バイクでツーリングに行くときに、各観光地の写真だけじゃなくて、バイク走行中の動画も残したいという人に人気なのが、アクションカメラでライダー目線の動画を撮影するモトブログだ。ただ、このモトブログはなかなか敷居が高い。
今回俺がバイクを購入したタイミングでモトブログの撮影環境を構築したから、その構築方法を紹介したい。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
モトブログは新たな旅の記録方法
写真が後々美化される綺麗な思い出として残るのに対して、動画は息遣いから些細なクセまで、その瞬間がリアルに収められるから後から見返していて楽しい。
モトブログはリアルな感情が残る
特にモトブログはカメラがヘルメットに固定されているから、自分の首の動きがそのまま映像に反映される。単調なドライブレコーダーとは全然違う動画が撮れる。
その時の風景だけでなく、恐怖感、緊張感まで記録に残せるのが魅力。モトブログはYoutubeに上げて共有するもよし、自分用に残しておくもよしの新しいツーリングの記録方法だ。
俺が中古バイクを購入した経験をベースに選ぶポイントをまとめた記事は下記。
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モトブログにGoProカメラがおすすめの理由
俺はモトブログではGoPro HERO 7を使っていて、今はGoPro 8に乗り換えたんだけど、改めてGoProがモトブログ最強のカメラだと思う理由は下記。
- 業界最強の手振れ補正
- 業界最高の画質
- 圧倒的な画角
- 外部マイクを付けられる拡張性
GoProはコンパクトなのにまるでジンバルを搭載しているような手振れ補正を実現していて、ヌルヌルな映像が撮れる。GoProの電子手振れ補正はHERO 8の段階では業界最高。
実際にGoPro HERO 8で撮影した動画の一つが下記。
更にGoProはコンパクトなのに鮮明な映像を撮れるのが魅力。間違っても安いからという理由で中華のアクションカメラを買ってはいけない。あまりにクオリティが違い過ぎてGoProを買いなおすことになるから、それなら最初からGoProを買った方が良い。
しかもGoProのスーパービューという画角は11ミリという超広角での動画撮影が可能。この広い画角で取れるアクションカメラはGoProのみ。極めつけは外部マイクを取り付けられることなんだ。
モトブログは風切り音との戦いになるから、マイクの配置が重要になるんだけど、そのためには外部マイクの接続が必須。
これらの理由からモトブログの映像を最も高いクオリティで残すためにはGoProが最もおすすめの選択肢になる。
GoProカメラのデメリット
そんなGoProにももちろんデメリットはあって、それが下記。
- バッテリー持ち
- 夜景が滲む
- フリーズする
これはGoProに限らずではあるんだけどGoProはバッテリーが持って一時間と心もとない。とはいえ他のアクションカメラも同じ。長時間撮影したいならモバイルバッテリーで充電しながら撮影するのがおすすめ。
更にこれもGoProに限らずではあるんだけど夜景に弱くて映像が滲んでしまう。ただ、GoProに関しては動画撮影のシャッター速度を120にすることで滲みはほぼ抑えられる。
最後にエラーが頻拍する。具体的には撮影終了時にフリーズする。フリーズして映像が撮れてなかったということはないからまだいいんだけど、その都度バッテリーを抜き差しするのはちょっとめんどくさい。
このフリーズ問題はGoPro 8になって大幅に改善されたから、今から購入するならGoPro HERO 8を購入するのがおすすめ。
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モトブログの始め方
さてこのモトブログなんだけどマジで敷居が高い。用意するもの多すぎ。しかも値段高すぎ。今回俺がモトブログを始めるために用意したものは下記。
- SHOEI GT-AIR
- GoPro HERO 7 Black
- MicroSDカード
- GoPro HERO 7用レンズ・液晶保護フィルム
- GoPro専用外部マイクアダプター
- Ulanziケース(GoPro用)
- ヘルメット用マウントアクセサリー
- SONY外部マイク
とりあえずこれだけ用意すればモトブログを始められる。この他に友人と通信するためのトランシーバーをヘルメットに着ける人もいるらしいけど、俺はやらない。
今回は使用ヘルメットに風切り音が小さいとモトブロガーに人気のSHOEI GT-Airを選んだ。確かに以前使っていたOGKカブトのヘルメットより静か。
そしてGoPro HERO 7は最もグレードの高いBlackを選択。
GoPro HERO 7には3つのグレードがあるんだけど、GoProの強みとしているHypersmooth手振れ補正を搭載しているのはBlackだけ。5万円は辛いけど頑張ろう。
逆に最上位モデルのBlackを選ばないのであればGoProを選ぶ理由がないからSONY製のアクションカメラが良いと思う。
GoProが画質と手振れ補正以外が酷過ぎる理由をまとめた記事は下記。
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モトブログカメラの取り付け方法
ここからは取り付けの工程を詳細に解説する。
GoPro HERO 7にSDカードを挿入する
まずGoPro HERO 7にSDカードを挿入する。GoProにSDカードは付属しないから、別途購入が必要。
俺は64ギガのMicroSDカードを購入した。お値段1,000円⇒ MicroSDカード
