グーグルが発売した独自チップTensor搭載スマホ「Pixel 6」のコスパの高さが話題になって早1年。
恒例の廉価モデルであるPixel 6aが同じくTensorを搭載し、高い処理能力はそのままに更に価格を抑えて発売されたから購入した。
ということでPixel 6aが2022年上半期のスマホの不作を払拭することができているのかレビューして確認する。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
Pixel 6aの特徴
Pixel 6aの特徴は下記。
- Tensor搭載
- デュアルカメラ(標準、超広角)
- おサイフ対応
- IP67防水
- デュアルスピーカー
- デュアルSIM(eSIM)
- その他グーグルオリジナル機能搭載
- 税込み53,900円
53,900円で買えるハイエンドスマホでありながら搭載されている付加価値も豊富で隙が無いのが強み。
足りない機能は無線充電、120Hzディスプレイ、望遠カメラの3点のみ。これ以外は全部入り。それなのに53,900円。
あとは独自CPUであるTensorの挙動次第ではあるけど、カタログスペックでのコスパはやばい。
Pixel 6aのスペック
Pixel 6aの詳細なスペックは下記。参考に上位モデルのPixel 6と比較する。
Pixel 6a | Pixel 6 | |
ディスプレイ | 6.1(有機EL) | 6.4(90Hz有機EL) |
解像度 | 2400x1080 | 2340x1080 |
CPU | Tensor | Tensor |
メモリ | 6 | 8 |
ストレージ | 128 | 128/256 |
バッテリー | 4410 | 4614(Qi) |
セキュリティ | 指紋 | 指紋 |
おサイフ | 〇 | 〇 |
防水 | IP67 | IP68 |
デュアルSIM | 〇(eSIM) | 〇(eSIM) |
重量 | 178 | 207 |
サイズ | 71.8x152.2x8.9 | 74.8x158.6x8.9 |
価格(税込) | 53900 | 74800 |
上位モデルに劣る点は無線充電、90Hzディスプレイ、防水の浸水時間の3点。逆に6.1インチと小型化することで重量は178gまで軽量化され、価格も20,900円も安い53,900円まで抑えた。
Antutuベンチマーク73万点
Pixel 6aのAntutuベンチマークの計測結果は73万点だった。過去のガジェマガの計測結果と比較すると下記。
- iPhone 13 Pro 796452(A15)
- Zenfone 8 793557(Snapdragon888)
- Find X3 Pro 747175(Snapdragon888)
- Pixel 6a 731622(Tensor)
- iPhone 12 707452(A14)
- Mi 11T Pro 693369(Snapdragon888)
- Pixel 6 Pro 701148(Tensor)
- moto g100 664795(Snapdragon870)
- Galaxy Note20 Ultra 644423(Snapdragon865+)
- Xiaomi Pad 5 576689(Snapdragon860)
- realme GT Master Edition 539784(Snapdragon778G)
- Mi 11 Lite 5G 519539(Snapdragon780G)
- Mi 9 500624(Snapdragon855)
- Reno 5A 376881(Snapdragon765G)
- Redmi Note 10 Pro 343568(Snapdragon732G)
- AQUOS sense 4 282575(Snapdragon720G)
Pixel 6aはなぜか上位モデルのPixel 6 Proよりも高いスコアが出た。理由は不明。とはいえこの辺のスコアは誤差で、使用感に差は出ないから気にしなくていい。
