今や身の回りはモバイルデバイスだらけで世の中は着実に便利になり続けているんだけど、新たに出てきた課題が充電なんだ。
持ち歩くデバイスの数が多いということはその充電の手間も多い。もっと早く充電したいし、もっと気軽に充電器を持ち出したい、これってトリビアになりませんか?
という悩みにこたえられる製品となるAnkerのNano II 65Wを購入したから簡単にレビューをする。
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最近のスマホは急速充電対応
そもそもなぜAnker Nano IIなのかというと最近のスマホが軒並み急速充電に対応しているからなんだ。
特にハイエンドスマホほど電池の消費量が大きい代わりに高速充電に対応していることが多く、バッテリー持たないけど充電は早いから許してねとバランスを取っている状況。
実際俺のGalaxy Note20 Ultraも25Wまでの高速充電に対応していて、Anker Nano IIを使用することで表示が超急速充電に代わって、
残り53%を47分で充電できるようになる。1時間半程度で100%になる計算。
しかもGalaxy Note20 Ultraはハイエンドスマホとしてはまだ遅い方で、最近のハイエンドスマホだと40Wから60Wの急速充電に対応しているのが一般的。中には120Wに対応しているスマホまである。
急速充電器があればスマホを素早く充電できる。寝る前に充電を忘れても朝起きてから十分充電できしてしまう。忙しい現代人のスマホライフに急速充電器は役に立つんだ。
Nano IIは最軽量65W充電器
そしてAnkerのNano IIは65Wの急速充電器としては世界最軽量で最小。だから凄いという話。
Anker Nano IIは今までの65W充電器とはマジで比べ物にならないくらいに小さい。感動的。リップクリームと比べてもこのサイズ感でやばい。
しかもこんなに小さいのにコンセント部分は折り畳み式。
使わないときは収納できるからかさばらないしカバンのなかでほかのガジェットを傷つけることもない。
Nano IIは見た目以上に重い
但しこれだけの小ささに65Wの出力を詰め込んでいるだけのことはあって、Nano IIは見た目からは想像できないくらいに重い。
Nano IIよりはるかに体積が大きい俺のメインイヤホンSoundcore Liberty Air 2 Proはたったの61グラムしかないのに
Nano IIは116グラムもある。
ほぼ倍。この体積密度は初めて金を持った感覚に近い。
つまり驚くほどコンパクト。これで65W充電器を持ち運べるから今まで以上に荷物を少なくできる。
Nano IIはパソコンも充電可能
Nano IIの凄いところ小さい事だけじゃない。Nano IIが凄いのは65Wという圧倒的な出力のお陰でスマホだけでなくパソコンの充電器としても使えてしまうことなんだ。
例えばこれが俺が外出用パソコンとして使っているLenovo ideapad Flex 550の充電器なんだけど
外でパソコンを充電するために持ち歩いていたこの糞みたいにデカくて重くて邪魔なパソコン専用の充電器は344グラムもある。同じ65W出力なのに。
これを今後はNano IIとType-Cケーブルに置き換えることができてしまう。
重量もたったの179グラムだから165グラムも軽くなる。このサイズ感の違いで出力は同じなんだからNano IIがいかに凄いかがわかる。
実際Nano IIでパソコンを充電するとこんな感じで
しっかり65Wで充電できているから最大のパフォーマンスを出せる。
しかもNano IIはType-Cだからパソコンだけでなくスマホも充電できる。これがNano II。Nano IIは充電器界の革命児なんだ。
Lenovo ideapad Flex 550のレビュー記事は下記。
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65W充電には専用ケーブルが必要
ということでNano IIはサイズの割にパワーが最高。65W急速充電に対応しているスマホまたは65W充電以下のType-C充電に対応しているパソコンを持っているなら買っていい。
但し、充電器が65Wに対応していてもケーブルが65Wに対応していないと本領を発揮できないから注意。
Nano IIを購入するなら65W以上の出力に対応たケーブルも併せて購入することを忘れないようにしたい。ややこしい。
65W出力は帯に短くたすきに長い
俺はもうNano IIを約一か月使っていて、Nano IIはことスマホの充電においては素晴らしい製品だなとは思っているんだけど、パソコンの充電としてはNano IIはあと一歩という感じで惜しい。
Nano IIはパソコンの充電器としては心もとない
というのもパソコンの場合65W出力じゃ足りないんだ。今回の例として紹介したLenovo ideapad Flex 550は丁度65Wで動作してくれるからいいんだけど、GPUとかを搭載するこれ以上のスペックのパソコンともなると65Wでは全く足りない。つまり充電が間に合わない。
特に俺のメインパソコンENVY15は135Wで動作するからNano IIじゃどうにもならず、超クソでか充電器の持ち運びが必須。
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そもそもENVY15はType-Cでの充電にすら対応していないから話にならないんだけど、今後パソコンの充電器としても売りたいならせめて100W出力までは対応してほしいのが正直なところ。
もし100W出力できるようになればNano IIを使うために100Wで動作するパソコンを探したくなるけど、65Wだと快適に動画編集できるパソコンを充電するのはどう足掻いても無理。
スマホの充電器としては強力すぎる
かといってスマホの充電に65Wが必要かと言われるとそれはそれで微妙。
たしかに充電が早いに越したことはないんだけどスマホなんてどうせ寝てる間に充電してしまうから必然性がない。しかもスマホに付属の20W30Wの充電器でも十分早いし、大きさもNano IIとさほど変わらない。わざわざ65Wで充電するためにNano IIを買う動機が薄い。
ということでこのサイズ感で65W出力できるNano IIはマジで凄いんだけど、65Wという出力が微妙すぎて使いにくいなというのが正直な印象。あくまでも100W出力までの通過点に過ぎない製品な気がした。
Anker Nano IIを買うべき人
今現在65W以下のType-C充電で動作するパソコンを使っている人はAnker Nano IIを買えば大きな充電器を持ち歩かなくてよくなるから幸せになれるはず。
スマホとかタブレットを充電するだけなら付属の20Wとか30Wの充電器でも十分。敢えて追加でNano IIを買うほどの魅力はない。
俺はNano IIを横目に見ながら、そう遠くない未来に訪れるであろう極小の充電器で高性能パソコンを充電できる日の訪れを夢見ることにする。
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