【シンママ】偽装離婚して貰える給付金額を検討する【現代の錬金術】

俺も遂に結婚してしまったのは何度も書いてるけど、俺ふと思った。例えば離婚したら妻はどれくらいの給付金を貰えるんだろうかと。

と同時にがっつり偽装離婚してる知り合いの姉がいることも思い出した。その姉は多額の給付金を受け取りながら歌舞伎町キャバクラで現金給与を今も受け取り続けている。

そういえばそいつは一体いくらの金額を不正受給しているのか、その人の生活をモデルケースとして検討しつつ俺の将来の離婚にも備えたい。

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この記事の目次（クリックでジャンプ）

偽装離婚という錬金術

繰り返しになるけど社会保障が手厚すぎる日本には偽装離婚という錬金術がある。

これは書面上は離婚して別居しながらシングルマザーとしての給付金を受け取りつつ、実態は結婚前と変わらない生活を送る生活スタイルのことで、無料なのに国からがっつり補助金を受け取れてしまうのが魅力。

偽装離婚の手順は超簡単

しかも手順は非常に簡単で、まず離婚届を出して夫側の住民票を夫側の実家に移して書面上別居する。更に妻は現金手渡しの仕事で書面上の収入を0円にする。あとはいつも通り同居しておけばいいだけ。簡単。

もちろんがっつり犯罪。とはいえやってる人が多くてそれが問題にもなってる。ということで今回は

• 20代キャバ嬢
• 3歳と5歳の子あり
• 東新宿駅徒歩5分物件在住

という犯罪者視点から、どれくらいの金額を不正受給できるのか計算してみる。

シンママが貰える給付金は月23万円

最初に結論から書いてしまうと2児の子あり偽装離婚シンママが貰える給付金の総額は234,980円だった。詳細は下記。

• 児童手当（月20,000円）
• 児童扶養手当（月54,560円）
• 児童育成手当て（月27,000円）
• 住宅手当（家賃補助0円）
• 生活保護費（月133,420円）
• 国保、年金、医療費、税金免除

児童手当（月20,000円）

まずは子供がいれば誰でも貰える児童手当で、給付額は下記。

知り合いの姉のモデルケースでは3歳と5歳の2子だから月額給付額は2万円になる。

児童扶養手当（月54,560円）

次に片親世帯だけが貰える児童扶養手当が下記。

3歳と5歳の子が2児で収入が無ければ満額の54,560円受け取れる。

児童育成手当て（月27,000円）

更に東京都だけが児童育成手当てなる給付金を実施している。流石金持ち東京。内容は下記。

3歳と5歳の健常児の場合は月額27,000円が支給される。

住宅手当（家賃補助0円）

シングルマザー、シングルファーザー世帯には住宅手当の支給もあったりする。

但しこの給付金がある自治体は極少数。モデルケースとなる新宿区でも年間50世帯しか受給できない。

ということで今回は受け取っていないことにする。

生活保護費（月133,420円）

最後が多くの外国人も不正受給しているともっぱら話題の生活保護費で、これが金額的にも最強。

生活保護費は自治体と世帯構成によって厳密に金額が決められていて、東京都23区の場合、20代1人に3歳児と5歳児の世帯だと受給額は234,980円になる（⇒　計算ツール）

ここから今までの各種給付金の合計額となる101,560円を引いた133,420円が生活保護費として支給されるからくり。

生活保護費は大体13万円前後のイメージがあったけど子供がいると金額が跳ね上がる。

国保、年金、医療費、税金免除

その他おなじみではあるけど生活保護世帯は各種税金と医療費、公的サービスが無料になる。具体的には下記。

• 国民健康保険
• 国民年金
• 医療費
• 所得税、住民税、個人事業税、軽自動車税
• 水道料金
• NHK受信料

ざっとこんな感じ。多分細かく調べれば他にもあるけど、税金と医療費免除が大きい。

給付額合計は年収357万円に匹敵

今回モデルケースとなった20代シンママ3歳5歳の子あり世帯の月額給付額は234,980円で、年間だと2,819,760円にもなる計算だった。

もちろんこれは全て手取り額になる。ここからの引かれ物はなし。つまり年収357万円のサラリーマンと同じ金額が働かずに貰えることになる（⇒　参考）。これは不正受給するわけだわ。

そういえば俺が渋谷のIT企業で働いていた時の年収は360万円だった。悲しい。

保育園への優先的な入園

更に生活保護世帯は子供を17時まで預けられる認可保育園にも優先的に入れるのが強み。シングルマザーはワンオペ育児が要求されるから長時間の労働は無理。必然的にパート、アルバイトに従事しがちだけど、その間も安心して子供を預けられるのがありがたい。

もちろんなにもしなくても約23万円が入ってくるから働かなくてもOK。働きすぎると生活保護費が減額される仕組みもそれを助長している。とにかくワンオペのシンママは補助が手厚い。

生活保護+現金手渡しが最強

仕上げはここからで、俺の知り合いの姉は毎月約23万円の給付金を受け取りながらキャバクラ勤務で現金給与を受け取り、更に書面上の元旦那からも現金で生活費を受け取っている。

これが最強の布陣。税務署が追えない見えない現金こそ最強。

子供二人のワンオペ育児なら生活保護は通るし、一度受理された生活保護が取り消されることはほぼない。現代の錬金術が完成する。

夜の世界は脱税と不正受給が当たり前

そして恐ろしいのがこれは決して珍しいケースではないということなんだ。特に夜の世界だとこのパターンは多い。

顔が良く若くして子供を作ってしまった母親の夫婦生活が長続きするもずもなく、育児に追われ進学できないママは夜の世界に入りがち。

そして夜の世界の給与は現金払いが一般的。つまりほぼ100%が脱税してるけど、子供がいれば生活保護も受け放題というからくり。制度と教育の敗北。

生活保護受給者は無敵の人

もちろんこれは犯罪だし良くない。まともに働いて税金を納めている立場としては非常に不公平に感じるけど、一方で生活保護費の不正受給を止める術が無いのも事実なんだ。

というのもまず生活保護受給世帯一件一件を追跡調査するほど役所に人手が無い。追跡調査の為には追加の人件費が必要になるんだ。

不正発覚で正規受給者になるだけ

で、追跡の結果不正受給が発覚すれば加算金と延滞金を上乗せして返還させることは可能。しかも延滞金は年利14.6%と驚異的に重いし時効消滅もしない。つまり不正受給者は確実に破産する。

とはいえ破産した不正受給者の行きつく先は結局生活保護なんだ。つまり追跡調査の人件費が無駄になるだけで問題は何も解決しない。なら不正受給させといた方がマシという話。これが生活保護費不正受給の闇。

つまり生活保護受給者は無敵。地を這い泥をすする覚悟があるなら偽装離婚も悪くない選択なのかもしれない。

夫婦が破綻したら安心して離婚でOK

一応今のところ俺にはまだ偽装離婚の予定は無いんだけど、万が一離婚しても妻が問題なく生きていけることは理解できた。日本に生まれてよかった。

子ありのシングルマザーなら生活保護は余裕で通る。俺からの養育費も貰える。月20万程度あれば贅沢はできないにせよ貧困でもない。軽自動車も持てる。

ということでお金が原因で旦那と離婚できない人は耐えて人生を腐すより日本に生まれた幸運を噛みしめながら離婚してしまってもいいかもしれない。

俺はというとまだ地を這う覚悟はないから生活保護費が正しく使われることを願いながらこれからも税金を納める側で居続けようと思う。