俺は「海外行きなよー人生観が変わるから」という安っぽい言葉が嫌いだ。でもそんな俺はタイバンコクへの一人旅で人生観が変わった一人でもある。悔しいけど海外旅行で人生観は変わる。だから全てのメンズにタイバンコクへの一人旅をおすすめしたい。
ということで今回はちまたに溢れる安っぽい言葉とは違う、海外旅行によって人生観が変わる理由を実体験に基づいて解説する。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
海外一人旅を最大限楽しむ方法
人生観が変わる理由を解説する前に、まず海外一人旅を最大限楽しむために重要なポイントは下記。
- ツアーは使わない
- 宿はドミトリー式を選択
ツアーは使わない
ツアーはマジでその国が見せたい表面的な部分しか知れない。日本でいうところの金閣寺とか東京タワーとかそんな感じ。そんなものを見たところでその国の本当の姿は何もわからない。
もちろん代表的な建築物とか歴史を抑えておくのはありだけど、折角旅行するならその国のリアルな文化、生活、風習を知りたい。それはツアーでは無理。
ということで自分の足を使うのがおすすめ。もちろん最初は足の使い方がわからないから何もできない日々が続いたりするんだけど、そこで悩む過程も重要だからOK。
ツアーだと悩む過程もなく思考停止で表面を撫でるだけになる。何も残らない。
宿はドミトリー式を選択
海外旅行を楽しむためには何よりも情報が重要。そしてリアルな情報を得るには現地にいる日本人と交流するのがベストなんだ。
ただここにも注意点があって大学生が集うような宿に行ってはいけない。海外で群れる日本の大学生は海外にいる自分に酔っていて地に足がついてないし得られる情報も無く根拠の無いマウントを取られるだけで不毛。
そこでお勧めしたいのがドミトリー式の格安の宿なんだ。
格安の宿にいる人は色々な事情を抱えているんだけど、共通しているのは敗北を知っていることで、再起する手段として格安の宿に連泊している人が多い。つまりマウントの取り合いにならないし、しかも思考が前向きだから会話する相手としては最高。
特に俺が毎回宿泊しているBACKPACK STATIONは超おすすめ。
-
【BACKPACK STATION】バンコク一人旅におすすめの快適ドミトリー安宿
今回は5回のバンコク一人旅で毎回俺が拠点にしている愛してやまない激安で最高のホステルを紹介する。普段はこういう記事は書かないんだけど、Youtubeのコメント欄でいくつか宿泊していた宿の質問を貰ってい ...
続きを見る
今のところここで個室を抑えるのが最高の宿泊方法だと思ってる。
ただBACKPACK STATIONもコロナの影響で瀕死の状態らしく、パタヤ支店は潰れてしまったらしい。バンコク本店は潰れないでほしい。
海外旅行は一人旅がおすすめ
確かに海外旅行は人生観を変えてくれるんだけど、それは一人旅をした場合の話。友達と行くとマジで何も得られずに帰ることになるからあんまりおすすめしない。
友人と海外へ行くと海外体験が半減する
友達と海外旅行へ行ってしまうと宿泊はそれなりのホテル、旅程はツアーでみっちり、会話の相手は常にいつもの友達になりがち。それはそれで楽しいから良いんだけど、それは友達との時間が楽しいのであって、海外の体験という意味ではかなり弱い。
友人と海外旅行へ行くとどうしても友達が逃げ道になってしまうから友達以外の人との交流を広げにくいし、役割分担して助け合ってしまうから一人旅の半分も海外旅行の本質を体験できない。友人との海外旅行は1+1が0.5を下回る珍しい例なんだ。
折角高い交通費、長い時間をかけて海外に行くのであれば、100%に近い海外体験を得るために一人旅を選択してほしい。もちろん友人との時間が目的ならこの限りではないけど、それなら身近な国内旅行で良い気はする。
女性の一人旅はリスクと隣り合わせ
但し海外一人旅がおすすめなのはメンズ限定。しかも治安の良い国に限る。
というのも日本にいると感覚が狂うけど基本的に海外は男性でも深夜に一人で出歩くのはNG。ましてや女性の場合は出歩く場所と時間帯に細心の注意を払わないと異国で誰にも知られず死ぬことになる。日本の治安が天国過ぎるだけで世界標準ではないから注意。
