すげぇ個人的な話になるんだけど今月健康診断を受けたら身長が7mm伸びて正式に180cmを超えていた。
猫背反り腰巻き肩を改善すべく4ヶ月背中だけトレーニングした結果、身長が7mm伸びて正式に180cmを超えたから報告。今後は四捨五入で181cmと公示する予定。バリウムがキモいのと検便で人間の尊厳を奪われるのが35歳以上健康診断の辛さだけど年1だから耐えた。視力は1.5,1.2でレーシックの経過も順調。 pic.twitter.com/iUTvVnQzGU
— トーマス@ガジェマガ(バイク日本一周中) (@gadgetKaeru) April 26, 2023
といってもたった7㎜だから機械の誤差かもしれないし、身長は午前中に測ると重力の影響が少ないから長くなるという説もある。詳細は不明。
とはいえここ数か月俺は自分の姿勢改善に取り組んでいたのも事実で、以前よりも確実に姿勢は良くなっている。ということで証拠も根拠もないんだけど藁にも縋る思いで身長を伸ばしたいと思っている人の助けになるかもしれないと思い体験を記す。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
身長は姿勢によって改善する
今回36歳にもなった中年の俺の身長が7mm伸びたのは成長したからではなくシンプルに姿勢を改善したから。長年のパソコン作業で曲がりまくっていた俺の体の歪みを改善することで最高到達点が伸びたという話。けして体が長くなったわけではない。
人の体は歪み続ける
というのも人の体は改善しなければ歪み続けるんだ。その歪みが各部の負担になって肩とか腰とか首にに痛みとして現れるという流れ。
つまり今体のどこかに痛みを感じる人は体が歪んでいると考えていい。その歪みは放置すると悪化しつづけるからなんらかの改善が必要。
思い返せば12歳の頃の俺の体は柔らかくグニャグニャで、歪みも痛みも全くなかった。だからおじさんおばさんの肩こりを馬鹿にしていた遠い記憶があるんだけど、人は平等に老いる。
体の痛みは作業性にも影響する
36歳になった俺の体はもうぼろぼろで少し無理な姿勢を保つとすぐに各部が痛む。
これがそもそも人は36年生きるように設計されてないんじゃないかと思う要因なんだけど、この痛みが俺の作業性にも大きく影響していて、痛みで作業を中断することもしばしば。これではだめだと思い立って遂に姿勢改善に本腰を入れ始めたという流れ。
バランスの悪い筋肉は体を歪める
で、この痛みの原因となる歪みを作っているのは筋肉なんだ。これは特にデータもなく、俺の36年生きてきた経験則でしかないんだけど、筋肉は体を引っ張る。だからバランスの悪い筋肉は体を歪めて痛む。これは多分間違いないと思う。
例えば右手ばかり使っていると右手が大きくなり、その偏りを庇う部分が痛むという流れ。
そして現代人は腕と首を前に出しすぎ。
それは勉強だったりパソコンだったりスマホだったりで必須の動作だからどうにもならないんだけど、これによって腕と首を前に出す筋肉ばかりが発達した結果、体のバランスが崩れて肩とか首を痛めているんだ。
同じことはジムでも起きていて、皆自分で見やすい前面の胸とお腹ばかり鍛える。結果背筋とのバランスが崩れて巻き型猫背が悪化した胸筋ゴリラが仕上がるという流れ。そしてこれが胸筋だけが発達した俺のなれの果て。
前面を鍛えるなら背面も鍛えないと均衡を保てないのにそこに気づけない。これが俺が金払って筋トレして体を痛めた理由。
筋肉はコルセットの役割を果たす
筋肉は体を引っ張る。いわば天然のコルセットのような存在だというのが俺の仮説。
だから未成年の筋トレが低身長に繋がる説は本当だと思っているというのはまた別の話だけど、変な形のコルセットだと変な体になるし逆も然り。つまり現代人が普段鍛えない背面を鍛えれば背面の筋肉が前面を引っ張り矯正ベルトの役割を果たしてくれるんじゃないかと思ってる。
我々現代人が日常的に腕と首を前に出しているなら、意識的に腕と首を後ろに引く筋肉を鍛えないと筋肉のバランスは崩れ姿勢は悪化し続けるという話。
