新しいパソコンPrestige14を実験的に購入したというのは何度も書いているんだけど、Prestigge14はType-C端子での100W充電に対応している。
ということでMATECHの100W充電器を購入したから簡単に使用感を解説したい。
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時代は140W充電まで来てる
今回はMATECHの100W充電器を購入したけど、実は時代はもう既に140W充電まで来ていて、あのMacBook Proの最上位モデルすらType-C端子で充電できてしまうんだ。というかそもそもMacBook ProにはType-C端子しか搭載されていないから多くのメーカーがMacBook Proで使ってもらうべく小型のType-C充電器を発売しているという流れ。シェアは偉大。
そして現状充電器メーカー大手が出している140W充電器は下記。
ANKER | MATECH | UGREEN | |
単ポート最大電力 | 140W | 140W | 140W |
重量 | 235g | 270g | 300g |
端子数 | 1 | 3 | 3 |
コネクタ収納 | 〇 | 〇 | 〇 |
ケーブル付属 | × | 〇 | 〇 |
価格 | 9990円 | 8980円 | 14980円 |
将来的には200W以上の充電にも対応する予定で、そうなるといよいよすべてのゲーミングノートパソコンまでType-C端子で充電できるようになる。いい時代。
ただし、140W充電器は大容量なだけあって一番小さいAnker製品でも235グラムとしっかり重い。
あとAnker製品だけケーブルが付属していないから注意。充電器を買ったら絶対ケーブルも使うんだから付属しておいてほしい。
100W充電でも必要十分なスペック
今回俺がPrestige14を購入したのはスペックそのままに小型化することでどこまで快適になるのかの検証も混み。だから必要電力は100Wと控えめ。
というのも最新の12世代Intel CPUのCore i7-1280Pは省電力モデルということもあって性能のわりに消費電力が劇的に少ないのが特徴なんだ。スペックを追い求めなければ100Wでも十分な性能を得られる時代になりつつある。いい時代。
大手メーカーから出ている100W充電器を比較すると下記。
ANKER | MATECH | UGREEN | |
単ポート最大電力 | 100W | 100W | 100W |
重量 | 216g | 196g | 230g |
端子数 | 2 | 3 | 2 |
コネクタ収納 | 〇 | 〇 | 〇 |
ケーブル付属 | × | 〇 | 〇 |
価格 | 8990円 | 7980円 | 6980円 |
140W充電器より若干軽くはなるけどどれもまだ200g越えとしっかり重め。中でも最も軽くポート数が多いMATECHの充電器を今回は購入したという形。
あとAnker製はやっぱりケーブルがないのがネック。
100W充電器は自重で落ちる
MATECHの充電器を手に持った最初の印象はやっぱりでかいということだった。出力はまだ控えめな100Wだしコンパクトなサイズが売りではあるんだけど、それでもぎっちり詰まった200gは普通にでかいし重い。
というのも俺が保有する30W、65W、100Wの充電器を並べるとこんな感じで、やっぱり100Wのサイズだけ群を抜いているんだ。
というかこう見ると65Wが小さすぎるんじゃないかという気すらする。コンセント差込口を収納することはできないけど感動的に小さい。
この200gの重さはシンプルに荷物が重くなるだけでなく普段使いでも意外と足を引っ張る。というのもコンセントに差すとこんな感じになるんだけど、
そこにケーブルをさすと自重とケーブルの重さが合わさって普通に充電器が落ちる。
この仕様はマジでよくない。世のコンセントなんてそんなに選べるわけでもないのに、この充電器はコンセントを選ぶ。もし少し高さがあるコンセントだとさしても落下するから使い物にならない。
これが例えば65W充電器なら自身が軽いからケーブルをさしてもしっかりと安定する。
重く大きくなることで自重を支えられなくなるのは盲点だった。100W充電器は便利だけどこの欠点は困る。
ということで100W充電器を使うなら低い位置にあるコンセントか横向きについているコンセントの2択しか利用できない。これは140W充電器でも今後登場するであろう200W充電器でも全く同じ。まずい。
100W充電器で完結するのは感動的
最初から悪いところを書いてしまったけど、とはいえこの充電器一つですべての充電を完結できるユーザー体験はマジで感動的。
ポートが3つもついてるからパソコンだけでなく2台のスマホだって同時に充電できてしまうし、この充電器と付属の2mケーブルを合わせても重量はたったの240gに収まる。
これだけでパソコンもスマホも充電できてしまう。
これでもうENVY15の200W充電器を持ち運ばなくていいんだと思うと涙が出る。出ない。
更にコネクタの収納だって当たり前にできてしまうからカバンの中で他のデバイスに傷をつけることもない。
小さいし荷物が減るし一つにまとめられるしで100W充電器はマジの革命だと思う。Thunderbolt端子を開発してくれた人に感謝してもしきれない。
充電器はサイズ感が今後の課題
100Wの充電器は革命的に便利だし、対応しているノートパソコンを持ち運ぶ人には絶対的におすすめだし、技術の進歩を体感できる分野ではあるんだけど、さすがに100Wを超えてくると存在感が大きく、そのサイズ感はまだまだネックになる。というのが使ってみた感想。
今回たまたま100Wで充電できるPrestige14を選んだからまだ100W充電器のサイズで済んだけど、これが140Wならもっとでかく邪魔になるし、そうなるともちろん自重で落下することになる。
100W充電器は革命的に便利ではあるんだけど、200gを超える充電器のコンセント直差しが新たな課題になるのは盲点だった。今後充電器はさらに大容量化するだろうけど、それと並行したコンセントから落ちないサイズ感の実現または形状の工夫に期待したい。
幸い最近はノートパソコンの省電力化も目覚ましいし、消費電力をそのままにより高い性能を発揮できるようになっているから、今現在持ち運びメインのノートパソコンの購入を考えている人は現段階では100W以内で充電できる消費電力の製品がおすすめかもしれない。
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AUKEY(Omnia)100W充電器を追加購入
その後ツイッターでおすすめしてもらったAUKEYが発売する100W充電器を追加購入したから簡単に紹介する。
真ん中のがAUKEYの100W充電器で、MATECHと比べてもさらに小さい。
重量はなんと149グラムでさらに軽い。驚異的な軽さ。
重量が軽くなったことでコンセントでの安定感も少し向上した。
なによりこのAUKEYの100W充電器クーポン込みで値段が2,999円と死ぬほど安い。
さくらレビューで追放の黒歴史あり
ただ、AUKEYは過去にさくらレビューでAmazonから追放されていて、現在はOmniaという謎のメーカー名で販売している。
限りなく黒っぽい製品ではあるけど品質は確かっぽいからポートが一つでも問題ないという人はOmnia(AUKEY)を選択してみるのもありかもしれない。