ガジェマガ

ガジェットと生活改善のブログマガジン【火木土更新】

カメラ

スマホカメラをアクションカメラ(GoPro)として使うデメリット

2019年3月25日

GoProとかOSMO Pocketとかの動画撮影手段は増え続けているんだけど、一方でスマホのカメラの進化も著しい。ということで俺はGoProを買うかどうか迷った結果、新しいスマホを動画撮影機材として購入することにした。

今回はスマホをアクションカメラであるGoProと同じように使った場合に優れている点と劣っている点をまとめる。

トーマスです。ツイッターYoutubeもやってます。お問い合わせはこちら

この記事の目次(クリックでジャンプ)

多分将来アクションカメラは無くなる

アクションカメラとして登場したGoProはすでに7代目にもなっていて完成度を高め続けている。

画質はますます綺麗に、夜景にも強くなった。アクションを記録しやすい120°もの広角な画角も素晴らしい。さらにGoPro HERO7からはまるでジンバルのように滑らかな動画を撮影できるスーパースムース機能を搭載した。

スマホカメラの手振れ補正がヤバい

とは言えスマホもGoProに追従していて、Galaxy S10で搭載したスーパー手振れ補正の滑らかさはGoProを脅かすほど。あれを見てしまうと動画撮影しかできないGoProのために5万円を払うことを躊躇してしまう。

過去にスマホがデジカメ市場を食いつぶしたように、恐らく将来的にはアクションカメラ市場もスマホが食いつぶすことになるんじゃないかと予想している。

スマホの広角レンズがヤバい

GoProの特徴といえば120°の広角撮影ができることなんだけど、最近のスマホは相次いで広角レンズをサブレンズとして採用していて、しかも動画撮影までできてしまう。

今のところGoProほどの画角での撮影はできないけど、現状でも画角は100°程度と、今までのスマホと比べると遥かに広い画角で動画撮影できる。

ハイエンドスマホ vs GoPro HERO7

今回はGalaxy S10やMate 20 Pro、Mi 9のようにカメラの画質が優れたハイエンドスマホとGoProを比較して、スマホをアクションカメラとして使った場合のデメリットを検討してみる。

比較はGoProのみで、OSMO Pocketの存在は無視する。そもそもGoProとOSMO Pocketがどう違うのか、どう使い分ければいいのかを検討した記事はこちら。

手持ちはOSMO POCKET、固定はGoPro 7【画角と撮影方法を比較検討した結論】

Mate 20 ProとMijia GInbalを使った動画撮影が楽しい。Youtubeになんでも気軽に投稿できる時代になって、撮影した動画が無駄にならなくなったことからも、今後どんどん動画を撮ってい ...

続きを見る

更にスマホと組み合わせて滑らかな動画を撮影できるジンバルのレビューはこちら。

【Mijia Gimbal】映画のように手ブレのない動画が撮れるスマホ用スタビライザー【OSMO MOBILE 2より安い】

スマホで撮影した動画がどことなく素人感のある動画になってしまうとお悩みの方。その悩みを解決できるツールがお求めやすい価格で購入できるようになりました。その名も電子式スタビライザー「Mijia Ginb ...

続きを見る

GoProとハイエンドスマホの動画性能比較

まず最初にGoProとハイエンドスマホの動画性能を一覧で比較するとこんな感じ。

Go Pro ハイエンドスマホ
画角の広さ 120° 約100°(広角レンズ使用時)
手振れ補正
画質
内蔵マイク
携帯性
防水性能
頑丈さ
外部マイク ×
4K60fps
バッテリー持ち
熱暴走 ×

もはや画角、画質、手振れ補正ではスマホ側が向上しすぎていてGoProの優位性が失われつつある。

スマホをGoProとして使うデメリット

スマホをアクションカメラ(GoPro)として使う場合のデメリットは下記4点

スマホは壊れやすい

アクションカメラという名前の通り、乱暴に扱われることを想定して作られたGoProと違って、スマホはあくまで動画も撮影できる精密機械だから、頑丈さが全然違う。

GoProで耐えられる衝撃にスマホは耐えられない。運が悪ければ一回落としただけで壊れてしまう可能性もある。

スマホの防水レベルは低い

海水に対する浸水を想定しているGoProと違って、スマホの防水は所詮スマホなりの防水でしかない。例え防水スマホでも浸水して壊れたという事例は少なくない。もちろん海水なんてダメ、絶対。

防水スマホなのに浸水して壊れるのは多分過去の落下によって細かな隙間ができているからだと思う。スマホはあくまで精密機械で、落としたスマホの防水まで保証されているわけではない。