そこでここ4か月背筋の筋肉ばかり鍛えた結果身長が7mm伸びた。これが正しいか間違いかは不明。でも確実に姿勢は良くなってるし、体の歪みが取れれば最高到達点が上がるのも理解はできる。だから多分正しい。気がする。
猫背、反り腰を改善すれば背は伸びる
じゃあお前どんな筋トレしてるのって話になるからそれを簡単に解説したいけど、身長を縮める体の歪みは大きく二つあって、それが反り腰と猫背が組み合わさった画像一番右の「スウェイバック」の姿勢なんだ。
よくいるイケてないサラリーマンの姿勢を想像すればOK。女性の場合はここにO脚とかが加わるんだと思う。
反り腰の改善は意識が大切
で、反り腰の改善はトレーニングというよりは意識が重要。反り腰の原因となる太もも前面の張りをストレッチでほぐしつつ、普段から腹筋の下部に力を入れて、骨盤が起きている状態を意識する。最初はしんどいけど日常にすれば慣れる。反り腰は3か月もあれば改善は可能。比較的簡単。
猫背、巻き肩の改善は時間がかかる
大変なのは猫背、巻き肩で、これは腕と首を36年間前に出し続けてきた蓄積だから修正も大変。矯正にも1年以上のスパンを覚悟する必要がある。というのも現代人の日常に腕と首を引く動作はほとんどないから背中の筋肉は弱りまくっているんだ。そもそも使い方すら思い出せない状態。
ということでまず肩と首を前に引っ張る胸筋辺りをストレッチでほぐしつつ、ローイングマシンとバタフライマシンで背中を鍛えて肩と首を背中側に引っ張るコルセットを作る。
この努力をひたすら続けるだけ。地味。定期的なジムでのトレーニングがすげぇ退屈だから片耳イヤホンでのYoutube視聴は必須。
現代人は肩甲骨と骨盤が死にがち
現代人は腕を前にする動作が多いというのは何度も言ってるけど、特に肩甲骨周りと骨盤は死にがち。腕を前にして肩甲骨が広がった状態で固まっている人ばかりだし、足を組んで骨盤がずれている人ばかり。そして俺も例に漏れずこれ。
この肩甲骨と骨盤の歪みが波紋のように全身に広がり各部の大きな痛みに繋がっている。
だからトレーニングの際は肩甲骨の動きを意識して正しい位置に戻す努力を続けることが重要だし、骨盤の位置を整える意識も重要。
これを4か月やっても俺の巻き型を治す旅は道半ば。とはいえようやく改善も実感できているから引き続き背中のトレーニングに勤しみつつ自分の体をモルモットにして試行錯誤を繰り返す予定。この旅はきっと死ぬまで終わらない。
整体は根本的な解決にならないかも
あと今まで数々の整体に通ってきたけど基本的に整体は意味が無いというのが俺の結論。というか付け焼刃でしかなく根本的な解決にならない。
というのも体の痛み、姿勢の悪さには原因があるんだ。だから1時間6,000円払って痛む部分をほぐされても原因は解消されてないからまた再発する。そのまま永久に整体に1時間6,000円を払い続けるATMと化すだけ。
ほぐす以上に逆側の筋トレが大切
もちろん体をほぐすのは重要だけど、同時に反対側に引く筋トレも必要。体のバランスを整えないと歪みと痛みは永遠に解決しない。
とはいえ自分では自分の体を見慣れているからなかなか歪みに気づけない。第三者の目で現状を確認してもらい、改善策を提案してもらうために整体に行くのはあり。原因がわかればあとは継続して頑張るだけ。
体の痛み、歪みの治し方は千差万別
これで身長が伸びるかはわからないし、これが正しい方法という保証もない。ただ、36年間生きてきた俺の経験から現在の俺はこう考えているというだけ。というのも体の痛みと歪みが発生する原因はその人の日常にあるから全員が使える最適解はないんだ。だから自分で解法を模索し続けるしかない。
実際俺は今まで数々の整体に行ったし成形外科にも行ったけど結局体の痛みは改善せず、日々悪化を続けていた。
そしてこういう悩みを抱えている人は多分俺だけじゃない。ということで少しでも自分の体をよくするための考え方の一つとして、自分の体を治す際の一助になれれば嬉しい。