ガジェマガ

ガジェットと生活改善のブログマガジン【更新お休み中】

スマホ

【BALMUDA Phone】敢えてゴミを発売する理由【買うな】

2021年11月27日

BALMUDA Phoneが発売されてそのあまりのコスパの悪さで話題になっている。

個人的にはこのスマホは検証するまでもない完全なるゴミだと思っているんだけど、そもそもなぜこんなゴミを発売したのか、BALMUDAの狙いはなんなのかというのが気になった。

ということで今回はBALMUDA Phoneがどうゴミなのか、そもそもの存在意義はなんなのかというのを俺なりに深堀りしたい。

トーマスです。ツイッターYoutubeもやってます。お問い合わせはこちら




この記事の目次(クリックでジャンプ)

BALMUDAとは

そもそもBALMUDAとはということからになる。バルミューダはスタイリッシュなデザインの家電製品を販売する家電メーカーで、主力商品は扇風機とかトースター、スピーカーなど、製品数は少ないながら、多くのジャンルに進出している多角経営企業だ。

最大の特徴は自社工場を持たないファブレス企業であることで、今回のBALMUDA Phoneも生産は京セラが担当していたりする。

つまりBALMUDAは製品のデザイン及び設計とマーケティングを担当するのみで固定費が少ないのが強み。

シェアを取らない、という戦略

更にBALMUDAは敢えてシェアを取らないという独自の戦略を取っていて、決算資料を見ても最大シェアのトースターで5.3%と超少ない。

その代わり他社製品と比較しても圧倒的に高い価格帯によって利益を確保しているのが特徴。特に扇風機なんかは他社平均価格の15倍程の価格で販売している。

高い物を少なく売るという薄利多売とは真逆の戦略で成長しているのがバルミューダなんだ。そんな会社が出すスマホがどうなるのかということで今回注目が集まった。

BALMUDA Phoneはゴミ

最初にも書いた通りバルミューダスマホは完全なるゴミなんだけど、その理由は去年発売されたスマホよりショボいのに値段が高いから。

Pixel 4a 5Gなら6万円

具体的に去年発売されたPixel 4a 5gと比較した表が下記なんだけど、

BALMUDA Phone Pixel 4a 5G
ディスプレイ 4.9 6.24(有機EL)
解像度 1920x1080 2340x1080
CPU Snapdragon765 Snapdragon765G
メモリ 6 6
ストレージ 128 128
バッテリー 2500(Qi) 3885
セキュリティ 指紋 指紋
おサイフ
防水 IP44 ×
デュアルSIM × △(eSIM)
重量 138 168
サイズ 69x123x13.7 74.0x153.9x8.2
価格(税込) 104,800円(公式)
143,280円(ソフトバンク)
60,500円

BALMUDA Phoneが上回っているのは重量と無線充電だけ。それでいて値段は4万円も高い。

Reno 5Aなら5万円

更に下記が現行機のReno 5Aとの比較なんだけど

BALMUDA Phone Reno 5A
ディスプレイ 4.9 6.55(90Hz)
解像度 1920x1080 2400x1080
CPU Snapdragon765 Snapdragon765G
メモリ 6 6
ストレージ 128 128
バッテリー 2500(Qi) 4000
セキュリティ 指紋 指紋/顔
おサイフ
防水 IP44 IP68
デュアルSIM ×
重量 138 182
サイズ 69x123x13.7 74.6 x 162 x 8.2
価格(税込) 104,800円(公式)
143,280円(ソフトバンク)
54,800円

これもBALMUDA Phoneが上回っているのは重量と無線充電のみ。それでいて5万円も高い。

BALMUDA Phoneはスマホ単体で見ても

  • 分厚過ぎ 1.3センチ
  • 2500mAhは少なすぎ
  • 背面がプラスチック
  • スピーカーがシングル
  • ディスプレイが液晶の60Hz
  • デュアルSIM非対応
  • 防水もほぼ非対応
  • カメラはシングル

と欠点だらけ。BALMUDA Phoneは絶対的な後悔が保証されたスマホなんだ。

市場に存在価値が無い

というか10万円も出せばPixel 6(74,800円)だってiPhone13 mini(86,800円)だって射程に入る。そんな中で敢えてBALMUDA Phoneを選ぶ理由があるだろうか。いやない(反語)

