クソニッチすぎる話題ではあるんだけどバイク乗りにとってヘルメットシールドの選択は一つの悩みになる。
実は俺も先日SHOEIのZ-8というヘルメットに買い替えたところではあるんだけど、
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黒のバイク、黒のヘルメットに一体何色のシールドをつけるべきかはかなり悩んだし、今も悩んでる。
とはいえ色々考えてとりあえず一端の結論は出したから、今回は俺の俺による俺のための考察過程を道しるべとして記す。今後バイクのヘルメットシールドの色を検討する人の参考にしてほしい所存。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
2024年11月11日追記:ファイアオレンジを選択
シールドの色はこの記事で散々迷った結果黒スモークにしたんだけど、日本一周に出発するにあたってファイアオレンジに変更した。
理由は空の青さが際立って景色がより綺麗に見えるから。せっかくツーリングするなら外からの見た目より喜びを重視することにした。
だからバイクは黒、ヘルメットも黒、グローブも服も黒、シールドはSHOEI純正のファイアオレンジが俺の今のスタイル。
見られやすい街乗りでは黒のスモークシールドに切り替えてもいいかもしれないけどめんどくさいからオレンジのままにしてる。
「バイク乗り」は高潔ではない
ところでバイク関連の話になると急にバイク乗りらしい運転とか、公道のマナーを説くお利口さんが増える風潮が蔓延してるけど真に受けなくていい。
そもそも論ただバイクに乗っているだけの人間が高潔なはずがないのに、ことバイクの話になるとなぜか勝手に同じバイク乗りの仲間という立場から自分なりの安全ルールを押し付けたがる人が多い。
というのも模範的ライダーも安全の基準も人それぞれ。安全運転するに越したことはないけど、過剰な安全神話の堅苦しさに捕らわれてバイクに乗れなくなってしまっては本末転倒なんだ。所詮バイクなんて移動手段に過ぎないんだから自分なりの安全と快適さのバランスを追求して楽しめばOK。
もちろん俺の言葉を鵜呑みにして死んでも俺は一切責任を取らない。自分の行動には自分で責任を取るのが大人だと聞いてる。
ヘルメットシールドも自由でOK
そしてこの模範的ライダーの風習はヘルメットシールドにまで及んでいて、ウェブ上を検索すると夜間のシールド着用はやめましょうという過剰な安全神話が蔓延してるけどこれも真に受けなくてもいい。というのも実際はミラーシールドをつけた状態でも余裕で夜間走行はできるんだ。
もちろん夜間の森の中とかであれば全く見えなくはなるけど、そんな時はシールドを開けて走ればいいだけの話。
人間の目は暗さに慣れる。市街地とか街頭がある道路なら夜間でも普通に見えるし、俺は夜間もシールドをつけて走行している。もちろん真に受けて死んでも俺は一切の責任を取らない。
格好良いのはバイク乗りではなくバイク
大型バイクほど無駄な乗り物はない。というのはガジェマガでは何度か言ってるけど、大型バイクは無駄なパワーと引き換えに軽自動以上の維持費がかかり、しかも利便性は皆無という趣味の乗り物で、通勤通学コストを節約できる中型バイクと違ってサーキットにでも行かない限り大型バイクに乗る合理的な理由は何もなかったりする。
大型バイクは見た目が全て
それでも公道で大型バイクに乗るのは見た目がかっこいいからに他ならない。
中型バイクにはない圧倒的なボリューム感と尖ったデザインは大型バイクならでは。つまりこのかっこいい大型バイクに乗ってる俺を見て!というのが大型バイクに乗る最大の理由なんだ。
なら大型バイクは格好よく乗らなくてはならないというのが俺なりの持論。俺が乗ることで完成されたデザインを損なうようでは本末転倒なんだ。
せめてトータルでマイナスにならない見た目を心掛けないといけない。だから俺はお腹が出ている大型バイク乗りなんてもっての外だと思っているんだけど、それはシールド、ヘルメット、ブーツなどでも同じ。
せっかく大型バイクに乗るのであれば色と柄がガチャガチャしすぎてバイクとのトータルバランスを損なう事態は避けたい。という視点でシールド含めライディンググッズを検討すると選びやすくなる、かも。という長い長い前振り。
シールドの色を見え方で検討する
やっとここからシールドの話になる。ここまで見た目の話をしておきながらではあるけど、まずはシールドそれぞれの色が持つ特性から簡単に解説する。
世の中に出回っているシールドの種類は大きく下記5種類。
- クリア
- スモーク
- シルバーミラー
- オレンジミラー
- ブルーミラー
名称は違えど大体この中に収まる。それぞれの特性と装着時の見え方を簡単に解説する。
クリアの特徴と見え方
購入時についているシールド。よっぽどのイケメンでない限りは控えた方が無難。俺の顔でバイクの格好良さを台無しにするわけにはいかない。顔に自信がある人はクリアのままでもOK。
見え方はクリアという名称の通り肉眼と同じでこんな感じ。
スモークの特徴との見え方
黒色。もっとも主張が少ない色でどんな色にも合わせやすい。
スモークを装着した見え方はこんな感じ。
