今でこそ俺はブロガー兼Youtuberとして落ち着いてはいるんだけど、ここに来るまでは色々な副業に寄り道しまくった。
これは多分みんなそうで、1発目で当てるのはほぼ不可能だから、当たるまで思い付いた副業で数を打ちまくることになる。
ということで今回はこれから副業を検討している人向けに、過去に俺が手を出した副業と、それらの副業から学んだことを解説したい。
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副業は考えるより試した方が早い
ブルースリーも言っていたけど特に副業という分野においては考えるより行動した方が良くて、10日調べるより一日実践した方が理解は早い。
基本的に副業は失敗する前提で始めるからいかに数を打てるかの戦いになる。とりあえずやってみて、違うと思えば即乗り換えるのが理想的。
その意味では副業を始めるかどうか、始めたらどうなるのかを考えるよりも、とりあえず始めてしまって、ダメなら即撤退するほうが時間的なロスが少なくて生産的。
初期投資が一番しんどい
副業を始めるにあたって一番しんどいのは初期投資なんだ。残念だけど初期投資なしで始められる副業は無い。
多くの場合は金銭的初期投資が必要だし、時間的な初期投資も確実に必要になる。副業とは大なり小なり自分の人生を切り売りしてお金を稼ぐということなんだ。
特に最初は儲かるかどうかもわからないのにスタートするためだけに10万円かかったりして超不安。でも副業ってそんなもんだからやるしかない。
初期投資が無いなら即試すべき
逆に言うなら金銭的初期投資の額が少ないのであれば即始めた方が良い。迷ってるだけ時間の無駄だし、迷ってる時間で他の人に先を越される。
個人で出来るような副業で独占的価値を生み出すのは難しいから、結局はやるかどうかの差になる。
初期投資なしで始められる副業はその分ライバルの数も多く激戦になるから、スピードの戦いになる。
俺がやった副業を5つ紹介
ここからは俺が過去にやった副業と今も続けている副業を合計5つの体験談と、そこから学んだことを紹介する。
具体的には下記。
- 携帯乞食
- 物販
- 民泊
- ブログ
- Youtuber
【副業】携帯乞食
俺は昔からスマホが好きで好きで仕方なかったんだけど、スマホは普通に契約すると1台を2年間も使わないといけない。その間に多数の新型スマホが発売されるのに、それを指を咥えて見送り続けないといけない。これってなんとかなりませんか?という悩みから取り組んだ副業が携帯乞食だった。
スマホの契約でキャッシュバック
新しいスマホを契約すればお金までもらえてしまう。スマホとお金が同時に手に入るなんて最高過ぎる。という感じ。
だから俺の場合の携帯乞食は副業というより趣味プラスお小遣い稼ぎだったんだけど、これをきっかけに携帯のプランを猛勉強して慣れない契約をしまくった。
最初の契約が超絶不安
とはいえ一番最初にMNP用の回線を契約した時は不安で一杯だった。もちろん事前に調べまくってはいたけど、果たしてこの契約が本当に合ってるのか、なにかで問題が起きて大損しないかとか悩みは尽きなかった。
結果的に携帯乞食は新しいスマホをバンバン購入できるし、しかもキャッシュバックで儲かるしで最高で、当時は3か月に一回の乗り換えが楽しみで仕方なかった。
政府の規制で携帯乞食は終了
最終的には政府がキャッシュバックを禁止したことで携帯乞食副業はできなくなってしまったんだけど、EVO 3DからiPad Air 2まで随分多数のデバイスをタダ同然、寧ろお金を貰いながら入手できた。
携帯乞食をして学んだこと
- 最初の1歩はすごく不安。
- 情報を知ってるかどうかの差で出費は何倍にも変わる。
- 趣味は突き詰めれば仕事になる
- 副業は政府の介入で簡単に終わる
【副業】物販
2ちゃんまとめでの体験談を見かけて始めた副業。世の中にはアマゾンのマーケットプレースで商品を販売して生計を立ててる人がいるらしい。
化粧品を取り扱うのがおすすめ
そのまとめスレの当事者曰く、各種展示会でメーカーに名刺を配りまくって商品を仕入れて、それをAmazonで販売するだけらしい。仕入れる商品は小型で単価が高くて消費期限が無いものがベストで、特にアツい商材は化粧品らしい。
そんなに簡単なら俺にもできそうということで早速架空の会社の名刺を作ってスーツを着て単身化粧品展示会が行われている東京ビッグサイトに乗り込んで名刺を配りまくった。
メーカーはアマゾンでの販売を嫌う
ただ、配りまくってわかったのは既に俺みたいなやつは腐るほどいるらしいことで、販路はアマゾンですと言うたびにメーカーの人に苦い顔をされた。これは当たり前といえば当たり前で、既にその会社の製品をアマゾンで販売してる人がいるということは、俺が参入しても価格競争にしかならないからなんだ。同じパイの奪い合いに俺が参加するだけでメーカーとしての旨味は少ない。