Androidスマホは外部マイクを接続できない

Androidスマホの動画撮影では外部マイクを使うことができない。

特定の動画撮影アプリを使うことで外部マイクを使うことはできるけど、動画撮影アプリは広角レンズでの動画撮影に対応していない。

つまり、外部マイクを使う場合は標準レンズでしか動画を撮影できない。グーグルは将来的には動画撮影でも外部マイクをサポートすると宣言してるけど、今のところは未定。iPhoneはできるっぽいけどまだ広角レンズが無い。

Androidで外部マイクを使って動画を撮影するアプリを解説した記事は下記。

【Open Camera】Androidの動画撮影で外部マイクを使う方法

最近のスマホカメラの画質は本当に素晴らしい。 そこで、動画撮影もスマホで良いんじゃないかと思うようになった。動画撮影といえば画質以外にも音質が重要なんだけど、Androidスマホは外部マイクを接続して ...

続きを見る

撮影中はスマホとして使えない

スマホを動画撮影用の機材にするのであれば動画撮影中はスマホが使えなくなる。

スマホが無いと誰かに連絡を取ったり気になることを調べたりもできない。2月にタイのバンコクに行った時もスマホで大量に動画を撮影してきたんだけど、動画撮影中に地図が見れないのが不便だった。

タイ関連の記事はこちら。

バンコクの日本人フリーランスに学んだ独立するための心構え

先週まで8日間ほどタイに行っていた。タイに行ったといっても宿はドミトリー式(簡易カプセルホテル)の安宿で、観光はほぼ全くせずにブログを書きながら現地人と同じような生活をしていたから3万円も使っていない ...

続きを見る

【Mate 20 Proカメラレビュー】機能と感想と弱点 in バンコク

一眼レフカメラを持ち歩かないためにMate 20 Proを購入してもう3週間くらいが経った。今はプライベートでタイのバンコクに旅行に来ているんだけど、今回はバンコクで撮影した作例と一緒に、Mate 2 ...

続きを見る

スマホをGoProとして使うメリット

逆にスマホをアクションカメラ(GoPro)として使うメリットもある。

スマホとして使える

当たり前だけどスマホだから動画を撮影してないときはスマホとして使える。

GoProが5万円で動画撮影しかできないのに対して、Galaxy S10とかMate 20 Proだと10万円、Mi 9なら5万円でハイエンドスマホもセットでついてくる。

単純にGoPro分の出費が減るし持ち物が一つ減る。こんなに嬉しいことはない。

バッテリーが超絶持つ

GoProでの動画撮影は精々2時間が限界なのに対して、スマホの動画撮影であればバッテリー消費は1時間で20%ほど(Mi 9で検証)。スマホなら充電なしで連続5時間ほど撮影を続けられる。

スマホをGoProとして使うデメリットまとめ

大きなデメリットとしては外部マイクが使えないことくらいで、それ以外の浸水させない、衝撃を与えない、というのは自分がアクションしてなければ全然問題ない。

むしろ旅行の記録用にはもうスマホの広角レンズで動画を撮影する方が手早いんじゃないかとも思えるほど。

スマホは撮影中はスマホとして使えないのが欠点だけど、それなら撮影用にスマホを購入すればいいじゃない、ということで俺は5万円でGoPro HERO 7を買う代わりに、ハイエンドスマホであるMi 9を購入した。

AmazonイタリアでMi 9を購入した話【購入方法解説】

圧倒的コスパのXiaomiのMi 9が発売されて日本以外の世界中で話題になってるんだけど、とにかく手に入らない。というのも5万円なのに現存するスマホで最も性能が高くて、しかもカメラ画質もiPhoneX ...

続きを見る

とはいえ超実験的だから、使いにくいならGoPro HERO 7を購入することになるかもしれない。その時はまた記事で報告したい。

2022年に買ってよかったもの買ってよくなかったもの【振り返り】

2022年がもう少しで終わりつつあるから俺も簡単にベストバイとワーストバイをまとめる。こういう記事は資産にならないからあまり書きたくないんだけどネタがないから苦肉の策。 2022年の購入商品は166点 ...

続きを見る


クーポン付
【クーポン付】プロテインを飲むべき理由【若さ維持にタンパク質は必須】

実は以前までジムに通ってたんだけど、今はもうやめてしまった。週3で仕事帰りにジムに通うとかしんどすぎ。 だから今は家でたまにやるだけなんだけど、それでもトレーニングに関係なくプロテインはしっかり飲んで ...

