せっかくスマホ買ったんだから使いこなさないとって思う気持ちはわかるけど、俺はあえて使いこなそうとする必要はないと思う。
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スマホ乗り換えの障壁
昔携帯販売してた頃、今ガラケーを使ってて、スマホに興味はあるが乗り換えられない人の理由は2つあった。1つは値段が高くなること、そしてもう1つは、使いこなす自信がないということ。1つ目の値段については、端末価格が上がるし、通信料も上がるからどうしようもないことなんだけど、その値段に納得できる利便性が認識できれば値段は問題にはならない。
ブラウザとGooglemapで十分
そんな悩みを聞いたときに、携帯販売員だった俺が繰り返していたのは、スマホを使いこなそうとする必要なんて全くなくて、ブラウザとGoogleMapだけで、スマホ代を払う価値は十分あるんです、ということだった。その考えは今も変わらない。時代の進歩とともに様々な便利アプリは登場しているけど、スマホは終局的には快適なブラウジングと、現在地を表示できるマップアプリの存在がなにより革新的なツールだ。
スマホを買った理由
思えば俺がスマホを使い始めたのはiPhone3GSだった。当時家に帰ってからパソコンを立ち上げて、ネットサーフィンすることがなによりの楽しみだった俺にとって、スマホでのブラウジングは筆舌に尽くしがたいほどの衝撃だった。これなら外出時も暇な時間を持てあますことなくブラウジングができる。俺は友達にiPhone3GSを触らせてもらった翌日にソフトバンクショップに駆け込んでいた。
8000円の価値
事実スマホでのブラウジングはそれまでの暇つぶしの概念を覆した。電車での移動時間、食事中はもちろんちょっとした空き時間にいつものウェブサイトを巡回できるし、気になることがあれば即座にその場で検索できる。今では当たり前だし、電車内を見渡しても誰もが当然のようにやっていることが、つい10年前のスマホが人々の手に渡るまで出来なかったんだ。この現代の当たり前ができるだけでスマホ代の8000円を支払っても何も惜しくないと俺は思う。
根幹はブラウザ
そもそも世の中にたくさん出回っている便利アプリは、そのほとんどがブラウザの一部の機能をより快適に使えるように切り取っただけに過ぎない。メルカリしかりGmailしかりTwitterしかりInstagramしかりスマートニュースしかり、考えてみればどれもブラウザでできる機能を、より早くアクセスできるようにアプリにしただけのものでしかない。それくらいブラウジングというのは革命的でありながら、スマホの根幹にあるものなんだ。
そしてGooglemap
そしてもう一つのGooglemapこそ、スマホの便利さを最も感じられる瞬間なんだ。スマホが登場するまでの地図は、今自分がどこにいるのかが最大の課題だった。カーナビは当時も存在してたけど、持ち歩くものではなかったから、歩いている時に目的地を目指すのが困難だったんだ。
その最大の悩みがなくなってしまった。それまでは道を調べるときは、まず自分が今県道にいるのか、国道にいるのか、しばらく道を進んで看板を探して確認する必要があったんだ。でもスマホが登場したおかげで、今では初めての土地にも時間通りに到着できるようになってしまった。これって本当にすごい。道に迷えばとりあえず地上に出て現在地表示したほうが早いし、下調べなくぶっつけ本番が余裕でできるようになったんだ。
この二つはスマホが登場するまでは考えられなかった機能で、ここに月額8000円を払う価値は間違いなくある。だから、スマホを使いこなそうと難しいことはなにも考えなくていい。ブラウジングができて、地図を表示できて、+αの機能がついてる、程度に考えればいいんだ。この2つの機能がスマホを構成する要素の大半だし、この2つを使っていれば十分スマホを使いこなせてると言っていいと思う。
+α
カメラとか音楽プレーヤーとかおサイフ機能とかはもちろん便利な機能だけど、スマホを購入する動機になる機能じゃない。だから無理にそれ以上に使いこなそうとする必要はないんだ。まずブラウジングとGooglemapを使えるという現状に満足してほしい。そして、それ以外に使いたい機能が出てきたときにアプリとして追加していってほしい。
アプリのインストールしすぎに注意
購入してからアプリをガンガンインストールするのが初心者の常だけど、アプリのインストールはスマホの動きを妨げる最も大きな要因だ。どんなハイスペックスマホでも、アプリを100個200個と入れることによって動きが悪くなる。だから、スマホを買ったからと言って、よくわからないおすすめアプリランキングサイトを見ながらたくさんのアプリを入れるのは自分のためにもやめたほうがいい。