そりゃお前はブログで生活出来てるんだから当たり前だろって話ではあるんだけど、ブログには収入面以外にもたくさんのメリットがある。
俺はガジェマガの前のブログも含めると10年以上ブログを書き続けている。今回はブログを長く書いてきたからこそ感じる収入面以外のメリットを解説したい。収入の如何に関わらずとりあえずブログは書いた方が良い。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
ブログを書くとパソコンに詳しくなる
俺はブログを書くことはパソコンに詳しくなる最速の手段だと思ってる。
いざパソコンを購入しても何に使えばいいかわからないからパソコン教室に通うみたいな人がいるけどあれは手段と目的が逆になっていて本末転倒。
パソコン教室で自分の目的と外れた使い方を学習しても身につかない。
それよりもパソコンでブログを書くという明確な目的を作れば、その目的のために嫌でもパソコンを使うことになるしパソコンの知識が身につく。
実際俺もガジェマガを運営するために、HTMLから画像編集、動画編集、サーバーとかドメインの管理に至るまで幅広い知識が身についたし、目的のために得た知識だから失うこともない。
パソコンでなにをしていいかわからないという人はとりあえずブログを書こう。
ブログを書くとタイピングが早くなる
スマホ世代の若年層にはタイピングができない人が増えているんだけど、タイピングができないことが許されるのは大学卒業まで。
介護士、保育士、美容師とかの職業に就くならいいけど、タイピングできた方が就職の幅が広がるし、いざ転職する時にも役に立つ。
比較的楽な仕事としてイメージしやすいのが事務職なんだけど、事務職としてまともに勤務するためには分間200打以上のタイピング速度が求められるのが一般的。
いざ就職する段階でタイピングできませんだと話にならないから、最低限の技能としてタイピングはマスターしておきたい。
そんな時にもブログ執筆は役立つ。毎日パソコンで文章を書いていれば嫌でもタイピングの技能は身につくし、書けば書くほどタイピングの速度は向上する。
実際俺は過去1年間2日に一回以上のペースで一日3,000字以上を書き続けているんだけど、お陰で俺のタイピング速度は分間415打ほどまで向上した。これは1秒に7回キーボードをたたいている計算で、日常生活で俺より早い人に会うのは稀。
ここまでめきめきとタイピングが上達したのもブログのお陰だと思う。
タイピング速度を向上させる方法を解説した記事は下記。
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ブラインドタッチで分間400打を超える方法【タイピング速度向上】
スマホの普及によってタイピングできない人が増え続けている。それは別にいいとは思うんだけど、会社に入社して初めて自分用のパソコンを支給されて、タイピングができなくて仕事が遅いという焦りを抱える新卒が多い ...
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ブログを書くと自分の思考を整理できる
迷っているけど迷っている理由が自分でもわからないことは意外と多い。
そんな時は自分のために迷っている理由をブログの記事にしてしまうと迷いを解決しやすい。
メリットとデメリットを全て書き出してそれを比較する記事を書けば、自分のためになるし、自分と同じ迷いを抱いている人を助ける記事にもなる。
自分のブログの最高の読者は自分自身だから、誰よりもまず自分自身のために書くことで、その記事が自然と人の役に立つのもブログの良いところ。
実際ガジェマガでは過去にカメラの購入で迷った時に自分のために迷っている理由を記事に書き起こして結論を出している。その記事が下記。人の役に立っているのかは不明だけど俺の役には立った。
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フルサイズ一眼とAPS-C一眼の画質の違いをデータで検証【α7Rii購入まで】
何度も何度もフルサイズ一眼を買おうとしては思い直してきたけど、そろそろ購入することにする。今回はなぜその決断に至ったかと、今SONYのα7S、α7ii、α7Riiの3機種で迷っているんだけど、自分の頭 ...
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α7Riiiが欲しい。α7Riiとの違いを比較検討【ミラーレス一眼】
α7Riiを持っているけどα7Riiiが欲しい。こういうときは頭の中を整理するために記事化するのが良い。ということでα7Riiとα7Riiiの違いをまとめつつ比較検討する。 SONY α7Rシリーズと ...