しかもそれらのスマホと比較した強みがBALMUDA Phoneにはない。だからゴミ。市場に存在意義が無いスマホ、それがBALMUDA Phoneだ。

BALMUDA Phoneの戦略

とはいえそんなことは今までマーケティングで生きてきたBALMUDAはお見通しのはず。我が社の製品はゴミである。BALMUDAもそれをわかって発売している。

だから重要なのはBALMUDA Phoneがどうゴミなのかではなく、なぜゴミを発売するのかということなんだ。

とはいえそれは最初に説明したバルミューダの戦略通りでそれ以上でも以下でもない。

2020年12月の決算で予告していた通り、BALMUDAは売り上げを上乗せするために新ジャンルの製品を発売することを会社の成長戦略として掲げていた。

その新ジャンルの一つがBALMUDA Phoneだったというだけの話。

更にこれも最初に説明した通り、BALMUDAはそもそもシェアを取る気が無い。高い製品を少ないユーザーに買わせることで確実に黒字化する戦略も今まで通り。

つまりBALMUDAとしては何も変わっていない。今まで通りデザインが良く値段が高い製品を発売しているだけ。

スマホ参入の広告効果は抜群

しかもスマホとなると注目度は白物家電とは段違い。スマホは全日本人の生活に欠かせないデバイスだから話題にせざるを得ない。

俺もこうして自主的にバルミューダを紹介してしまっている始末で広告効果は抜群。今回のスマホ参入で多くの人がBALMUDAの名前を知ることになった。

BALMUDA Phoneのターゲットは情弱

ただ、今回はスマホなのが厄介だった。スマホは今までの白物家電と違って数値で明確に良し悪しを判断されてしまう。実際BALMUDA Phoneはカタログスペックの段階でこんなもん誰が買うんだよという声が噴出しまくっていた。

それを肯定するようにBALMUDA寺尾社長もBALMUDA Phoneのターゲットを

「我々はスマホの画面を見るために生きているのではない。すてきな人生を送るために生きているのであって、スマホはあくまでもそのための補助をする道具だ」

「スマホは人がよりよく生きるための補助道具だと考えている。この考えが少しでも気になって、耳を傾けて、手に取っていただける方が購入の候補に入ると思う」

とスマホの利用時間が少ない情弱を名指しにしている。つまりスマホの価値もわからない馬鹿にゴミを売りつけようというのがBALMUDA Phoneの狙いだ。

ソフトバンクとタッグを組んで販売

こんなものを発売してしまうと俺みたいなスマホオタクにゴミだゴミだと騒がれて売れないリスクも伴うんだけど、バルミューダはそれもお見通し。

どうせまともに戦っても売れないと分かっているからソフトバンクとがっちりと手を組んでしまった。俺みたいなスマホオタクはそもそもターゲットじゃない。

しかもスマホの売り上げ目標もいつもの戦略通りで27億円と超絶少ない。これはスマホの台数になおすとたったの27,000台にしかならない。

いくらBALMUDA Phoneが正真正銘のゴミだとしてもソフトバンクの営業力をもってすれば27,000台なんて余裕。更にソフトバンク版は14万円という暴利っぷりで鬼に金棒状態。

つまりオタクがゴミだゴミだと騒いだところでBALMUDA Phoneはしっかりと売り上げ目標を達成するし利益にもなる。

BALMUDAにとってはメリットしかない最強の広告塔がBALMUDA Phoneの正体なんだ。全ては計算済みだった。

スマホはカタログで判断できる製品

という感じでBALMUDA Phoneの戦略は見事。どうせ情弱は助けたところで別の誰かに搾取される。なら俺が搾取した方がいいという考えには心から賛同するし、それを綿密に計画して実行する手腕も凄い。

更に話題にもなって広告効果も抜群。例えスマホオタクとか知識層にBALMUDA Phoneがゴミだゴミだと騒がれたところで痛くも痒くもない。

なぜならBALMUDA Phoneを買うのはYoutubeとかブログとかTwitterで調べもせずに、ソフトバンクに足を運んで店員の言われるがままにスマホを購入する無知な弱者だから。