ただ、2回連続で計測した結果、スコアは66万点まで落ち、ボディもあっつあつになった。長時間の3Dゲームには弱いかもしれない。
Pixel 6aは18時間41分バッテリー
Pixel 6aをバッテリー計測アプリPC Mark for Androidで計測したところ、100%から20%になるまでにかかった時間は14時間57分だった(照度110ルクス、音量50%)
つまり0%までは18時間41分持つ計算になる。過去のガジェマがの計測結果と比較すると下記。
- AQUOS sense 4 20時間58分バッテリー
- ZenFone 6 18時間20分
- moto g100 17時間59分(90Hz)
- Redmi Note 10 Pro 16時間57分(60Hz)
- ROG Phone II 15時間21分(120Hz)
- Pixel 6a 14時間57分
- ZenFone 7 Pro 14時間31分(90Hz)
- Mi 9T 14時間27分
- Xiaomi Pad 5 14時間6分(120Hz)
- iPhone 13 Pro 13時間52分
- UMIDIGI S3 Pro 13時間45分
- iQOO Neo 3 13時間9分(144Hz)
- Pixel 6 Pro 12時間58分(120Hz)
- Redmi Note 10 Pro 12時間12分(120Hz)
- Mi 11T Pro 12時間6分(120Hz)
- Mi 9 12時間3分
- Mate 20 Pro 11時間21分
- Mi 11 Lite 5G 11時間19分(90Hz)
- realme GT Master Edition 11時間3分(120Hz)
- Find X3 Pro 10時間31分(120Hz)
- OnePlus 8 Pro 10時間31分(120Hz)
- UMIDIGI S5 Pro 9時間45分
- Galaxy Note20 Ultra 9時間35分
- Mi 10 9時間29分
- iPhone12 8時間13分
- ZenFone 8 6時間57分(120Hz)
- Alldcube M8 4時間47分
これはAntutu73万点の処理能力を考慮すると驚異的。Pixel 6aは処理能力とバッテリー持ちを両立した数少ないスマホだと言える。
Pixel 6aは4410mAh/178g
Pixel 6aは4410mAhとハイエンドスマホとしては標準的な容量のバッテリーを搭載していて、重量も画面保護フィルム貼り付け済みで180gと標準的。
これで18時間もバッテリーが持つから文句はないんだけど、6.1インチという本体サイズの割には重く感じる。プラセボ。
Pixel 6aの可愛く、特徴的な外観
Pixel 6aは配色が多かったPixel 6、Pixel 6 Proと比べてカラーがモノトーンでシンプル。カメラ部の出っ張りも見慣れたからか一目でPixelだとわかる特徴に昇華されてて良い。
背面はおなじみのガラス製で質感は高く、
グーグル謹製を表す「G」のロゴが特徴的。
背面上部には標準、超広角の2眼カメラを搭載する。
一応この辺りにFelicaも搭載されているんだけど、Felicaのマークの刻印はないから正確な場所は不明。おサイフはちゃんと使えるから安心してほしい。
Pixel 6aの側面インターフェース
側面はマット加工が施された金属製。手に持った時の質感が優しくて良い。
底面にはスピーカー、Type-C充電端子、マイクを搭載する。
Type-C端子は20Wまでの急速充電に対応。遅くも早くもない。
右側面はSIMスロットがあるのみ。
SIMスロットは物理1枚分のみを搭載する。iPhoneと同じようにeSIMと組み合わせたデュアルSIM運用が可能。
上面はノイズキャンセリングマイクがあるのみ。
左側面に音量ボタンと電源ボタンを備える。
配置は電源ボタンが上で音量ボタンが下。世界標準のGalaxyと逆の使用で微妙にうざい。統一してほしい。
