防湿庫なんて必要なのはカメラマンくらいなもので一般人が買うものじゃないっしょ。って思ってたんだけどなんだかんだ俺の環境でもカメラが増えまくってしまっていた。
ということで半年ほど前に人生初の防湿庫を購入したんだけど思っている以上に良かったからその存在価値を簡単にレビューする。
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カメラは保管が難しい
いざカメラを買うとその保管が課題になる。というのもカメラはどれもそれなりの値段がするのに超デリケートなガジェットなんだ。
カメラは落下にもカビにも弱い
実際俺がメインカメラとして使ってるソニーのα7Riiiは中古価格で23万と超高い。しかも落とすと一発KO。23万が消える。
ということでカメラは絶対に安全な場所で保管したいんだけど、なんとカメラはカビにも弱い。下手に保管してしまったばかりにカビでダメになるというパターンも多い。カメラ雑魚過ぎ。
カメラは形が歪で扱いにくい
で、結局俺はカビと落下を避けるためにカメラを普段使っている頑丈なデスクの上に裸で置いて保管していたんだけど、こうなると今度はカメラが場所を取って邪魔。
カメラはその形状から何かの上に置くことも何かを上に置くこともできない。
しかもレンズも合わせるとそれなりのサイズ感にもなる。更にテーブルの上だとホコリも被ってしまう。
これはどげんかせんといかんということでいい加減に防湿庫を購入することにした。
HOKUTO防湿庫導入
俺が現在使用しているカメラは23万のα7Riii、9万のタムロンレンズ、5万のGoPro、13万のRX100M7辺りで、これだけで合計50万ほど。
これらを守るためにHOKUTO41Lのこれを購入した。
防湿庫は湿度を厳密に管理できる
防湿庫はその名前の通り庫内に除湿器が付いていて、
これが湿気を取り除くことでカメラに適した乾燥した環境を保ってくれるという構造。
扉には湿度計も取り付けられているから外から現在の湿度を確認できる親切設計。
ちなみに湿度56%と表示されていたのは撮影のために防湿庫を開けたから。普段は40%程度のカビが発生しない湿度を保ってくれている。これなら安心。
HOKUTO防湿庫は3段構造
俺が購入したHOKUTOの防湿庫は縦に長い3段構造で上二段が引き出せる仕様。
最も取り出しやすい一番上の段に最もよく使うα7RiiiとかGoProを収納している。
2段目には2軍のカメラとミニ三脚、ボイスレコーダーとか充電器、マイクを収納している。
引き出せない一番下の段に収納しているのが下記。
どれも使わないけどそれなりに資産価値が高いものばかり。売却するまでは防湿庫で安全に保管している。
HOKUTO防湿庫は棚の高さを変えられる
HOKUTOの防湿の2段目と3段目の棚は簡単に取り外しが可能。
所有するガジェットに合わせて自由に高さを変えられる新設設計だった。
俺も今回の撮影で棚ごとの品ぞろえを変更して2段目の高さを上げた。
HOKUTO防湿庫は施錠も可能
防湿庫では一般的だとは思うけどHOKUTOの防湿庫には施錠するための鍵が取り付けられている。
とは言え表面はガラスだから簡単に割れるしし、防湿庫自体も重いものではないから空き巣が入ればどうしようもないんだけど無いよりはマシ。
使って分かった防湿庫3つのメリット
防湿庫の機能はマジで名前の通り超シンプルで除湿してくれるだけ。ただこれが使ってみると思っている以上に便利でもっと早く購入しておけばよかったと後悔するグッズの一つになった。
その理由が下記
- 防湿庫はカメラの居場所になる
- 防湿庫は細かい付属品の収納に最適
- 防湿庫は簡易的な金庫になる
防湿庫はカメラの居場所になる
上でも書いているようにカメラはその保管が課題になるんだけど、防湿庫はそれ自体がカメラ専用のそれなりに大きい保管庫だからその課題を一発で解決してくれる。
