バイクツーリングは積載との戦いだから、なるべく大きなバッグが欲しいんだけど、バイク用のバッグはどれも高い癖に微妙にダサくて私服ではとても使えないようなものばかり。それならプライベート用のリュックサックをバイク用に活用できないかと探したところ、バイク用品を専門に取り扱うTANAXから丁度良い製品が販売されていた。
今回は俺と同じようにバイクに荷物は積みたいけどバイク用バッグは買いたくない人向けの最適な製品であるTANAX MOTOFIZZシートバッグ用パワータイベルトを紹介したい。
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バイク用の積載はシートバッグが必須
先日ZZR1400を購入したレビュー記事でも書いたんだけど、スクーターではないバイクはどれだけ大きくても収納は精々500ミリペットボトル一本分程度しかない。
乾燥重量220キロのZZR1400に搭載されている収納はたったのこれだけ。あほか。
バイクの積載のみだと一泊以上のツーリングにはとても耐えられないから、専用の収納を別途用意する必要がある。
ZZR1400のレビュー記事はこちら。
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一般的なバイク用バッグは4種類
バイクに荷物を積むために一般的に使われるのは下記。上から取り付けが容易な順番。
- リュックサック
- タンクバッグ
- シートバッグ(パニアケース)
- サイドバッグ(パニアケース)
リュックサック
普段用のリュックサックでもバイク用のリュックサックでもOK。背負って乗るだけだから一番楽だけど、長時間のツーリングとなると軽くても肩への負担がエグくて耐えられない。長時間同じ姿勢で運転を続けるバイクは体に負担をかけないのが大切。
タンクバッグ
タンクバッグはバイクのガソリンタンクに磁石で張り付けるだけだから手軽。サイズが小さいものが多くてそれほど荷物は入らないけど、ツーリングマップルとかスマホとか充電器とか財布とかの小物を入れるのに便利。ただ、そのほとんどが取り外した時に手に持つタイプだから観光地を歩くときに邪魔になる。
シートバッグ(パニアケース)
キャンプツーリングの必需品。タンデム(二人乗り)用の後部座席に取り付けるから安定する。大容量に耐えられるのが強み。容量が大きければ大きいほど持ち運びできなくなるから貴重品を入れられないのがネック。取り外しも手間。
サイドバッグ(パニアケース)
タンデム(二人乗り)シートの左右に設置するタイプのバッグ。取り外しはできないから、キャンプ用品とか衣服を入れるために使われることが多い。シートバッグと違って二人乗りしながらでもバイクを取り付けられるのが強み。貴重品は入れられない。
バイク用バッグはバイカー向けデザイン
バイク用に販売されているバッグはほとんどがバイカー用のデザインで、バイクを降りたときのことは考慮されていない物が多い。そのほとんどががっつり手荷物になるし、デザイン的に私服にも合わないから、観光地にバイクを止めて歩き回るときもバッグの主張が強くて恥ずかしい。
普段用リュックをシートバッグにできるTANAXパワータイベルト
バイク用のバッグを買うと観光地を歩くのが恥ずかしいし普段使いも難しい。それなら普段用のリュックをシートバッグにしてしまえばいいというコンセプトで開発されたのがTANAX MOTOFIZZシートバッグ用パワータイベルトだ。
TANAX MOTOFIZZシートバッグ用パワータイベルトの特長
- 最大長さ25センチから240センチまで対応
- バイクのどこにでも取り付け可能
TANAX MOTOFIZZシートバッグ用パワータイベルトは本当にシンプル。荷物を固定するためのオスとメスのペアとなるベルトが2本ずつ入っているだけ。
オスメスの先端はしっかり目の金具とほつれ無さそうなベルト状になっていて
ベルトの反対側は輪っかになっている。
輪っかをくぐらせることでどこにでも簡単に取り付けられる構造だ。
正直こんなシンプルな作りならユニクロのベルトでも良いんじゃないかと思ったけど、バイク用に作られている利便性と安全性を重視してTANAX MOTOFIZZシートバッグ用パワータイベルトを購入した。確かに作りはしっかりしているしバイクに取り付けやすいように構造も考えられていた。
