〈景品表示法に基づく表記〉当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

カメラ

フルサイズ一眼とAPS-C一眼の画質の違いをデータで検証【α7Rii購入まで】

2018年5月27日

何度も何度もフルサイズ一眼を買おうとしては思い直してきたけど、そろそろ購入することにする。今回はなぜその決断に至ったかと、今SONYのα7S、α7ii、α7Riiの3機種で迷っているんだけど、自分の頭を整理するために迷っているポイント、買いたい目的を改めて書き記していきたい。

トーマスです。TwitterYoutubeTikTokもやってます。【お問い合わせ自己紹介半生振り返り

この記事の目次(クリックでジャンプ)

盛り上がるフルサイズ一眼市場

フルサイズ一眼と言えばプロ用と言われた時代はもう昔のことで、今は随分フルサイズ一眼が一般化してきた。スマホの登場によってデジカメ市場が死滅したのに反比例して活気づいてきたのが一眼レフカメラ市場だ。もはやスマホと同じような画質のデジタルカメラに用はない。スマホ所有者が次に狙うのはスマホでは撮れない写真が撮れるカメラだ。一眼レフ市場が盛り上がるのは必然だった。

俺も漏れなくその中の一人で、当時iPhone3GSを使っていた俺はコンパクトデジタルカメラに興味はなく、カメラの知識がないままにエントリー一眼のPENTAXのK-Xを購入した。そのカメラを使い続けて3年経った頃に購入したのがPENTAXのK-5だ。

K-5を購入してから5年以上が経つけど、今も主力のカメラで、ガジェマガに載せてる写真のほとんどはK-5で撮影したものだ。

フルサイズ一眼購入目的

言い訳をなくしたい

K-5で写真を撮り続けていて思うのは、APSCサイズセンサーの弱さで、暗所での撮影に弱く、被写界深度も深い。色調やダイナミックレンジもいまいちだ。ガジェマガで撮影している写真が微妙なのは俺がAPCSサイズセンサーを搭載しているK-5を使っているからで、フルサイズにすることで見違えるような感動写真が撮れるようになる。という自分への言い訳をなくしたい。

写真のレベルを上げたい

何度か言っているけど、ガジェマガはこれだけで生活できるレベルまで成長させる予定で、その方法を考えたときに、写真の画質には拘るべきだと考えるようになった。文字と写真で構成されるブログにおいて、写真の画質に拘る意味は大きい。画質の悪い写真はスルーされるけど、目を見張るような感動画質の写真には引き付けられる。写真の画質がよければ閲覧者はその写真に釘付けになるし、それによってブログの印象もよくなり、他の記事にも興味を持つ。結果的にページ滞在時間が伸びて、回遊率も上がる算段だ。

将来への投資

そんな重要な写真を撮影するツールが中途半端なものでいいのか、いやよくない(反語)。もちろんAPCSセンサーのK-5でもきれいな写真は撮れる。でもそれをフルサイズセンサーに置き換えればもっときれいな写真が撮れる。本気でブログに取り組むのであればこそ、自分に言い訳しないためにも最高のツールを使うことで、改めて真摯に自分の腕と向き合うことができるようになる。フルサイズ一眼は将来への投資だ。

フルサイズで魅力に感じていること

大型センサーによる余裕

フルサイズセンサーはAPCSセンサーの約2倍の大きさがある。俺が今使っているK-5がAPSCセンサーで1600万画素、これを2倍の大きさのフルサイズセンサーに置き換えると、単純計算で3200万画素相当の画質ということになる。つまりフルサイズで3200万画素以下のカメラを選択すれば、今よりもあらゆる面で余裕が出る。具体的には、明暗を描写できる範囲であるダイナミックレンジが広がって白飛び黒潰れが減るし、描写できる色の階調が豊かになる。

暗所でも戦える

センサーが大きいということは、光を取り込みやすくなるということでもある。フルサイズセンサーは高感度に強い。APSCセンサーが良くてISO3200が限界なのに対して、フルサイズは機種によってはISO12800くらいまで常用できる。これをシャッター速度にするとその差は4倍にもなる。シャッター速度が4倍になれば、今まで手振れ、被写体ブレで苦しんでいた暗所でも比較的簡単に撮影することができる。