ゴミだと知ってる人はBALMUDA Phoneを買わないし、BALMUDA Phone購入者はゴミを掴まされた事に気付かない。

誰も幸せにならない製品

とはいえBALMUDA Phoneが誰も幸せにしない商品なのも間違いない。シンプルに情報の不平等性に付け込んで弱者から搾取してるだけ。他にもっと安くて良い製品があるのにBALMUDA Phoneが売れるのは市場の歪みでしかない。

そしてBALMUDA Phoneによってバルミューダの知名度は間違いなく上がるとは思うけど、その分BALMUDAはそういう会社だという印象を持つ人も増える。俺もその一人。

高いけど物は良い、という今までのイメージは、ゴミを高値で売る会社に一変した。このイメージがBALMUDA Phoneのみに留まればまだ良いけど、万が一過去の白物家電にまで波及すればバルミューダの命運を分けかねない。

その意味で俺は今回のBALMUDA Phoneは悪手だったと思う。悪名が無名に勝るか、無名のままの方が良かったかは今後のバルミューダの展開に注目したい。

BALMUDA Phoneに続編はない

もう一つ言うならBALMUDA Phoneに続編はない。なぜならバレたから。そしてまだ気づいていないソフトバンクショップでBALMUDA Phoneを購入する情弱も徐々に気付くから。だから次回は売れない。BALMUDA Phoneは売り切りの逃げ切りビジネスになる。

そしてバルミューダの戦略的にもコスパでの戦いは絶対にない。だからBALMUDA PhoneはマジでBALMUDAの広告塔としての役割だけを果たして1代で消えていく。伝説のスマホになる可能性があるという意味で、プレミアに期待する人は購入してもいいかもしれない。

それ以外はいかなる人にもおすすめはしない。とはいえこの記事に辿り着くような人はターゲットじゃないからこの忠告も徒労に終わる。どう転んでも情弱は救えないという話。

【動画で解説】BALMUDA Phone

スマホ レビュー

2021/12/14

【iPhone 13 Proレビュー】スマホ史上最高傑作。弱点4つ

毎年恒例のiPhone13シリーズが発売されたから俺も例に漏れずに購入した。別の記事でも解説した通り今回のiPhoneはProモデルが熱い。 ということでPro Maxを買いたかったんだけど出荷数が少なすぎるらしく手に入らなかったから大きさ以外の仕様が同じProを購入した。13になることでどれほど進化しているのかを確認したい。 iPhone 13 Proの特徴 今回のiPhone 13はProモデルが熱いというのは上でも書いた通りだけど、Proモデルは進化点が多い。特徴は下記。 リフレッシュレート120H ...

ライフハック 買ってよかったもの

2022/1/3

【2022年版】生活が変わるガジェマガ式買ってよかったもの17選

いよいよ一人暮らしも9年目に突入していて、欲しいモノは一通り買ってしまった。これからも物欲は尽きることないだろうし、ガジェットに限らず様々な物を購入することになると思うけど、今後は足りないものを補うというより、今あるものをグレードアップする買い物が主流になると思う。 そんな満たされた生活の中でも、俺基準俺調べの買ってよかった商品を、生活に与えたインパクト順にランキング形式でを紹介したい。正直もっと早く買っておけば良かったと思うものばかりなので、まだ持っていないものがあれば急いで購入してほしい。 16位 黒 ...

ライフハック 買ってよかったもの

2021/10/8

【そもそも鞄いる?】ガジェマガの中の人のポケットとカバンの中身

多くの有名ブロガーがカバンの中身を記事にしているのにガジェマガではまだ一度も鞄の中身について書いたことがなかった。ブロガーになりたいのであれば、他のブロガーが書いている記事はしっかりと抑えておきたいということで、今回はガジェマガなりのカバンの中身と、ポケットの中身を紹介したい。 鞄はオカマの象徴 in USA 俺は中学生高校生の頃はリュックサックを使っていたし、社会人になってからはボディバッグを休日の荷物入れとして使っていた。社会人になり立ての頃にアメリカに留学していた妹と再会する機会があって、アメリカの ...