更にGoProはヘルメットに取り付けることで過酷な環境に晒されることになるから、レンズと液晶に専用保護ガラスを貼り付けてある。
お値段1000円⇒ GoPro HERO 7用レンズ・液晶保護フィルム
GoPro HERO 7の外部マイク端子カバーを取り外す
GoProには外部マイクアダプターを接続できるType-C端子がついているんだけど、Type-C端子のカバーを取り外さないとGoPro本体がケースに収まらない。
ということでこのカバーを斜め45度まで開いてから、レンズ側に引っ張ることで外す。
Type-Cカバーはレゴブロックの手の様な形状で取り付けられているだけだから引っ張れば取れる。
GoPro HERO 7ををulanziケースに収納する
GoPro HERO 7の準備が整ったらケースに収納していく。今回は外部マイクも一緒に収納できるulanziのケースを用意した。⇒Ulanziケース(GoPro用)
Ulanziのケースは背面スライド式だから、スライドして開けてGoProを収納するだけ。簡単。
GoProを収納するとこんな感じ。さすがにぴったり。
外部マイクアダプターををulanziケースに収納する
次にUlanziに外部マイクアダプターを収納する。この外部マイクアダプターは値段が高くてデカいのにGoProが純正以外受け付けない糞使用。辛いけど頑張る。⇒GoPro専用外部マイクアダプター
ケースへの収納は専用スペースにスライドして入れるだけ。
専用ケースなだけあってぴったり。
断線が不安だけどぐるっと回して接続する。ケーブルの長さが中途半端すぎる。
これでGoProの準備は完成。全て含めた重量は189グラムとそこそこ重い。
この重さは俺のメインスマホのMate 20 Proとほぼ同じ。
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GoProをヘルメットにマウントする
GoProの準備が整ったら専用のアクセサリーでヘルメットにマウントする。⇒ヘルメット用マウントアクセサリー
ヘルメット用マウントアクセサリーにGoProを取り付けて
ヘルメットに当てがいながら場所の検討をつける。微調整はできるからあんまり細かくなくて大丈夫。
場所が決まったらGoPro購入時についてきたヘルメット用のカーブを描いたアクセサリーを取り付ける。シールの粘着力が凄い。
ここに専用のアクセサリーをかちゃっと取り付けたら完了。
GoPro HERO 7に外部マイクを取り付ける
ここまで来たらあと一息。GoPro HERO 7に外部マイクを取り付けたら作業完了。⇒SONY外部マイク
GoPro HERO 7の外部マイクアダプターに購入したマイクを接続する。
これをヘルメット内の適当なところに放り込む。位置は音を確認しながら調整する。
これですべての作業は完了。
スマホ連携で撮影角度を調整
ヘルメットにGoProを取り付けた状態だと背面ディスプレイが見えないから撮影角度の調整が難しいんだけど、GoProはスマホ連携にも対応しているからスマホで角度を確認できる。
GoPro HERO 7は高いだけあってさすがに機能が充実している。
使わないときは簡単に取り外しが可能
ヘルメットに装着したGoProを普段使わないときは簡単に取り外しができる。
アクセサリーの先端から取り外してもいいし
根元から取り外してもいい。
目的地に到着してからもGoProを使って撮影を続けられるのがありがたい。
GoProを使ったモトブログのやりかたまとめ
GoProを使ったモトブログはとにかく初期費用が重い。
必要な製品一覧はこちら。
- SHOEI GT-AIR
- GoPro HERO 7 Black
- MicroSDカード
- GoPro HERO 7用レンズ・液晶保護フィルム
- GoPro専用外部マイクアダプター
- Ulanziケース(GoPro用)
- ヘルメット用マウントアクセサリー
- SONY外部マイク
GoProが高いのにGoPro以外の各種のアクセサリーをたくさん購入しないといけない。めんどくさすぎ。
GoProは内蔵マイクの音質が超いい
GoPro HERO 7の撮影テストをしてみて、画質と手振れ補正の良さ意外に、内蔵マイクの音質に驚いた。とにかく風切り音とかのノイズを拾わないし、そのくせ声はきっちりと拾ってくれる。すごい。
せめて外部マイクの入力端子ぐらい本体に標準装備しとけよとは思うけど、現状アクションカメラとして最高の画質、手振れ補正、音質を手に入れるためにはGoPro以外の選択肢がない。
GoProはサポートが手厚い
最初が色々高くて大変だけど、GoProはGoPro Plusっていう月額600円の専用サポートが充実していて、どんな方法で壊してもGoPro HERO 7 Blackの場合は10,100円で新品交換してくれる。機種ごとの交換手数料一覧はこちら。
しかもGoPro PlusにはGoProが壊れてからの加入も可能(※サポートに確認済み)
GoPro HERO 7の落下防止装置を自作
走行中にGoPro HERO 7のマウントが外れても落下しないための装置を自作した方法をまとめた記事は下記。
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仕事を辞めてZZR1400で日本を半周したダイジェストです。工程は全てYoutubeで配信しているのでよければチャンネル登録をお願いします。
バイク日本一周まとめ
2019年4月にガジェマガで独立して、それを機にバイクで日本半周してきたのでその様子を記事とYoutubeにまとめています。