画像引用:中日新聞

失敗写真が減る

上2つで細かくフルサイズセンサーの良さを語ったけど、これを総合して一言でまとめるのであれば、失敗写真が減るということだ。白飛び、黒潰れが少なく、豊かな色調で表現できて、しかもシャッタースピードが速いことによって、撮った写真の多くが見れるものになる。

用途はブログへの掲載

ことブログに掲載する用途であれば、どれだけ繊細な写真を撮影しても結局横幅900pxにまで縮小するので、繊細さはあまり意味をなさない。物撮りだけならAPSCセンサーのK-5でもそれほど不便はしないだろう。しっかりと撮影スペースを用意して、光を当てて物を取る用途であればそもそも写真の失敗は少ないけど、様々な環境、限られた光の中での撮影が要求される街を歩きながらのスナップ写真ではフルサイズの方が失敗写真が少なくなる。

ガジェマガでは今後物撮り以外にも、訪問レポなどもやっていく予定で、将来的にはスマホの発表会にもお呼ばれしつつ写真を撮影していきたい。そんな構想を抱くうちに様々な環境で失敗の少ないフルサイズが欲しくなったというわけだ。

SONYのα7シリーズ

そこで候補に挙がったのがSONYのα7シリーズなんだけど、ここからが難しい。全然決められない。α7シリーズは世界初のミラーレス一眼で、すでにシリーズは3代目まで登場していて、それぞれにバランス型の無印、高解像度に特化したR、高感度に特化したSが存在している。今のところ初代α7、α7R、α7S、二代目α7ii、α7Rii、α7Sii、三代目α7iii、α7Riiiの8機種がある。

気軽に持ち出したい

せっかくフルサイズを購入したのに重くて持ち出せないという事態は避けたいので、ミラーレス一眼のαシリーズを候補にするまでは早かったけど、そこからが難しい。今回は中古価格と性能を考えて3機種まで絞った。ここからもう一度それぞれの良し悪しと自分の用途、目的を再検討してどれを購入するか考えたい。

ソニーのαシリーズの有力候補

タイトルにも書いている通り今回の有力候補は高感度に特化したα7S、バランス型のα7ii、高解像度に特化したα7Riiだ。まずはそれぞれの違いをスペック一覧で見ていきたい。

カメラ名 α7 II α7R II α7S
発売日 2014年12月5日 2015年8月7日 2014年6月20日
中古価格 9万円前後 17万円前後 12万円前後
撮像素子 35mmフルサイズ 35mmフルサイズ 35mmフルサイズ
画素数 2430万画素 4240万画素 1220万画素
ISO感度 ISO100-25600 ISO100-25600 ISO100-102400
連射速度 5コマ/秒 2.5コマ/秒
モニター 7.5cm(3.0型/120万画素) 7.5cm(3.0型/120万画素) 7.5cm(3.0型/90万画素)
測距点数 117点(位相差検出方式) 399点(位相差検出方式) 25点(コントラスト検出方式)
25点(コントラスト検出方式) 25点(コントラスト検出方式)
サイレント撮影 ×
非圧縮RAW ×
手ブレ補正 5軸 4.5段分 ×
動画 1920×1080(フルHD) 60p 3840×2160(4K) 30p 1920×1080(フルHD) 60p
1920×1080(フルHD) 60p
動画(120fps) × 1280×720(フルHD)120p 1280×720(HD)120p
撮影枚数 ファインダー:約270枚 ファインダー:約290枚 ファインダー:約320枚
液晶モニター:約350枚 液晶モニター:約340枚 液晶モニター:約380枚
動画撮影可能時間 ファインダー:約60分 ファインダー:約50分 ファインダー:約55分、
液晶モニター:約65分 液晶モニター:約55分 液晶モニター:約60分
サイズ 126.9×95.7×59.7mm 126.9×95.7×60.3mm 126.9×94.4×48.2mm
重量 556g (本体) 582g (本体のみ) 446g (本体のみ)
ネットワーク Wi-Fi、NFC
USB マイクロUSB
HDMI HDMIマイクロ(タイプD)

