ここ10年のスマホ業界はすさまじい成長とともに選択肢も増え続けていて通信費を安く抑える方法が多様化している。
今回は全盛期に23回線を駆使して売却したスマホで利益を上げていた元携帯乞食の俺が、2019年10月末時点ではワイモバイルとOCNモバイルを交互に乗り換えるのが最強の選択肢だと思う理由を力説する。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
現在ワイモバイル3回線利用中
まず俺の現在の回線状況を紹介したい。俺の現在の回線状況は下記。
- ワイモバイルSプラン2年目 2,180円/月
- ワイモバイルSプラン2年目 2,180円/月
- ワイモバイルSプラン1年目 1,480円/月
- Chat WiFi 100ギガデータ 2,980円/月
- 合計8,820円/月
現在の俺はMate 20 ProとMi 9の2台のDSDSスマホを駆使して、2つのスマホで4つの回線を使い分けている。
メイン回線は100ギガデータのChat Wifiで、電話をするときはワイモバイルのそれぞれの電話番号を利用している状況だ。
100ギガ2,980円のChat WiFiを解説した記事は下記。
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【Chat WiFi導入レビュー】爆速50ギガデータ通信で月額2,880円
少し前に半ミニマリスト的な生活を目指して固定回線を解約した代わりに格安大容量SIMのFUJI Wifiを導入したんだけど、それよりも更にお得な格安大容量SIMであるChat WiFiを試す機会をいただ ...
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MNPと同時にスマホをお得に購入
ワイモバイルの電話番号がこれだけ多いのは、乗り換えセットでスマホを購入している内に回線が増えてしまったからなんだ。
スマホは単品で購入するよりも、回線契約と同時に購入した方がお得なことが多い。だから乗り換えを前提として複数回線を安く維持し続けている。
今保有しているのワイモバイル3回線も満期が来たらまた乗り換えるという感じ。この辺りまだ携帯乞食感が抜けきっていない。
ワイモバイルは格安SIMなのに高品質
俺が乗り換え先にワイモバイルを選んでいるのは月額料金が安くてサービスが良いからだ。
値段の安さだけを追求するのであれば他に格安SIMの選択肢はいくらでもあるんだけど、ワイモバイルは一般的な格安SIMと違って通信品質が高いのが魅力。
ワイモバイルはソフトバンク傘下
ワイモバイル回線が高品質な最大の理由はワイモバイルがソフトバンク傘下のMNOだからなんだ。
通信会社には自社回線を有するMNOと、MNOに回線を借りているMVNOがあるんだけど、回線を借りているだけのMVNOはとにかく通信速度が遅い。
これは回線を有するMNOが自社ユーザーの通信品質を優先するからで、借りている側のMVNOは特にラッシュ時の通信速度が制限されて遅いのが弱点になっている。
具体的にはau、ドコモ、ソフトバンク、UQモバイル、ワイモバイル以外の通信会社は全てMVNOでラッシュ時の通信速度が遅い。
ちなみに楽天モバイルはもうすぐMNOになる予定。
ワイモバイルはラッシュ時間帯も爆速の通信速度
実際にラッシュ時間帯のワイモバイルの通信速度を計測した結果が下記。
どの時間帯もダウンロードが爆速で、動画が見れずに苦しんでいる格安SIMユーザーを尻目に4K動画も楽しめてしまう。
ワイモバイルは表向きは格安SIMを名乗ってはいるけど、その実態はソフトバンクと全く同じMNOだから、月額利用料が安いのに通信品質が高い。
ワイモバイルのプランは超シンプル
au、ドコモ、ソフトバンクの大手3社があの手この手でユーザーを煙に巻いて高い通信量を維持しているのに対して、ワイモバイルのプランはデータ通信量が違う3つのプランしか無くて超シンプル。
具体的には一番上の表記がベースとなる基本料金だから下記となる。
- Sプラン 2,680円 4ギガデータ10分かけ放題
- Mプラン 3,680円 12ギガデータ10分かけ放題
- Rプラン 4,680円 17ギガデータ10分かけ放題
家族割り、新規割りで最大1,200円引き
更に
・最初の6か月は無条件に700円引きで、
・ソフトバンク光を契約するか、家族内で2回線目を契約すれば永年500円引き
という内容。
極めてシンプルでわかりやすい。
家族割り(永年月500円引き)の適用条件がガバガバ
なにより家族内で2回線保有するだけで永年500円引きになるから、家族や親戚が契約していればそれで適用になるし、一人で3回線契約している俺ももちろん対象。
しかも住所が同じならそれも家族として認められる。
恋人だけでなくルームシェアをしている同姓でも条件を適用できてしまう。LGBTにも対応していて凄いぞワイモバイル。
無制限かけ放題も追加可能(1,000円)
ワイモバイルは標準で10分間のかけ放題がついている。
友達とはLINE電話が使われる時代だからこれで十分なんだけど、仕事で使うし長電話をしたいという人は時間無制限のかけ放題も追加可能。
時間無制限のかけ放題はそれぞれのプランに1,000円を上乗せするだけで追加できる。
