そういえば俺は長期旅行に適したまともなリュックを持っていない。2月にタイのバンコクに1週間行ったときは4年前にAmazonで購入した4,000円の激安リュックを使っていたんだけど、もう肩紐とかがボロボロでかなりやばい。
次に予定している日本一周に備えてそろそろちゃんとしたリュックを買った方が良いと判断して、今回ノースフェイスの大容量リュック「SURGE」を購入したから紹介したい。
ノースフェイスSURGEのノートパソコンの収納スペースの安心感は唯一無二のレベルでやばい。15.6インチノートパソコンが入る長期旅行に適したリュックを探している人は参考にしてほしい。
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長期旅行用リュックに求める条件
今回長期旅行に備えて検討したリュックの条件は下記。
- 長期旅行に耐えられる30L以上の大容量
- 15.6インチのノートパソコンが入る専用スペースがある
長期旅行に耐えられる30L以上の大容量
2月に1週間タイのバンコクに一人で行ってきたんだけど、その時の俺の荷物は超少ない。格安航空の機内に持ち込める7キロ以下のリュックサックのみ。幸いバンコクは南国だから長袖がいらないおかげで荷物を少なくできるんだけど、日本も夏場に限定すればそれは同じ。
その時に使っていたのは4年前にアマゾンで購入した4,000円の激安リュックで、容量は大体22L。
ただ、次に予定している日本一周バイク旅行は1週間の日程を上回る。容量22Lのリュックでバンコクに1週間滞在した経験から、期間が1か月を超えるのであれば最低でも30Lは必要だと判断した。
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15.6インチのノートパソコンが入る専用スペースがある
もう一つの理由がノートパソコンの持ち運びなんだ。というのも最近外出先で動画編集するために24万円もする超高級ノートパソコンSpectre X360 15を購入した。24万とか人生で3番目に高い買い物だし(1番2番はバイク)本当に持ち運びが怖い。これが壊れる事態だけは絶対に避けたい。
24万のノートパソコンを運ぶには4,000円の激安オンボロリュックはいくらなんでも不安すぎる。高いノートパソコンを持ち運ぶための鞄にも拘らざるを得なかった。
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抜群のコスパのノースフェイス
さて色々なリュックを取り扱う店舗を見て回った結果、デザインと質感の良さでノースフェイスにまで絞った。
人気ブランドなら間違いないはずという安易な理由でノースフェイスを候補に入れたんだけど、実際に色んなブランドのリュックを触って比べた結果本当に違った。
どうせリュックなんか5年は使うんだから安いリュック買うより2万円でノースフェイスを買った方が絶対良い。というよりむしろ2万が安いとすら思える完成度の違いだった。
ノースフェイスのリュックになら安心して24万の高級ノートパソコンを任せられる。ノースフェイスしゅごい。
リュックかスクエアリュックか
問題は通常のリュックかスクエアリュックのどちらにするかだった。街中でよく見かけるノースフェイスのヒューズボックスは四角い形が合理的だし30Lと大容量でデザインもかわいい。
そもそも世の中は四角いものばかりなんだから丸型のリュックは使いにくい。しかもヒューズボックスは中の区分けが全くないから大きな空間から物を取り出しやすそうなのも魅力だった。まさに大人のランドセル。
見た目のシンプルさでSURGEに決定
ヒューズボックスはそれはそれで魅力的なんだけど、派手なデザインは威圧感も強い。
それでなくても俺は髪が長いおじさんという時点で既に社会不適合者なのにこんな派手なリュックを背負っているのはまずい。せっかく旅行に行くなら少しでも現地の人と交流しやすいように、今回はシンプルで親しみやすいデザインのSURGEを選んだ。
ノースフェイス・SURGEは男女兼用
ノースフェイス・SURGEはヒューズボックスよりも大きい31Lとかなりの大容量なんだけど、男女ともに似合うかわいいデザインが魅力だ。
男性が着用すると男性らしいごつごつしたリュックになるし
画像引用:GALLERIA
女性が着用しても大きすぎるサイズ感が逆にかわいい。
画像引用:RAYMART
ノースフェイスSURGEはロゴが小さくシンプルだし、全体的に丸みを帯びたデザインでどんなファッションにも溶け込む。
ノースフェイスSURGEの外側の小ポケットは3つ
ノースフェイスはあまりにも街中で見かけすぎるからカジュアルバッグと思いがちだけど、プロの登山家も使う本格登山リュックでもあるから細部まで完成度が高い。
正面には縦に二つのチャックが付いていて
両側がそれぞれ独立したポケットになっている。
ここには小さなノートとかモバイルバッテリーとか薄めの物を小分けに収納できる。
さらにその上にはもう一つ横長の小さなポケットが付いている。
ここもモバイルバッテリーとかスマホが入るサイズ。細かいポケットはガジェットブロガーにはありがたい。
カラビナホルダー、ペットボトル収納、ピッケルホルダーも
ノースフェイスSURGEの正面で波打っている2本のラインは頑丈な作りで
カラビナとか南京錠を自由にぶら下げて使えるようになっている。