(参考:α9・α7・α7II・α7RII・α7III・α7RIII・α7SIIの比較と違い。最終的にα7R2、α7IIIと購入した理由。

この3機種に絞り込んだのは、中古品が10万円前後で購入できるからだ。それで調べていくうちに、α7Riiが型落ちしたことで値段が大幅に落ちていたので、せっかくの大きな買い物ならば手が届く範囲まで頑張ろうと考えて、α7Riiを射程に入れた。

自分がやりたいことと性能で考える

3機種それぞれ良いところがある。ここからは自分がやりたいことを3機種それぞれでどこまで実現できるかを検討してみる。

多分動画は撮らない

フルサイズ一眼を購入する最大の目的は失敗写真を減らすことだ。俺はスマホでも滅多に動画を撮らないしフルサイズ一眼で動画なんて撮るはずも無いと思う。この3機種だと動画性能は最も高いモデルのα7Riiが優れる。SDカードに4K動画を保存できてしまう。その画質に関してもレビューを読む限りはかなり良くて、4K動画の一瞬を切り抜いても写真のような画質で、もともと動画だったことに気づかれないほどらしい。なんてキャッチーなフレーズ。そうなの?じゃあ動画でとって好きなタイミングで抜けば写真として成立するし死ぬほど簡単じゃん!て思ってしまう。

α7iiもα7Sも4Kは無理でもフルHDまでならば60フレームで撮れるし、α7Sに至っては120フレームのフルHD動画も撮影出来る。でもおそらくやらない。めんどくさいから。普通に写真を撮るためだけに使うと思う。動画に関してはα7Riiの性能がずば抜けているけど、俺の用途を考えると動画性能は無視して良さそうだ。

懸念される手振れ

3モデルの中で初代の高感度モデルα7Sだけ手ぶれ補正が付いていない。α7iiとα7Riiは4.5段分の手ぶれ補正が付いている。

一般的に手ブレしないためには、焦点距離100ミリならシャッター速度1/100以上と言われていて、それより遅いシャッター速度にすると手ブレしてしまう。4.5段分の手ブレ補正というのは本来1/100秒で撮影する必要がある焦点距離でも、1/4.5までシャッター速度を遅く出来るという意味で、焦点距離100ミリの場合は1/23秒までシャッター速度を落とすことが出来る計算になる。

当然手ブレ補正はあったほうがいい。けど、次に繋がるんだけど、こちらの手ブレが抑えられたとしても、シャッター速度を落とすということは被写体が動くことによる被写体ブレは起こりやすくなる。

画像引用:中日新聞

手ブレ補正機能があるからと言ってむやみにシャッター速度を落とせばいいというわけじゃなくて、被写体の動きも考えたシャッター速度を選択する必要があり、その意味では暗所でもシャッター速度を高められる高感度に強い方が価値がある。

高感度耐性

これは同じセンサーサイズで画素数が最も低いα7Sが優れている。ISO12800までなら常用できるという評判をよく見かけるけど、俺が今使ってるK-5がISO3200が限界であることを考えると更に二段階上げて使えることになる。シャッター速度に直すと4倍にもなって、K-5で1/30秒のシャッター速度が限界の場所で、1/120で撮影出来る計算だ。フルサイズ一眼を購入する目的の1つに失敗写真を減らしたいというのがあるんだけど、暗所で1/120でシャッターを切れる安心感は大きい。

ところが、画素数モンスターであるα7Riiも高感度が悪くない。一般的に高感度性能は画素数が高くなればなるほど不利になる。α7Sの1200万画素の4倍を誇るα7Riiの4240万画素だと、高感度性能は期待できないものなんだけど、α7Riiは裏面照射型センサーを採用することによって高い高感度性能を実現しているらしい。実際に高感度性能がα7Sに匹敵するというレビュー記事がそこら中にある。

どれくらい差があるかは有名カメラ比較サイトDxO MARKに詳細なデータがあるので、今回の3機種を比較してみたい。

まずISO感度ごとのノイズ量であるSN比について

いずれも高いレベルにあるけどISO200まではα7Riiが一番ノイズが少なくて、ISO3200まではα7Sと横ばい、ISO6400から若干α7Sが上回る。けどこれ違いがほぼないな。これを見る限り、高感度性能を売りにしてるα7Sは実はα7Riiとノイズ量はそれほど変わらない。