続きを見る

スマホ レビュー

2022/12/15

【Pixel 7 Proレビュー】最も理想的なAndroidスマホ

いつの間にかPixelシリーズの年一回の発売が恒例になり、Tensor搭載後はブランド力も獲得し、独自機能も増え、毎年のPixel発売が話題になるようになった。 そして今年も俺の手元には最新となるPixel 7 Proがある。ということで今年も今年のPixelはどうなのかをレビューする。 【結論】Pixel 7 Proはバージョンアップ版 先に結論から言ってしまうとPixel 7 ProはPixel 6 Proのバージョンアップ版に過ぎず、ほぼ変化がない。実際に使用感に影響する進化点は下記の2点のみ。 超 ...

ライフハック 買ってよかったもの

2022/11/27

【2022年版】生活が変わるガジェマガ式買ってよかったもの17選

いよいよ一人暮らしも9年目に突入していて、欲しいモノは一通り買ってしまった。これからも物欲は尽きることないだろうし、ガジェットに限らず様々な物を購入することになると思うけど、今後は足りないものを補うというより、今あるものをグレードアップする買い物が主流になると思う。 そんな満たされた生活の中でも、俺基準俺調べの買ってよかった商品を、生活に与えたインパクト順にランキング形式でを紹介したい。正直もっと早く買っておけば良かったと思うものばかりなので、まだ持っていないものがあれば急いで購入してほしい。 15位 黒 ...

ライフハック 買ってよかったもの

2021/10/8

【そもそも鞄いる?】ガジェマガの中の人のポケットとカバンの中身

多くの有名ブロガーがカバンの中身を記事にしているのにガジェマガではまだ一度も鞄の中身について書いたことがなかった。ブロガーになりたいのであれば、他のブロガーが書いている記事はしっかりと抑えておきたいということで、今回はガジェマガなりのカバンの中身と、ポケットの中身を紹介したい。 鞄はオカマの象徴 in USA 俺は中学生高校生の頃はリュックサックを使っていたし、社会人になってからはボディバッグを休日の荷物入れとして使っていた。社会人になり立ての頃にアメリカに留学していた妹と再会する機会があって、アメリカの ...

ライフハック 体験談

2021/6/18

【狭い家のメリットデメリット】6畳1Kに8年住んだ感想【一人暮らし

田舎の人が都会に引っ越す際に危惧するのは部屋の狭さなんだけどそれは間違ってない。都会は家賃が高いから広い部屋に住めない。 でもそれは悪いことばかりではない。寧ろ狭い部屋は快適だな。と渋谷区6畳1Kの家に8年住んで思う。ということで今回は俺が感じた狭い部屋に住むメリットデメリットを解説する。 狭い部屋の家賃だけじゃないメリット 狭い部屋は家賃が安い。これが最大のメリットなのは間違いない。 東京都の平均家賃相場は22万円 実際俺が住む東京都渋谷区は日本でもトップクラスに家賃が高いエリアで、2LDKとかを選んだ ...

ライフハック

2022/11/9

【デメリット】タワマンを実際に内見して断念した理由【庶民の憧れ】

タワマンに住みたい。という記事を以前出して、その後もタワマンを内見したり色々と検討したりしていたんだけど一旦断念することにした。 ということで断念するまでに悩んだ葛藤を記事にする。現在タワマンを検討している人は参考になれば嬉しい。 タワマンは庶民の憧れ 「いやいやタワマンなんて住んだところで」って意見はすげぇ来るんだけど、なんだかんだタワマンの記事はアクセスが超多くて注目度が高い。 タワマンを検討した記事は下記。 というのもタワマンは結局庶民の憧れなんだ。でも家賃が高すぎて住めない。だから住まない理由を探 ...

メンズ美容・健康 体験談

2022/11/4

【高すぎ】ゴリラクリニックのヒゲ脱毛で30万円提示された話【評判・口コミ】

髭いらねーって思って髭の永久脱毛に手を出そうとしたんだけど、ゴリラ脱毛のカウンセリング価格が想像以上に高くて、ネットでの値段の記載方法が悪質だと感じたので今日はその件を書きたい。 毎日髭剃るのめんどくさい みんなもそうだと思うけど、朝起きて仕事行くまでの時間は戦争だ。なぜなら俺はなるべく寝ていたい!むしろ起きたくない!でも社会人なので流石に会社に遅刻するわけにもいかず、毎日生きるためにゾンビ顔負けの死んだ表情で通勤しているのが実情だ。 そんな社会人にとって朝の時間は貴重だ。歯を磨いて顔を洗って髭そって朝ご ...

