コンパクトなカード入れ方財布「SECRID」を購入してから早いもので一年が経過した。SECRID購入時はまだ独立してなかったことを思うと月日が経つのが早すぎて老けるのが怖い。
そんなSECRIDはカードが飛び出すギミックが最高に面白いんだけどその強度が不安だったり、そもそも財布として比較的安い1万円という価格帯での革の耐久性はどうなのかとか、色物財布が故に色々不安も付きまとう。
ということで今回はSECRIDを一年利用した感想をまとめたい。
SECRIDはカードが飛び出す財布
なんといってもSECRIDの最大の魅力はレバーを引くことでカードが飛び出すギミックで、俺もこのギミックにがっちりと心を掴まれて即決するに至った。
このギミックは暇な時に無意識にカシャカシャしてしまうくらい楽しい。
カード飛び出しギミックはSECRIDに内蔵されているスキミング防止ケースのレバーを引くことで作動するもので、カードが飛んでいくことも無ければ飛び出しが足りないというパターンも無くて、ちょうどいい塩梅で階段状にカードが並んでくれる。
カード飛び出しギミックは一年後も健在
一番の懸念点だったカード飛び出しギミックの強度だけど、一年後もしっかりと動作してくれてる。
支払いの時は相変わらずレバーを引いて一番後ろに配置しているクレジットカードを渡すだけ。財布を開く動作が無いから超シンプルだし早い。あと何それ?って聞かれることが多い。
SECRIDは1万円と安い割りにメイン機能のカード飛び出しギミックは意外としっかりと作られていて、1年たった今も壊れる気配は無かった。
SECRIDの革質はそんなに良くないかも
そもそも1万円の財布に何を求めているんだって話にはなるんだけど、SECRIDは手ごろなお値段ということもあって革の質は普通。
SECRIDはスキミング防止機能付きのカード入れを革で包み込む作りなんだけど
最大の欠点はまともな小銭入れが用意されていないことなんだ。
一応SECRID側としては内側のポケットが小銭入れとして活用できるよ!ってアピールはしているんだけど、
パチッとボタンで閉じてしまうと小銭の膨らみに耐えられないから革に小銭が浮き上がる。
そんな状態でしばらく使った今の俺のSECRIDがコレ。
500円玉が入っていないのに500円玉が入っているように見える。これは錬金術じゃなくて革に跡がついただけ。
そもそも良い革製品を使ったことが無いから良し悪しはよくわからないんだけど、SECRIDに小銭入れがあるからといって小銭入れを活用するのはおすすめしない。
SECRIDの小銭入れは超絶使いにくい
俺のSECRIDには500円玉の跡が付いてしまったんだけどそれはそんなに気にしていなくて、それよりも小銭入れの絶望的な使いにくさに辟易した。
SECRIDを使っていると財布を開くという機会が極端に減ることで開くステップ自体が億劫になる。
更に蓋もないおまけのような小銭入れは絶望的に使いにくくて必死に収納する作業も時間の無駄。
ということでこの手間を無くすために現金のみの店に入らなくなった。SECRIDは持ち主を強制的にキャッシュレス人間に変えてくれる。
それでも小銭を貰ってしまった時は渋々ズボンのポケットかカバンに入れておいて、家に帰ったらすぐに貯金箱に入れるようにしてる。そういえば最近現金に触れてない。
革は徐々にダメージが蓄積して味に
革製品の宿命ではあるけど、俺のSECRIDも一年間使うことで裏表ともに革が傷だらけになった。
とはいえ革製品はボロボロになるものだし、それが味として許されるから気にしない。
俺は外出時は鞄を持たない主義で、ジーパンの4つのポケットにMate 20 Pro、Mi 9、家の鍵、SECRID、Soundcore Life P2を入れている。
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SECRIDは多くの場合家の鍵と同じポケットに入るから、日に日に傷が増えていってはいるんだけど、使用3か月目で入った傷も
一年も経てばこんな感じ。こんなに黒かったっけ?とは思うけど多分長く使うことによる手垢とか油汚れが蓄積していて、良くも悪くも傷は目立たなくなる。
新しく傷が出来てはそれが消えを繰り返すのは持ち主と同じく時を刻んでいる感があって良い。
SECRIDの縫製は意外にしっかりしてる
革製品で重要なのは表面よりも縫製で、縫製がダメになれば革が捲れて使い物にならなくなるんだけど、SECRIDは一年たった今も縫製はまだまだ健在。
ところどころでホツレが出始めてるけど使用に影響は無い部分だから気にしない。
そういえば2年間使い続けたコーチの二つ折り財布は少しずつ縫製がダメになっていたから、革財布は2年目が勝負なのかもしれない。
いずれにせよ1万円で買えるSECRIDで2年も持てば十分な気もする。
SECRIDに入っているカードは合計11枚
今現在俺のSECRIDに入っているカードの合計枚数は11枚で内訳は下記。
- クレジットカード × 2
- ナナコカード
- ゆうちょカード
- 楽天銀行カード
- HUBカード
- Picardカード
- ジムの会員カード
- 健康保険証
- 免許証
- PASMO
上8枚はスキミング防止のカード入れに。下3枚はその外側のカード入れに収納することで
電車に乗る時はSECRIDをそのまま改札にかざすだけで通過できる。
カード11枚は多分一般的な財布と比較しても多いんだけど、更に予備用のお札を入れても重さはたったの117グラムとスマホの半分ほど。
そもそものサイズ感もスマホと比較しても遥かに小さい(スマホは5.8インチのP20)
SECRIDはキャッシュレス時代の先駆け
長らくSECRIDを使ってるけど、小銭が入らない不便さよりも前ポケットにすっぽり収まる利便性が圧倒的に勝ってる。
そもそも現代社会では小銭が発生するケースは少ないし、SECRIDなら財布を開く必要も無いから、財布に関わる時間を最小化できるのが嬉しい。
SECRIDならブランド戦争から離脱できる
SECRIDは腕時計でいうところのアップルウォッチ的な存在でもあるから、拘りを周囲にアピールできると同時に、財布のブランド戦争から逃れられるのもメリット。
見栄のためだけにポケットに入りにくい二つ折り財布とかポケットに入らない長財布を持たなくてよくなる。
SECRIDはもし今のが壊れたら次は色違いを買いたいと思えるくらいの唯一無二の作りが魅力の財布だった。
一万円の癖に満足度が超高い。次は多分黄色にする。
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