次に光の表現幅であるダイナミックレンジを確認する。

ここでもα7Riiが強い。ISO12800まで上げて初めて高感度に強いα7Sが抜きん出る。α7iiはISO800までは頑張ってるけど、それ以降は弱い。ダイナミックレンジについてはISO6400まではα7Riiが優秀で、ISO12800以降も使うのであればα7Sに分がある。

最後に色再現性を見てみる。

これもダイナミックレンジと同じような動きだけど、α7Sがα7Riiに勝つのはISO25600からだ。

結果、どの数値を見てもα7Riiが優秀だった。α7Rii強すぎる。ただ、これはレベルの高い戦いでもある。試しに今使ってるPentax K-5をここに参加させてみる。一度に比較できるのは3機種までなので、全体的にスコアが低かったα7iiには退場してもらった。

ノイズ量であるSN比

今使っているK-5で納得できるISO感度が1600ほどなので、これを見る限り、α7Sまたはα7RiiであればISO6400までは納得出来る画質になることが予想できる。

次にダイナミックレンジ

なんとISO100ではK-5がトップだった。ただ、ISOを上げるごとにK-5は勢いよく落ちていく。今K-5でISO1600を常用しているので、こちらもα7Sまたはα7RiiであればISO6400までは納得して使えそうだ。

最後に色再現性について

これもα7Sまたはα7Riiであれば二段階分上げられそうだ。

K-5と比較するかぎりα7S・α7RiiはISOを2段階ほど上げられることが確認できた。また、常用しているISO400から1600までであればフルサイズに乗り換えることで、今までより豊かな表現力の写真が撮れる。

途中経過はα7Rii優位

ここまでの経過を見る限りはα7Riiが圧倒的だ。もちろん一番新しいし値段も高いんだから当たり前といえば当たり前なのかもしれない。フルサイズ一眼購入の動機が大きなサイズと低画素による豊かな表現力だと思ってたから、4240万画素のα7Riiの性能に面食らう。2000万画素以下のカメラを買うつもりだったのにどうしよう…

ここからは画質以外の側面を見ていきたい。

重すぎる画像サイズ

ここまで高感度とダイナミックレンジ、色再現性が強ければほとんどデメリットがないんだけど、4240万画素にもなると取り扱う写真のサイズも無視できない。1200万画素のα7SのRAWサイズが10メガなのに対して、α7RiiのRAWサイズは40メガにもなる。8ギガのSDカードがたった200枚の写真で埋まってしまう計算だ。サイズが大きいのであれば、書き込み、読み出しのためにSDカードの性能も求められるし、RAWをLightroomで編集するパソコンの要求スペックも上がる。α7Riiを使うのであればそれを取り巻く環境も高いスペックのものを揃える必要がある。幸い俺が使っているZenBook Flipは第6世代core i7を搭載しているので編集作業に問題はないけど、ファンの騒音は避けられない。

1200万画素のα7Sならこの当たりも余裕だ。

低画素だとトリミングが出来ない

個人的にトリミングする段階で負けだと思ってるけど、1200万画素のα7Sにトリミングをする余裕はない。これに対して画素数がα7Sの4倍になるα7Riiであればトリミングしても十分使える写真になるだろう。いざと言うときに写真を救済できるし、当初の目的だった失敗写真を減らす意味でも活躍してくれるはずだ。

APSCレンズでの低すぎる画素数

これも画素数の話になるけど、SONYのαシリーズはAPSCレンズを使えるのが強みだ。ただし、フルサイズカメラでAPSCレンズを使うということはフルサイズセンサーの一部しか使えないということになり、写真の画素数が減る。

画像引用:超簡単♪ 写真スクール

1200万画素のα7SでAPSCレンズを使うと500万画素まで落ちる。それに対して、4240万画素のα7RiiでAPSCレンズを使っても1800万画素で撮影できる。APSCレンズを使ってもα7S以上の画素数を誇るので使いやすい。

