思い返せば湯シャンについての記事を書いたのが2022年の8月。気づけば既に10ヵ月が経過しているんだけど
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この間には本当に紆余曲折があった。
洗いすぎは体に良くない。理論的に湯シャンは正しいはず。と思いながらも耐えられずにシャンプーに戻したり頻度を減らしたり試行錯誤をした結果、2023年3月頃からはようやく湯シャンに完全移行できた。
ということでその過程及び苦労、湯シャンの感想をまとめたい。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
湯シャンのきっかけは荷物の削減
そもそも俺が湯シャンを始めた理由は荷物を削減するためなんだ。俺は地方とかバンコクとか帰省とか今後も日本一周とか結構頻繁に旅行に行ってるんだけど、その癖髪質が天パで超厄介なのが悩み。
そこで天パに抗うために11種類のシャンプーからアメニモという最強のシャンプーを見つけてにんまりしていたんだけど、今度はアメニモが手放せないのが新たな悩みになった。
最強シャンプーアメニモが足かせに
旅行先、実家、ジムのシャンプーはどれも洗浄力が強力すぎて天パが暴れる。いつなんどきもアメニモを使いたい。結果シャンプーという余分な荷物が俺の足かせになっていた。
確かにアメニモは良いけどいつでもどこでもアメニモを持ち歩くのは現実的じゃない。次の手が要る。そこから導き出されたのがそもそもシャンプーを使わず環境も選ばない湯シャンだったという流れ。
俺の旅行時の荷物を紹介している記事は下記。
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人間は油分に守られている
そして湯シャンは理論的にも理に適っているはずだった。というのも人間に限らず全ての生き物は油分に守られている。だから洗いすぎは間違いなく悪なんだ。
油を取りすぎると手荒れとかの不調の原因になるのは誰でも知っているはず。だから主婦も美容師も作業時はグローブをつけるのが一般的だし、俺も公務員時代は紙の触りすぎで油分がなくなって手がボロボロになったりもした。
洗浄力の弱さ、成分の近さが人気の世の中
そして化粧水とか乳液とかシャンプーとかその他諸々肌に着ける物は最終的にはいかに洗浄力が弱いか、人間の成分に近いかを競う戦いになる。これも皆なんとなく知っているはず。
油分は人間を守ってもいるんだ。油を落としすぎず、自分の油で潤いを保つ。結局のところ生き物にとってはこれが最適解。つまり洗いすぎは悪なんだ(二回目)。
シャンプーは頭の油分を落とす
そしてこの理論は間違いなくシャンプーにも当てはまると思った。洗浄力が強いシャンプーだと髪がぱさぱさになる。そのぱさぱさの髪に潤いを持たせるために今度はワックスとかオイルをつけている始末。
もうなにがしたいのかわからない。なら最初から洗わなければよくね?って思ったし、この話の筋は通ってる。
湯シャン開始時は死ぬほど痒い
で、理論武装できたから俺は湯シャンを開始するに至ったんだけどこれが案の定死ぬほど痒い。
というのも湯シャン開始翌日とかは余裕だったんだ。寧ろ髪の潤いが増えて調子が良い。おっこれイケるぞって思ったりもした。
湯シャンは2週間で限界を迎える
ただ、一週間が経過して、二週間が経過する頃には早々に限界を感じる。頭がひたすら痒い。しかもやっぱり臭いもある。人間特有の嫌なにおいがする。
更に言うなら髪の毛が超べたつくんだ。確かに二日目三日目は自然な潤いが増して良かった。でも4日目からは話が変わる。べたつきが強くて髪に指が通らない。安いパスタのように髪が塊になってる。
もはやメンテナンスもクソもない状態になってしまって早々にシャンプーを使うことになった。ここが一つ目の壁。
急な脱シャンプーで油が過多になる
湯シャンを始めると頭が痒いし髪がべたつくし臭いも出る。これは考えてみれば当たり前なんだ。
そら今まで35年間もシャンプーを使い続けてきたんだから、シャンプーの洗浄力を前提とした頭皮環境が仕上がっているのは当然の話。つまり油の分泌が超多い状態なんだ。
ここから急にシャンプーのみを辞めると油が過多になる。これが二日目三日目が良い感じに潤って2週間で限界を迎える理由。
脱シャンプーは頭皮環境の改善とイコールでもある。だから湯シャンにはそれなりの期間と覚悟が必要。そして多くの人は最初の壁を乗り越えられない。これが湯シャンが世間に受け入れられず、多くの人が誤解している理由でもある。
段階的な脱シャンプーを目指す
ただ俺の湯シャンには目的がある。何としても荷物を減らしたい。アメニモに捉われたくない。これは俺にとって死活問題でもある。ここで湯シャンを諦めるわけにはいかなかった。