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ブログを書くと物事に詳しくなる
記事を書くということは詳細な情報に関してそれなりの調べ物も必要になる。
記事として公開する以上なるべく間違った情報を流さないために、書きながらわからないことをその場で調べるんだけど、それを繰り返すことで自分が書いているテーマに対する知識を更に深めることができる。
そうやっていくつも記事を書いていると自分が強いジャンル、興味があるジャンルが明確化されるから、自分でも気づいていなかった自分の興味関心に気付ける。
ブログを書けば書くほど自分がスペシャリスト化するから、他の人が気付かなかった深掘りとかニーズを発見して更に物事に詳しくなって人間的な深みが出る。気がする。
ブログを書くと人に伝える力が身につく
日記として書くブログではなくて、記事としてブログを書き続けると相手に伝える力が身につく。
ブログと言ってしまうと安っぽく感じるけど、ブログの記事は各個人の営業スタイルとかプレゼンそのもので、書けば書くほど洗練される。
読まれる記事を書くために相手が知りたいこととか書く順番、読みやすい文章を意識するうちに、読者目線で文章を書けるようになる。
つまり記事を書けば書くほど自分が伝えたいことを相手に伝える力が身につく。
ブログを続けると数字に強くなる
ブログを書き続けているとやっぱりアクセスが気になるんだけど、このアクセスを上げるためにはGoogle AnalyticsとかGoogle SearchConsoleを自分なりに分析する過程が不可欠になる。
どの数字が何を意味しているのかを理解するのは当然として、自分のブログの弱点とか強みを数字から理解できるようになるし、成功している記事と失敗している記事を比較して原因を理解して改善に活かすようになる。というか活かせるようにならないと成功できないから自然に数字に強くなる。
重要なのは分析⇒仮説立て⇒実験⇒検証のサイクルを繰り返すことで、ブログを通して論理的な数字の分析力が身につけば、投資とか経済にも活かせるようになる。
ブログは最初は収入に拘らないことが大切
さて最近は副業ブームで、マナブさんの大成功もあってブログがおすすめの副業として取り上げられることが多いんだけど個人的に副業のためのブログはおすすめしない。
ブログで成功している人はその多くが発信したい、書きたいという気持ちが先行している人で、収入ありきで初めて成功しているパターンは少ない。
それに最低でも半年は書き続けないと収入が発生しないブログは副業のコスパとしては最悪。そもそも仕事のために書いていると半年も続かない。
書きたい気持ちがあれば収入は後からついてくる
当の俺も10年前は日記として無収入でブログを書いていたし、ガジェマガを書き始めたのもお得にスマホを使う方法を発信したいという気持ちからで、その方針は今のガジェマガでも変わっていない。
とはいえガジェマガを書き続けていたからこれだけスマホに詳しくなれたのも事実。書きながら調べものもしたし、数字の分析もした。
結果的に今はガジェマガで生活できている俺は幸せだけど、それを実現できたのは書いて発信して伝えるのが好きだったからに他ならない。
自分のスキルを高めるためにブログを書くのはおすすめだけど、収入ありきでブログを書くのはおすすめしない。
Googleが目指すブログの方向性
最後に、ブログのアクセスを取るために避けて通れないGoogle検索エンジンのウェブに対する考え方について俺が肌で感じる方向性を解説する。
現在のウェブ検索は9割以上でGoogle検索エンジンが使われていて、Googleの独占状態にある。
つまり、ブログのアクセスを増やすためにはGoogleの検索エンジンに好かれるブログを書かざるを得ない。
Googleに好かれるための条件
Googleが目指しているのは役に立つ記事の上位表示で、ここが曖昧なのが世のブロガーを苦しめ続けているんだけど、個人的にGoogleの方針の解釈は非常にシンプルだと思っている。
重要なのは下記2点。
- 最後まで読まれる記事であること
- 別の記事も読まれること
これだけ。他にも滞在時間とか離脱率とかSEOを語り出すとキリがないんだけど、終局的にはこの2点に落ち着くと思っている。
ブログの記事執筆で重視するべきことは4つ
少なくともユーザーが途中で離脱しない記事には価値があるし、読者が別のページも見てみたいと思わせる満足感があるなら尚更。
つまり重要なのは、記事の内容は当然として、説得力のある構成、読みやすい文章配置と他記事への自然な誘導の4点。
この4点を意識して書かれた記事はユーザーに価値があると言い切れるし、Googleの方針にも合致するから自然にブログは伸びる。
書きたいから書くがスタート
なんだかんだ講釈を垂れたけど、最初からこの全てを実践するのは無理。
これからブログを書こうと思っている人は、まず書きたいことを書いてからGoogle Analyticsを分析して試行錯誤しつつ改善していくサイクルを繰り返せばいい。
書きたいが先にないとブログは続かないし文章のスキルアップにも繋がらない。
ブログの収益を解説
ガジェマガの収益推移は下記記事で解説している。
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