展示会から帰ってきて多数のお礼メールを送るも、ほとんどの商材は入荷すらさせてもらえなかった。メーカーも当然怪しすぎる会社とのやりとりは怖い。それでなくとも変な人に売ってブランドイメージを損なうのも怖い。会社相手の副業は相手から信用を得るのが意外と大変だった。
アマゾンのマーケットプレースは激戦区
結局商品を卸してくれると承諾してくれたメーカーは数社で、その中から一番良さそうな商品を試しに入荷してアマゾンで販売してみたんだけど、とにかく薄利多売で日によっては売るほど赤字になることもあった。みんなアマゾンで価格競争しすぎ。アマゾンは安いわけだわ。
あと物販は在庫を抱えるのが超怖いしめんどくさい。仕入れた商材は売れるかどうかわからないけど、置いといても赤字。なんとか売り切るしかないんだけど、競争相手より安くしないと売れないジレンマ。
結局物販はどれだけ優良な商品を独占的に仕入れられるか勝負だから、自分が作る側に回るのが一番強い。
興味を持てないとモチベを保てない
ひたすら駆けずり回って利益率が高い商品を探し続ければ生計を立てれるレベルにはなるかもしれないけど、けして旨味がある副業ではなかった。あとそもそも俺が化粧品に興味を持てなくてモチベが薄かった。
物販副業で学んだこと
- ライバルより早く始めることがなにより大切
- 良い商品を入荷するのが難しい
- 会社の信用がないと入荷できない
- 在庫を抱えるのが辛い
【副業】民泊
AIR BNBっていうアプリがアツいらしいと妹に教えてもらってから手を出した副業。どうも2018年周辺は外国人旅行客の増加にホテル業界が追いついてないらしくて、今物件を借りて外国人に貸せば黒字になるんだとか。ということで俺も物件を借りて民泊を始めてみることにした。
転貸可能物件を賃貸契約
とはいえハードルは高い。民泊用とはいえ物件を一つ借りないといけないし家具家電も揃えないといけない。普通に単身で東京に出てくるくらいの金額が必要。そもそも普通の賃貸はオーナーの許可が無いから民泊ができないんだけど、民泊がブームになっていたことで民泊可能物件のみを集めた不動産サイトまで登場していたんだけどその多くが悪質で暴利。
その中でも最も安くて、比較的俺の家から近い物件を契約した。といってもすげぇ取り合いだった。なんせ民泊はブームでノリにノっていたから物件を借りれれば絶対に利益が出るらしかった。
運営開始から半年は赤字
物件を借りてからは50万で家具家電一式を購入して丸二日かけて3人が寝れる6畳一間の部屋を作った。けど運営を開始してからも超手間で、人が出るたびに清掃をしないといけないから全然割に合わない。ということで清掃業者を雇って代わりに清掃してもらうことにしたんだけど、今度は全然利益が出ない。運営を開始してから半年くらいは寧ろ赤字だった気がする。
民泊解禁でライバルが減少
転機が訪れたのは政府が民泊を公式に解禁してからだった。それまでの民泊は白でも黒でもないグレーで運営されていたんだけど、公式に民泊が解禁されたことで明確に民泊を行うための条件が決まった。この条件が思ってるより厳しくて半数以上の民泊物件が違法民泊化して閉鎖した。
俺はなんだかんだクリーンな運営を行っていたおかげで無事公式に許可を得られて、そこからは需給バランスの変化によって一気に宿泊費が高騰したことで毎月家賃の3倍ほどの利益がでるようになった。
180日ルールで民泊は終了
ただ、民泊の解禁時に180日ルールという厄介なルールが出来た。これは一年で民泊を運営できる日数を180日に制限するというルールで、つまり年間の半分しか営業できない。家賃は1年分かかるのに。ということで民泊解禁2年目に入って計算上家賃をペイできないことが明確になって民泊運営は終了した。
カモを狙う悪徳業者が多数
あと民泊運営に伴って悪徳不動産業者が多数登場した。どうせ儲かるからいいでしょ?という魂胆で法外な賃料を請求する不動産屋が登場しまくった。具体的には新宿1DK で月14万円敷金1礼金3とかで、これだと契約金が約100万円ぐらいになるし、そもそも相場よりも超高い。俺は寸でのところで契約を回避したけど危なかった。今はもうその不動産屋はないんだろうけど、この辺りのブームに乗って稼いでブームが去ったら逃げるスタンスは現在のタピオカと同じ雰囲気を感じる。
民泊副業で学んだこと
- でかめの初期投資は超絶不安
- どの業界にもカモを狙う悪徳業者はいる
- 副業は政府の介入で簡単に終わる
【副業】ブログ
俺の今現在の柱になっているブログ副業。今は会社員も辞めてブログで生計を立てるやばい人状態。
ブログを書くことが好き