週に一回程度のシャンプーに方針転換
ということで段階的にシャンプーの利用を減らす作戦に出た。痒くなればシャンプーを使う。痒くない日は使わない。とりあえずはこの方針で、実際の使用頻度は1週間に一回程度になった。
6日耐えて、7日目にリセット。この頻度ならストレスなく続けられた。もちろん痒くなればシャンプーは使う。重要なのは継続することだから、ノルマに縛られすぎない意識が大切。
約6か月で脱シャンプーを達成
週一シャンプーの生活を長らく続けていて、俺ももう薄々湯シャンなんてのは無理なのかも。湯シャンしてる人は本当は臭いのかもと思い始めていた。
というかこの段階で既に週一シャンプーは実現している。これなら荷物の負担も少ないし解決じゃね?とも思ったし、そもそも週一シャンプーが当たり前になりすぎて湯シャンを目指してたことすら忘れかけていたのが開始6か月の頃。
気付けば湯シャンに完全移行
この辺りでジムのお風呂を使う頻度が増えてアメニモを使えなくなったことをきっかけに自然と完全な湯シャンに移行できてしまったという流れ。
そこから現在に至るまでの4か月間俺は一度もシャンプーを使っていない。忘れかけていた頃に図らずも湯シャンが実現した。
頭皮環境の改善には6か月かかる
現在の俺はシャンプーを全く使っていないのに驚くほど臭くないし、髪の毛もべたついていない。とはいえこれは自称だから証明はできないんだけど、理論的にも6か月かけてお湯で落とせる程度まで油の分泌量が減っただけだから合点も行く。
但し湯シャンへの移行はマジで6か月かかったし、何本か見た湯シャンYoutuber、湯シャン本もそんな感じのことを言っていた気がする。
湯シャンは6か月の継続が鬼門
だから短期間での湯シャンは無理。頭皮の適合にはそれなりの時間がかかる。この6か月間を乗り越えられるか否かが湯シャンの分かれ目。
逆に言うと6か月を経過するまでは確かにちょっと臭い。というか湯シャンに移行した序盤ほど油が過多だから臭くなる。期間経過ごとに頭皮の油が減って臭いも減るというからくり。
だからそれまでは油の分泌量に合わせて適度にシャンプーをしつつ、徐々にシャンプーを減らしていくのが湯シャン攻略の鍵だった。
湯シャンによる効果は特に感じない
ところでそこまで頑張って湯シャンを実現したんだから夢のような効果があるんじゃないのと思うかもしれないけど今のところ俺は実感していない。
一般的には湯シャンに移行することで分泌されていた油分の栄養が髪に使われて髪が元気になるとかコシが出るとか艶が良くなるとか増えるとか色々な効果が謳われているんだけど俺はまだ実感していない。
ただ、シャンプーという荷物が減り、シャンプーを買わなくなり、場所を選ばず洗髪できるようになった程度。
とはいえ最初からこれが目的だから俺にはこれで十分。その他の効果もあればラッキー程度で考えている。
たまのシャンプーで髪がパサパサになる
逆にデメリットとしてはシャンプーをしない日常で分泌される油分が激減したことで、たまに洗浄すると髪がパサパサになるようになった。
例えばたまに美容室に行ってシャンプーされたり、たまにプールで泳いだりすると油分が全部持っていかれて髪が爆発する。
そんな時は人間の皮脂に最も成分が近いと言われているホホバオイルをいつもより多めに塗布することで意図的に油分を足すようにしているんだけど、
これが湯シャンのデメリットと言えばデメリット。
とはいえシャンプーを使わなくてよくなるメリットの方が何倍も大きいから気にはならない。
シャンプーは正しい。という思い込み
思い返せば大学時代に湯シャンしていると言っていた友人を馬鹿にしていた気もするし、シャンプーこそ正義だと思って俺は頭を洗いまくる人生を送ってきた。
一回のお風呂でシャンプーは最低三回。少なくとも33歳ぐらいまではこれが俺の日常だった。
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と思うと人の常識は人の常識でしかない。俺も毎日3回シャンプーしていた頃に湯シャンをお勧めされれば鼻で笑っていたと思う。
だから湯シャンを理解できない気持ちも嫌悪感を示す気持ちも痛いほどわかる。ただ、色々やってきた俺の今のところの最適解は湯シャンになったというだけ。
湯シャンはあくまで手段の一つ
ということで俺は湯シャンをおすすめするし、今頭皮で悩みを抱えている人は湯シャンまではしないにしてもシャンプーを変えてみるなりするのはあり。
とはいえ今今である必要は全くない。こういうアプローチもあるんだ程度で頭の片隅に置いておいてもらえればいつか役に立つ。かもね程度。
最後に俺が髪の毛を乾かす前に毎日使ってるホホバオイルのアフィリエイトリンクだけ貼っておく。