AF速度

これは圧倒的にα7Riiが早いらしい…しかも動体にも強くて、動体追従性能も高い…

結論

もう限界だ。今まで何度も何度も自分にα7Sが良いに決まってると言い聞かせてきた。フルサイズ一眼で異例の低さとなる1200万画素のおかげで、他のカメラにはない圧倒的な表現力があるはずだと信じ続けてきたし、だからフルサイズ一眼を購入したいとも考えた。でもだめだ。調べれば調べるほどα7Riiが優れている。勝てない。勝てる要素がない。

α7Riiが名機すぎる

多分だけど、α7Riiがとんでもない名機なんだと思う。同時期にでたカメラの中でも抜きん出た性能を持っているんだと思う。そうでないと説明がつかない。色々犠牲にしてまで高感度だけを売りにしたα7Sを全ての面で上回っている。α7Sの圧倒的な高感度耐性に普通に追いついていていて、なおかつそれ以外の部分で全て上回った。

価格は5万円ほど上がってしまうけど、俺は次に購入するカメラを5年以上使うだろう。そうなるとその5万円は大きな差ではない。それよりも、α7Riiiが出て丁度値段が下がった奇跡のモンスターマシンを選択せずに、価格の為だけに妥協して別のカメラを購入してしまったことを後悔し続けることになるだろう。

4K動画撮影機能とか全然いらないし、画像のファイルサイズが大きすぎることは気になるけど、それ以上に素晴らしい画を生み出してくれることを優先したいし、手ブレ補正機能は無いよりはあったほうが良い。120グラムの重くなるのは些細な差だし、今K-5で使っているレンズを再利用するなら絶対に手ブレ補正機能が欲しくなるし、APSCレンズを使っても1800万画素で写真が撮れるのであればPentaxのレンズ資産を活かすことが出来る。

当初の目的を振り返って

俺がフルサイズに感じている魅力をもう一度考え直してみる。フルサイズの表現力と暗所で戦える安心感、そして失敗写真を減らしたいことだ。α7Riiは3機種の中だとSN比、ダイナミックレンジ、色再現性でISO6400までは他と同等または他を上回る数値だった。フルサイズの表現力という意味では文句なしだ。そしてISO6400を常用できる暗所での安心感もある。

唯一解像度が高すぎる事による手ブレだけが心配だけど、手ブレ補正機能だってある。α7Riiに決まりだ。

あとがき

こんな記事どうせアクセス取れないんだから書く必要はないと思ったんだけど、自分の頭を整理するためにも書いた。混乱しているときは文章に起こすのが一番いいし、自分が必要としてる項目と、カメラの性能を客観的な目線で再確認できる。この記事を書くまでは本当にα7Sを購入しようとしてたんだけど、記事の執筆が後半になるに連れてα7Riiしか無いなと考えるようになった。フルサイズで低画素を使うのがプロであり、失敗のない写真を取りやすいという固定概念を客観的なデータを元に払拭することが出来た。

今回の記事を書いてみて、これから長い付き合いになるだろうフルサイズカメラでα7Sを購入したらずーっと後悔することになると感じた。それよりも、自分に言い訳しないという目的を達成するために、最高の選択肢だと心から感じたフルサイズカメラを買いたい。それがα7Riiだと思った。α7Riiiが出で値崩れした最高のタイミングだからこそ、α7Riiを購入したい。17万円と考えると高いけど、12万円のα7Sより5万円高いだけだと考えるとそれほど痛みはない。この5万円を払うかどうかで、この先5年間後悔するかどうかが決まる。そう考えると、ここ数日新宿のカメラ街をさまよい歩いて安いα7Sを見つけられなかったのは運命のようにも思えてくる。5万円を追加で払ってα7Riiを購入したい。

でも17万円高いなぁ…

追記 買っちゃいました

【α7Riiレビュー】フルサイズミラーレス一眼にして良かったと思うこと

α7Riiを購入して一ヶ月ほどが経ったから感想を書いていきたい。レビューも書きたい気はするんだけど、カメラは疎い分野だし、そもそも発売してから一年以上経ったカメラのレビューに需要はない。 だからα7R ...