正面上部には受話口兼サブスピーカーを備えるデュアルスピーカー使用。
音質は上々。この値段でデュアルスピーカーを搭載してくれるのはありがたい。
正面は6.1インチの有機ELディスプレイが広がる。
視野角も広く60Hzで普通に綺麗。別になにも言うことがない。
画面内には指紋センサーを搭載する。
Pixel 6、Pixel 6 Proと同じく顔認証には対応しない。
サイズ比較。左から6.9インチGalaxy Note20 Ultra、6.6インチNothing Phone、6.1インチPixel 6a、6.1インチiPhone 13 Pro、6.1インチGalaxy S20という感じ。
Pixel 6aは同じ6.1インチのGalaxy S20より横に長く、iPhone 13 Proより縦に長い。
Pixel 6aの安定したカメラ画質
Pixelシリーズのカメラはグーグルの得意分野であるソフトウェア処理が最高に活かされていることで有名。
Pixel 6aのカメラ構成は下記。
- 1200万画素標準カメラ
- 1200万画素超広角カメラ
カメラ画質はいつも通りスマホ市場の中で最高クラスの性能を誇るGalaxy Note20 Ultraと比較しながらPixel 6aのカメラ画質を検証していく。
画像は全て標準カメラアプリのAI補正あり、オート撮影での撮って出し。
標準カメラ晴天写真比較
青空の写真の移りはほぼ同じ。Galaxy Note20 Ultraの方が若干空が青く補正されている程度。誤差。
明暗差が大きい写真。これも傾向は同じ。Galaxyは空がより青く好印象に見える。一方逆光のフレアが入っているのが気になる。Pixel 6aはフレアもなく目で見たままではあるけどちょっと彩度が低い。
緑が多い逆光の写真。Pixel 6aが若干アンダーよりのわりに空が白飛びしているのが気になる。Galaxyは露出のバランスがよく、空の青さも見えていてダイナミックレンジが広い。流石大型センサーを積んでいるだけのことはある。
花の写真。Pixel 6aは綺麗に撮れてるけど若干暗い。Galaxyの方が好印象に仕上げた。
標準カメラ夜景写真比較
夜空の写真。Galaxyは露出が若干オーバー気味で白飛びが多い。更に光源のフレアも酷い。Pixel 6aは夜景ではアンダー気味の調整が効いていて露出のバランスは良い。が、Galaxyと比べるとノイズは目立つ。
夜景写真。Galaxyは若干オーバー気味ではあるけど空はしっかり暗くメリハリがある。ギリギリ耐えた。Pixel 6aは若干アンダーだけどうまくはまってる。空も暗い。
超低照度撮影。ここはセンサーサイズの差が露骨に出る。Pixel 6aは夜景モードを使わないと超低照度では使えない。
超広角カメラ晴天写真比較
青空写真。Pixel 6aはシリーズ共通だけど画角が微妙に狭く迫力に欠ける。Galaxyの青空が綺麗なのは毎度おなじみ。Pixel 6aの超広角カメラは暗く彩度が低く爽やかに欠ける。
逆光写真。Galaxyは相変わらずフレアが出る。Pixel 6aはやっぱり全体的にちょっと暗く、すっきりしない写真に仕上がる。
逆光の緑。Galaxyは逆光ながら白飛びも黒瞑れもせず、コントラストの高いくっきりはっきりした好印象な写真に仕上げた。Pixel 6aは全体的にいまいち。露出がアンダー気味でコントラストが低く、色合いも全体がどんよりしている。
超広角カメラ夜景写真比較
夜空の写真。Galaxy Note20 Ultraは露出オーバーなのとフレアですぎ。他のGalaxy S20はここまで酷くないからGalaxy Note20 Ultraの設計ミスだと思う。Pixel 6aはアンダー気味でノイズ多め。超広角カメラは夜景に弱い。
Galaxyは白飛び、Pixel 6aはアンダー気味でどっちも微妙。
超低照度撮影は両機種ともに使い物にならない。
Pixel 6aのカメラ総評
あの天下のグーグルが作ったPixelということで、廉価版のPixel 6aのカメラ画質にも期待していたんだけど、さすがに53,900円で高画質とはいかず、Galaxyと比較すると明確に劣った。
