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【Mate 30 Pro】時代に翻弄された不遇の名作が技適を取得

2020年2月27日

Mate 30 Proが技適を取得したことで発売されるのか発売されないかのなかやまきんに君状態で話題になっている。

かくいう俺もMate30Proには死ぬほど期待していた口で、未だにMate 20 Proをメインスマホとして使い続けて乗り換え先を見つけられずにいる。

ということで今回は日本で発売される可能性が出てきたMate 30 Proを取り巻く状況と、そのスペックを改めて分析して万が一の発売に備えたい。

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この記事の目次(クリックでジャンプ)

Mate 30 Proは米中貿易戦争の被害者

実はMate 30 Proは最近発売されたスマホではない。既に発売から約半年が経過しているスマホで、スペックとしても目新しいものはないのにこれだけ期待されるのはHuaweiのカメラを含めたユーザー体験が多くの熱狂的なファンを惹きつけて離さないからなんだ。

俺もMate9でHuaweiに心を奪われた一人で、そこからP20、Mate 20 ProとHuawei製のスマホをメインスマホとして乗り換え続けている。

アメリカがHuaweiのスパイ疑惑を指摘

本来であればMate 20 Proと同じようにMate 30 Proもすんなりと日本で発売されるはずだったんだけど、それが実現していない背景には米中貿易戦争がある。アメリカがHuaweiスパイ疑惑を指摘したのは記憶に新しい。これに伴ってGoogleがHuawei製のスマホを締め出したことで、世界中でHuawei製新作スマホの販売が頓挫してしまった。

俺はHuaweiは白でも黒でもないと思っていて、その考察は別記事にまとめているから興味がある人は読んでほしい。

Googleがサポート中止を宣言した今こそHuaweiスマホが買いな理由

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ともかく、そんなこんなでHuaweiスパイ疑惑に関しては明確な証拠も無く未だに締め出しが続いている状況で、グーグルのサービスが提供されない以上Mate30Proを発売してもどうせ売れないから、中国以外で発売されていないという状況が続いている。

Mate 30 Proが技適を取得

Mate 30 Proが日本で発売されない悲しみの声は各所で散見されるんだけど、そんな中なんと今年の1月27日にMate 30 Proが技適を取得してしまった。

技適は日本で合法的にスマホを発売するために必要な認証で、日本以外の国ではなんの役にも立たない。つまりMate30Proが日本で発売される可能性が以前より増したのは間違いない。ただ、ファーウェイほどの大企業にとって技適の取得作業は鼻クソみたいなものだから、これにどれほどの意味があるのかは不明。

Mate 30 Proはグーグルが使えない

ただ、もしMate 30 Proが発売されるとしてもグーグルのサービスはほぼ100%使えない。なぜなら未だにアメリカはHuawei排除の方針を固辞していて、グーグルもその方針に従っているから。

もちろんFire HD 10タブレットみたいに裏技でグーグルのサービスを導入することはできるんだけど、アメリカが手綱を締めることでその裏技がいつ潰されるかもわからない。

グーグルのサービスが使えないということは具体的にはYoutube、Chrome、グーグルマップ、Gmailなど、生活に欠かせないアプリが使えないことになる。

Mate30Proは日本で発売しても売れない

Mate 30 Proを日本で発売したとしてもグーグルが使えないスマホを敢えて購入したいと思う人がいるはずも無く、熱狂的なファンは日本発売を待たずに入手しているであろうことを考えると、Mate 30 Proを発売してもほぼ全く売れない状況になるのは目に見えてる。

ということでHuaweiとしてもMate 30 Proを発売したところで赤字になる。とはいえこのまま新作スマホを発売せずに日本でのサービス提供を維持し続けても赤字という苦しい状況だから、まだHuaweiが生きてるというアピールをする意味で発売の可能性はある気がしている。

Mate 30 Proの特長

Mate30Proを取り巻く状況は明るくないんだけど、ここからは万が一Mate 30 Proが発売される時のためにその特徴をおさらいしておく。

Mate 30 Proの特長は下記。

  • 超高性能CPU
  • 超高画質カメラ
  • 6.53インチ有機ELパネル
  • 画面内指紋認証
  • 赤外線顔認証
  • DSDS

スマホの進化は既に頭打ちした感があって、Mate 30 Proのスペックも非の打ちようが無いレベルだけど、そんな中各社が未だにしのぎを削っているのがカメラなんだ。

Mate 30 Proはそのカメラ分野で圧倒的な画質を誇る上に、カメラ構成に無駄が無い。Mate30Proはとにかくカメラに拘りたい人にとって替えの効かない選択肢になる。

Mate 30 Proのスペック

Mate 30 Proのスペックは下記。

ディスプレイ 6.53(有機EL)
解像度 2340×1080
CPU Kirin990
メモリ 8
ストレージ 256
バッテリー 4500
セキュリティ 指紋/顔
おサイフ ×
防水 IP68
DSDS
重量 198
サイズ 73.1 x 158.1 x 8.8

Mate 30 ProはKirin990/8ギガメモリ

Mate 30 ProはHuawei製の最新CPUであるKirin990と8ギガメモリを搭載している。

同社のCPUはKirin980で完成した感があるんだけど、Kirin990はそれを更に高性能化、省電力化している。

Antutuスコア450000点

Mate 30 ProのAntutuスコアは約450000点。最新のSnapdragonシリーズと比較すると見劣りするけど、個人的にはAntutuが350000点もあれば通常利用ではほぼ差を感じないと思っているから、重いゲームをプレイしない限りは必要十分。