俺がタイバンコクへ行った時も何人か女性の一人旅を見かけたけど、みんな死線を越えた顔つきだった。
初めての一人旅はタイバンコクへ
俺は一人旅にはタイのバンコクをおすすめしている。というかバンコクしか一人旅したことないから他と比較ができないんだけど、現地で会った日本人は皆口を揃えてバンコクは一人旅に最高の地と言うから多分そうなんだと思う。実際に俺もタイの魅力に取りつかれて3回も一人旅してる。
その最大の理由が上でも書いた治安なんだ。タイは途上国なのに治安が良い不思議な国で一人でも安全に過ごせる。一応スリとかもあるらしいけど、ヨーロッパほどではないらしくて俺はまだ被害にあったことがない。
タイは平均身長が低いから精神的に安心
更にタイは平均身長が日本と比べると10センチほど低いこともあって精神的な安心感がある。多分一人に襲われる程度なら何とかなるし、そもそも襲われないはず。これがヨーロッパとかアメリカだと話は別。平均身長180センチ平均体重80キロの世界だから誰に絡まれても勝てない。
そういえば米軍の知り合いが横須賀に行ったら日本人がみんな細くて安心して歩けたと言っていたんだけど、タイではそれと同じ感覚を味わえる。
タイの最大の魅力は治安の良さ
タイは実際に治安が良いし、みんな小さいから精神的にも安心できる。他にもおおらかな国民性とか物価の安さとか魅力は多数あるんだけど、それは別の記事で解説してるから省く。
-
タイバンコクに5回一人旅したから敢えて悪い所を語る【日本良い国】
俺はタイが好きで過去に5回ほど一人旅に行ってるんだけど、実はタイ自体に特別な思い入れはない。タイを旅行先に選んだのもたまたま過去に友達と旅行に行った先がタイで、以降一人旅にも慣れ親しんだタイを選んでい ...
続きを見る
-
タイバンコクの魅力とタイに行って気付いた日本の魅力【一人旅に最適】
今年の2月ごろに一度タイのバンコクへ一人で行った記事を書いたんだけど、あの記事は2回目のバンコク一人旅で、その後にもう一度一人で行っているから既に3回も一人でタイに行っていることになる。かつでは一人で ...
続きを見る
タイバンコクは海外一人旅の旅行先として最もリスクが低い。だからおすすめ。そら世界一治安が良い日本が旅行先として人気になるわけだわと思った。
海外一人旅は自分の失敗に寛容になれる
一人で海外旅行に行って最も大きかった収穫は自分の失敗に寛容になれたことなんだ。というのも海外は日本と違ってマジで右も左もわからない。全てが謎。
電車に乗りたくてもどこで切符を買えば良いか、どうやってお金を払えば良いかすらわからない。だから失敗の連続になるんだけど、しばらく失敗を繰り返すことでその過程が当たり前だと理解できるようになる。
最初の海外一人旅は失敗の連続
俺の場合も一人で行った初めてのタイバンコクは酷いもんで、まず事前に契約していたイモトのWiFiを取り忘れて現地での通信手段を失うし、抑えていた宿が空港から遠すぎることに気付いて当日に別の宿を探す羽目になるし、空港から乗ったタクシーにはぼられるしで散々。しかも何をしていいかわからず見つけた田舎のホテルで2日間も孤独に過ごしてしまう始末。
でもそんな失敗を経験するたびに学習するし、ホテルで孤独に過ごした意味不明の二日間が人と交流できる宿を探す原動力になった。その後の宿もキラキラ大学生ばかりでクソだったのはまた別の話だけど、結局全て失敗から学習するしかない。ということに一人で海外旅行をする事で気付ける。
失敗にストレスを感じなくなる
失敗は当たり前、失敗が前提、と自分の失敗に寛容になって失敗に対してストレスを感じなくなったのが一人で海外旅行をした最大の収穫だったと思う。
海外一人旅は挑戦せざるを得なくなる
上で自分の失敗に寛容になれると書いたんだけど、これはつまり挑戦することに抵抗がなくなるということでもある。そもそも海外一人旅は無理やり挑戦せざるを得ない環境に自分を追い込むことになる。
海外一人旅は日常が挑戦の連続
例えばホテルに宿泊するためには受付に話しかけないといけないんだけどもちろん英語。基本タイ人とのやり取りは全て英語だから人生で一度も喋ったことが無い英語に必死に挑戦せざるを得なくなる。