サングラスと同じで全体がうっすら暗くなる感じ。
シルバーミラーの特徴と見え方
鏡のように全てを反射するシールド。存在感がないかと思いきやぱっと見は白っぽいからシールド自体にそれなりの主張もある。
シルバーミラーを装着した見え方はこんな感じ。
色味は若干オレンジ寄り。更にスモークより暗い見え方になる傾向。
オレンジミラー
赤系、オレンジ系、金系のカラーリングのシールド。ヘルメットに目立つ赤色が入るからそれ自体に存在感がある。
オレンジミラーを装着した状態での見え方はこんな感じ。
オレンジミラーはオレンジ系の光を反射するから全体が青色に寄る。青い空とか青い海が綺麗に見えるからツーリング好きにおすすめされやすい傾向。あと夕日にも比較的強い。
ブルーミラー
青系のミラーシールド。赤と並んで最も一般的。赤ほど色の主張が強くないから全体の色の印象を左右しにくい。
見え方を紹介したいけど俺が持ってない。今注文中だから届いたら画像を載せる予定。原理は赤シールドと同じで、青シールドは青系の光を反射するから視界がオレンジ寄りになる。
その分コントラストがはっきりして距離感が掴みやすく、夜間でも使いやすいのが特徴。逆にオレンジ色は透過しやすいから夕日には弱い。
シールドの色をイメージで検討する
ここまではシールドごとの見え方の違いではあるんだけど、大型バイクは見た目が命というのは上でも書いた通り。つまり中からの見え方よりも、どう見られるかの方がが重要。というのが俺の持論。
そこでここからは俺の超主観的なシールドごとのイメージを参考程度に解説する。俺が抱いているイメージは世間もきっと同じように抱いていると信じてる。信じたい。
ミラーシールドはイキリキッズ感強め
俺も愛用しているミラーシールドはイキリキッズ感が強め。
そもそも世間はバイク乗りが思うほどバイクに興味がないし、バイクをかっこいいとも思っていないんだけど、中でもミラーシールドの受けはよくない。
この辺りはグラサンで考えるとわかりやすい。市民権を得ているメガネとサングラスに対して、ミラーグラサンは良くも悪くもかなり調子に乗ってる印象を抱く。もちろん人によってはオシャレにつけこなすともできるんだろうけど難易度は高め。
ただ、顔が確実に隠れる安心感は強く、バイクのデザインを阻害しにくいのが強み。
スモークシールドは悪役感強め
黒一色に染まるスモークシールドは悪役感強め。
というか映画でバイクに乗るシーンがあると大体黒が使われる。顔を隠したい、個性を隠したい、存在感を隠したい象徴として黒シールドは選ばれがち。無難でどんな色にも合わせやすい代わりにちょっと怖い印象がある。
欠点としてはミラーシールドと比較すると反射しない分顔を完全には隠しにくいことで、顔を隠したいなら濃い目のスモークを選んだ方がいい。
クリアシールドは初心者感強め
最も視認性が高いクリアシールドは標準装備ということもあってどうしても初心者感が強く出る。
バイク買い立て、安全意識高め、もしくは見た目に無頓着な印象。もちろんそれは悪いことではないけど、せっかくならバイクとの一体感を高めるために色つきのシールドを選びたいところ。
ギアとの組み合わせで検討する
ここまで色々救いようがない話をしてきたけど、これはあくまでも俺が葛藤した過程。
要は世間はバイク乗りが思っているほどバイクをかっこいいと思ってないし、バイクに興味がないからどう転んでも好印象になることは少なく、ミラーシールド単体の色で考えるだけ無駄だったりする。
つまりミラーシールド単体ではなくトータルバランスで考えることが重要。
配色を3色以内に抑える
で、じゃあどうすればユニクロでかっこよくなるのかというと、これはオタクの俺の苦手分野でもあるんだけど、世間一般でよく言われるのは配色を3色以内に抑えることなんだ。
色は少なければ少ないほどまとまって見える。攻めるセンスが無いなら守ればいいだけの話。今の街中に溢れてる黒靴、黒ズボン、白シャツがまさにそれ。
多くても3色、少なければ2色または1色まで抑えれば外す方が難しくなるし、それなりに様に見えるようになる。シンプルイズベスト。
ギアとシールドの色を合わせる
ということでシールドを選ぶなら、自分が所有するウェア、グローブ、ブーツ辺りの配色と合わせるのが一番無難。
幸いシールドで一般的なミラー(白)、オレンジ、青はどれもグローブ、ブーツでは入手しやすい。
あとは自分がそれぞれの色に抱くイメージの中でどう見られたいかを考えて使う色を選べばOK。
俺の結論は黒一色
じゃあお前の結論はなんなんだという話になるんだけど、オタクの俺は自分のセンスの無さを信じて黒に染まることを選んだ。全て黒なら外しようがない。考える必要もなく楽。
ということで俺はシールドはシルバーミラー、ダークシルバーミラー、スモークの3色で検討中。あとはZ-8のラインナップの拡充を待って随時試していく予定。
つまりバイクのシールドの色の結論は解無し。どうせ大型バイクなんて世間は誰も見ていない。自己満の世界だからこそ自分なりの美学を追求しつつ好きにすればいいじゃない、どうせ無駄なのだから。とまお。
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