約1ヶ月前の記事でM1 MacBookを購入したと書いたんだけど先日それがやっと届いた。
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M1 MacBookAirが欲しいからメリットデメリットを考える
世間のM1搭載MacBookやべぇって話はようやくひと段落していて、最近は適正評価されるようになってきたんだけど、10万円前後ならほぼ最強の選択肢という結論に落ち着きつつあるし俺もそう思う。 というこ ...
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俺は15歳から34歳までの19年間パソコンを使い続けているんだけどその全てがWindows。ということで人生初のMacOSは新鮮だし苦戦しまくっている。
もちろんしばらく使えばMacOSにも慣れるとは思うんだけど、せっかくならこの貴重な未知との遭遇となる初MacBookのファーストインプレッションを記事として残しておきたい。
MacOSパソコンの購入を検討しているけどなかなか手を出せないWindowsユーザーの参考にして欲しい。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
M1 MacBookはコスパ最高らしい
今回人生初のM1 MacBookを購入したのはその性能対価格のコスパが最高だからなんだ。
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M1 MacBookAirが欲しいからメリットデメリットを考える
世間のM1搭載MacBookやべぇって話はようやくひと段落していて、最近は適正評価されるようになってきたんだけど、10万円前後ならほぼ最強の選択肢という結論に落ち着きつつあるし俺もそう思う。 というこ ...
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これは歴代MacBookだけでなく全てのWindowsマシンも含む。10万円という価格でM1 MacBook並の性能を誇るノートパソコンが他にない。史上最強。
今後のパソコン市場を変えてしまう可能性を秘めたバランスブレイカーならぜひとも体験してみたいという流れ。
今回購入したMacBook Airのスペックを俺のメインパソコンENVY 15と比較すると下記。
MacBook Air | ENVY 15 | |
液晶サイズ | 13.3インチ液晶 | 15.6 インチタッチ有機EL |
解像度 | 2560x1660 | 3840x2160 |
CPU | M1 | Corei9-10885H |
GPU | M1 | RTX2060 Max-Q |
メモリ | 16GB | 32GB |
ストレージ(GB) | SSD256GB | SSD2TB |
駆動時間 | 15時間 | 6時間30分 |
重量(kg) | 1.29kg | 2.15 kg |
USB-A | - | 2 |
USB-C | 2 | 2 |
HDMI出力 | - | 1 |
価格 | 124,800円 | 290,000円 |
外用のノートパソコンとして購入
とはいえ俺はというと今までそもそもMacBookに興味がなかった。え、Macって高いし不便なんでしょ?スタバでドヤれるにしても犠牲にするもの多すぎない?って印象。
ただ、今回のMacBookはそんな今までのMacBookの概念を覆してきた。MacOSは継続だけど安い。不便になる分安くなるなら納得もできる。
しかも丁度書籍出版の話を貰えていたところで、気軽に持ち出せる文章作成用のデバイスが欲しいと思っていたところだった。そのタイミングで史上最強のMacBookが発売された。これは多分運命。
MacBookをメインマシンにする気はない
とはいえ俺は今もパソコンはWindowsが最強だと持ってるし、Macはあくまでサブ機として購入しているからメインにする気はさらさらない。
もちろん今後使っていくうちにどう転ぶかはわからないんだけど、Macに対してドライなWindowsユーザーからのファーストインプレッションを書き記す。
MacBookのハードウェアは完璧
購入前からわかってはいたことだけど、M1 MacBookのハードウェアはマジで非の打ちどころがなく完璧。これがたったの10万円で手に入ることに感動すら覚えるレベルで、そら熱狂的なファンもつくわなと思わされた。
まず外観となるボディの薄さ、頑強さ、触れた時のさらさら感含めラグジュアリー感が半端なくてマジで持ってるだけで幸福になれる。やばい。
更に天板を開くとそのディスプレイの美しさにも目を奪われるし、
薄いのにぺちぺちとタイピングしやすいキーボードの質感とか
広いタッチパッドの操作感も最高。
本体が薄いからキータイプで手首が疲れないのも嬉しい。
極めつけはその音で、これ本当にキーボードの左右にしかスピーカーついてないの?って疑ってしまうほど豊かな音響を奏でやがる。すんごい。
裏面にファンが無いのも最高で、発熱もホコリも全く気にならないから布団の上でも気兼ねなく使用できる。気楽。
悲しいかな30万で購入した俺のWindowsノートパソコンENVY15が質感では10万のMacBookの足元にも及ばない。
マジでハードは完璧。俺のメインノートENVY15のレビュー記事は下記。
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【ENVY15レビュー】動画編集を余裕でこなすモンスターノート
先日最強のノートパソコンHPのENVY 15を30万円で購入したという記事は書いたんだけど、せっかく30万円もするノートパソコンを購入したんだからレビュー記事を書いて少しでも元を取っていきたい。 ただ ...