カメラの保管ってこんなにストレスだったんだ。って防湿庫を導入して気づいた。使い終わったカメラは即防湿庫。視界の邪魔にもならないし安心安全。
防湿庫はそれ自体が倒れることもないし、金属製だから上から何か落ちてもカメラは安全。更にカメラを落下させる心配もなければカビも生えない。
カメラを保管するための物なんだから当たり前だけど不安が消えるのは予想以上に快適。そら日本では保険が人気なわけだわ。
防湿庫自体はそれなりに場所をとって邪魔にはなるんだけどこの安心感を1万円強で買えるなら安い。
防湿庫は細かい付属品の収納に最適
意外だったのが、防湿庫の導入によって細かい付属品にも居場所ができたことなんだ。カメラとレンズの収納ぐらい自分でなんとかするからいらないと思っていた俺を殴りたい。
カメラ周りの充電器、ミニ三脚、レンズの蓋からSDカードに至るまで、カメラ関連の細かいパーツは思っている以上に多い。
更にカメラと同じくデリケートなボイスレコーダーとか、落下が心配なスマホに至るまで全て防湿庫で保管すればいい。なぜなら防湿庫は最強に安全だから。
細かい周辺機器は収納が手間な割に視界に入るとストレスになる。それが防湿庫の導入によって一掃された。マジで快適。もっと早く買っておけばよかった。
防湿庫は簡易的な金庫になる
これも予想外だったんだけど、防湿庫の鍵がなんだかんだ便利で助かってる。
上でも書いているように防湿庫は空き巣被害に対応できるほどの物ではないんだけど、来客があったときとかに貴重品が全て鍵のかかった防湿庫に入っていると安心できる。
そんな信頼できない来客なんてほとんどないんだけど、万が一の事態に備えられるし、物が無くならないから相手を疑わなくて済む。
結局は全て安心感に繋がる。防湿庫は買い切りの安い保険のような物。
【欠点】コンセントが内蔵されていない
ところでHOKUTOの防湿庫内部にはコンセントが無い。HOKUTOの防湿庫はそういう商品だからこれは欠点でも何でもないんだけど、防湿庫にはコンセント内臓タイプもあって防湿庫の中でカメラの充電もできたりする。
もちろん実際にコンセントがあったところで果たして活用したのか、狭い防湿庫の中でコンセントを取りまわすのは邪魔なだけなんじゃないか、という気もするけど未知数。
俺はコンセントを内蔵しないHOKUTOの防湿庫を購入してしまったから答えは永遠にわからない。とはいえ今でも特に困ってはいないから別に良いんだけど、俺の場合はそもそもコンセント内臓タイプの存在を知らずに買ったからちょっと悔しい。
これから防湿庫を購入する人はコンセント内臓タイプが存在しているということを念頭に置いて商品選びをしてほしい。
タッパより防湿庫がおすすめ
実は防湿庫を購入するまではα7Riiiをちょうどいいサイズの密封タッパに乾燥材と一緒に収納して保管していたんだけど絶対防湿庫の方が良い。
タッパだとまず乾燥剤が消耗品で買い替えが必要だし、湿度計も別途購入しないといけないけどそれがどこまで正確かもわからない。そもそもタッパ自体が小さいから安定感が無くてタッパごと落としてしまう可能性も高い。総じてタッパは安全性が低い。
防湿庫とか金庫のような安全性を重視する製品はその大きなサイズ感がそのまま安定感というメリットになる。しかも電気代は一日1円程度。乾燥剤を購入するよりも安い。
それで確実にカメラを守れる。そのほかの細かいパーツも収納できる。ということでタッパを使うくらいなら長い目で見て防湿庫を買った方がトータルでお得になる。
カメラを日常的に使っている人はその台数が少なくとも防湿庫を買うのがおすすめ。周辺機器も含めて安全に保管できる安心感が1万円強で買えるなら安い。
防湿庫をプリンタ置き場にしてる
あと俺は防湿庫の上にそのままプリンタを置いてる。
俺は書類をクラウド保存するためにスキャナ機能を頻繁に利用するんだけど防湿庫の高さが最高に丁度良い。このプリンタは10年選手だからそろそろもう少し小さい物への買い替えを検討中。