スマホ レビュー

2021/11/13

【Pixel 6 Proレビュー】iPhoneを殺す【弱点4つ】

グーグル謹製の鳴り物入りスマホPixelシリーズの第6弾が発売された。Pixelシリーズと言えば今まではグーグル謹製とは名ばかりのがっかりスマホというイメージが強かったんだけど、今回のPixel 6 Proは今までとは一味違う。 多数の独自機能が追加されているしスペックも全然悪くないのに値段が安い。これひょっとするとひょっとするんじゃないかという気がしている。 ということで6度目の正直となるPixel 6 Proを購入したからレビューしたい。 Pixel 6 Proの特徴 今回購入したPixel 6 Pr ...

ライフハック 体験談

2021/6/18

【狭い家のメリットデメリット】6畳1Kに8年住んだ感想【一人暮らし

田舎の人が都会に引っ越す際に危惧するのは部屋の狭さなんだけどそれは間違ってない。都会は家賃が高いから広い部屋に住めない。 でもそれは悪いことばかりではない。寧ろ狭い部屋は快適だな。と渋谷区6畳1Kの家に8年住んで思う。ということで今回は俺が感じた狭い部屋に住むメリットデメリットを解説する。 狭い部屋の家賃だけじゃないメリット 狭い部屋は家賃が安い。これが最大のメリットなのは間違いない。 東京都の平均家賃相場は22万円 実際俺が住む東京都渋谷区は日本でもトップクラスに家賃が高いエリアで、2LDKとかを選んだ ...

ライフハック

2021/7/25

タワマンに住みたいからメリットデメリットを考える【一人暮らし】

久しぶりに興味があることが見つかって最近テンションが上がってる。タワマンに住みたい。今の8万円の家の立地は最強だし、設備の割に家賃が安くて気に入ってはいるんだけど、さすがに9年住んで色々と限界を感じているのが正直なところ。 そろそろ引っ越したいと思うことが増えてきていたんだけど、どうせなら振れ幅重視でタワマンに住んだら面白いかも。と思ったのがきっかけ。ただ、タワマンなんて人生初だし怖すぎ。ということで俺がタワマンを検討している理由と、タワマンに住むメリットデメリットを検討する。 今の家の不満点 まずはタワ ...

スマホ レビュー

2020/11/10

【Galaxy Note20 Ultraレビュー】浪漫の塊。コスパは最悪。

2年間カメラのために愛用しつづけたMate 20 Proを遂に乗り換える。その候補がOnePlus 8 ProとGalaxy Note20 Ultraなんだ。OnePlus 8 Proは既にレビューをしていて8万円で買える最強スマホと言える仕上がりなんだけど、スマホは乗り換えたら多分1年は使うことになるから、メインスマホ選びは慎重にならざるを得ない。 ということで15万円もする超最強スマホGalaxy Note20 Ultraを入手したからレビューする。 Galaxy Note20 Ultraの特長 Ga ...

AFFINGER6導入

2020/6/4

【ブログで稼ぐ】AFFINGER5導入から1年5か月のPVと収益

ブログで稼ぐならワードプレスを使った方が良い、ワードプレスで稼ぐなら有料テーマを使った方が良いという話は聞いたことがある人も多いと思う。 俺もその話を鵜呑みにしてワードプレスの有料テーマAFFINGER5を購入した口なんだけど、AFFINGER5を導入したことでどれくらい効果があったのかをガジェマガの事例で紹介したい。 ガジェマガ運営の経緯 まずはガジェマガ運営の経緯を紹介する。 2015年10月にFC2でブログ運営開始 2016年5月頃にオススメスマホランキング記事が検索上位に表示される 2016年5月 ...

メンズ美容・健康 ライフハック 体験談

2021/10/23

【体験談】ICLカウンセリングでレーシックに申し込んだ話【視力矯正】

最近レーシックとかICLと言った視力矯正手術を耳にする機会が増えていて、俺もせっかくだから視力を良くしようとICLに申し込んだ結果、レーシックの予約をして家に帰った。何を言っているのかわからないと思うけど俺にもわかっていない。 ということでカウンセリングでなにが起きたのか、なぜICLではなくレーシックを選んだのかを解説する。 視力の悪さは機会損失 俺の視力はギリ裸眼で生活できるレベルで、両目0.7なこともあって車の運転するときもコンタクトとかメガネは使わない。かといって十分な視力というわけではなく、遠くの ...

-スマホ

Copyright© ガジェマガ , 2022 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.