俺は34歳で125万円もかけて歯列矯正を完了したことで念願の歯並び良い族の仲間入りを果たし、今現在は各所でマウントを取りまくっているんだけど、そんな俺に不測の事態が訪れた。
125万円も払ったのに歯並びが悪くなった。しかも全て俺が悪い。うんこ。
ということでまた追加で40万円も払って歯列矯正することになったからその失敗談を語る。これからの歯列矯正を検討している人、今歯列矯正してる人は参考にしてほしい。俺の屍を超えて行け。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
【結論】固定器失くして歯並びが悪くなった
いつも通り最初に結論から書いてしまうと全ての元凶は俺がリテーナーと呼ばれる固定器を失くしたことに始まる。
歯列矯正は約2年をかけて終えてもそれで終わりではなく、その後に歯が戻らないように1年以上リテーナーといわれる固定器(上の画像)の装着が必要なんだ。
そして俺も例に漏れず毎日寝る前に固定器をつけ、朝起きたら固定器を外す生活を続けていたんだけど、その固定器を日本一周後半戦のどこかのホテルで失くした。
で俺思った。
「あ、やっべ」
って。
でも俺考えなおした。
「ま、いっか」
って。
これが全ての始まり。つまり俺が悪いというか、しいていうなら日本一周後半戦を求めた視聴者が悪いというか、元凶を辿れば俺にバイクを売った川崎重工が悪い。
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つまり皆悪いんだけど、とにかく俺だけが被害を被る結果になった。俺可哀そう。
だから日本一周後半戦のダイジェストだけでも見てほしい。
歯は想像以上に戻る。驚くほど戻る
というのもこの時の俺は歯列矯正後の歯戻りを完全に舐めていたんだ。
「まぁ125万も払って綺麗にしたんだし、もう戻る事なんかないっしょ」
って。
払った金額の大きさが俺に慢心を産んでいた。もしこの時に戻れるなら俺は俺を殴りたい。というか皆と川崎重工を殴りたい。
とにかく物事においてこの「まぁ」と「もう」は本当によくない。あの時諦めずにホテルに引き返していれば俺は40万円を失う羽目にはならなかったはず。というのも40万円はiPad二台分にもなるんだ。iPadマジで高すぎ。
結果俺の歯は日を追うごとにみるみる動いて、日本一周後半戦を終える頃にはスタートからは別人のような歯になっていた。
悲しい。
人は100点を経験すると90点には戻れない
もちろん歯並びが戻ったといっても歯列矯正をする前よりかは遥かにマシで、完璧を100点とすれば今の俺は70点ぐらいに落ち着いた。つまり俺の歯並びは別に悪くはない。但し良くもないという感じ。
そしてこの完全に肯定しきれない歯痒さが日に日に俺の精神を蝕むことになると、この時の俺は全く想像できていなかった。
どんなポジションでも下野は下野
というのも俺は一度100点の歯を体験してしまっているんだ。だから例え世間一般からは優秀な90点に見えても俺にとっては10点の減点でしかない。
この感覚は一度上京した人が地元に帰る感覚に似ているし、貯金1000万円超えた人が1000万円を割る感覚にも似ている。周りからは十分に見えても本人には下野だし、一度上ったのに下野する自分を情けなく感じてしまうんだ。
綺麗な歯を見るたびフラッシュバックする
もちろんその感覚を忘れられるなら問題ない。実際時間はその優しさで多くの人を癒してきた。ただ残念ながら美しい歯並びは雑誌だったりテレビだったりYoutubeだったりのどこでも見かけてしまうのが曲者。
それを見るたびに俺の辛い記憶はフラッシュバックした。なぜ俺の歯は美しくないんだ、なぜ固定器(リテーナー)を失くしたんだ、なぜバイクを買ってしまったんだと本当に無駄な悩みと悲しみを日々感じるようになった。
日本一周後半戦のダイジェストは下記。
でも俺そんな月日も半年は耐えた。忘れよう忘れようとした。俺の歯並びは70点だって。平均よりは綺麗なんだって。だから俺が歯にかけた125万円は無駄じゃないんだって。自分に嘘をつき続けた。そして限界を迎えた。
もマジ無理辛すぎ。リスカしなぃけど矯正しょってなった。
残りの人生は悩み続けるには長すぎる
一番の要因はこのままだと悩む期間が長くなりすぎることなんだ。なんてったって人生100年時代だから地味に俺はまだ50年以上も生きる予定。一方2度目の歯列矯正は精々1年で終わる。1年の我慢で残り50年の悩みが減るならやらない選択はない。
