ガジェットからは少し離れてしまうが、腕時計を購入したので簡単にレビューしたい。たまに見かけるオーデマピゲのバンドの輝きには憧れるけど、
俺はガジェットが好きで、小さなボディに驚くほどの多機能が詰め込まれていることにロマンを感じるタイプだから安心してほしい。
本日もガジェマガ(@Gadgetkaeru)をご覧いただきありがとうございます。
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カシャロ買った
今回購入したのはCASIOのオシアナス(OCEANUS)シリーズの中でもカシャロと呼ばれるブランドの「OCW-P1000-1AJF」だ。
オシアナスとは
オシアナスシリーズは海をモチーフとしたカシオの最上位グレードモデルで、最近GPS搭載モデルが出ているものの、これまでの主力は薄さを武器にしたマンタと呼ばれるシリーズだ。
今回購入したカシャロは英語でマッコウクジラを意味しているらしい。カシャロはヨットレースでの利用を想定しているため、タイマー機能を搭載するなど、オシアナスシリーズの中でも最も多機能な作りになっている。
今まで使っていたのはエディフィス
今回の腕時計を紹介する前に、今までビジネスシーンで利用していた腕時計がどんなものか紹介しておきたい。今まで使っていたのはエディフィスの「EQW-T1010D-1AJF」だ。
エディフィスシリーズはF1での利用を想定しており、振動に強く、立体的な文字盤と、ホイールを意識したクロノグラフなどが特徴のモデルだった。
カシオ時計は機能が充実している
G-SHOCKを生み出したカシオが作るエディフィスは、驚くほどの多機能で、タイマー、アラーム、ストップウォッチ、世界時計すべてをアナログの文字盤で表示し、操作することができる。しかもその動力はソーラーなので止まることがない上に、電波で毎日時刻を修正してくれる。始業に厳しく、終業に甘いながら時間を守れと言い続ける日本人にうってつけの腕時計だ。
各機能の利用シーン
ストップウォッチ、アラーム、タイマーを使うシーンは日常でも意外に多い。
タイマーを使って電車が目的の駅に到着するまで安全に仮眠できたり、アラームで毎日定刻に行うルーチンを思い出せ、ストップウォッチで目標勉強時間の計測ができるなど、常に身に着ける腕時計だからこそ活かせる利便性は一度慣れてしまうと手放せない。
オシアナスカシャロの購入理由
ではどうして買い足したのかというと、エディフィスを失くしたからだ。おそらく家の中にはあるが見つからない。自動巻きの腕時計はいくつかあるが、機能が少なく不満だ。
しかも俺も地味にいい年齢になってきたので、そろそろ年齢なりの腕時計がほしいと思っていたところだった。エディフィスの不満点は風防が無機ガラスであることだった。
無反射コーティングが施されたサファイアガラスを搭載した同僚の腕時計は見るからにキラキラしていて、時計と人間のランクが違うことを思い知らされる日々だった。
エディフィスを失くしたのは運命だ。俺もランクアップする時が来たのだ。そんなお告げを胸に新たな腕時計を探し始めた。
カシオ腕時計の機能が好き
とはいえ俺はエディフィスの機能が好きだった。もっと言うならばG-SHOCKという憎めない腕時計で老若男女に日本の時間に対する意識の厳しさ教えるカシオがすきだった。
しかも機能の使い方はほぼわかっている。選択肢はオシアナスしかなかった。
チタンの軽さは賛否両論
オシアナスといえばマンタだ。早速店頭に赴き、マンタを腕に巻くとチタンのおかげで驚くほど軽い。軽いので安っぽくも感じられるが、間違いなく素材は高い。
そしてコーティングがなされたサファイアガラスによって風防が存在しないかのように感じられ、文字盤がもたらす輝きがダイレクトに伝わる。エディフィスとはまったく違う輝きを放つそれは12万だった。
カシャロとの運命の出会い
その隣で負けじと輝いていたのが今回購入したカシャロだった。バンドや風防の素材はマンタと変わらず、むしろカシャロが搭載しているベゼル(方角などを表す輪っか)が必要以上の輝きを生み出していた。
しかもヨットレースを想定しているため、方位計まで搭載しているというのだ。オシアナスの中でも唯一アラーム、ストップウォッチ、タイマーの3つの機能を搭載しており、更に方位計というおまけまでついている。
しかも8万円と安い。バンドの質感はマンタには劣るが、カシャロはまさに機能のデパートであり、盆と正月が同時に押し寄せる高揚感を俺は抑えられなくなっていた。俺はおもむろに店員に価格コムを見せつけ、これより安くなるなら買う、と高らかに宣言した。こうしてカシャロとともに帰路についた。
重視したのはラグジュアリー感
軽量で金属アレルギーを起こしにくい金属であるチタンと、ダイヤモンド並に硬く傷の付きにくいサファイアガラス風防はビジネスシーンで使う時計として最低限のステージに立ったといえる作りで、満足感は高い。
赤、青、黒がバランスよく使われた文字盤は通夜で使えるような見た目ではないが、ビジネスシーンではフォーマルながらもアクティブなイメージを周りに与えることができる。カジュアルでも比較的使いやすい。
また、無反射コーティングがなされており、動かすたびにベゼルと文字盤がキラキラと輝くため、腕もとでラグジュアリー感を演出できる。右上の方位ボタンは深い青色で、その下のリューズにはお馴染みのオシアナスマークがついていて、両方ともに質感は高い。
オシアナスカシャロは狂わない
電波時計は一日に一回電波を受信して時刻を修正する。例えば電池式の時計は1か月で15秒ずれ、自動巻き式の時計は1日に15秒ずれるといわれている。意外と時計はずれるのだ。
しかし電波時計は毎日電波を受信し続ける限り一秒たりともずれることはない。これによって時刻に対して絶対的な信頼を寄せることができる。文字盤には日付と曜日も記載されておりわかりやすい。
方位計は1ボタンでアクセスでき、グーグルマップを見るときや駅の出口を探すときに活躍してくれる。方位計ボタンを回すことでベゼルを回転させることができるため、進んでいる方角も明確に確認できるのが嬉しい。
各機能の詳細
各機能について、アラーム、タイマー、ストップウォッチ、世界時計があるが、クロノグラフがなく表示できるスペースは一つなので、各機能を使っている間は現在の時刻が確認できないので気を付けたい。
もちろんタイマーやアラームを設定したあとであれば、モードを現在の時刻表示に戻したとしても、既定の時間にきっちりとアラーム音を鳴らしてくれるので安心してほしい。
アラームは24時間、タイマーは60分、ストップウォッチは120分まで対応している。防水は10気圧なので、海での素潜りにも対応している。
時計は男性が付けれる数少ないアクセサリー
時計に8万という価格をどう受け止めるかは人によるが、俺は時計は最もコストパフォーマンスに優れている部類の製品だと思う。4年間この時計を使った場合の一日あたりのコストはたったの54円だ。
ちゃんとした時計を付けると、少なくとも身の回りに気を使う人だと思われ、対面する人が受ける印象を大きく変えることができる。そう考えると決して高い買い物ではない。60万を超えるようなラグジュアリー時計でもなく、かといってパッと見で安く見られるような時計でもない。
8万円という価格で、これだけの機能と質感と対外的な体裁を保つ腕時計を得られるなら決して高い買い物ではないと思う。