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メインのノートパソコンのHDDをSSDに換装してみた。今回はそのやりかたと、結果報告をしたい。今って500ギガのSSDでも超安いのね。
SSD換装のメリット
SSDのメリットは音がしないことと、読み込み、書き込みがHDDの少なくとも2倍以上のスピードになることだ。あと省電力だったりする。俺が使ってるHDDは古いので、SSDに交換した結果、読み込み速度は8倍まで上がって、パソコン起動にかかる時間が10分の1まで減った。とはいえ起動してしまえば快適さを左右するのはメモリ容量なので、普段使いではあまりSSDのメリットは感じらない。静かなことくらいかな。
新しいパソコンの代わりに
ならどうしてSSDなんか購入したのかというと、新しいパソコンを買う代わりにSSDで手を打とうと考えたことに始まる。俺がメインで使っているノートパソコンは4年前のもので、今のパソコンと比べると性能も低い。普段使いで不便は感じていなかったけど、唯一搭載しているHDDの寿命が不安だった。500ギガいっぱいまで保管してある大切なデータが破損してしまう事態は避けたい。
そこでパソコンの買い替えを検討したけど、俺はハイスペックを求めてはいない。安いパソコンはその多くがSSD容量32ギガとか、多くて128ギガとかで、今のデータを移し替えるには足りなかった。じゃ今のデータを移し替えられるSSDを買えばいいじゃない。しかも500ギガのSSDは将来的にパソコンを購入したとしても資産として使える。
SSD換装後の読み込み速度
今回HDDからSSDに換装して起動タイムを計ってみたところ、パスワードの入力画面までの時間が1分40秒から20秒にまで縮まった。
更にクロームブラウザを立ち上げて、検索結果を表示するまでの時間は4分27秒から40秒にまで縮まった。3分40秒の驚異的な時間短縮が実現した。SSD恐るべし。
実際にクリスタルマークを使ってハードディスクの読み込み、書き込み速度を計測した結果が下記だ。
HDD
SSD
単純な読み込みの速度が9倍になったことで、結果的に起動と終了がむちゃくちゃ早くなった。
換装手順
手順は拍子抜けするほど少ない。
1 まず現在のパソコンのHDDとそっくりそのまま同じクローンを作り上げる
2 HDDとSSDを入れ替える
わらっちまうくらいに少ない。これで終わりだ。早速解説する。
1 まず現在のパソコンのHDDとそっくりそのまま同じクローンを作り上げる
まずSSDをSATA⇔USB変換ケーブルで接続する。内臓SSDはUSBではなくSATAという形式で接続する必要があるけど、クローンを作成する段階では外部で利用するので、外部からUSBでパソコンに接続するためのケーブルが必要だ。
SSDは接続しただけでは全く反応がないけど、それが正しいので安心してほしい。認識されていること確認するためにウィンドウズマークを右クリックしてデバイスマネージャーを選択する。
デバイスマネージャーのDisk項目で購入したSSDが表示されていれば大丈夫だ。
次にSSDにボリュームを割り当てて認識させる。ウィンドウズの検索窓からハードディスクで検索して、一番上にでてきた「ハードディスクパーティションの作成とフォーマット」を選択する。
ここで出てくる問いについては必ずMBRを選んでほしい。そうでないとクローンSSDの換装はうまくいかない。
未割り当てのボリュームがあるので右クリックして新しいシンプルボリュームを選択する。
次へ
次へ
次へ
次へ
完了
マイコンピューターを見ると新しいボリュームが認識されている。これでクローン作製の準備は完了だ。
クローン作製のために今回は「EaseUS Todo Backup Free」を使う。ダウンロードは自分で検索してほしい。これを起動して、右上のクローンを選択する。
※EaseUS Todo Backup製作の有限会社イーザースソフトウェアさんから説明 サイト追加依頼があったので記載します(https://jp.easeus.com/backup-software/free.html)
ソース(コピー元)として現在のハードディスクにチェックを入れる。
コピー先としてSSDにチェックを入れて次へ
実行
OK
500ギガで4時間15分かかった
2 HDDとSSDを入れ替える
データのコピーが完了したら物理的な作業に移る。パソコンから配線を外して準備する。
体の静電気を取り除くために10秒ほど手を洗ってから作業に取り掛かる。裏ぶたを開ける。
ファンが汚かったので掃除する。
HDDとSSDを入れ替える
蓋を閉めて起動する。以上。
嘘みたいに普通に起動する。しかも完璧にコピーされた状態で。
パソコンの買い替えを検討している人は、代わりに安く抑える手段としてSSDの換装を考えてもいいかもしれない。俺はこのパソコンであと5年くらい戦える気がする。