかざすことでチャージが完了する。
チャージ完了。
残高の確認もこのアプリからできる。なんて便利なんだ。
SIMフリー端末でおサイフケータイ
この方法を使うことでSIMフリー端末でもおサイフ機能を搭載しているかのようにEdyをコントロールできる。おサイフを持ち歩かないといけないことに変わりはないので、そこでの利便性は劣るけど、許容範囲内だ。
意外と少ない使い所
とは言えEdyが使える店舗ではクレジットカードも使えることがほとんどなから活躍の場は少ない。せいぜい溜まった楽天ポイントの消費に使うくらいしか思いつかない。
少し前まではマクドナルドがEdyにしか対応していなかったからまだ活躍してたんだけど、今では全店舗でクレジットカードでの支払いに対応してしまってEdyの出番は更に少なくなった。
Edyカードがない人は
Edyカード単体での申し込みもできるけど、どうせ年会費無料だから万が一に備えてEdy付きの楽天カードを申し込んでおくのがおすすめだ。カードが増えるより一枚にまとめたほうがスマートだ。
楽天カードの詳細は下記記事を参照。
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【楽天プレミアムカードとは?】損益分岐点、楽天カードとの比較とメリット
2021年1月15日追記 2021年1月14日に楽天市場で楽天ゴールドカードを使用した際のポイント還元率が改悪されることが発表されました。変更は下記。 2021年3月31日まで ポイント還元率+4% ...
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マルチ残高リーダ
番外編として、NFC機能の他のカードとの連携も紹介したい。NFCはICカードとの連携ができるんだけどこれはEdyにかぎらず、あらゆるカードの情報を読み取れる。メジャーな交通系電子マネーとか、nanaco、waonなどの残額確認にだって使えるぞ。自分で残高を確認できれば改札に止められるような間抜けな姿を晒すこともない。スマートな文明人を目指したい。
やりかたは簡単で、マルチ残高リーダというアプリをダウンロード、インストールすることで
いつでもICカードをかざせば残額を表示してくれるようになる。アプリの起動も必要もないので意外に便利だ。
IC運転免許証リーダー
実は運転免許証もICカードになっているのをご存知だろうか。運転免許証の更新をした際に4ケタのパスワードを2つ設定させられたことをうっすら覚えていると思う。これは運転免許証記載の情報がデータとして入力されていて、これもNFCで読み込むことができる。運転免許証に本籍地が記載されなくなって久しいけど、ICカード情報には本籍地もしっかり記録されているので、本籍地を確認したいときに使ってほしい。っていうかこのデータ化は他にどんなタイミングで使われることを想定しているんだろう…
やりかたは簡単で、IC運転免許証リーダーをダウンロード、インストールして、
免許センターで入力させられた暗証番号を入力した後に、免許証をかざしてデータを読み取る。
すると自分の免許証情報が表示される。写真までデータ化されていたりする。こわい。
※2022年5月22日追記:写真はトーマスではありません
身近に潜むICカード
意識しないだけで実は日常にICカードはたくさん潜んでいて、スマホのNFCと連携できるというのは全然知られていない。というか俺が全くしらなかった。ここで紹介したカード以外にも学生証や社員証も読み取れたり、チャージ金額の確認ができたりするらしい。せっかく機能としてついてるんだから是非活用して日常生活をより便利に過ごしてほしい。