俺は厳密にはブロガーだからフリーランスという表現が正しいのかはよくわからないけど、2019年4月の段階でこのブログで独立して専業ブロガーになった。ということで今回はブロガーとして2か月が経過した段階の心境をまとめたい。
今回の記事は独立して2ヵ月のペーペーフリーランスの心境をまとめている。全てのフリーランスに当てはまるものではないけど、恐らく独立したてのフリーランスが通る道でもあるんだと思う。現在会社員で、フリーランスに憧れている人の参考になれば嬉しい。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
駆け出しフリーランスの悩みはお金
これはまさに今現在の俺の状況なんだけど、来月の収入額が保証されないフリーランスには常にお金の不安が付き纏う。収入が保証されていないからあらゆる出費が全て不安。来月の収入がなくなったらどうしよう、今月赤字だったらどうしようという悩みが尽きない。
会社員はなんだかんだ安定収入
会社員時代は多くはないとは言え毎月決まった収入があったし、終身雇用が終焉を迎えつつあるとはいえ突然のクビはまだ現実的じゃないからなんだかんだ安定収入の安心感があった。
フリーランスが意識高い系になる理由
フリーランスは完全歩合製だから、頑張れば増えるし怠ければ減る、俺の場合怠けなくてもグーグルの気が変われば減る。フリーランスは収入の安定感が全くないから今までは小さかったお金の悩みが大きくなった。
とにかく今月を生き抜くために支出を減らさないといけないし、来月生きるために収入を増やさないといけない。フリーランスが全体的に合理的で意識高い系が多いのはがそうしないと死ぬからに他ならない。
毎月生活できていることに感謝するようになる
独立してからは今月もなんとか黒字化できた、今月も生き残ることができた、と毎月がサバイバル感覚。
これは労働の対価として金をもらって当然と考えていた会社員時代にはなかった心境で、フリーランスの収入は自分が生み出したものに価値が認められたと実感する瞬間で、全ての収入に感謝するようになった。
フリーランスが東南アジアを目指す理由
俺が今抱えているお金の不安は恐らく2か月分、3か月分の生活費を一月で稼げるようになれば消える。つまり月収50万になれば二か月先までの生活が保証されるから少し楽、月収100万になれば4か月先の生活まで保障されるからかなり楽になる。
生活費を落とせば収入が低くても安心できる
フリーランスが南国に逃亡しがちなのはフリーランスをアピールしたいとか自由な時間を謳歌したいもあるかもしれないけど、多分精神的安定を求めることが要因。例えばタイバンコクに行って生活費を5万円まで落とせれば収入が少なくとも精神的な安定を得られる。そこで収入を増やしつつ貯金も殖やせば日本に帰ってきてもまともな精神状態を保ちやすくなる。
タイバンコクでの5万円の生活水準をリアルに検討した記事は下記。
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フリーランスになったことで会社員時代にあまり感じなかった収入支出バランスの不安が常に付きまとうようになった。
フリーランスの労働メリット
俺にとってフリーランスになることの最大の変化は労働時間と労働場所を全て自分でコントロールできるようになることだった。
IT系フリーランスは肉体的負担が少ない
毎日決まった時間に会社に行かなくていいのは超絶幸せ。会社に行かなくていいから電車に乗る必要もない。雨の日は外に出る必要もない。こんなに嬉しいことはない。天気が悪いなか出社する肉体的負担が減ったおかげで心なしか若返った気がするし肌の調子も良くなった気がする。
労働時間のコントロールも自由自在
特に俺みたいなブロガーなら誰と連絡を取る必要もなくて、ひたすらパソコンをカタカタすればいいだけだから場所を選ばない。しかも記事を書くだけでいいなら労働時間は早ければ一日2時間ほどで完了してしまう。
もちろん職種とか仕事に対する熱量にもよるんだけど、自分で仕事場所、仕事時間、仕事量を決められるのはフリーランスの最大の強みになる。
俺が今現在バイクで終わりの見えない日本一周ツーリングを進められているのも専業ブロガーとして独立できたからに他ならない。バイク日本一周ツーリングの概要は下記記事を参照。
フリーランスになって労働時間は圧倒的に増えた
仕事場所、仕事時間、仕事量を自分でコントロールできるというのは、収入と貯金が潤沢にあるでもない限りデメリットになる。
来月の収入の保証も無いなか貯金もないならもう不安でいっぱい。何が正解なのかもわからない中でひたすらがむしゃらに働かざるを得ない。事実今の俺はプライベートはほぼなくて、睡眠と食事とバイクに乗っている以外の時間は記事執筆か動画編集しかしていない。
しかも今やってることが正解なのかもわからない。けどやらないと確実に死ぬからやるしかない。このあたりは売れっ子を目指す芸能人と同じ感覚なんだと思う。
フリーランスは将来を考えることが増える
自分で仕事をいくらでも作れるフリーランスとしての生活を始めると目の前の作業に忙殺されがちではあるんだけど、よくよく考えるとそれはそれでやばい。
このままブログでどこまでやっていけるのか。次は何に手を出すべきなのか。俺が他の人に勝てる領域はどこなのか。と永遠に自問自答している。
フリーランスは良くも悪くも全てを決められる
目の前の作業を進めないと生活できないけど、目の前の作業に忙殺されていると生活は苦しいまま。どこまで今の領域を進めてどこで諦めるかを決めるのも全て自分。フリーランスは全てを自分で決められる裁量権はあるけど、当然全ての責任も降りかかる。
貯金という限られたライフゲージの中でどうすれば収入を最大化できるかを常に模索するようになる。
凡人は会社員でいるべき
フリーランスとして2か月を過ごしてみた感覚は、あれ、フリーランスってこんなに苦しいの(精神的に)という感じだった。
自由な裁量権が仇になる
今現在の俺は自由な仕事時間、仕事場所と引き換えに精神的にいっぱいいっぱいの状態が続いている。凡人がフリーランスになると仕事の辞め時を見失って自分を追い詰めすぎる。仕事量を自分で決められるメリットは人によっては完全にデメリットとして働くことを想像できていなかった。俺の場合は来月への不安で全くサボれない状況になったし、仕事していない時間は不安に襲われるようになった。
もちろん自由な仕事時間と仕事場所は大きなメリットだから、これだけ苦しくてもフリーランスになる価値はあるんだけど、会社員に戻れば楽だなと思う瞬間も多いのが正直なところ。少なくとも俺が思い描いていたフリーランスのイメージとは全然違った。
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