Galaxy Note20 Ultraはレンズフレアが酷いんだけど、それはGalaxy Note20 Ultraだけの問題であって、他のGalaxyシリーズでは起こらない。と考えるとやっぱりGalaxyのソフトウェア補正のレベルは高く、世界一売れてるスマホシリーズなだけあるなという感じだった。
そのGalaxyとPixel 6 Proが対等に戦えていたことを思うと、
Pixel 6aは明確に1ランク2ランク落ちるカメラで、Pixelだからと言って過度な期待は禁物の仕上がりだった。
全体的に明るさの調整が暗く、彩度が低いのが弱点で、撮影のたびに手動で明るさを少し上げてやればいい写真が撮れるとは思うけど手間。夜景だとノイズが増えるから更に苦しい。
価格の割には良いカメラ
とはいえ53,900円で買えるスマホとしてはトップランクのカメラ画質で、6万以下なら多分最高クラス。値段が値段だから贅沢は言えないけど、値段なりというほど悪くもなく、値段の割には良い。という結論。
Pixel 6 Proのレビュー記事でもGalaxy Note20 Ultraと比較してるからカメラ画質が気になる人は参考にしてほしい。ちなみにPixel 6 ProとPixel 6の標準カメラと超広角カメラの画質は同じ。
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Pixel 6aの使える独自機能
Pixel 6aはグーグル謹製のTensorCPUを搭載しているからかは不明だけど、グーグル独自の使える機能がいくつもあるのがほかのスマホに対する強み。
Pixel 6 Proのレビュー記事で解説したものと全く同じ内容にはなるけど、具体的には下記。
- 音声文字起こし機能
- 翻訳機能
- 消しゴムマジック
音声文字起こし機能
音声文字起こし機能はその名の名の通りの機能ではあるんだけど、なんといってもその精度がやばい。Pixelでしか使えないレコーダーアプリを使えば驚くほどの精度とスピードで音声を文字起こししてくれる。
実際に俺のYoutube動画を文字起こしさせたものが下記。
ところどころに間違いはあるけど微々たるもの。カットしまくってるのにこの精度はやばい。少し手直しすれば普通に使えてしまうレベル。
インタビューとか字幕挿入で死ぬほど役立ちそうだし、その他でも色々と使えそうな夢が広がる機能でマジですごい。このためにPixelを買ってもいいレベル。
翻訳機能
これも文字通りの機能でカメラをかざすだけで言語の翻訳が可能。全然使わないけどいざという時にあると助かるかも。
消しゴムマジック
これも名前の通り。撮影した写真のいらない物を消す機能で、
これいらなくない?って提案された部分をタップするだけで
それっぽく消してくれる。
影が残っていたりと違和感は明確にあるんだけど、写真によっては綺麗に消せるかも。消せないかも。使うかは微妙。
Tensorのバグは改善済みっぽい
ところでPixel 6シリーズは独自のTensorCPUを搭載しているのが強みでも弱みでもある。というのも一年前に発売された当初はいくつかのバグがあったんだ。具体的には下記。
- 指紋センサーバグ
- アプリのかくつきバグ
指紋センサーバグ
Pixel 6 Proは完全放電してしまうと指紋センサーが完全に使えなくなるバグがあった。俺がPixel 6 Proを手放したのもこのバグが理由。
完全放電するたびにスマホを初期化するのはだるすぎる。詳細は下記記事で解説してるから参考にしてほしい。
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Pixel 6 Proの指紋センサーバグに遭遇した話【アプデ済】
メインスマホとして使っていたPixel 6 Proが発売当時から抱えていた指紋センサーが反応しなくなるバグに見事にぶち当たってしまったからメインスマホをGalaxy Note20 Ultraに戻すこと ...