ガジェマガの過去の計測結果と比較すると下記。

  • iPhone11 508410(Apple A13)
  • ROG Phone 2 487983(Snapdragon855+)
  • Mate 30 Pro 450000(Kirin990)
  • Mi 9 431470(Snapdragon855)
  • Mate 20 Pro 355915(Kirin980)
  • Mi Note 10 254844(Snapdragon730G)
  • Mi 9T 254457(Snapdragon730)
  • OPPO Reno A 192793(Snapdragon710)

Snapdragon855を超えてるなら十分か。

4500mAhバッテリ―/198グラム

Mate30Proは4500mAhもの大容量バッテリーを搭載している。KirinシリーズはSnapdragonシリーズほど省電力性に優れてはいないんだけど、それでも4200mAhバッテリーのMate 20 Proでの実使用時間は14時間ほどと十分。

Mate 30 ProはKirin990になることで更に省電力性が高く、バッテリー容量も大きくなっていることから、14時間以上のバッテリー持ちが期待できる。通常利用なら二日は余裕で持つ計算になる。

これにともなって本体重量も198グラムと超ド級。あらゆるスマホと比較しても上位に入る重さだけど、6.5インチディスプレイのスマホが軽いわけはないから不可抗力。

DSDS/ツインアプリ/プライベートスペース

この辺りはHuaweiのEMUIの機能でもあるからMate 30 Proに限った話ではないんだけど、Mate 30 Proも下記の機能に対応している。

  • DSDS
  • ツインアプリ
  • プライベートスペース

DSDSに対応することでSIMカードを2枚使った2番号での運用が可能。

ツインアプリ機能によってLINEとかFacebookアカウントを複製して複数アカウントを利用可能。

プライベートスペース機能によって指紋でのアカウントを切り替えが利用が可能。

この3つの機能は使わない人は全く使わない機能だけど、対応しているに越したことは無い。

Mate30Proの圧倒的なカメラ

ガジェマガでは過去に多数のスマホのカメラ画質をレビューしてきたんだけど、俺が未だにMate 20 Proをメインスマホとして使い続けているのは発売から1年経ってもカメラ画質で負けなしだからなんだ。

Mate 30 Proは唯一Mate 20 Proに勝てる選択肢として期待していただけにかなり残念だった。

Mate 30 Proのカメラ構成は下記。

  • 1/1.7メインカメラ
  • 1/154.広角カメラ
  • 3倍望遠カメラ

1/1.7センサーメインレンズ

Mate 30 Proはメインカメラにこれまで通りの1/1.7サイズの大型センサーを搭載した。Mate 20 Proでも1/1.7で、お陰で夜景に強かったんだけど、Mate 30 ProはRGGBからRYYBのセンサーを搭載することでより効率的に光を取り込む仕組みだ。これによってMate 30 ProはMate 20 Pro以上に夜景に強い最強のカメラを実現している。

今でこそXaomiのMi Note 10が1/1.33センサーを搭載してセンサーサイズでは上回ったけど、

残念ながらMi Note 10はソフトウェアがイマイチでMate 20 Proのカメラを下回った。

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Mate30Proに関してはMate 20 ProレベルのソフトウェアとMate 20 Pro以上のセンサーを搭載していて鬼に金棒状態なんだ。

1/1.54センサー広角レンズ

次に注目してほしいのは広角レンズで、なんとスマホ史上初の1/1.54センサーの広角レンズを採用している。

広角レンズを搭載しているスマホは数あれど、そのセンサーサイズは1/2.33ばかりで、画角が広くて使いやすい反面イマイチな画質が足を引っ張っていたんだけど、Mate 30 Proはその問題を解決した。

多くの人が最も活用するメインレンズには1/1.7RYYBセンサーを、そして多くの人が2番目によく使う広角レンズにも1/1.54サイズのRGGBセンサーを搭載することで、標準、広角双方での夜景に強い高画質カメラを実現している。

3倍望遠レンズ

対して、3倍望遠レンズには全然力を入れていない。3倍望遠レンズはMate 20 Proでも搭載されているんだけど、個人的に望遠レンズはかなり使いにくいから、ここに力を入れるくらいなら標準レンズと広角レンズの画質を担保するというMate 30 Proの選択は賞賛したい。

7680fps動画撮影可能

Mate30Proは驚異の7680fpsの動画撮影に対応している。倍率にして128倍。こんなもん誰が使うんだよ以外のコメントは無いんだけど、使わないとしても使えるに越したことは無い。技術アピール。

Mate 30 Proはカメラスマホの決定版

Mate 30 Proは今でこそスペックではトップではない物の、トップクラスであることに間違いは無いし、カメラ画質に関しては恐らく今のスマホ業界のトップに君臨していると考えて良い。

特に標準レンズと広角レンズに大型センサーを採用した判断は素晴らしいし、それ以上に要となるソフトウェアが優秀だから、一切の調整が必要なくカメラ起動して撮影するだけでそれなりに見える写真が撮れるのが魅力。

その他にも細かいUI、UXが優れていて、スペック以上の価値があるスマホに仕上がっている。はず。

Mate30Proの購入ハードルは高い

それなのにグーグルのサービスが使えない。残念ながらこの事実は恐らく覆らない。ということでMate 30 Proの購入はHuawei愛が試される。

あんなに恋焦がれたスマホが発売されるかもしれないのに両手離しで喜べない。もし発売されたら俺なら買うのか、その答えは俺にもわからないけど、グーグルを導入する裏技が塞がれる可能性があるとしても、日本で正式にHuawei安心保障に対応してくれるのであれば購入してもいいかもしれないとは思ってる。

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