それだけじゃなく一人で電車に乗るのもタクシーに乗るのも買い物をするのも全て挑戦。一人でマッサージ店に入るのも挑戦。更には現地で見つけた日本人に話しかけるのも挑戦。
全てが怖い。でもやるしかない。でないと宿に泊まれないしサービスを受けられないし情報も得られないし永遠に孤独。
海外一人旅は日常が挑戦の連続になる。そして挑戦を繰り返すうちに失敗に慣れるし「俺意外とできんじゃん」と自信が付く。それがまた次の挑戦に繋がるという正のループ。
自分の本当の実力に気付ける
日本の旅行だとこうはいかない。大体知ってるしみんな日本語だしサービスも良い。無理やり自分を追い込めるのが一人海外旅行の魅力なんだ。そして自分が思っていた以上に自分が頑張れることに気付ける。
海外一人旅で自分の価値基準が増える
あとこれはよく言われることだけど価値観が変わる。一人で海外旅行に行って自分の足で歩いて現地人の生活と文化のリアルを目にすることで、日本の基準が絶対ではないと理解できるようになる。そして日本のレベルの高さを認識する。
日本のサービスレベルが無駄に高すぎる
例えばタイの店員さんは暇な時間にスマホで韓流ドラマを見ていることが多いんだけど、別に俺に迷惑はかかってないしそれでいいよねって思うようになる。
あとタイのタクシーは当たり前のように乗車拒否したり高めの乗車料金を交渉されたりするんだけど、これもそんなもんなんだと理解して慣れる。
もちろん最初はタクシーとの交渉でストレスが溜まるんだけどそれは日本の高すぎるレベルを当たり前だと勘違いしていたから。こういうのが頻発して自分の価値観が崩れる。そして日本の無駄に高いサービスの良さに感謝するようになる。
生活の満足度が向上する
これの何が良いって怒りのハードルが下がることなんだ。例えば日本で店員に失礼な態度を取られてもそんなもんだよね、と理解できるようになるし無駄に怒らなくなって生活のストレスが減る。
総合的に些細なことに感謝できるようになるから生活満足度が勝手に上がる。一度タイへ行けば日本でクレームをつけようなんて思わなくなるはず。
海外一人旅は人生観が変わる、かも
俺はタイバンコクに一人旅をすることで明確に人生観が変わったし行ってよかったと思ってる。なによりもBACKPACK STATIONで出会った日本人との会話が俺の糧になったのは間違いない。ただそれはあくまでも結果論。
海外一人旅に行ったけど何も得られなかった。ストレスが溜まるだけだった。という人もいるはず。それはそれでOK。得られるものがあればラッキーだし無くても現状維持。失うものはない。
繰り返しになるけどこれから海外旅行に挑戦しようとしている人は
- ツアーは使わない
- 宿はドミトリー式を選択
という方法がおすすめ。あと自分で格安航空を予約すると更に安い。
俺はコロナが収束して入国が緩和されればまた海外へ行きたいとは思っているんだけど、タイにするか韓国にするか台湾にするか迷ってる。多分タイになる。
-
タイバンコクに5回一人旅したから敢えて悪い所を語る【日本良い国】
俺はタイが好きで過去に5回ほど一人旅に行ってるんだけど、実はタイ自体に特別な思い入れはない。タイを旅行先に選んだのもたまたま過去に友達と旅行に行った先がタイで、以降一人旅にも慣れ親しんだタイを選んでい ...
続きを見る
-
タイバンコクの魅力とタイに行って気付いた日本の魅力【一人旅に最適】
今年の2月ごろに一度タイのバンコクへ一人で行った記事を書いたんだけど、あの記事は2回目のバンコク一人旅で、その後にもう一度一人で行っているから既に3回も一人でタイに行っていることになる。かつでは一人で ...
続きを見る
-
バンコクの日本人フリーランスに学んだ独立するための心構え
先週まで8日間ほどタイに行っていた。タイに行ったといっても宿はドミトリー式(簡易カプセルホテル)の安宿で、観光はほぼ全くせずにブログを書きながら現地人と同じような生活をしていたから3万円も使っていない ...
続きを見る
【動画で解説】海外旅行へ行け
バンコク一人旅まとめ
バンコクの一人旅した様子は動画と記事でまとめているから、これからバンコク旅行を検討している人は参考にしてほしい。