α7RiiにGerizのレザーハーフケースを取り付けました。

α7Riiという人生で2番目に高い買い物をしてしまった。恐らくこの先5年間は使い続けるであろうカメラなので、物損を避けるためにGARIZの本革カメラケースも購入したので報告したい。 ガジェマガでは何度 ...

α7Riiの液晶に液晶保護ガラスシートを取り付けました

ハーフケースに続いてα7Rii保護施策第二弾として液晶保護フィルムの貼り付けを行う。 何度か繰り返してるけど、葛藤の末にα7Riiを購入した。 人生で二番目に大きな買い物で、あまりにも嬉しいので、今後 ...

おすすめ記事(おもしろいやつ)

スマホ レビュー

2022/12/15

【Pixel 7 Proレビュー】最も理想的なAndroidスマホ

いつの間にかPixelシリーズの年一回の発売が恒例になり、Tensor搭載後はブランド力も獲得し、独自機能も増え、毎年のPixel発売が話題になるようになった。 そして今年も俺の手元には最新となるPixel 7 Proがある。ということで今年も今年のPixelはどうなのかをレビューする。 【結論】Pixel 7 Proはバージョンアップ版 先に結論から言ってしまうとPixel 7 ProはPixel 6 Proのバージョンアップ版に過ぎず、ほぼ変化がない。実際に使用感に影響する進化点は下記の2点のみ。 超 ...

デスク環境 パソコン・周辺機器

2024/2/19

【デスクツアー】デスクアイテム一覧と使ってる理由、感想【俺の一軍】

ガジェマガでは過去に色々な商品をレビューしすぎていて、 「で、結局今のお前は何を使ってるの?」 って聞かれることが多いから、ここではデスク環境周辺で俺が今現在使っている物と、それを使っている理由、感想を一言でまとめる。デスク環境構築の参考にしてほしい。 この記事では「俺の一軍シリーズ」として環境が変わるたびに内容を随時更新する続ける予定(最終更新2024年2月12日) デスク環境周辺で使っている物一覧 まず俺がデスク環境周辺で使っている物を一覧にすると下記。 クリックで感想にジャンプ デスク・椅子 Fle ...

ライフハック 買ってよかったもの

2023/4/20

【2021年版】生活が変わるガジェマガ式買ってよかったもの17選

いよいよ一人暮らしも9年目に突入していて、欲しいモノは一通り買ってしまった。これからも物欲は尽きることないだろうし、ガジェットに限らず様々な物を購入することになると思うけど、今後は足りないものを補うというより、今あるものをグレードアップする買い物が主流になると思う。 そんな満たされた生活の中でも、俺基準俺調べの買ってよかった商品を、生活に与えたインパクト順にランキング形式でを紹介したい。正直もっと早く買っておけば良かったと思うものばかりなので、まだ持っていないものがあれば急いで購入してほしい。 15位 黒 ...

スマホ レビュー

2023/4/19

【iPhone 14 Proレビュー】変化なし。最高品質の失敗作

iPhone14Proが発売されたのが2022年の9月。現在は2023年の4月。既に7か月が経過していてもう二番煎じどころの騒ぎじゃないぐらいレビューが遅れてるんだけど、こんなにテンションが上がらないスマホはなかった。 マジで13から変わってない。レビューの必要があるのか不明。でもせっかく15万も払って購入したんだからけじめをつける為にレビューする。 【結論】iPhone13ProのままでOK 最初にも書いた通りだけどiPhone14ProはマジでiPhone13Proから何も変わってない。だから今iPh ...

ライフハック 失敗談・コラム 感想

2023/7/9

【狭い家のメリットデメリット】6畳1Kに8年住んだ感想【一人暮らし

田舎の人が都会に引っ越す際に危惧するのは部屋の狭さなんだけどそれは間違ってない。都会は家賃が高いから広い部屋に住めない。 でもそれは悪いことばかりではない。寧ろ狭い部屋は快適だな。と渋谷区6畳1Kの家に8年住んで思う。ということで今回は俺が感じた狭い部屋に住むメリットデメリットを解説する。 狭い部屋の家賃だけじゃないメリット 狭い部屋は家賃が安い。これが最大のメリットなのは間違いない。 東京都の平均家賃相場は22万円 実際俺が住む東京都渋谷区は日本でもトップクラスに家賃が高いエリアで、2LDKとかを選んだ ...