元々ブログは副業としてアツいとかアツくないとかは全然意識してなくて、ただ昔から書くことが好きで趣味としてやっていただけ。というのも俺はなんだかんだ18ぐらいからずっとブログを書いている。本格的に収益化したのはガジェマガだけだけど、収益云々以前から書き続けていたから俺は多分ブログが好きなんだと思う。
アフィリエイトに参入
その後アフィリエイトという分野を漠然と知って徐々にアクセスを増やしながら収益化していったから今ガジェマガで生活しているのは本当に偶然。もちろん本腰を入れてからは毎日辛かったけど趣味を仕事にするってそういうことなんだと思う。俺はラッキーだった。
ブログは固定費がほぼかからない
ブログは副業としても最強で、固定費はサーバー代とドメイン代で年間2万円行かないくらい、仕入れも無しで収入はほぼ利益。参入ハードルが超絶低い。ブログは副業として優秀過ぎるが故にライバルも多くて競争は激化しているから、結局メリットはデメリットでもあるんだけど、やっぱりお金がかからないっていうのはダラダラ継続する上では強い。撤退しない限りは勝負を続けられるし、固定費も安いから撤退する理由もない。
色々な副業に手を出したからこそブログは最強だと理解できたし、これからやるならブログかYoutuberの2択だよなぁとも思う。とはいえ楽じゃないし書くことが好きじゃないと続かない。まぁ成果が出なくても辞めずにダラダラやればいいだけだから特に問題はない。ブログは強い。
ブログ副業で学んだこと
- 固定費がかからない副業は精神的に楽
- 撤退しなければ敗北しない
- 好きな事は続く
【副業】Youtuber
最近流行りのYoutuber。これは俺も最近本格参入したばかりでまだこれからどうなるかは全然読めないんだけど、Youtuberも副業としては超熱い。
Youtuberは固定費が完全に0
ブログと同じで固定費も運営費もかからない。ブログはまだサーバー代とドメイン代でが年2万円ほどかかるんだけど、Youtubeは本当の意味で固定費も何もかもが0。お金がかからないのにお金が儲かるならやらない理由が無い。
最悪スマホだけでも参入できるし、アイデアを考案して撮影してればいずれ多分収入は発生する。あとはどれだけ努力するかの世界。もちろん突き詰めれば動画編集とか撮影機材とかで色々お金はかかるんだけど、他の副業を思うと全然安い。しかも機材は資産になるから辞める時は売れば投資額を取り戻せる。損失が本当にない。
マーケティングの学習にもおすすめ
あとYoutubeはブログほどではないけど学べることが超多い。動画の編集は奥が深いし、アナリティクスとか視聴維持率を見ることでどんな動画なら継続して見られるのかがわかる。ブログと違って視聴者の反応がダイレクトだからマーケティング的な勉強にもなる。更に、Youtube動画投稿で蓄積したノウハウは今後も自分に残る。良いことづくめ。
Youtubeのルールは絶対
問題は参入障壁が低すぎてライバルが多すぎることと、完全にYoutubeがルールでYoutubeが求めるお利口さんでいざるを得ないこと。動画が過激でもアダルトでも広告が剥奪されるから、テレビ以上にクリーンなコンテンツが求められる。その分アイデアで戦わないといけないから、これはこれで正しい形だとは思うけど、いつ収益が無くなるか、いつ収益が減少するかも読めないのは不安。
とはいえ固定費0で運営費0だしやらない理由はない。Youtubeは最強。
Youtube副業で学んだこと
- 撮影、編集の技術
- 視聴者のダイレクトな反応でマーケティングが学べる
- 過激とかアダルトはコンテンツの質を低下させる
- 初期投資0ならやらないと損
楽しめる仕事なら続く
この他にもいくつか細かい副業に手を出しているんだけど語るほどでもないから割愛。色々と副業に手を出して思うのは俺が楽しくないと続かないということだった。
民泊とか物販は突き詰めれば儲かる分野だとは思うけどマジで楽しくない。全ての業務を外部に委託して自動化すれば楽になるんだろうけど、楽しくないからモチベも上がらない。
趣味は突き詰めれば仕事になる
逆にブログみたいに書いてて楽しいのであれば収入が少なくても続けられるし、クオリティを上げるための努力も欠かさない。副業を選ぶ上で、その副業が楽しいかどうかはすごく重要。
ただし、副業で生活するということはその副業を嫌いになるくらい突き詰めないといけないということでもある。
仕事にすると趣味でも辛い
俺は今は副業だったブログを本業にして生活してるんだけど、あんなに楽しかったはずのブログが今ではちょっと苦しい。好きなことで生きていくというのは好きな事を嫌いになるくらい突き詰めることでもある。
とはいえ多くの人は会社員として好きでもないことで苦しんでるわけだから、好きなことで苦しめてる俺はまだ恵まれている。どうせ苦しむなら好きなことで苦しみたいから、今副業になりそうな趣味がある人はそれを突き詰めてみるのも手だと思う。