少し前にもしかしたらもうGoProはだめかもしれないみたいな記事は書いたし、
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次また改善されてなければもうGoProをやめようと思ってる話
そもそもアクションカメラなんて一般人には需要もないニッチな製品なんだけど、なんだかんだ俺はバイク乗りでもあるからGoPro7から13まで6年間も愛用していたりする。 そんなGoProが最近は陰りを見せ ...
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実際Insta360 Go Ultraを購入してみてかなりの可能性を感じたのも事実。
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ただ、ならじゃあ俺がGoProから他のアクションカメラに乗り換えるかと問われると、いまいち踏ん切りがついていないのもまた事実で、最近は他のアクションカメラに触れれば触れるほどこれもうGoProで良くない?必要十分なんじゃない?とも思い始めているから、今回は俺の心境の変化についてつらつらと語りたい。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
GoProは差をつけられている

まず最初に「Youtuberは捕まり始めてる」みたいな語感で事実ベースの話をすると現在のGoProは明確にDJIとInsta360のアクションカメラに水を開けられている。これは客観的に見ても間違いのない事実で、理由はシンプルにGoPro社の怠慢による。GoProがうつつを抜かしている間に他社が技術でGoProをぶち抜いたという流れ。
特に最近のDJIとInsta360のアクションカメラで話題になっているのがその圧倒的な夜景性能で、アクションカメラは夜景に弱いという常識を覆してるのが現状なんだ。
それだけでなく起動速度から熱耐性に至るまで基本的にはGoProが一番下。現状のアクションカメラで最も雑魚いのはGoPro。これはGoPro社自身も認めるところだと思う。
特に夜景性能の差が圧倒的
それもそのはずGoProはセンサーサイズを長いこと改良できておらず、未だに1/2という極小サイズのセンサーを使用しているんだ。一方でDJIとInsta360は既に1/1.3サイズまで拡大していて、12月に発売予定のDJI OSMO Action 6に至っては1/1.1という巨大センサーを実装する。

このセンサーを熱暴走なく、長時間撮影できれば大したもんだけど、DJIの技術力なら普通に実現しかねない。ということで非常に期待しているし購入してレビューもする予定。
それでもGoProで良いと思う理由は色
じゃあGoProが一番雑魚いと思いながらではなぜ俺がGoProでいいんじゃね?って思っているかというと、やっぱり一番はその色味なんだ。俺はGoProの色がひたすら好きというか、GoProは元祖アクションカメラというだけあって、アクションが最も映える色合いで描写してくれる。
GoProは日中の映像に神を宿す
特に素晴らしいのは目の覚めるような空の青色と雲の描写、あとは夕方の表現力が感動的。GoProで撮影する空は文字通り神々しく、何気ないアクション映像に神を宿す力がGoProにはある。この感動が俺がGoProを愛し続ける理由。
で、他のアクションカメラは夜景性能は強い一方で色はまだまだいまいち。特にDJIのOSMO Action 5 Proのカラーは全体的に眠すぎ。素敵な映像を殺しかねない描写だし、Insta360も明確にGoProを模倣してる努力は伝わってくるけどあと一歩。
結局アクションカメラは昼に使うもの

で、思い返せば俺がアクションカメラを使ったのは99%が昼で、そう考えると夜景に強い他社アクションカメラより昼の映像が素晴らしいGoProに分があるなと思った結果、未だにGoProを使い続けている次第。
多分多くの人もアクションカメラを使用するのは昼になると思う。となるとやっぱりGoProの方が良い映像が取れる可能性が高い。なら現状撮りもしない夜景のために他社のアクションカメラを使う意味とは?という答えが俺の中で出せないでいる。
確かにカタログスペック上GoProは他社に水を開けられている。でもそのカタログスペックって実はアクションカメラの本質ではない。冷蔵庫が付いていることが車を選ぶ動機にならないように、夜景に強いアクションカメラにもいまいち魅力を感じないんだ。結果俺はまだGoProから乗り換えることができていないという話。
アクションカメラでカラグレは笑止

