なんせ俺には友達がいないし仕事も完全に一人で完結してしまうから結局どこへいくにも誰に会うにも一人で行くしかない。ということで先週鹿児島の複数のゲストハウスに泊まってきたんだけど、回数を重ねることでいよいよ一人旅の知見が増えてきた気がするから共有したい。
これから一人旅に挑戦したいと思っている人の参考にしてほしい。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
【最重要】まず航空券を取る
一人旅を始めるにあたって一番重要なこと。それはコミュニケーション能力でもなければ荷物の用意でも現地の調査でもなく、まず航空券を取ることなんだ。
何を馬鹿なことを、って思うかもしれないけどこれが馬鹿にならないというか、一人旅最大の鬼門になる。
夢の実現にはタイムリミットが必要
というのも俺もいつかはと思っている人の夢が一向に実現しないのはタイムリミットを作っていないからなんだ。一人旅もそれと全く同じ。いざ一人旅をしようにも、休みと航空券の取得がなによりの鬼門になる。
なぜなら最もめんどくさく、楽しくない部分だから。だからまずは休みと航空券を取得しないと何も始まらない。問答無用で航空券を取ることが一番重要。
一か月先の航空券は激安
じゃあいつの航空券を取得するか。それは今でも明日でも来週でも再来週でもなく、一か月先の予定を抑えるのが最もおすすめ。なぜなら航空券が激安だから。なんと一か月先なら航空券は1週間先の2分の1程度の金額に収まってしまう。
万が一急用が入って手が離せなくても被害は半額で済む。そう思えば一か月先の航空券を抑えるハードルは下がる。
まずは一か月先の安い日の航空券を抑える。その後そこに合わせて休みを取る。この流れ。
あとは一か月先に向けて調整する
でも一か月先のことなんて何もわからない。急な予定が入るかもしれないし、仕事で手が離せなくなるかもしれない。と思っている限り一人旅は実現しない。まずは抑える。そしてそこに向けて調整する。もしだめなら次にかける。これが一人旅を実現する最大のコツ。
航空券さえ押さえてしまえばあとは当日を待つだけ。何も気にしなくてOK。
宿泊先はゲストハウスを選択する
一人旅でホテルに泊まるなんてのは非常にナンセンス。なんぴとにも俺の福岡旅行と同じ過ちを犯してほしくない。
ホテル泊を選ぶなんらかの目的があるならある場合は別として、一人旅をするなら基本はゲストハウスに宿泊するのがおすすめ。なぜならなんらかのイベントが起こる可能性を高められるから。非日常を体験するために旅行をするのだから非日常に近づく努力をしたい。
旅行では情報媒体は役に立たない
というのも今までいろいろな場所を旅行してきたけど、情報媒体ほど信用ならないものはないんだ。情報媒体は基本ステマの宝庫で、その地域が見せたいものだけを見せるだけ。だからその地域の本質はまるで掴めない。最初はそれでもいいかもしれないけどそんな旅行は一瞬で飽きる。
価値ある情報はゲストハウスに集まる
なら現地の人に聞けばいいのかというとそれも違って、現地の人にとってはそれが日常だから本当に価値がある情報だと気づいていないことが多い。
つまり最も価値のある情報を持っているのはその地に訪れた旅人で、かつその地にある程度滞在している素性不明の人ということになる。そしてゲストハウスには素性不明の長期滞在者がたくさんいる。だからそこを狙う。
共用スペースが広いゲストハウスを選ぶ
そしてそんな濃い情報を持っている素性不明の人たちと交流できるのが共用スペースの広いゲストハウスなんだ。
ただ、ゲストハウスに長く滞在している人は日々一期一会の出会いを繰り返す歴戦の猛者だから初対面だと簡単には認めてくれず心を開いてくれない。というのも毎回初対面の人と会話をしているとキリがないんだ。浅い会話を死ぬほど繰り返してきたからこそ浅い会話には興味がない。これが素性不明の長期滞在者の心理。
顔を見せ続けて仲間だと認めてもらう
ということでゲストハウスに長期滞在する素性不明の長期滞在者と交流するにはある程度顔を見せ続け仲間だと認めてもらう努力が必要。そのために暇な時間はなるべく共用スペースに身をおいて認知を高め、繰り返すことで味方だと認識してもらうことが重要。その実現には広めの共用スペースが必須という話。
住人と交流するために住人になる
広く快適な共用スペースがあれば人は集まる。そこで認知と仲間意識を高めて、どこかのきっかけで話かける。これがゲストハウスを生き抜くコツ。だから最低でも2連泊、できれば3連泊4連泊したい。期間は長ければ長いほどいい。
そして自分が素性不明の長期滞在者側になれば新規の人に話しかけやすくなり、さらに情報力が高くなるというからくり。これがゲストハウスのサバイバル術。
日曜月曜はホテルに泊まるのもあり
ゲストハウスは常に同じ空間に他人がいるからホテルと違って圧倒的に濃い時間を過ごせるのが強み。ただ、実際のところこの環境は毒にも薬にもなる。
ゲストハウスは気が休まりにくい
というのも常に人がいるということは常に盗難の心配があるし、身なりもある程度きれいにしたオンの状態で居続けなければいけないから負担が大きいんだ。ゲストハウス内では常に貴重品を持ち運ぶことになるし、風呂上がりに上裸で歩くこともできない。
一泊2,000円程度と安い代わりに細かいストレスが多く疲労が溜まるのがゲストハウスの特徴。ということで日曜、月曜は敢えてホテルに泊まってみるのもあり。最も宿泊者が減る日曜月曜のホテル宿泊代金は一週間の中で最も安い。そのタイミングを狙う。
一週間の中で2泊をホテルでストレスのない日々を過ごし、5泊を刺激があるゲストハウスで過ごすのが最もいいバランスだと今回の鹿児島一人旅で思った。
ゲストハウスの宿泊にはコツが必要
という感じ。今回の鹿児島旅行は久しぶりのゲストハウス泊で、13年間ニートをしていたパチンコで生計を立てる男性とか旅行中の韓国人、夜な夜なドライバーが迎えに来る女性とかの日常では出会えない不思議な人たちと交流ができた。という俺もブロガーYoutuberの不思議な人の一人ではあるけど、日本一周中以外で初めて日本のゲストハウスに何件か泊まってみて、ゲストハウスは当たり外れが大きいし意外と楽しみ方も難しいから記事にしてみたいと思った次第。
ゲストハウスは初対面だからどうしても出身地とかの浅い会話になりがちだけど、コツを掴めば情報媒体には載ってない情報とか新たな価値観を見つけることができる。ポイントはできる限り顔を見せ続けて仲間だと認識してもらうことで、やっぱり人間は縄張りの生き物なんだなと改めて思った。
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日本とかタイで実際に一人旅した動画が色々あるから参考にしてほしい。健闘を祈る。