これだよこれ。シンプル最低限で、必要な人だけにオプションで用意するこういうプランが欲しかったんだよ。
もちろん俺は無制限かけ放題プランは付けていないから9分59秒で事故を装って電話を切っている。
ワイモバイルは格安SIMなのにショップ多数
更に多くの格安SIMは実店舗が無いから初心者キラーなのに対して、ワイモバイルショップは日本全国に4000店舗もある。
しかもワイモバイルショップはドコモショップやauショップと違ってちょっと柄の悪いにーちゃんとねーちゃんが対応してくれるドキドキ感も楽しい。
なんでワイモバイルショップ店員の柄が悪いのかはわからないけど、いずれにせよショップがあるからデータ移行や初期設定も任せてしまえるのがありがたい。
格安SIMにデビューしたいけど、スマホの初期設定が怖いという人もワイモバイルなら安心だ。
ワイモバイルのエリアはソフトバンクと同じ
当然だけどワイモバイルはソフトバンクの傘下だからエリアも通信品質もソフトバンクと同じ。
一昔前はソフトバンクといえば繋がりにくいイメージがあったけど、晴れて総務省にプラチナバンドを割り当てられたことで激的に繋がりやすさが改善している。
具体的な大手3社の周波数帯は下記(◎ = 必須 〇 = あればいい △ = 無くてもいい)
バンド 周波数帯 | ドコモ | au | ソフトバンク |
Band1 2.0GHz(3G/LTE) | ◎ | ◎ | ◎ |
Band3 1.7GHz(LTE) | ○ | ○ | |
Band6 800MHz(3G/LTE) (プラチナバンド) |
○ | ||
Band8 900MHz(3G/LTE) (プラチナバンド) |
○ | ||
Band9 1.7GHz(3G/LTE) | ○ | ||
Band11 1.5GHz(3G/LTE) | △ | ○ | |
Band18/26 800MHz(LTE) (プラチナバンド) |
○ | ||
Band19 800MHz(3G/LTE) (プラチナバンド) |
○ | ||
Band21 1.5GHz(LTE) | ○ | ||
Band28 700MHz(LTE) | △ | △ | △ |
Band42 3.5GHz | △ | △ | △ |
プラチナバンドは800GHzから900GHzの繋がりやすい電波帯域のことで、ソフトバンクの場合はBand6とBand8がこれに該当する。
やっぱり山奥は繋がらない
ただ、実体験として山奥で繋がるのはやっぱりドコモだった。俺は2019年の5月から7月にかけてバイクで日本を半周したんだけど、各地の山奥で真っ先に電波を失ったのはソフトバンクだったことを添えておく。
下記の動画3分30秒あたりにもばっちり残っていたから気になる人は見てほしい。しかもこの時に繋がったのはBand19に対応していないXiaomi Mi 9のドコモSIMだった。ドコモ強い。
ただこれは人里離れた山奥の話であって、街中で繋がりにくさを感じることは無い。
ワイモバイル電波は中国スマホにも全対応
日本ではまだ繋がりにくいイメージが残るソフトバンクと傘下のワイモバイルだけど、実は世界的には標準的な周波数帯を使用している通信会社で、日本未発売の海外スマホにもフル対応しているのが地味に嬉しい。
例えば俺がサブ機として使っているMi 9はBand19に対応していないから、ドコモだと少し不安なんだけど、世界標準的なソフトバンク・ワイモバイルの周波数帯には全て対応している。
違和感なく海外のスマホを使えるパターンが多いのもワイモバイルの魅力だ。
俺が心からおすすめしたいコスパ最強中国スマホMi 9のレビューは下記。
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SIMだけ契約も可能
そんなワイモバイルはもちろんSIMカードだけでの契約も可能。今のスマホをそのままに通信費だけ安くしたいという人でもスムーズに乗り換えて通信費を節約できる。
LINEの年齢認証が可能
格安SIMの多数ある欠点の一つとして有名なのが、LINEの年齢認証ができないことなんだけど、ワイモバイルは普通にLINEの年齢認証が可能。
今はQRコードでの友達追加が主流だからID検索はそれほど重要ではないけど、格安SIMだと出来なかったLINEのID検索ができるようになるのはありがたい。
ワイモバイルとOCNモバイルの乗り換えがおすすめ
ということで俺は現在はワイモバイルで高速データ通信を確保しながら、OCNモバイルのスマホ激安キャンペーンを虎視眈々と狙い続けている。
OCNモバイルは格安SIMだから通信速度が遅いんだけど、最低契約期間が6か月だから、6か月後にまたワイモバイルに戻れば良い。
ワイモバイルは期間縛り無し違約金なし
さてそんなお得なワイモバイルは2019年10月から期間縛りと違約金がないプランに変更されて更に契約しやすくなった。
今や通信会社のコスパはワイモバイルの独走状態で、一人暮らしならワイモバイル1択。今現在大手キャリアで月1万円支払っていたり、格安SIMの通信速度に悩まされている人はワイモバイルに乗り換えれば幸せになれる。
現在OCNモバイルONEが激安セール中
期間限定でOCNモバイルONEがスマホとセットでの激安セールを行っている。詳細は下記記事を参照。
【動画で解説】ワイモバイルをおすすめする理由
動画でも同じ内容を解説しています。