あともう一つ俺が最近のアクションカメラ業界に言いたいのは、誰がアクションカメラなんかでカラーグレーディング設定をいじるんだよって話。
最近のアクションカメラはやたら10bit撮影とかLog撮影を推すようになってるけど、そもそもそこまで色味に拘る人はアクションカメラを使わない。
カラグレ勢はアクションカメラを使わない

アクションカメラなんかを使うのはあくまでも画質にはそれほど拘らず、手軽に動画を撮りたいライトユーザーであって、カラグレをいじりたい人とは層が別。そこまで色に拘る人はもっとちゃんとしたカメラを使うし、少なくとも映像で飯を食ってるプロかアマなんだ。カラグレは個人が趣味の範囲でやることではない。
なのにアクションカメラがカラグレでの後編集を売りにするのは絶対違うし、それを押し出した紹介も絶対違う。カラグレなんていじらないに越したことは無いし、撮って出しで素敵な映像が撮れるに越したことは無い。これが俺がカラグレを推すDJIより撮って出しが魅力的なGoProとかInsta360に魅力を感じる理由でもある。後編集とかやりたくねーって話。
GoPro13はファイルサイズの小ささが魅力

あとこれは俺しか主張してないGoPro13からの隠された強みなんだけど、GoProは他のアクションカメラと比較しても圧倒的にファイルサイズが小さいんだ。これ地味に凄いことだからここはもっと推していきたいと思ってる。
実際Insta360 Go Ultraとビットレートを比較したのが下記なんだけど
| Insta360 Go Ultra | GoPro13 | |
| FHD ビットレート標準 |
40Mbps固定 | 5~35Mbps(可変) |
一般的なアクションカメラがどんな映像でもフルHD40Mbps前後に固定なのに対して、GoProは大きくても35Mbpsで、小さい場合は5Mbpsまでビットレートが落ちる。
ここのところGoProはマジで分かってる。そもそもアクションカメラを使う多くの人は画質を求めていない。特にフルHDを使用する人はファイルサイズを小さくするのが目的。
なのに一般的なアクションカメラはフルHDのクソ画質にも関わらず40Mbps以上の巨大な動画ファイルを生み出しやがる。でかすぎ。こんなファイルサイズだと128ギガのMicroSDカードがすぐに飽和して扱いにくいんだ。
それでなくともアクションカメラなんて元々極小センサーのクソ画質なのにビットレートを高める意味がない。どうせ写らない物のために設定だけ高画質にされても困る。
GoProは長回しに強く、編集も保管も楽

それがGoProは全然違う。最低5Mbps。信じられない小ささ。もちろん5Mbps動画の画質は良くない。とはいえアクションカメラなんて映ってりゃいいみたいなところもある。そんな時はカラー設定をフラットにして、なるべく小さいファイルサイズで撮影できるのもGoProの良さなんだ。
特に俺の場合は帰省動画でひたすらGoProを定期で長回しする撮影をしているんだけど、
合計7時間の動画を撮影してもGoPro13ならそのファイルサイズは22ギガにしかならない。これは感動的。128ギガのMicroSDカードはまだ100ギガも余裕がある。まだ30時間は撮影できる計算で、この柔軟なファイルサイズによる安心感は他社アクションカメラでは実現できない強みなんだ。
バッテリー問題は交換で対応できる

とはいえGoProはバッテリーも他社に比較して弱い印象があるんだけど、実は意外とそんなこともない。
現在最新のGoPro13はフルHD60fpsであれば90分の撮影は可能。他社アクションカメラと比較すると30分ほど短いんだけど、それでも十分なバッテリー容量がある。
一日使う時は予備バッテリーを持てば解決
それにバッテリーが切れたらバッテリーを交換すればいいだけの話でもあるんだ。だから長時間の撮影が予想されるときはこんな感じのバッテリーケースに
最大3つまでの予備バッテリーを入れればOK。3つも予備があれば合計360分の6時間も撮影ができる。これなら一日の撮影時間としては十分すぎる。
確かにGoProは他社と比べてバッテリー持ちが悪いとか急速充電に対応しないとかの弱点はあるんだけど、そもそも予備バッテリーがあれば気にする必要もないという話。もちろんバッテリー持ちは良い方が良いし、急速充電にも対応する方がありがたいんだけど、GoProのバッテリー問題は十分運用でカバーできる範囲なんだ。
しかもどうせ他のアクションカメラでも一日使おうと思えば予備バッテリーは必須になる。予備バッテリーを持つかモバイルバッテリーを持つかの違いでしかない。
GoProは有線マイクが使いやすい