ノースフェイスSURGEの左右にはペットボトルホルダーが一つずつ付いているから飲み物も簡単に持ち運べる。
下部には豚の鼻と呼称されるピッケルホルダーもついている。本格的な登山にも対応できる。
SURGEの超大容量メインポケット
SURGEのメインポケットはかなり大きく開く。開いた姿がカバっぽい。
メインポケット内の上部にも小物入れがある。ここもスマホがすっぽり収まるサイズ。
内側ということもあってセキュリティが高いから絶対に盗られたくない貴重品を入れるのに役立つ。
独立したノートパソコン収納スペースが最強
SURGEの一番おすすめしたいポイントはノートパソコン収納スペースの頑丈さなんだ。15.6インチのノートパソコンがすっぽり入るサイズの独立した収納スペースが用意されていて、
収納スペースを分厚く頑丈なクッション材が覆っている。
背中側は木の板でも入ってるのかと思うほどの固さと厚みがあるんだけど、
背中に接する部分は低反発素材がふっかふかで背負い心地も最高に良い。なんだこれ。
メインスペース側にはこれまた分厚いクッション材が入っていてノートパソコンをしっかり守ってくれる。
ノースフェイスSURGEのノートパソコンに対する本気度が半端ない。
パソコン収納スペースにはパソコンとは別にタブレットの収納も用意されていて、
タブレット用のクッションもふかふか。
しかもパソコン収納スペースは底に達する前に終わっているからリュックを地面に置いても衝撃がパソコンに伝わらない!こんなにノートパソコン収納が手厚いリュックが今まであっただろうか、いやない(反語)
SURGEのノートパソコン収納はマジでヤバイ。
31Lの驚異の収納力をチェック
31Lって言われてもどれくらいの荷物が入るのか想像つかねーよっていう甘えん坊さんのために俺が試験的に荷物を詰め込んでみたから参考にしてほしい。
今回用意したのは長期の旅行を想定した下記の荷物
- 長袖シャツ ×4
- 長袖インナーシャツ ×4
- 長ズボン ×4
- パンツ ×4
- 靴下 ×4
- 15.6インチノートパソコン
- 一眼レフカメラ(PENTAX K-5)
- モバイルバッテリー
- 外付けSSD
- 各種充電配線
- マウス
- 洗面用具(写真撮り忘れ)
これだけあれば旅行中の洗濯を視野に入れて冬場の1週間の旅行も余裕。夏場ならシャツ類は半そでで良いから容量はもっと減るし、長ズボンは絶対にこんなに要らない。更に本来なら衣服類は持ち運べる圧縮袋に入れるからもっとサイズが小さくなるんだけど、今回は参考程度に見てほしい。
ノートパソコンとすべての衣服、充電器類をカバンに詰め込むとこんな感じ。入っちゃったよ。
そこに更にカメラと写真には写ってないけど洗面用具を入て完成。
蓋を閉じるとこんもり丸くてかわいい。入っちゃったよ...31Lすごい。
SURGEのメイン収納は上部が90°に開くから、先端の物はかなり出し入れしやすい。頻繁に使うカメラとか洗面用具の収納にぴったり。
カバンの中のカメラの収納には別の記事で紹介しているETSUMIのキルティングポーチがおすすめだ。
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SURGEの31Lの収納力は驚異的。靴でも入れない限りそうそう一杯になることはなさそうだった。
SURGEは背負い心地も抜群
繰り返しになるけどSURGEは背中のクッションもすごい。
まず通気性を考えられた構造だし、
高反発素材のクッションがふっかふかで背中の形にフィットして背負い心地も抜群。
ノートパソコンが背中に触れているはずなのに全くそれを感じさせない。
さらにリュックを安定させるためのバックルも胸の位置と、
腰の位置に2本用意されている。100メートルを9秒で走ってもSURGEは暴れなさそうだ。
SURGEは究極のアウトドア派が作った究極のリュック
俺は完全にノースフェイスを舐めていた。2万円払うだけでこんなにしっかりとしたリュックが手に入るとは思わなかった。ノースフェイスSURGEはさすがアウトドア派しか存在しないアメリカで作られているだけあって、細部まで計算されつくされた作りだった。とにかく妥協が無い。そして品質が高い。不安な人は実際に店舗に赴いて手に触れて感動してほしい。
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お値段以上のノースフェイス
SURGEは俺の人生で初めてのまともなメーカーのリュックなんだけど、1万円のリュックと比べて値段は2倍なのに5倍ぐらいの質感の良さを感じる。
ノースフェイスのSURGEは金額に対して質感が2次関数的に良くなっているチート商品。ユーザーレビューが発達した今の世の中は金を払えば払うだけ良いものが手に入る。もう高くて悪い物なんてもう存在しないのかもしれない。
リュックの価格差は誤差
リュックなんか一個買えば5年くらい使うんだから1万円の価格差なんて誤差。1万円以下のリュックを買うくらいならノースフェイスのSURGEを買った方がいい。これはマジでやばい。
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仕事を辞めてZZR1400で日本を半周したダイジェストです。工程は全てYoutubeで配信しているのでよければチャンネル登録をお願いします。
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