俺は東京での一人暮らしを始めてもう7年目になるんだけど、うち6年くらいは自転車を足にしていて、職場への通勤にも5年程自転車を使っていた。
今回は新たに上京を考えている新社会人、大学生向けに、大都会でこそ自転車生活を購入するべき理由と注意点を解説したい。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
若い内に大都会に住んでおくべき理由
一人暮らしを始めるにあたって一番ネックに感じるのが家賃なんだけど、ここはマジで頑張るのがおすすめ。
家賃をケチった分だけ時間とチャンスとタクシー代と電車代を失う。得られる物以上に損失が大きい。
具体的には近隣の大都市に歩いて行けるくらいの場所に住んでほしい。俺は現在は渋谷区に住んでいるから、渋谷駅、新宿駅なら最悪歩いて行ける。
大都会は気付きとチャンスの宝庫
都心部に歩いて行ける最大のメリットはあらゆるチャンス獲得の機会を最大化できることなんだ。
ねずみ講みたいなことを言うけどこれは本当。いつだってなにかが起こるのは大都会だから、歩くだけで気付きが多いし、なにを始めるにも便利。
家賃の節約は失うものが大きすぎる
ギリギリ通勤圏内に住んで家賃を節約しても精々2万円位しか安くならない。それなら月2万円多く払って人生で何度とない大都会に住むチャンスを掴んでほしい。
これは実際に練馬区から渋谷区に移り住んだ俺との約束だ。若い内に家賃をケチるのは時間とチャンスとタクシー代と電車代を無駄にするだけ。
大都会の自転車生活が便利な理由
話が逸れたけど、実は大都会ほど自転車の利便性が活きる。
家賃を払って大都会の徒歩圏内に住んで、更に自転車でフットワークを軽くすることで電車と完全に決別するのがおすすめ。
ここからは大都会でこそ役立つ自転車のメリットとデメリット、大都会で自転車生活を送る注意点を解説する。
【メリット】電車に乗らなくて良くなる
最大のメリットはコレ。特に東京の満員電車は密度が違うし、生粋の東京人が言う「今日電車空いてる」は全くあてにならない。
俺みたいな奈良出身のロクに電車に乗ったこともない田舎者にとって満員電車は地獄。
できる限り電車には乗りたくないんだけど、自転車があるお陰で東京でも電車に乗らない生活を送れている。
しかも自転車なら最寄り駅まで歩く必要もない。直接目的地に行けるから、30分圏内なら電車より早く到着できることもざら。
満員電車に乗らなくて良いし到着時間も短いしで最高。
【メリット】大都会でも駐輪スペースに困らない
これは法の悪用にはなるんだけど、自転車は大都会でも取り締まられない。
例えばバイクだと適当に停めると即駐禁を取られるし、逃げてもナンバープレートで追跡して後日罰金の請求書が届くんだけど、自転車はそれがない。
厳密には自転車も取り締まられるし数日放置してると撤去されるんだけど、撤去まで日数がかかるから翌日に逃げれば大丈夫。
つまり大都市の自転車は無法状態で駐輪場所に困らない。停めたいときはそこら中にある歩道と道路を分ける鉄柵に縛り付ければOK。
もちろん俺は毎回ちゃんと有料の駐輪場に停めてる。
【メリット】終電という概念が無くなる
自転車があれば終電がヤバイとか終電を逃してしまってタクシー代がかかるということが無い。
というかそもそも電車で来てないから終電の概念が無い。
帰りたくなればタクシー乗り場に並ぶ終電逃し組を尻目にいつでも自転車で帰れる。
時間に縛られないし、無駄なタクシー代の出費も無い。
ましてやロクに寝れない満喫に泊まって辛い思いをする必要もない。
【デメリット】服装が限定される
大都市と言えば靴下までばっちり決めたオシャレさんが集うイメージがあるけど、自転車に乗るとそうはいかない。
女の子ならスカートを諦めないといけないし、男でもロングコートは難しい。
セットした髪型も風邪で潰れるから無駄になる。
自転車で生活するならそれに合わせた服装と髪型が求められるからオシャレの自由度は減る。
俺は元々オシャレじゃないから気にしない。
【デメリット】自転車は雨が辛い
これは言わずもがなだけど雨が辛い。乗る前の天気の確認は必須。
雨が降ってる場合は電車移動に変更すれば対策できるけど、最悪なのが行きは晴れてたのに帰りだけ雨が降るパターンで、俺も自転車も濡れて辛い。
大都会で自転車生活する注意点
ここからは6年間自転車に乗って感じる東京で自転車生活する際の注意点を解説する。
12キロ前後の自転車を選ぶ
大都会は街の構造が複雑だから自転車も取り回しが命。
自転車を担げれば階段も登れるしちょっとした段差にも対応できる。
そのために12キロ前後のロードバイクか折りたたみ自転車を選択するのがおすすめ。
Amazonで3万円位で売ってるからとりあえずそれを買えばいいと思う。
余裕で20キロを超えるママチャリは大都会では取り回しが悪すぎる。
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自転車の鍵には拘る
自転車は傘と同じで社会の共有物だと認識してる人が多くて盗難が跡を絶たない。
プロに盗まれてヤフオクでパーツを転売されるならまだしも、帰りの足が無いからというクソみたいな理由で盗まれたら最悪。
俺の自転車はパーツ代含めた総額は7万円程度でそんなに高くはないんだけど、かといって盗まれたらそれはそれで困る。
ということで、目をつけさせないためにゴジラロックっぽい凄そうな鍵を付けるのがおすすめ。
更に、敢えて人通りが多い場所に停めることで、誰が持ち主かわからない状況を作り出せば盗難の確率はぐっと下がる。
自転車室内保管する
自転車は外に停めると風化して一年でダメになる。
せっかく自転車を購入するのであれば絶対に室内保管してほしい。
室内保管すれば盗難を防げるし、チェーンとかベアリングの錆を防止できるから自転車が劣化しない。
そのためにも12キロ前後の自転車を購入するのがおすすめ。
自転車の室内保管は専用の縦置きスタンドを使っても良いし、
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吊るせば6畳でも余裕で保管できる。
自転車は軽車両だと自覚する
新宿渋谷は毎日がお祭りかと思うほど人通りが多くて、自転車でも前に進むのがやっとなんだけど、だからと言って無闇にスピードを出してはいけない。
法律上自転車は軽車両だから、イライラしてスピードを出して人と接触した場合は全面的にこっちが悪いし警察沙汰になれば刑事責任に問われる可能性もある。
歩行者の街である大都会では自転車は歓迎されない存在だと自覚して余裕をもって運転してほしい。
自転車は大都会の便利な足
自転車というと大自然の中を滑走する爽快感とか楽しくダイエットとかの運動面がクローズアップされがちだけど、実は都会ほど自転車の実用性は上がる。
田舎だと自転車に乗るための自転車になってしまうから、購入してもめんどくさくて乗らなくなるパターンが多いんだけど、大都会での自転車はめんどくさい移動を省いてくれる便利な足で実用性の塊。
しかも車とかバイクと違って維持費も税金もかからない。田舎よりも大都会に住む人ほど自転車の購入を検討してほしい。そして人生で難度の無い大都会での生活を満喫してほしい。
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2019年4月にガジェマガで独立して、それを機にバイクで日本半周してきたのでその様子を記事とYoutubeにまとめています。