あともう一つ取り上げたいのはGoProの有線マイクの接続性の良さで、GoProはメディアモジュラーという専用ケースを取り付けることで有線マイクの接続に対応するんだけど、このメディアモジュラーが非常に使いやすかったりする。
というのもメディアモジュラーはGoProをすっぽり囲ってくれるから取り付けたままで運用が可能。必要なときは有線マイクを挿せばいいだけ。

他社のマイクアダプターは絶対紛失する
これが他社のアクションカメラだと有線マイクを取り付けるパーツが独特だから取り付けたままの運用は無理。

つまり普段使いではマイクアダプタを取り外し、有線マイクを接続するときはマイクアダプタを取り付ける運用が必要になる。当然こんなことをしていれば遅かれ早かれマイクアダプタをなくすことになる。当たり前。
つまり他社アクションカメラは有線マイクとは微妙に相性が悪い。だから有線マイクを付けたり外したりするモトブログ動画みたいな撮影だと微妙に使い勝手が悪いんだ。
俺の運用では現状はGoProがベスト

という感じで現状は考えれば考えるほどGoProから乗り換える必要がない状況で、結局俺にとっては今のところはまだGoProがベストだという結論に落ち着いている。
もちろん俺のアクションカメラが
- 色編集はしたくない
- 画質はそこまで拘らない
- 有線マイクを使う撮影が多い
- 長回し動画で使う
でちょっと特殊だからってのも間違いなくあるんだけど、なら多くのアクションカメラユーザーがここから逸脱するかと問われるとそんなこともなく、皆大体こんな感じに収まるはず。考えれば考えるほどアクションカメラでの夜間撮影なんてお呼びじゃないんだ。
そもそもアクションカメラは夜使わない
もちろん夜間に撮影できるに越したことは無い。できるかできないかならできる方が嬉しいのは当然。それは間違いないけど、実際アクションカメラで夜に撮影しますか?って話。
夜本気で撮影するならフルサイズ一眼を使うし、予定にない夜の撮影なら多くの人はスマホを使う。わざわざアクションカメラを夜の撮影機材として持ち出すことは多分ない。
となるとじゃあ夜に弱くてもGoProでも良いんじゃね?その方が昼間の色が良いよ?ファイルサイズも小さくて扱いやすいよ?バッテリーは予備を持てばよくない?って言われて俺は反論できなくなったという話。
でも今のままならGoProに未来はない

ただ、これはあくまでも現状の話。今はまだGoPro13が他社に大きく水を開けられていないだけ。とはいえこのまま行くと遅かれ早かれGoProは昼の映像でも他社に追いつかれて、いずれ唯一の強みを失う。
それでなくとも12月に発売予定のOSMO Action 6の1/1.1センサーは驚異的だし、もちろんInsta360も追従するはず。一方GoProは例年通りのスケジュールで新型GoProを発売できていないという体たらくを晒しているのが現実。GoProは新作が発表されてすらいない。今ですら周回遅れなのに、このまま行くと2周遅れになる未来が待ってる。
とはいえGoProもこのまま死ぬつもりはないだろうから、少なくとも最期の断末魔は上げるはず。GoProとしてもこれ以上ユーザーの期待を裏切ることはできない。下手な新作はもう出せないというプレッシャーがあるはず。ということで泣いても笑っても次が最後。

GoProはこのまま出さなくてもジリ貧だし、新作で転んでも終わりだしでまさに排水の陣にある。俺としては殿様商売をしていたGoProの牙城が崩れたのは嬉しいけど、GoProが死ぬことまでは想定外。三つ巴の争いは続けてほしいからなんとか耐えてほしい。いずれにせよ12月のOSMO Action 6は凄そうだから、その段階でまた改めてGoProから乗り換えるか否かを検討したい。
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次また改善されてなければもうGoProをやめようと思ってる話
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