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【Xperia1】頑張ってほしいけど不安で一杯【起死回生ハイエンドスマホ】

2019年4月27日

ソニーグループはPS4などのゲーム部門が牽引する形で過去最高益を更新している中、モバイル事業が遂に赤字に転落した。そんな中で、起死回生をかけて発表されたXperia1が挑戦的な仕上がりで話題になっている。

果たしてXperia1でモバイル事業がソニーのお荷物を脱することができるのかその全貌を見ていきたい。

Xperia1の特徴

まず最初にXperia1の特徴をまとめる。

  • 4K 21:9の超縦長ディスプレイ
  • 望遠、標準、広角のトリプルレンズ
  • スマホ初の瞳AFに対応
  • Snapdragon855/6ギガメモリの超ハイスペック
  • 迫力のドルビーステレオスピーカー

Xperia1は今までのXperiaシリーズのような無難なハイエンドスマホではなく、色々な初めての機能を搭載したXperiaならではの挑戦的なハイエンドスマホだ。

Xperia1のスペック

Xperia1のスペックはこんな感じ。一つ一つ詳細に解説する。

ディスプレイ 6.5(有機EL)
解像度 3840x1644
CPU Snapdragon855
メモリ 6
ストレージ 128
バッテリー 3330
防水 IP68
指紋認証
DSDS ×
重量 180
サイズ 72 x 167 x  8.2

アスペクト比21:9の6.5インチ4Kディスプレイ

Xperia1はスマホ史上最も縦に長いアスペクト比21:9のディスプレイを採用した。

Xperia1は縦に長いからウェブサイトが見やすい

ガジェマガでは昔から繰り返し書いているんだけど、ウェブサイトは全て縦に長いから、スマホも縦に長いほど一画面に表示できる情報量が増える。

上の写真は左が19.5:9のMate 20 Proで右が18.7:9のP20。このわずかな差で既に一行分表示範囲が縦に長い。21:9まで縦に長いXperia1なら更にウェブサイトを快適に閲覧できる。

時間感覚が速い現代人にとって一画面に表示できる情報が増えるメリットは大きい。

ただ、過去のXperiaシリーズはナビゲーションバーを消せない仕様だから、Xperia1でも同様に消せないなら他機種より縦に長い強みが消える。開発陣頼む。

Xperia1は21:9だから映画がそのまま見れる

Xperia1の21:9という画面比率は映画の撮影比率と全く同じ。

つまりXperia1なら6.5インチの巨大ディスプレイいっぱいに映画コンテンツを表示させて楽しむことができる。

さらにXperia1は高音質化技術のドルビーアトモスにも対応しているから音も凄い。

もちろんヘッドホンが無くてもステレオスピーカーを備えているから、本体のみでも迫力の高音質を楽しめるのが嬉しい。

Xperia1は6.5インチなのに片手で持てる

Xperia1は21:9という画面比率のおかげで、6.5インチという巨大ディスプレイと片手での持ちやすさを両立した。

ただ、実際に数値を見てみると横幅は72ミリとしっかり大きい。

俺がメインスマホとして使っている6.4インチ画面比率19.5:9のMate 20 Proが72.3ミリだから0.3ミリしか変わらない。

Mate 20 Proはメンズの中でも手が大きい俺がギリギリ片手で使えるくらいの大きさだから、Xperia1は間違っても持ちやすくはない。あくまでも6.5インチにしては細いという程度。気を付けたい。

俺のメインスマホMate 20 Proを使った感想はこちら。

Mate 20 Proを3週間使用した感想と悪い所【ズルトラ難民受け入れ先】

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Xperia1は世界初の4K有機ELディスプレイスマホ

Xperiaシリーズのハイエンドモデルは常に4Kディスプレイの採用を売りにしてきたんだけど、これに関してはいらねーだろとしか言えない。

60インチの4Kディスプレイに感動しているのに6.5インチスマホが4Kディスプレイを搭載する意味はない。更に4Kでの表示は無駄に処理能力を要するし、明るさを保つためのバッテリーの消費も大きい。

過去のXperiaシリーズは4Kディスプレイの採用でバッテリー持続時間が短く弱みに繋がっていた。

一般的に4Kディスプレイを採用しているスマホは通常時は解像度を落とせるようになっているんだけど、過去のXperiaシリーズは解像度を落とせない。Xperia1では解像度を落とせる仕様になっていることを願う。

Snapdragon855/6ギガメモリ

Xperia1は現行最強CPUであるSnapdragon855と6ギガメモリを搭載する超ハイスペックスマホだ。これは俺がサブスマホとして保有するMi 9と全く同じスペックなんだけど、Antutuベンチマークは37万点と圧倒的で、その処理能力はiPhoneXSの36万点をも凌ぐ。