俺の一軍 腕時計・スマートウォッチ・小物

2024/2/16

【ポケットと鞄の中身】身に着けてる物一覧と選んだ理由、感想【俺の一軍】

ガジェマガでは過去に鞄はいらないとかポケットを活用しろとかスマホはこれ使えとか有線イヤホンは使うなとか色々なことを言いすぎていて、 「で、結局今のお前は何を使ってるの?」 って聞かれることがたまにあるから、ここではポケットと鞄の中身と、ついでに小物類、衣服、靴などなど俺が日常身に着けてメイン利用している物と、それを使っている理由、そしてその感想を一言でまとめていく。ポケットと鞄の中身の参考にしてほしい。 この記事では「俺の一軍シリーズ」として環境が変わるたびに内容を随時更新する続ける予定(最終更新2024 ...

メンズ美容・健康 失敗談・コラム

2024/2/16

【口コミ】ゴリラクリニックヒゲ脱毛で30万円提示された話【高すぎ

髭いらねーって思って髭の永久脱毛に手を出そうとしたんだけど、ゴリラ脱毛のカウンセリング価格が想像以上に高くて、ネットでの値段の記載方法が悪質だと感じたので今日はその件を書きたい。 毎日髭剃るのめんどくさい みんなもそうだと思うけど、朝起きて仕事行くまでの時間は戦争だ。なぜなら俺はなるべく寝ていたい!むしろ起きたくない!でも社会人なので流石に会社に遅刻するわけにもいかず、毎日生きるためにゾンビ顔負けの死んだ表情で通勤しているのが実情だ。 そんな社会人にとって朝の時間は貴重だ。歯を磨いて顔を洗って髭そって朝ご ...

DIY ライフハック

2024/2/16

【ベッド拡張DIY】シングルベッドをセミダブルにした話【ニトリ】

一人暮らしだからと言ってシングルベッドに拘る必要があるだろうか、いやない(反語)。ということに一人暮らし10年目にして気づいたからベッドを拡張することにした。 いつの間にか6畳1Kの限界に挑むのが俺の生きがいになりつつあるんだけど今回は多分その集大成にして頂点。色々取り組んできた部屋改善は多分これで終わりになる。 ということで実際にベッドをどう拡張したのか、6畳でベッドを大きくして快適になったのか、生活に支障は出ないのかを解説したい。 6畳1Kの限界に挑む 繰り返しになるけど俺は10年間6畳1Kの激狭物件 ...

ライフハック 俺の一軍

2023/4/1

【ルームツアー】家で使ってる物一覧と選んだ理由、感想【俺の一軍】

ガジェマガでは過去に色々な商品をレビューしすぎていて、 「で、結局今のお前は何を使ってるの?」 って聞かれることが多いから、ここでは俺の家で今現在使っている物と、それを使っている理由、感想を一言でまとめる。住環境構築の参考にしてほしい。 この記事では何か環境が変わるたびに内容を随時更新して俺の1軍をまとめる続ける予定(最終更新2022年11月10日) 家で使っている物一覧 まず俺が家の中で使っている物を一覧にすると下記。 クリックで感想にジャンプ リビング環境 壁美人 テレビ ChromeCast Fir ...

DIY ライフハック 感想

2023/7/9

【壁掛けテレビの理想と現実】壁美人を3か月使った感想【賃貸】

賃貸でもテレビを壁掛け出来るのに原状復帰までできてしまう壁美人を導入してから早3カ月。まだテレビは一度も落ちていない。 とはいえ720個ものホチキスで取り付けるのってどうなの?とか、テレビを壁掛けにした不便はないの?と買いたいけど二の足を踏んでいる人は多いはず。 という仮定の下で壁美人を実際に3か月使った感想を書いていく。記事の内容的に楽だからという理由ではけっしてない。 壁美人はホチキスで壁に取り付け 壁美人の紹介記事でも書いた通りだけど、壁美人は720発ものホチキスで壁に取り付けることで25キロまでの ...

-カメラ

Copyright© ガジェマガ , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.