しばらくバイクに乗ってないと久しぶりにバイク乗りてーってなるんだけど、その気持ちが続くのは精々最初の2時間程度で、それ以降の時間は苦痛が上回ることが多い。
とはいえ家に帰らないわけにもいかず、行った分戻る行程を惰性で走行するのがバイクツーリングの辛い所なんだ。
そこである日俺考えた。バイクに飽きたらYoutubeを聞きながら帰ればいいじゃない。ということでヘルメット内スピーカーを自作したからその方法を解説する。
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バイクは運転しかできない
繰り返しになるけど、バイクの走行が楽しいのは基本的には前半だけで、後半は楽しさを疲労感が上回る。
それはバイクでも車でも同じなんだけど、バイクの最大の弱点は運転以外何もできないことなんだ。
車は運転してても自由が効く
車なら運転中でも食事したり音楽を聴いたりラジオを聴いたりできるし、信号待ちの度にLINEの返信だって出来るけど、バイクには無理。
完全武装している上にグローブまでしているバイク乗りにできるのは運転だけ。信号待ちの時間も青に変わるのを待つことしかできない。
でもヘルメット内にBluetoothスピーカーがあればそんな辛い時間を少しでも和らげることができる。
バイク用インカムはB+COMが有名
今回はヘルメット内のスピーカーを自作するんだけど、ヘルメット内のスピーカーと言えばB+COMが有名。
B+COMならマイクが付いているから音楽が聴けるだけでなく無線で他の人と走行中に会話することだってできる。
ただ、俺はバイク乗車中は自分としか会話しないし、B+COMに限らずバイク用品は極めて価格が高い。B+COMの値段もなんと3万円となかなか高い。
他の人と会話したいならまだしも音楽を聴きたいだけのためにB+COMとか専用のヘルメット内蔵スピーカーを買うのは無駄すぎる。ということで自作することにした。
自作ヘルメット内スピーカーに必要な物
今回俺がヘルメット内スピーカーを自作するために購入した物は下記。
- Panasonic クリップヘッドホン
- Bluetooth トランスミッター レシーバー
- 面ファスナー 両面テープ
Panasonic クリップヘッドホン
音楽を再生するためのヘッドホン。こいつをヘルメットの中に仕込むことで内蔵スピーカー化する。
700円とビックリするくらい安い。
Bluetooth トランスミッター レシーバー
Bluetooth受信機。こいつをスマホとBluetooth接続することでヘルメット内のヘッドホンに音楽を残す。
サイズが小さく超軽量なのに10時間再生できる上にapt-X対応のなかなかすごい奴。
面ファスナー 両面テープ
支払いは俺に任せろーでおなじみの貼り付けられるバリバリ。この両面テープを使ってBluetoothレシーバーをヘルメットに張り付ける。
材料費は総額5,000円以下
この3つを購入しても材料費はたったの4,700円と激安。B+COMは3万円だからやってられない。やっぱりバイク用品は高すぎる。まぁB+COMは通信もできるけど。
自作ヘルメット内スピーカーの作り方
作り方は想像通りですげぇ簡単。まず一回ヘルメットを被ってみて、実際に耳が来る位置を確認して目印をつける。
耳が来る位置に白い目印を付けた。ここにヘッドホンを付ける。
ヘッドホンは取り付ける前にイヤーフックを力の限り引っ張って取り外す。
「どうせ700円だし」と唱えながら引っ張ると抜けやすい。
外せたら実際にヘルメットの中に押し込んで取り付ける場所と配線のイメージを掴む。
次にヘッドホンの裏側にバリバリのテープを貼る。適当にカットして
裏の紙を剥がして
貼るだけ。
これで布素材に吸着するようになったからヘルメット内に張り付ける。
失敗しても引っ張れば剥がせるから気にしなくてOK。
同じ要領で反対側に貼るために、頭頂部を守るクッションの裏側を通していく。
反対側にもヘッドホンをバリバリで貼り付けてとりあえずは完了。
この状態でヘッドホンをBluetoothレシーバーに接続してスマホの音が聞けるかを確認する。
ヘルメットを被った状態で違和感なく聞こえればOK。ついでにヘッドホンの位置も問題が無いか確認しておく。
音を再生できればコードは邪魔だから適当に丸めてヘルメットのクッションの裏側に収納する。
次にトランシーバーを取り付けるために、取り付ける位置の目星を付ける。
俺の場合は丁度JISマークのある当たりが良さそうだった。
Bluetoothレシーバーにも同じようにバリバリ付きテープを貼っていく。
今回はヘルメットにもバリバリ付きのテープを貼り付けることでBluetoothレシーバーとヘルメットでバリバリできるようにする。
これで完成。
自作ヘルメット内スピーカーは充電が楽
Bluetoothレシーバーを充電したいときはシンプルにヘルメットから取り外してレシーバーのみを充電すればOK。
ヘルメット内スピーカーのケーブルは収納できる
このコードは使わない時はクッションの隙間に押し込むことで隠せる。
Bluetoothレシーバーはどこにでも貼れる
バイクの停車中にレシーバーが目立つのを避けたければ内部のクッションにバリバリで貼り付けることもできる。
B+COMを買う前に自作するのがおすすめ
改めて今回のヘルメット内スピーカー自作で購入したパーツは下記。
- Panasonic クリップヘッドホン
- Bluetooth トランスミッター レシーバー
- 面ファスナー 両面テープ
別に既製品のヘルメット内スピーカーを買っても良いんだけどバイクの既成部品って値段がやたら高いうえに作りが伴っていない偏見があるから苦手。
結局ヘッドホンとBluetoothレシーバーを駆使すれば俺の目的は果たせるということで自作してみたんだけど思っている以上に綺麗にまとまった。
ヘルメット内スピーカーの音量は十分
もちろん700円のヘッドホの音質が良いはずはないんだけど、風切り音がすさまじいバイクのヘルメット内スピーカーで音質に拘っても無駄。
それよりも音量が重要なんだけど、思っている以上の音量で、これなら高速道路での走行中も快適にYoutubeを聞けそうだった。
イヤホンマイクの接続も可能
このBluetoothレシーバーはイヤホンマイクにも対応してるから、その気になればイヤホンマイクを接続してLINEで通話しながらの走行も可能。
B+COM欲しいけど値段が高いから迷っているという人は、とりあえず5,000円で自作してから70,000円のB+COMを買うか検討しても良いんじゃないかと思う。俺はこれで良い。