ちなみに過去にガジェマガで計測した数値と比較するとこんな感じ。

  • Mi 9 370408(Snapdragon855)
  • Mate 20 Pro 276,214(Kirin980)
  • nova3 208,857(Kirin970)
  • P20 205,806(Kirin970)
  • Mate9 148,204(Kirin960)
  • Redmi Note 6 Pro 116,545(Snapdragon636)
  • iPad Air 2 108,431(A8X)
  • ALLDOCUBE Cube M8 103,727(Helio X27)
  • Lenovo S5 77,424(Snapdragon625)
  • UMIDIGI One 64,756 (Helio P23)
  • GalaxyNote3 65,352(Snapdragon800)
  • Moto G4 Plus 57,671(Snapdragon617)
  • P20 lite 53,072(Kirin670)

現状これ以上性能が高いスマホは存在しないから、あらゆるゲームを快適にプレイできる。

5万円で買えるのにXperia1と同じ処理能力を誇るMi 9のレビュー記事はこちら。

【Xiaomi Mi 9実機レビュー】5万円なのに10万円スペック【欠点3つ】

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3330mAhバッテリー180グラム

Xperia1の重量は180グラムと、6.5インチスマホにしては軽い。この軽さを実現するためにバッテリー容量は3330mAhと比較的少ないように見えるけど、搭載しているCPUのSnapdragon855が省電力性に優れているから多分大丈夫。

実際3500mAhのMi 9で計測した結果は100%が20%になるまでで12時間オーバーとかなり長い。

Xperia1は瞳AFトリプルレンズカメラを搭載

Xperia1で最も注目したいのが瞳AFだ。カメラセンサーメーカーでありながらセンサーを提供している他社にカメラ画質で負け続けているXperiaシリーズだけど、Xperia1で起死回生を果たしてほしい。

特に瞳AFはソニーのハイエンドフルサイズミラーレス一眼のα9、α7iii、α7Riiiのみでアップデートされた機能で、瞳の検出率が高く超絶評判がいい。Xperia1はそれをそのまま搭載する。

ポートレート写真で重要なのは顔ではなく瞳にピントを合わせることなんだけど、面である顔と違って点となる瞳にピントを合わせるのは意外と難しい。

ソニーの瞳AF機能は高精度に瞳を検出して、自動で瞳にピントを合わせ続けてくれる超使える機能で、人物や動物を撮影するときに大活躍する。

とは言えカメラの画質が伴ってなければ瞳AFもゴミと化す。Xperia1のカメラ画質に期待したい。

Xperia1のトリプルカメラの仕様

Xperia1のトリプルカメラは最近のハイエンドスマホと同じく、広角、標準、望遠の3つのレンズを搭載している。

  • 26mm F1.6
  • 16mm F2.4
  • 52mm F2.4

広角レンズ、標準レンズともに構成は標準的。唯一望遠レンズはP30 ProとかOPPO Renoが10倍ズームなのに対して、Mate 20 Proが3倍ズーム、Mi 9が2倍ズームと各社で違いが出るところなんだけど、Xperia1は2倍ズームレンズを採用。

10倍ズームのOPPO Renoの紹介記事はこちら。

【OPPO Reno】P30 Proに続いて10倍ズーム搭載で7万円

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同じ倍率のMi 9で広角、標準、2倍望遠で撮影した写真を並べるとこんな感じ。これだけ撮り分けられれば十分。

正直望遠レンズは倍率が増しても盗撮以外使い道がないから実用的な2倍望遠を採用したXperia1の選択は支持したい。

Mate 20 Proの3倍望遠ですら倍率が高すぎて盗撮向け。

Mate 20 Proのカメラレビュー記事はこちら。

【Mate 20 Proカメラレビュー】機能と感想と弱点 in バンコク

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Xperiaの弱点はプロダクトアウト的視点

個人的にXperiaシリーズの失敗が続いているのは、開発がユーザーニーズを無視した機能ばかりを搭載、アピールしているからだと思っていて、Xperia1も漏れなく下記のズレた機能をイチオシしている。

  • 映画のように撮影できるクリエイターモード
  • 映画の比率そのままで見れるディスプレイ
  • 映画撮影のマスターモニター化が可能
  • 世界初の4K有機ELディスプレイスマホ
  • 縦長ディスプレイによるマルチウィンドウ

Xperia1のプロモーション記事を発見するたびに開発陣の正気を疑う。映画のような撮影をしても他のスマホでは比率が使いにくいし、ディスプレイが映画の比率そのままっていってもスマホで見るのはYoutubeだし、

映画撮影時のマスターモニターと色が同じだからマスターモニターとして使えるとか、そもそもマスターモニターという言葉を初めて知ったし、

さらに4Kディスプレイは無駄にオーバースペック過ぎるし、縦長ディスプレイによるマルチウィンドウはAndroid標準機能な上に誰も使ってないやつだし。

全体的に目の付け所が悪くて誰にアピールしたいのかわからないプロモーションが多い。

縦長ディスプレイと瞳AFに期待

とはいえ、今回のXperia1は今までにない縦長ディスプレイによる情報量の多さとか、トリプルレンズカメラと瞳AF、スマホ最強クラスのスペックを搭載していて光る部分も多いから、もしかしたらもしかするんじゃないかとも思っている。

Xperiaには数少ない日本のスマホブランドとしてシャープとともに頑張ってほしい。

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