DIY ライフハック

2022/10/4

【ベッド拡張DIY】シングルベッドを横に30cm広げる【ダブル】

一人暮らしだからと言ってシングルベッドに拘る必要があるだろうか、いやない(反語)。ということに一人暮らし10年目にして気づいたからベッドを拡張することにした。 いつの間にか6畳1Kの限界に挑むのが俺の生きがいになりつつあるんだけど今回は多分その集大成にして頂点。色々取り組んできた部屋改善は多分これで終わりになる。 ということで実際にベッドをどう拡張したのか、6畳でベッドを大きくして快適になったのか、生活に支障は出ないのかを解説したい。 6畳1Kの限界に挑む 繰り返しになるけど俺は10年間6畳1Kの激狭物件 ...

ライフハック 俺の一軍

2022/11/12

【ルームツアー】家で使ってる物一覧と選んだ理由、感想【俺の一軍】

ガジェマガでは過去に色々な商品をレビューしすぎていて、 「で、結局今のお前は何を使ってるの?」 って聞かれることが多いから、ここでは俺の家で今現在使っている物と、それを使っている理由、感想を一言でまとめる。住環境構築の参考にしてほしい。 この記事では何か環境が変わるたびに内容を随時更新して俺の1軍をまとめる続ける予定(最終更新2022年11月10日) 家で使っている物一覧 まず俺が家の中で使っている物を一覧にすると下記。 クリックで感想にジャンプ リビング環境 壁美人 テレビ ChromeCast Fir ...

デスク環境 パソコン・周辺機器 俺の一軍

2023/3/18

【デスクツアー】デスクアイテム一覧と使ってる理由、感想【俺の一軍】

ガジェマガでは過去に色々な商品をレビューしすぎていて、 「で、結局今のお前は何を使ってるの?」 って聞かれることが多いから、ここではデスク環境周辺で俺が今現在使っている物と、それを使っている理由、感想を一言でまとめる。デスク環境構築の参考にしてほしい。 この記事では「俺の一軍シリーズ」として環境が変わるたびに内容を随時更新する続ける予定(最終更新2023年3月18日) デスク環境周辺で使っている物一覧 まず俺がデスク環境周辺で使っている物を一覧にすると下記。 クリックで感想にジャンプ デスク・椅子 Fle ...

スマホ レビュー

2021/12/14

【iPhone 13 Proレビュー】スマホ史上最高傑作。弱点4つ

毎年恒例のiPhone13シリーズが発売されたから俺も例に漏れずに購入した。別の記事でも解説した通り今回のiPhoneはProモデルが熱い。 ということでPro Maxを買いたかったんだけど出荷数が少なすぎるらしく手に入らなかったから大きさ以外の仕様が同じProを購入した。13になることでどれほど進化しているのかを確認したい。 iPhone 13 Proの特徴 今回のiPhone 13はProモデルが熱いというのは上でも書いた通りだけど、Proモデルは進化点が多い。特徴は下記。 リフレッシュレート120H ...

体験談 自転車・バイク

2022/10/30

【体験談】バイク王の買取でボコボコにされた話【評判・口コミ】

19歳の時にホーネット250を購入して27歳までで6万キロ乗ったんだけど、俺が東京に来たことですっかり乗らなくなってしまった。 28歳で一度帰省した時にエンジンをかけたことはあったんだけど、それ以降はめっきりで、既に放置して4年が経過していた。 このホーネットは思い出だらけではあるんだけど恐らくもう乗ることは無い。ということでバイク王を呼んで売却することにしたんだけど、その買い取り査定士の癖が強すぎたから交渉体験をまとめたい。 これからバイク王でバイクを売る人の参考にしてほしい。 ホーネット250の状態は ...

DIY ライフハック

2021/10/1

【壁掛けテレビの理想と現実】壁美人を3か月使った感想【賃貸】

賃貸でもテレビを壁掛け出来るのに原状復帰までできてしまう壁美人を導入してから早3カ月。まだテレビは一度も落ちていない。 とはいえ720個ものホチキスで取り付けるのってどうなの?とか、テレビを壁掛けにした不便はないの?と買いたいけど二の足を踏んでいる人は多いはず。 という仮定の下で壁美人を実際に3か月使った感想を書いていく。記事の内容的に楽だからという理由ではけっしてない。 壁美人はホチキスで壁に取り付け 壁美人の紹介記事でも書いた通りだけど、壁美人は720発ものホチキスで壁に取り付けることで25キロまでの ...

-カメラ

Copyright© ガジェマガ , 2023 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.