いざ購入するバイクの車種が決まったとして、最後に悩むのは何色にするか、ということだと思う。今回は俺がなぜ黒色のバイクを選んだのかと、黒色を選んだことによる感想を紹介したい。
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結論:バイクは好きな色を選べ
まず最初に結論から伝えておくと、バイクは好きな色で良い。大きな理由は下記の二つ。
- 誰も他人のバイクに興味はない
- バイクは何色でもかっこいい
誰も他人のバイクに興味はない
色を迷う理由は、周りから変だと思われたくないという気持ちが根底にある。だからこそ最大公約数的な正解の色を探そうとして迷うんだけど、正解はない。なぜなら誰も他人のバイクに興味はないから。精々「バイクが走ってるな」程度。周りからの目を意識して色を選んでも意味がない。
バイクは何色でもかっこいい
バイクそのものはメーカーのデザイナーがいくつも作った案の中から一番かっこいいものが選ばれているわけだから、何色だろうがかっこいい。更にそのデザインに対して、印象が良いであろうカラーリングをメーカーが施している。少なくとも市場に存在している時点で多くのメーカー内審査を通過しているわけだから、どんな色でも格好悪いはずがない。
それでも迷うのが人の性
どんな色のバイクもかっこいいとはいえ、好きな色が複数あって判断に迷うというのが実情だと思う。今回は俺が黒を選ぶときにあれこれ後付けした理由を紹介するから参考にしてほしい。
日本の車は白色が一番人気
まず最初に日本全体で人気の色を把握しておく。残念ながら二輪車の色のシェアは無かったんだけど、日本で登録されている四輪車の色のシェアは下記。
1位 | ホワイト |
2位 | ブラック |
3位 | シルバー |
4位 | ブルー |
5位 | レッド |
バイクだとホワイトとかグレーはマイナーカラーになるし、緑の割合がもっと高くなるとは思うから、判断を後押しする参考資料程度に眺めてほしい。
中古バイクは選択肢が限られる
今回俺が色で迷ったバイクはカワサキのZZR1400なんだけど、そもそものスタート条件が中古だった。現役車種の新品であれば色は自由に選べるかもしれないけど、新車となると選べる球が少ないというのもネックになる。黒系の無難な色であれば選べるけど、奇抜な色とか限定職はそもそも市場に存在しないこともあるからある程度の妥協も必要になる。
俺が黒いバイクを欲しかった理由は公式の宣材
俺が黒のZZR1400を第一候補にした理由はカワサキが出している宣材がかっこよかったから。
厳密にはこの宣材は紺色なんだけど、俺の中のイメージは黒だった。ということで黒を第一候補にした。
本当に何でもない理由だけど、バイクの色を決める理由はこれくらいでいい。
対抗馬はオレンジ色のZZR1400
さて黒色を頭にバイク屋に行ったところ、状態が良い物として勧められたのがオレンジ色だった。
かなり好みが分かれる色合いではあるけれど、実物を前にすると輝いて見えた。
中古バイクの選び方記事でも書いているんだけど、実物を前にすると欲しいが先行して判断力が鈍る。
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無闇に実物を見に行くのはおすすめしない。
バイクの色で迷ったらメリットの多さで検討
黒も良いけどオレンジも良い。むしろオレンジの方が良い。このまま予定外のオレンジを買ってしまっていいのか俺。判断を誤ることになるんじゃないかと葛藤すること数日。早くしないと他の人に取られる可能性があるのも中古市場の怖いところだから、どちらの方がメリットが多いのかを論理的に考えてみることにした。
オレンジ色のバイクの良いところ
まずは期待の新星として登場したオレンジ色の良いところから。
珍しい色合いで会話になりやすい
ZZR1400のオレンジカラーは実は限定カラーでそれほど球数が多くない。他のバイク乗りから注目されること間違いなしで、注目度は絶対に上がるし、それによってバイク乗りから得られる情報量は増える。
友好的な雰囲気で会話になりやすい
オレンジは友好色でもあるから、オレンジ色のバイクなら他の人に威圧感を与えることもない。つまり上と同じく会話に繋がりやすい。
景色のアクセントになりそう
オレンジ色は自然界にほぼ存在しない色だから、景色の写真にオレンジ色のバイクを入れるとアクセントになって自分だけの写真が撮れる。
見つけやすそう
オレンジ色は目立つ色だからたくさんのバイクが並ぶような環境でもオレンジ色なら見つけやすい。
黒色のバイクの良いところ
ここからは当初から計画していた黒色のバイクのメリットについて改めて考えてみる。
黒色は無難で誰にも変だと思われない
映画で登場する多くのバイクが黒であるように、少なからずアウトローなイメージがあるバイクの定番職といえば黒だ。黒はバイクとしては極めて無難な色で、誰に変だと思われる心配もない。
(画像引用:ZZR1400 PHANTOM Ninja黒影)
最初に誰も他人のバイクに興味がないと書いたはいい物の、やっぱり周りからの評判は気になる。会う人にかっこいいねこのバイクと言われるとやっぱり嬉しいから、すこしでも評判がいい色を選びたかった。
服を合わせやすい
黒のズボンならどんな服でも合わせられるように、黒のバイクならどんなウェアも合わせやすい。ファッションが苦手な俺にとってセンスを問われない色というのは重要なポイントだった。
黒いバイクは緑に映える
オレンジ色のバイクが緑の景色のアクセントになるのに対して、黒色のバイクは緑の景色に溶け込む。
むしろ緑の景色が黒いバイクをより輝かせる。
オレンジ色と黒色のメリットまとめ
オレンジ色のメリット
- 珍しい色合いで会話になりやすい
- 友好的な雰囲気で会話になりやすい
- 景色のアクセントになる
黒色のメリット
- 黒色は無難で誰にも変だと思われない
- 服を合わせやすい
- 黒いバイクは緑に映える
オレンジのバイクに感じるメリットがバイク乗りとの繋がりを重視するものなのに対して、黒色のバイクのメリットは実用的なものばかり。
バイクは何色を購入しても後悔しない
バイクはほとんどの時間が孤独
現在俺は購入したZZR1400で日本一周をしているんだけど、長期ツーリングに限らずバイクという乗り物はとにかく孤独。
バイクは一人乗りだしヘルメットを被っているから誰かと会話できる時間は少ない。
特に長期ツーリングであればバイク乗りとの出会いは一瞬。その瞬間のためにオレンジ色を選択する必要はないと判断した。
自分が納得できる色を購入すればいい
とはいえ実物を前にすると圧倒されて欲しくなるのも事実。しかもどちらを購入しても多分後悔はしない。つまりオレンジにしても黒にしても誰も損しないし後悔しないからかなりどうでも良い。好きな色を選べばいい。
自分を納得させるための理由を作る
俺は当初予定していた黒色を買う理由を無理やり作って自分を納得させただけ。
悩む時間も楽しむ
これはほんの一例だけど、世の中には車、バイクの色の選び方の助言をしてくれているウェブサイトがほとんどない。ということで俺なりの選んだ過程を解説したんだけど、結局遠回りして最初のルートに戻った。考えるだけ無駄かもしれないけど、大きな買い物だし考えている時間も楽しい時間だと割り切って悩みぬいてほしい。
仕事辞めてZZR1400で日本一半周ダイジェスト
仕事を辞めてZZR1400で日本を半周したダイジェストです。工程は全てYoutubeで配信しているのでよければチャンネル登録をお願いします。
バイク日本一周まとめ
2019年4月にガジェマガで独立して、それを機にバイクで日本半周してきたのでその様子を記事とYoutubeにまとめています。