賃貸でもテレビを壁掛け出来るのに原状復帰までできてしまう壁美人を導入してから早3カ月。まだテレビは一度も落ちていない。
とはいえ720個ものホチキスで取り付けるのってどうなの?とか、テレビを壁掛けにした不便はないの?と買いたいけど二の足を踏んでいる人は多いはず。
という仮定の下で壁美人を実際に3か月使った感想を書いていく。記事の内容的に楽だからという理由ではけっしてない。
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壁美人はホチキスで壁に取り付け
壁美人の紹介記事でも書いた通りだけど、壁美人は720発ものホチキスで壁に取り付けることで25キロまでのテレビを壁掛けできる上に、ホチキス穴だから賃貸でも原状復帰できてしまうという夢のような商品なんだ。
とはいえ壁に720発もの穴が開くのは間違いないから、本当に原状復帰が必要ないかは退去するまでわからない。立場の弱い借り手は歯磨き粉でも壁に塗り込みながら大家さんに見つからないように祈ることしかできない。
それでも壁掛けテレビという人類の一つの夢を賃貸で実現できてしまうワクワク感が嬉しく、費用を請求されるかもしれない退去ガチャに賭けてしまいたくなる不思議な魅力がある。
壁美人の詳細は取り付け時の下記記事または動画を確認してほしい。
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ホチキス取付は想像以上に頑丈
壁美人はホチキスでテレビを壁掛け出来るのが魅力の商品なんだけど、その取付はマジでホチキスのみ。720発壁に打ち込んだホチキスごときで55インチのテレビを支え続けることができるのか不安ではあったんだけど、壁美人は想像以上に頑丈だった。
定期的にホチキスが緩んで壁から浮いてきてないかをチェックしてるけど3カ月たった今もこんな感じでガッチガチ。
ベッドとの位置関係上寝てる時に誤ってテレビを蹴ってしまうことも何度かあったんだけど、
それでもテレビはびくともしていない。
テレビと壁美人の合計重量は約19キロではあるんだけど720発のホチキスが一つ辺り26グラムを担当して着実に支え続けてくれていた。これが数の暴力。
壁美人は思っている以上に頑丈だから安心して購入してほしい。
テレビ周りが超すっきり快適
壁美人を導入してなにより嬉しいのはテレビ周りが超すっきりすることなんだ。
テレビ台にテレビを置いていた時もなるべく周りにはなにもおかずにすっきりさせることを意識してはいたんだけど、
テレビ台があるのとないのとでは全く違う。
マジでテレビが場所を取らない。テレビ分の場所が開いてしまうからその分部屋を広く使うことができるし、なによりテレビが浮いているという異質感が楽しい。
テレビを壁掛けする満足感は思っているより大きかった。
一生テレビを動かすことができない
ここからはデメリットについて、壁美人に限らずではあるけど、テレビを壁掛けしてしまうと良くも悪くも動かせない。
今だけ場所を変えるなんてことはできないし、少し見辛いなと思って微妙に角度を変えることもできない。
テレビはもう壁に固定されてしまっているからこっちがテレビに合わせるしかない。これが微妙に悩ましい。
というのも俺はできれば家ではソファーではなくベッドに寝っ転がりながらテレビを見たいタイプなんだけど、今の配置だと寝っ転がった状態でテレビを見るのがしんどい。
かといって窓との位置関係からベッドを動かすこともできず、テレビを動かすことももちろんできない。いい加減そんな狭い部屋引っ越せよって話ではあるけど、細かい不満に柔軟に対応できないのが壁掛けテレビの弱点なんだ。
テレビの位置を微調整するのも無理
あと一度壁にかけてしまったテレビはそう簡単には動かせないから一発勝負。大きく場所を変えることはあるかもしれないけど、少しだけ右にずらすために720発のホチキスを打ち直すとかは無理。
その意味で本当に融通が利かない。壁掛けテレビは取り付ける場所が本当にそこでいいのか、熟考に熟考を重ねる必要がある。
テレビ裏側へのアクセスが不可能
更に壁掛けテレビは割とガッチガチに壁と接してしまっているが故に背面へのアクセスが非常に難しい。
背面のケーブルを差し替えるのは無理ではないけど大仕事。俺のテレビみたいに横にも入力端子類があるならまだ救いはあるけどそうじゃなかったらやばい。
壁に掛ける前に背面の端子利用を良く練っておく必要がある。
夢の壁掛けテレビの理想と現実
壁掛けテレビは夢はあるしテレビ周りがすっきりする利便性も高いんだけど難易度も高め。一度取り付けてしまうと全く微調整できないし背面にもアクセスができない融通の利かなさが障壁として立ちはだかる。
だから引っ越してすぐにテレビを壁掛け、とかは絶対やめた方が良い。
しばらくその家に住んでみて家具の配置を練りに練ったうえでここで間違いないという場所が見つかって初めて壁に固定することを検討すればOK。でないとテレビの場所を変えたいと思った時に後悔することになる。
つまり俺みたいに9年間同じ部屋に住んでいるような人であれば壁に取り付けてしまってもいい。ということで俺は全く後悔はしていない。寝っ転がりながらのテレビ視聴は近々でかめのソファーに買い替えることで実現する予定。
壁美人は優秀でも壁掛けそのものが難しい
という感じで壁美人というよりは壁掛けテレビそのものの難しさが浮き彫りになった。融通が利かなすぎる壁掛けテレビに気軽に手を出すべきではないというのが俺の結論ではあるけれど、壁掛けテレビを実現するための手段としての壁美人は画期的で手軽で素晴らしい。
次回の壁掛けがあるとしても俺はまた壁美人を使うかもしれない。けれどもテレビの壁掛けはその他の手を尽くした上での最終手段として考えるのがおすすめ。
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