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ただ、Pixel 6aに関しては今のところこのバグの報告は無し。Pixel 6 Proに関しても多分アプデで修正されてるっぽい。
ということで致命的だった指紋センサーバグは気にしなくて良さそう。
アプリのかくつきバグ
同じくTensorを搭載するPixel 6 Proは処理能力が高いわりにChromeとかTwitterのスクロールで一瞬かくつくバグがあった。んだけど、これもPixel 6aでは確認できず。
Twitterもスムーズにスクロールできるようになっている。これもアプデで修正されたんだと思う。
1年経過したことで諸々の問題が解決されたっぽい。機は熟した。
Pixel 6aは無線充電非対応
最初にも書いたんだけど、Pixel 6aは無線充電には対応しておらず、無線充電器に乗せてもうんともすんとも言わない。
非対応って書いてるんだから当たり前だけど、全機種対応のiPhoneとは勝手が違うから注意。
Pixel 6aは超バランス型スマホ
総評としてPixel 6aは非常にバランスが高いスマホで、ライトユーザーに最高におすすめしやすい。改めて強みと弱点をまとめると下記。
Pixel 6aの強み
- 超高性能(Antutu73万点)
- 長時間バッテリー(18時間持ち)
- デュアルカメラ(標準、超広角)
- おサイフ対応
- IP67防水
- デュアルスピーカー
- デュアルSIM
- その他グーグルオリジナル機能搭載
- 税込み53,900円
Pixel 6aの弱点
- 無線充電非対応
- ハイエンドスマホと比べるとカメラが弱い
- 120Hzではない
という感じ。とにかく付加価値が多いのに性能も高くバッテリー持ちも良い。
無線充電とかカメラ、120Hzなんてのは所詮拘り機能でしかない。Pixel 6aにはスマホとしての確かな使用感がある。それがたったの53,900円。
この価格なら100点に近い贅沢すぎる仕様で、十分に選択肢に入る。
Pixel 6aのライバルは3機種
じゃあPixel 6aのライバルはなんなんだというと下記の3機種になる。
- Mi 11 Lite 5G 44,800円
- Mi 11T Pro 57,800円
- Pixel 6 74,800円
安さと軽さ重視ならMi 11 Lite 5G
Pixel 6aほどの性能もいらない。Pixel 6aほどバッテリーが持つ必要もない。防水も必要ない。なによりも安さ重視。という人にはMi 11 Lite 5Gがおすすめ。
それなりのカメラ、ブラウジングとSNSには十分すぎる性能、圧倒的な軽さが4.5万円台で入手出来てしまう。
が、これを買うなら9千円足してPixel 6aを買った方が幸せになれるから今日からはもうおすすめしない。レビュー記事は下記。
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スペック重視ならMi 11T Pro
高性能は嬉しいけどTensorは心配。ゲームも快適にプレイしたいという人は安定のCPUであるSnapdragon888を搭載したMi 11T Proがおすすめ。
カメラは微妙だし少し重いけど、おサイフに対応するし120Hzなのにバッテリーも持つパワフルさが魅力。なんと公式ページでは57,800円で販売されていて安い(⇒ 公式)
レビュー記事は下記。
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Pixel 6aはミドルスマホの王
色々言ったけど53,900円でハイエンドの処理能力が手に入るPixel 6aのコスパは驚異的。
今まで4万円以下のスマホを駆逐していたMi 11 Lite 5Gを4.5万円で買うくらいなら9千円足してPixel 6aを買った方が絶対幸せになれる。
つまりPixel 6aの発売によってMi 11 Lite 5Gは死んだし、Mi 11 Lite 5Gに駆逐されていた4万円以下は引き続き死んでる。
Pixel 6aは新たなミドルスマホの王であり、まともに使えるスマホを最低限の価格で買いたいなら53,900円のPixel 6aという新たな答えになった。
俺ならPixel 6を買う
ただ、無線充電とカメラが弱いのは非常に惜しい。
というかその差別化がグーグルのマーケティング戦略なんだろうけど、俺なら53,900円でPixel 6aを買うよりも、74,800円でPixel 6を買う。その方が無線充電とカメラでその後の2年間を快適に過ごせるから。
とはいえそんなことを言い出したら望遠カメラのために11万円のPixel 6 Proを買った方が良いって話にもなるからきりがない。拘りは人それぞれ。
スマホに興味はない。とにかく安く2年間快適に使えるスマホが欲しい。という人にはPixel 6aが正解。