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よくよく考えるとMacBookは世界一出荷されている筐体なんだからそら完成度を極めてるわなって話だけど、それにしてもこのボディで10万円は安すぎ。これでWindowsが動けばなぁと切実に思う。
人生初のMacOSはやっぱり不便
まだMacOSに3日しか触れていない段階での感想ではあるんだけど、MacOSはやっぱり慣れ親しんだWindowsと比較すると不便過ぎてしんどい。とはいえWindowsから乗り換えるならここは避けては通れないから頑張るしかない。
Windowsから乗り換えて3日でうわめんどくせぇなと感じたポイントは下記。
タイピングの確定がエンター3回
一番最初に違和感を感じたのがここ。タイピングの確定のために押すエンターキーの回数がWindowsよりも一回多い。
Windowsならスペースで変換⇒エンターで選択and確定だけど、Macの場合はスペースで変換⇒エンターで選択⇒エンターで確定という流れ。
幸いこれはオプションからWindows式に設定できたから速攻で変更した。
あとタイピング中に勝手に変換する予測変換もオフにした。ひらがなで入力したいのに勝手に漢字にしないでほしい。
タッチパッドがクリック式
MacBookのタッチパッドがWindowsと違ってクリック式なのが慣れるまでは違和感。
Windowsなら指でタッチパッドをタップすればクリックになるんだけど、Macの場合は明確に押さないとクリックにならない。この辺は慣れれば問題なさそう。
キーボードバックライトをオフにできない
地味に意味不明なのがM1 MacBookはキーボードバックライトをオフにできないっぽいことなんだ。
M1 MacBookは今までのMacのF5とF6に配置されていたキーボードバックライト明るさ設定が廃止されていて、オプションから明るさの調整ができるのみでオフにはできない謎仕様。せっかくバッテリーが持つのに無駄なバックライトでバッテリーを無駄に消耗されるのが癪。
ただ軽く検索してみたけどまだオフにする方法は見つかってないし、そもそも検索結果もWindowsと比べると圧倒的に少なくて、これはこの先も気が思いやられそうだなと思わされた。なんだかんだユーザー数が少ないMacOSの情報はウェブ上でも少ない。
【デメリット】MacOSの構造が不便
そもそもの話ではあるんだけどMacOSとWindowsは微妙にデスクトップの概念が違う。ことを今回初めて理解できた。
Windowsはシンプルにデスクトップは一枚で、そこにアプリウィンドウを重ねたり分割表示したりして作業するんだけどMacOSはアプリを最大化すると自動で別の仮想デスクトップを作ってしまう。
だからアプリごとにデスクトップがあるイメージで、アプリを切り替えたいときはデスクトップごと切り替える仕組み。これはこれでタッチパッドでさっと横にスライドするだけだからWindowsより楽で良いんだけど、その仮想デスクトップ内の操作性が悪い。
というのも基本的にアプリを一つしか仮想デスクトップに配置できないからその状態だとフォルダからブラウザにファイルをドラッグアンドドロップできない。
じゃあどうするかというと、まずアプリの最大化を一旦解除してから
メインのデスクトップで小窓状態にしてから、フォルダからドラッグアンドドロップするというイメージ。すげぇ手間。
一応仮想デスクトップ上でもアプリを左右分割表示することはできるんだけど、
それも一回「フルスクリーン化を解除」⇒「ウィンドウを画面左側にタイル表示」を選択しないといけなくて冗談みたいにめんどくさい。しかも左右分割しかできない。上下は無理。
Windowsで言うところの「Windowsボタン+矢印」でウィンドウを気軽に上下左右に配置して切り替えていく機能が無いからウィンドウを並べる手間がやばい。
右で情報を参照しながらの左でブログ執筆がやりにくすぎる。単純に俺がまだ操作方法を理解してないだけだと思いたい、切実に(倒置法)
ブラウザ作業の基本操作はWindowsと同じ
俺がMacBookで予定している作業はブラウザベースでのブログとか書籍の執筆のみ。動画編集とか画像編集は今後も継続してWindowsを使用していく予定。
ブラウザベースで作業する限りは基本的な使用感はWindowsとほぼ同じなのは助かった。コピー、貼り付け、切り取り、元に戻す、ページ内検索、全選択とかのショートカットコマンドはWindowsと同じだからほぼ迷わない。
それでも最初はMacの「command」「option」「control」ボタンに苦しめられることになる。
どれがどれかわからない。更にWindowsであれば全選択は「Ctrl+A」だからCtrlは小指で押せばいいんだけど、Macの場合はCtrlに相当するキーが「command」だからWindowsと同じように小指で押そうとすると指がつりそうになるし、どの指で押せばいいのかわからなくて混乱してる。
まぁこの辺は慣れだと思うからもうしばらく使う。
MacOSで良いと思ったポイント
MacOSが良いと思うのはアニメーションとフォントの2点のみ。OSのデザインは確かにMacの方が僅差で勝っている気はする。
うわぁアプリが吸い込まれたーみたいな驚きはあるけど使い勝手には影響しないから割とどうでもいい。
MacBookはハードは最高でOSは微妙
今のところのMacBookの印象はiPhoneと全く同じ。ジョブズが用意したレールの上を走るのは超快適。でもレールを外れると途端に使いにくくなる。
アプリ対応の不安が常に付きまとう
そういえばMacBookの解説ってMacBookならこれができる、というよりMacBookでもこれができるという主張が多くて、世界標準のWindowsを尻目に我慢してMacOSを使ってる人が多い印象だったんだけどその理由が何となくわかった。
Windowsなら当たり前に全てができるけどMacOSにはできないこともある。この精神的な差は結構大きい。
あとMacはアプリが少ない割にやたら有料アプリが多い印象で、え、Windowsなら無料で使えるこの機能のためにお金払うの?って思う場面が多い。これも俺の思い過ごしであってほしい。
という感じで今のところMacBookは最高だけどMacOSは微妙という感想。とはいえ俺はWindows歴19年でMac歴3日だからそう感じるのは当たり前。この感想が180度変わる日が来ることを願いながらこれからもMacを外に持ち出して使っていく予定。ただM1 MacBookがBoot Campに対応したら速攻Windowsをインストールすると思う。