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M1 MacBookで動くWindowsの実用性を検証【Parallels Desktop】

YoutubeのM1 MacBookをおすすめしない理由動画の中でWindowsが動かなくて逃げ道が無いからという解説をしたんだけど間違っていた。

MacBook上でWindowsを動作させるParallels Desktopというアプリが4月の段階でM1 MacBookにも対応していた。ということで早速インストールして検証したから結果を報告する。情報発信は難しい。

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この記事の目次(クリックでジャンプ)

Parallels Desktopとは

Parallels DesktopはMacBook上でWindowsを動作させるためのエミュレータで、MacOSとWindowsOSを同時起動できる点がBootCampとの違いなんだ。

MacOSとWindowsOSのどちらかだけを起動するBootCampに対して、Parallels Desktopは両方を同時に起動するから、並行して作業を進めやすいのが特徴。

Parallels DesktopはWindowsのエミュレーターだからウィンドウ表示もできるし、フルスクリーン表示することで完全なWindowsマシンとしても使用可能。

フルスクリーン状態でもタッチパッドを4本指で横にスライドさせることで一瞬でMacOSとWindowsOSを切り替えられる。

しかもデスクトップはMacOSと供用だからファイルの移動もしやすい。もちろんWindowsからMacBook内のファイルにアクセスすることも可能。

ARM版Windows10は違和感なし

ただ、M1 MacBookはARMベースだからParallels DesktopでインストールできるWindowsもARM版のみ。ARM版Windowsと言えば悪名高きWindowsRTが有名で、アプリストア以外のアプリをほとんどインストールできない糞仕様がIntel版との違いとして有名だった。

ということで俺は今回M1 MacBookにインストールできるARM版Windows10に対しても懐疑的な見方をしていたんだけど、驚くほど違和感が無い。俺が普段使っている事務系アプリはどれも普通にインストールできてしまったし、普通に使えている。聞いてた話と違う、という嬉しい悲鳴。

3D系アプリは使えないかも

ただ、3D系のアプリはDirectXが対応していないとかどーのこーのというエラーメッセージがでて動かないものもあった。ということで油断はできないんだけど、事務作業に使う限りは全く問題なくWindowsが動作すると言ってしまってもいい。

もちろんParallels Desktop上のWindowsが使うのは天下のMacBookのボディで、最高のスピーカー、最高のディスプレイ、最高のタッチパッド、最高のキーボードを違和感なく使えてしまう。これこそが俺の求めていた理想のWindowsノート。

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Parallels Desktopはパフォーマンスが落ちる

当たり前ではあるけどParallels DesktopはWindowsをエミュレートするからM1 MacBookのパフォーマンスを最大限発揮できない。

まずMacOSとWindowsOSを同時起動することになるからCPU性能とメモリを半分こせざるを得ず、俺が購入したParallels Desktop通常版だと割り当てられるのは4コアと8ギガメモリが最大。

一応Pro版だと32コアと128ギガメモリまで割り当てることはできるけど、そもそもM1 MacBookが8コアだから7コアが限界になる。

更にエミュレートするということはその分スペックよりもパフォーマンスが低下することになるから、現実問題としてどれくらい快適にWindowsを使えるのかが焦点となる。

M1 MacBook版Windowsのパフォーマンス

ということでParallels Desktop上のWindowsでベンチマークを計測した。Windowsには4コアと8ギガメモリとを割り当ててている。16ギガメモリに増設しておいてよかった。

有名ベンチマークアプリのPassMarkのCPUテストとCinebenchiの計測結果を参考に俺のメインノートENVY 15と比較したものが下記。

M1 Mac Windows ENVY 15
PassMark 4325 16467
Cinebenchi M 1658 8109
Cinebenchi S 541 1280

俺のメインノートは比較対象としては分が悪すぎるけどあくまで参考程度。ENVY15のレビュー記事は下記。

【ENVY15レビュー】動画編集を余裕でこなすモンスターノート

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M1 MacBookのWindowsスペックは10世代core-i3程度

問題は、M1 MacBookのPassMark 4325、Cinebenchiマルチ1658、シングル541というスコアが実用的なのかだからそれを確認する。

いつものBTOパソコンミニ館を参考にさせてもらうと、まずPassMarkのスコアはIntel Core i3-8109U、Core i3-10110Uあたりが近い。

次にCinebenchiのスコアだとCore i5-6200Uが近い。

この2つの中でも性能比較の数値としてより信用できるのはPassMarkのCPUスコアだと言われているから、それをベースに考えるとM1 MacBook上のWindowsは2019年に発売された安いノートパソコン程度の処理能力は有するということになる。

つまりゲームとか画像処理、映像処理は難しくても、最低限の事務作業なら問題なくこなせるレベル。

M1 MacBook Windowsの市場価格

じゃあM1 MacBook Windows程度のスペックの現在の市場価値はどんなもんなのかというのが気になる。Core i3-10110Uが近い性能だったから、このCPUを搭載するノートパソコンの価格を確認したい。

価格ドットコムでスペックを絞ってノートパソコンを安い順に並べるとこんな感じ。

最安価格が5.5万円で、8万円出せば色々選べそうだった。但しこれらのパソコンのハードウェアはM1 MacBookには到底及ばない。繰り返しになるけど、M1 MacBookのハードウェアは文句なく業界最高品質で、感動的。

M1 MacBookの本体が12万円でParallels Desktopが1万円の合計13万円で手に入るから、純粋なWindowsノートパソコンとの差額は7万円。これを高いとみるか安いとみるかが焦点になる。

高い。普通に。

というのも動画の中でも解説したけど、M1 MacBook Windowsを遥かに上回るスペックのIdeaPad Flex 550(14)が今なら7万円で手に入る。わざわざM1 MacBook Windowsのスペックに合わせてCore i3のモデルを選ぶ意味はない。

MacとWindowsを併用すれば最強かも

今回M1 MacBookを完全にWindowsパソコンとして使うケースを想定した結果、普通にWindowsパソコンを購入した方が遥かにお得という結論にはなったけど、それはあくまでもM1 MacBookをWindowsマシンとして使う場合の話。MacOSも併用すれば話が変わってくる。

というのも繰り返しになるけど、M1 MacBook自体のスペックは超高いんだ。M1 MacBook上のWindowsで動画編集、画像編集ができないとしても、M1 MacBook上なら余裕で可能。

つまりWindowsOSをメイン利用しつつ、重い作業だけMacOSでこなすという使い方であればかなり汎用性が高いノートパソコンになる。しかも業界最高品質のハードウェアもコミコミなのであればやっぱり本体+Parallels Desktopの13万円という価格は高くはない。

但し難易度も高いから上級者向け。まずParallels Desktopのインストールから環境設定が厄介だし、MacOSとWindowsOS両方の使い方をマスターしないといけない。

しかもARM版Windowsだから動かないアプリが出てくる可能性もある。ということで色々大変ではあるけど、かなりいい勉強にはなる。手放しでおすすめはできないけど、やってみる価値はあると思う。

Youtube動画は前言撤回

ということで前回出した動画は色々前言撤回になってしまった。情報発信難しい。

所詮Youtuberの情報ではあるけど、間違いが多すぎると信用を失うことになるから気をつけつつ、今後も間違いがあれば後日訂正するという形で対応していくことにする。許してほしい。あとコメントとかでParallels Desktopが4月から使えるようになっていたことを教えてくれた人に感謝。

M1 MacBookは外出用に丁度良いから手放すかどうかはもう少し考えることにする。

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