あと金で解決できる悩みは金で解決してしまうのが一番なんだ。物事は金で解決できなくなったら終わり。ちょうど40を目前にして物欲もなくなっていたところ。ここで使わなければ他に使う場所がない状況でもあるし、よくよく考えると1億の貯金だってある。40万で悩むべき貯金額じゃない。
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相変わらず俺は貧乏性が抜けなさすぎ。使うべきところには使わないと金を持ってる意味もないんだ。
2度目の歯列矯正を決意。40万で申し込み
総じて他人の歯並びを見るたびにテンションを落とすのは人生の損失だからとっとと解決することにしたのが2024年の4月。
神戸に移住して早速歯科医院に出向き、再矯正用の40万円のプランに申し込んで今に至るという流れ。
1回目の125万円と2回目の40万円で矯正にかけた金額は165万円に到達した。誰か俺をしばいてほしい。
インビザラインGoなら約40万円で済む
嬉しい誤算だったのはインビザラインがインビザラインGoという廉価プランを用意してくれていたことで、思っているより出費が安く済んだことなんだ。
というのもインビザラインはどこの歯医者で申し込んでもアメリカの1社に集約され、そこから世界の歯医者に矯正用マウスピースをばら撒くシステムだったりする。つまりどの歯医者でも基本的なプランは同じなんだけど、いつの間にかインビザラインGoという温情プランが登場していたらしい。
そして俺の歯医者の場合インビザラインGoは40万円で最大2回の歯のスキャン及び最大40枚のピース作成に対応。40枚もあれば歯並びが悪すぎない多くの人は大体綺麗になってしまうんだ。
思い返せば125万円払った渋谷の歯医者で受け取ったマウスピースの数は56枚だった。もしかすると俺は騙されていたのかもしれない。
いずれにせよセカンドオピニオンは超大切。インビザライン歯列矯正を選んだ記事と感想記事は下記。
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固定器(リテーナー)は一生つけるもの
あと神戸の歯医者で言われたのがリテーナーは一生つける物ということだった。
よく考えれば当たり前なんだけど、歯列矯正で歯を動かせるということは歯列矯正が終わってからも歯は動くということ。その要因は寝姿勢とか噛み癖とか色々あるんだけど、どう頑張っても歯の動きを止めることはできない。
つまり綺麗な歯を保ちたいのであればリテーナーは一生つける。少なくとも歯列矯正が完了してから1年間は一日20時間装着するべきだし、1年経過後も寝る前は必ず装着すること。とのこと。
歯が綺麗な人は皆寝る前にリテーナーを装着してる
歯が戻るなんてよくよく考えれば当たり前だけど、俺は全然真剣に考えていなかったというか歯戻りに対する認識が甘すぎた。
つまりあのデヴィ婦人も歯が白すぎて違和感が強いローランドとか新庄監督も寝る前は必ずリテーナーをつけている。でないとあの美しい歯並びは保てないんだ。歯列矯正まじだりー。
マウスピース型リテーナーは歯が削れない
ただ、マウスピース型のリテーナーにもメリットがある。それが歯が削れないということで、就寝中の歯ぎしりによる歯の摩耗を防げる効果もあるらしい。
というのも俺はまだ38だから歯の摩耗は気にならないけど、50、60辺りになるとリテーナーをつけているか否かで歯の残量が変わるんだとか。
歯並びを保ち、歯の残量も保てるリテーナーは生涯の友に値する習慣っぽかった。
歯列矯正は最も有効な自己投資の一つ
という感じで今現在は2度目の矯正の6ピース目を楽しんでいる。一応20ピースで歯並びは綺麗になる予定で、今回は左下の4番5番を奥にずらすことで正中線も整う予定。
というか渋谷の歯医者で正中線を整えられなかった意味が分からない。俺騙されていたのかも。
いずれにせよ人生は100年だし歯も一生物。しかも歯並びが良いと日常でも歯を褒められることが多かった。シンプルに周囲に好印象を与える手段としても有効。
ということで20代30代の内に歯にお金をかけておく投資効果は絶大だし、40代50代でも生涯自分の歯で食事しつづける手段として有効。歯にお金をかけて損はないという話で、俺の165万円も追加の40万円も全く無駄になっていないと結論付けておく。
歯列矯正を検討してみたい人は俺が悩んだ過程を下記記事にしているから参考にしてほしい。
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