マクロ撮影がしたい。これはカメラを手にした人ならだれでも一度は考えることだと思う。
ガジェマガでもスマホの撮影をする機会が多くて、マクロ撮影のためにマクロレンズを買うかどうか迷ったんだけど、フルサイズカメラともなるとレンズ一本の値段が高くて手が出ない。
そんな悩みを接写リングの購入で解決できたから紹介したい。
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マクロレンズ
マクロレンズはその名の通りマクロ撮影ができるレンズなんだけど、マクロでしかもズームできるレンズともなると死ぬほど高いんだ。
だから単焦点マクロを候補に入れたんだけど、そうすると今度は焦点距離で悩む。
候補は50mm、55mm、58mm、70mmだったんだけど55mmから55mmはアップで取ることを考えるとまだ像の歪みが大きくて不自然になる。
ガジェマガの撮影では今のところソニーα7の標準レンズを使っていて、一番多い焦点距離は像のゆがみが少ない70mmだった。
今一番多用している焦点距離が70mmなら、単焦点マクロも当然70mmを買うべきだ。
マクロレンズは汎用性が低い
ただ、マクロレンズは汎用性が低いのが懸念点だった。
70mmの単焦点マクロを購入して物撮りが捗るようになったとして、そのレンズを他の用途で使えるかというとかなり厳しい。
70mmはポートレート撮影の中でもアップの写真を撮る際に使われる焦点距離で、普段利用には向かない。
そもそも俺ポートレート撮影する予定ないじゃん。物撮りはしたいけど、物には段階ってものがある。
まだ物撮り専用のレンズに10万円も出すような段階じゃない。
接写リングで簡易マクロ
そこで見つけたのが接写リングだ。
このよくわからないリング2つセットで1万円なんだけど、10万円のマクロレンズをどうするか悩んでいた俺の感覚は既にマヒしていて、なにこれ安いと即決だった。カメラ怖い。
このリングはレンズとカメラの間に噛ませることで最短焦点距離を調整できる優れものだ。使い方によって寄れる範囲が変わるから、2つ一緒に使っても、1つで使ってもいい。
接写リングは本当にただのリングで、間にガラスを挟んでいないから画質の劣化もない。
この接写リングを俺のα7Riiに取り付ける。ついていない状態がこれに対して、
2つ付けるとこうなる。長い。
レンズが伸びて重いけどこれで最短焦点距離が近づく。
撮影テスト
具体的には今までこれくらいまでしか寄れなかったのが、
ここまで寄れるようになる。これはうれしい。
スマホの撮影
スマホの撮影といえば繊細なカメラ部分が勝負になるんだけど、ここまで迫力のある写真が撮れるようになる。肉眼で見るより迫力のあるカメラレンズ部分の描写がたまらない。
花の撮影
マクロレンズといえば花だから外に出て花を撮影してみる。
花を撮るならもう少し寄れた方が良いかなという気はするけど、今までより迫力のある写真が撮れるのがうれしい。
接写しかできない
接写リングを付けると近くのものにしかピントが合わなくなる。
通常のマクロレンズであればどれだけ離れててもピントが合うんだけど、接写リングはあくまで簡易マクロで、離れるとピントが合わなくなるからマクロ撮影したいときにしか役に立たない。
頻繁に付け替えるのは手間だけど、使いにくいマクロレンズを高い値段で買うよりも、安い接写リングで今のレンズをそのまま活用できるようになるのが嬉しい。