TANAXパワータイベルト取り付け
TANAX MOTOFIZZシートバッグ用パワータイベルトは一般的にはバイク車体の荷物用のフックに取り付けるんだけど、ZZR1400ではシート下のフレームに取り付けることにした。
シートを開けると収納が全く無いシート下が現れる。
このフレーム部分にTANAX MOTOFIZZシートバッグ用パワータイベルトを取り付けていく。
フレームの隙間にTANAX MOTOFIZZシートバッグ用パワータイベルトを通す。隙間が無いからフォークとか針金とかを駆使する。
バイクのフレームに通せたらベルトの先端を後端の輪っかに通す。
メスベルトの端にはマジックテープがついているから
長さを調節して余ったベルトはまとめてマジックテープで止めればすっきりする。
これなら収納の無いシート下の僅かな隙間に収まる。
同じように反対側のフレームにもオスのベルトを通していく。
4か所にベルトを通して固定できれば準備完成。シートを戻すとTANAX MOTOFIZZシートバッグ用パワータイベルトだけが垂れ下がった状態になる。
TANAXシートバッグ用パワータイベルトでリュックの取り付け
TANAX MOTOFIZZシートバッグ用パワータイベルトは長さを自由に調節できるから、リュックに限らず、大きめのプラスチックボックスまで自由に設置できる。
今回は俺がバンコク旅行に行ったときに格安航空を通過するために荷物を7キロに抑えたときのリュックを使う。
リュックをシートバッグの上に置いてオスベルトをメスベルトに通過させて仮置きする。
その後にオスベルトを引っ張れば荷物が固定される。
この時ベルトの圧がかかっているのはシートのみだから、バイクのカウルが傷つかないのが嬉しい。
バイクの見た目を損なわないのが魅力
バイクに取り付けるとこんな感じ。最低限のパーツで固定できるからバイクの景観を損なわないのが嬉しい。
外すときは先端の金具を押してやればベルトを緩めることができるから
適度に緩めたらベルトから鞄を引き抜くだけで良い。
ベルトが気になるのであればシートを開けてシート下にしまえば
この通りすっきり。シンプルなノーマルバイクに戻る。このバイクを見ても誰も長期ツーリングに来ているとは思わない。
自由にバッグを選べる
TANAX MOTOFIZZシートバッグ用パワータイベルトは長さを自由に調整して締め付けるだけの単純な構造だから、バックルを必要とする一般的なシートバッグと違ってどんな鞄でも対応できる。
しかも最大240センチまでの長さまで伸ばせるから大きめの鞄にも対応可能。更に、今回のようにシート下のフレームに固定する方法ならバイクのカウルを傷つける心配もない。
あとは現地を歩き回るときに使う好きなデザインの鞄を購入すればいいだけ。より快適なツーリングライフをサポートしてくれる便利なベルトだった。
当初ユニクロでズボン用のベルトを買うか迷ったんだけど、マジックテープでベルトの余りベルトを固定できたり、反対側が輪っかになっていてどこにでも固定出来たりと、TANAX MOTOFIZZシートバッグ用パワータイベルトはバイク用ならではの作りだった。
実際に日本半周済み
実際にTANAXのパワータイベルトでノースフェイスのSURGEを取り付けて日本を半周したけど、その間もTANAXパワータイベルトはビクともしなかった。
日本半周で使用したリュック「ノースフェイスSURGE」のレビュー記事は下記。
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【ノースフェイスSURGE】15.6ノートが入る31Lリュックレビュー
そういえば俺は長期旅行に適したまともなリュックを持っていない。2月にタイのバンコクに1週間行ったときは4年前にAmazonで購入した4,000円の激安リュックを使っていたんだけど、もう肩紐とかがボロボ ...
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仕事辞めてZZR1400で日本一半周ダイジェスト
仕事を辞めてZZR1400で日本を半周したダイジェストです。工程は全てYoutubeで配信しているのでよければチャンネル登録をお願いします。
バイク日本一周まとめ
2019年4月にガジェマガで独立して、それを機にバイクで日本半周してきたのでその様子を記事とYoutubeにまとめています。