先月バイクを購入したついでにせっかくバイクに乗るならモトブログでも始めるかと思って機材を色々揃えているんだけど、購入したGoPro HERO 7に悩まされ続けている。
今回はGoPro HERO 7がどうして糞なのかということを力説する。
モトブログとは
モトブログはバイクのヘルメットにカメラを装着して、しゃべりながら走行中の映像を撮影する動画のこと。動画なのにブログと表現される由来はよくわからないけど、運転手目線の臨場感のある映像が撮れることから地味に人気があるジャンルだ。
ドライブレコーダーとモトブログの違い
モトブログはドライブレコーダーと違ってヘルメットにカメラを装着するから視点がライダーと一致する。ドライブレコーダーの単調な映像ではなく、ライダーが気になったものを追体験できる映像がモトブログの魅力だ。
せっかくバイクを購入したんだからやらない手が無い。バイクを購入するポイントをまとめた記事はこちら。
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GoPro HERO 7はクソ
さて今回俺もモトブログを始めるために人生で初めてのアクションカメラを検討して、悩みに悩んだ結果GoPro HERO 7を購入したんだけど、俺は怒りに震えている。
GoPro HERO 7はなにもかもがとにかく高いし、至らないところが多すぎる。こんな商品がアクションカメラ業界のトップに君臨していることに対することに対する抵抗の表明として、この記事ではGoPro HERO 7に対する怒りをぶちまける。
GoPro HERO 7は本体価格5万円越え
まず何よりもここに文句を言いたい。GoPro HERO 7は信じられないほど高い。スマホでも5万円が高いと言われているのに、動画撮影以外に脳が無いこんな小さな機材に5万円は超高い。
ただ、実際に買ってみると中華製のパチモンと比べるとかなり高級感はあったから少し納得はしたんだけどそれでも5万は高い。
GoProは最上位モデル以外がクソ
GoPro HERO 7には5万円の最上位モデルのBlack以外にもSilverとWhiteの下位モデルがあるんだけど、主な違いが下記。
Black | Silver | White | |
手振れ補正 | HyperSmooth | 標準 | 標準 |
外部マイク利用 | 〇 | × | × |
写真 | 12MP | 10MP | 10MP |
ビデオ | 4K60 | 4K30 | 4K30 |
スマホ連携 | 〇 | 〇 | 〇 |
タイムラプス | 〇 | 〇 | 〇 |
GPS | 〇 | 〇 | × |
防水性能 | 10M | 10M | 10M |
これを見ても分かる通り、GoProを選ぶ理由となるHyperSmooth手振れ補正は最上位機のBlackでしか利用できない。しかも外部マイクでの音声入力も最上位モデルのみ。
その他スマホ連携とかタイムラプスとかは全モデルで対応してるんだけど、違う違う、そうじゃない。
GoPro HERO 7の付属ケースがクソ
GoPro HERO 7はありがたいことに専用のケースに入った状態で届くから、そのケースをそのまま活用できるんだけど、
このケース、なんと充電ケーブルを接続するための穴が開いていない。もちろん電池交換用の穴も開いていない。
ケーブルに接続して充電したければわざわざケースからGoProを取り出さないといけない。
GoProのバッテリーはもって2時間程度だから、長時間の撮影は充電しながら行いたいのにこのケースを付けているとそれができない。つまり別途ケースを購入する必要がある。
Type-C端子の蓋は取り外せるようになってるから付属のケースがそのまま使えた。付属のケースに入れるとバッテリーは取り外せないけど充電しながらの利用は可能。
5万円という価格が頑丈さを乗り越える
でもそもそもGoPro HERO 7は雑に扱うことを前提に作られてるんだからケースの収納とか気にするべきじゃないという気持ちはわかるけど、5万円という本体価格が頑丈さを打ち消す。傷をつけたくない。価値を下げたくない。5万円高い。
GoPro HERO 7には外部マイク端子が無い
一番衝撃的だったのがこれ。なんとアクションカメラ界の王者に君臨するGoProには外部マイクの入力端子が無い。5,000円で手に入る中華製のアクションカメラですらついているというのに(倒置法)
もちろん俺が調べてなかったのが悪い。
モトブログはヘルメットの外側にカメラを付ける関係上GoProの内部マイクだと風切り音しか拾えない。モトブログを始めるには外部マイクをヘルメットの内部に忍ばせる必要がある。
外部マイクアダプターがクッソ高い
ただ、GoProは外部マイクには一応対応していて、外部マイクアダプターを購入することで外部マイクを接続できるようになる。
なんだよかった安心と思いきや、外部マイクアダプターが純正以外存在しない上に、幹並品切れ状態で、転売屋が倍の価格で販売している始末。
5万円+1.4万円+α
しかも外部マイクアダプターは純正で7,000円もする。GoProは5万円もするのに更に7,000円も払わないとGoProにマイクを接続することもできない。でも転売屋はそれを14,000円で販売している。ブチギレ。
もちろんマイクだって別途購入しないといけない。お前どんだけ金かかるんだよ!!!!!!
GoPro HERO 7の付属アクセサリーがクソ
モトブログを始めようと思うとGoProをヘルメットに取り付けないといけないんだけど、GoPro購入時についてくるパーツはたったのこれだけ。
一応ヘルメット等の湾曲している部分に貼り付けられるアクセサリーは標準でついてるんだけど、これだけで一体どうしろと。
というわけでGoPro+外部マイクアダプター+マイク+取付用アクセサリーまで購入しないといけない。
モトブログを始めるための初期投資は約7万円まで跳ね上がる。
GoPro HERO 7の手振れ補正は最強
そうまでしてどうしてGoPro HERO 7を選ぶ。お前はアホなのか。という話なんだけど、GoPro HERO 7の手振れ補正は紛れもなく最強。
マジでジンバル内蔵してるんじゃないかと疑うレベルで滑らか。今後Youtubeの動画レビューもする予定だけど、残念ながら現存する他のアクションカメラは手振れ補正においてはGoPro HERO 7の足元にも及ばない。
GoPro HERO 7の画質も最強
しかもGoProの画質も最強なんだ。全く同じサイズの中華アクションカメラは多数存在するけど、フルHDで撮影した時の繊細さが全く違う。
更にソニー製のアクションカメラとか日本未発売のY!のアクションカメラとかもそこそこ良い値段がするんだけど、手振れ補正だけでなく画質でもGoProが一番綺麗。
GoProは画質と手振れ補正以外がクソ
つまりGoProは最強の画質と最強の手振れ補正というたった2つの武器で他社を圧倒することによって無茶苦茶な値段設定を実現している。
だって動画のクオリティに拘りたいならGoPro以外に選択肢がない。だから例えGoProの値段設定が10万円だろうと売れる。どうかしてるぜ!!!!
GoProは5万円じゃない
最強の画質と音質を手に入れたいのであれば現状GoPro HERO 7のBlack以外に選択肢がない。
今後GoProの購入を検討している人は色々込みで7万円近くの出費が必要になるということを認識したうえで挑んでほしい。俺は怒りに震えている。
GoPro HERO7 BLACK CHDHX-701-FW