ASUSからZenFoneシリーズ最新作となるZenFone8が発表されたんだけど、同日にLenovoがハイエンドスマホとなるmoto g100の日本販売を発表してしまった。
毎年発売しているZenFoneシリーズと違ってmoto g100は完全に不意打ち。日本市場ではZenFone、Xperiaと並ぶ貴重なハイエンドデュアルシムスマホになるから多分買う。
ということで5月28日の発売に備えてmoto g100がどんなスマホなのかを予習していきたい。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
moto g100の特徴
moto g100の特徴は下記。
- Snapdragon870
- 6.7インチIPSディスプレイ
- リフレッシュレート90Hz
- 画面比率21:9
- 標準、超広角、マクロカメラ
- マクロ撮影用リングライト搭載
- ピュアアンドロイド
- デュアルSIM(5G/4G)
- 税込58,800円
最大の特徴はSnapdragon870なのに58,800円で購入できることで、性能対価格のコスパは日本市場で最強。
更に5G対応のデュアルシムや標準、超広角、マクロのトリプルカメラに対応していて汎用性が高い。
一方でXperiaシリーズと同じ縦に長いディスプレイとかカスタマイズされていないピュアアンドロイドは好みが分かれるところ。ツインアプリ機能は望めない。
moto g100のスペック
moto g100の詳細なスペックは下記。参考にライバルとなるであろうZenFone7と比較した。
moto g100 | ZenFone7 | |
ディスプレイ | 6.7(90Hz) | 6.67(90Hz有機EL) |
解像度 | 2520x1080 | 2400x1080 |
Snapdragon 660 | Snapdragon870 | Snapdragon865 |
メモリ | 8 | 8 |
ストレージ | 128 | 128 |
バッテリー | 5000 | 5000 |
セキュリティ | 指紋 | 指紋/顔 |
おサイフ | × | × |
防水 | × | × |
デュアルSIM | 〇(5G) | ○(5G) |
重量 | 207 | 235 |
サイズ | 74 x 168.4 x 9.7 | 77.2x165x9.6 |
価格(税込) | 58,800円 | 76,457円 |
Snapdragon870/8ギガメモリ
moto g100が搭載するSnapdragon870はSnapdragon865+の改良版で、中身はほぼ同じ。クロック数を上げたことでパフォーマンスが3%アップしてるらしいけど、その分消費電力も上がっているはず。
参考にSnapdragon865+を搭載するZenFone 7 ProのAntutuベンチマークスコアは63万点程度と超ハイスペックで、
スマホ市場ではSnapdragon888に次いで最高クラスの性能となる。過去のガジェマガの計測結果と比較すると下記。
- iPad Pro 11(2020) 700387(A12Z)
- ZenFone 7 Pro 637099(Snapdragon865+)
- Galaxy Note20 Ultra 610047(Snapdragon865+)
- iQOO Neo 3 595801(Snapdragon865)
- OnePlus 8 Pro 575059(Snapdragon865)
- Mi 10 574721(Snapdragon865)
- iPhone12 560751(Apple A14)
- iPhone11 508410(Apple A13)
- ROG Phone 2 487983(Snapdragon855+)
- Mi 9 431470(Snapdragon855)
- iPhoneSE 430946(Apple A13)
- Mate 20 Pro 355915(Kirin980)
- UMIDIGI S5 Pro 291584(Helio G90T)
- Mi Note 10 254844(Snapdragon730G)
- Mi 9T 254457(Snapdragon730)
- Redmi Note 9S 253459(Snapdragon720G)
- OPPO Reno A 192793(Snapdragon710)
実際に使用していてSnapdragon888との差はほぼ体感できないはず。
5000mAhバッテリー/207グラム
moto g100は5000mAhと超大容量バッテリーの割に重量は207グラムとZenFone7の235グラムと比較するとかなり軽い。その分画面サイズは少しだけ小さくなるけど誤差の範囲。
とはいえ両機種ともに重量200グラムを超えているから重いことに変わりはないけど、25グラムの差も大きい。これは実際に手にもって体感して判断したい。
ちなみに今現在俺が使ってるGalaxy Note 20 Ultraにケースをつけた重量は238グラムと超重いんだけど慣れる。慣れって怖い。
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moto g100は21:9の縦長ディスプレイ
moto g100は6.7インチ90HZのIPSディスプレイを搭載するんだけど、アスペクト比21:9と縦長なのが特徴。
これはXperiaシリーズと全く同じ画面比率で、
ブラウジング等の縦スクロールに強い代わりに、4:3の写真表示とか16:9の映像表示では黒縁が多く不利になる。
一方俺のメインスマホのGalaxy Note20 Ultraは19.3:9と比較的横に長く、6.9インチという画面サイズもあって動画の迫力で優れる。
俺はスマホをNetflix視聴機にもしているから縦に長すぎるのはデメリットの方が大きい気もするけど、その分片手で持ちやすいという利点もあって賛否両論。この辺りは実際に使ってみないと何とも言えない。
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moto g100は標準、超広角、マクロカメラ搭載
moto g100はクアッドカメラを搭載するんだけどその内訳は下記。
- 6400万画素メイン
- 1600万画素超広角
- 深度計測
- ToF(距離計測)
深度計測、距離計測用で2つついているから実質は2眼。多分超広角カメラがマクロカメラとしても機能するパターンだと思う。
公式に掲載されている作例はこんな感じだけど真意は不明。
実際に撮影テストをしてみないと何とも言えない。
ただ、フラッシュライトとは別にマクロレンズにリングライトを搭載することでスマホの影が被写体に落ちるのを防ぐ微妙な機能を搭載している。
そもそもマクロレンズを使う機会はほぼ無いから便利なのかは不明。ないよりはマシ程度。
moto m100はピュアアンドロイド搭載
moto g100はマジりっけなしのピュアなAndroid11を搭載する。無駄なアプリが無いのが売りではあるけど、逆に言うと便利機能もないということで、XiaomiとかGalaxy、OPPOが搭載するツインアプリ機能はないと思っていい。
その他にもピュアアンドロイドは痒いところに手が届かないOSの可能性が高いから不安でいっぱい。
ただ、しばらくピュアアンドロイドに触れていないのも事実だから、最新のAndroidがどんな風に変わっているのかを確認するのは楽しみではある。
moto G100は58,800円、5月28日発売予定
繰り返しになるけどmoto g100ha税込み58,800円で、性能対価格のコスパは日本市場では最強。性能を重視するならとりあえずこれ買っとけ的なスマホっぽい雰囲気は感じる。
但し防水、おサイフ、無線充電、ツインアプリ等々、痒いところに手が届いていないのは事前情報からも明らか。どこまで機能不足を許容できるかの人を選ぶ尖ったスマホではあるけど、2万円高いライバル機であるZenFone7とのリードを保てるかが注目ポイントとなる。
とはいえ58,800円でSnapdragon870というスマホ市場の新基準になることは間違いなく、俺にとっても5年ぶりくらいのmotoスマホの購入だから期待してる。カメラ画質、動画画質その他使いやすさはまたレビューする。5月28日の発売を待ちたい。
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