なんやかんやXiaomi Buds 5 Proのレビューから一か月経過して、久しぶりにAnker Soundcoreシリーズ以外のイヤホンをメインで使用したから、どんな変化があったのか、今のイヤホンに体感できる違いがあったのかの感想をまとめたい。
なんてったってXiaomi Buds 5 Proはお値段2.5万円もする雲上イヤホンだからそうそう購入されるものでもない。ということで参考にしてほしい。
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幸い録音機能は一度も使っていない

まず始めにだけど、俺がXiaomi Buds 5 Proを購入した最大の動機はボイスレコーダーにもなるイヤホンだからで、スマホの予備として録音することで身を守れる可能性を少しでも上げられるかもしれないから。
だったんだけど、じゃあこの1ヵ月で実際にXiaomi Buds 5 Proの録音機能が役立ったかというとNo。全く役立っていない。これはこの1ヵ月俺に危険が及ばなかったということでもあり喜ばしいことではあるんだけど、まぁやっぱ使わないよなぁという印象。
一応たまに無駄にカフェの隣の人の会話を録音してみて、
「マジで録音できてるわすげー」
とかやったけど、で?って感じ。
録音は保険だからこそ普段は役に立たない

結局保険って万が一に備えるための物でしかなく、寧ろ万が一を起こさないために入る側面もあるから、俺みたいに普段からなるべく争いを避け、他人との衝突も避け、あらゆる判断を安全側に倒しているような人間に録音機能が役に立つことはまぁ無い。
とはいえじゃあ任意保険を解約しますかって言われるともちろん継続で。だって万が一があれば俺の人生が破滅しかねないから。当然バイクの任意保険料2万円も毎年払い続けてる。

この辺りが保険の難しいところで、基本的に価値を見出せないし、見出したくもないんだけど、とはいえ軽視もできない。これ故にブラック企業ほど保険をカットして大事故に繋がるってのがよくあるやつ。最近あったサウナ閉じ込め事故死も安全管理の軽視が原因っぽい。
つまり何が言いたいかというと、Xiaomi Buds 5 Proの録音機能は基本的には役に立たない。でも軽視するべきではないって話。とはいえ多くの人はスマホのショートカットにボイレコ録音開始とか登録しておけば済む話でもあるから、ここまでする必要もないのかなとも思う。安全管理ムズイ。
音質改善のありがたみはもうない

ところで肝心の音質はどうなのかというと俺としてはSoundcore Liberty 5と完全に同等という結論をレビュー記事で下してはいるんだけど、聴く人が聴けば明らかにXiaomi Buds 5 Proの方が上らしい。
が、そんなのマジでどうでもいいというか、前から言ってる通り音質改善が生活に与える影響は完全に0だから無視していい。という結論に改めて至った。
Soundcore Liberty 5以上の音質は不要

というのも音質に関してはSoundcore Liberty 5で十分すぎたんだ。ありがたいことに今の無線イヤホンは進化しまくっているおかげで1.5万円でも良すぎるほどに音がいい。で、その良いが超良いになったところで、意味が無いという話。
もちろん音質が悪すぎるのは良くない。低音が混ざりすぎてて聞き取れないとかは論外だけど、Soundcore Liberty 5は低音が弱くないのにちゃんと分離していて聞き取りやすい。全く不満が無い。ここから更に音質を改善されたところで"不満が無い"は"不満が無い"のまま。QOLが変わらないんだ。
これは完全に俺の独断と偏見でしかないんだけど、多くの人も同じ感想を抱くはず。Soundcore Liberty 5以上の音質は必要ない。と。
Soundcore p40iは乗り換えていいかも

逆に俺が思う音質の足切りラインはSoundcore p40i辺りになる。たまに妻が使うp40iを使うと人の話が聞き取りにくくてビビる。その意味で今Soundcore p40iを使ってる人は買い替えを検討してもいいかもしれない。
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安定感は明らかにLiberty5に劣る

ここからは実際に1ヵ月使ってわかった使用感だけど、Xiaomi Buds 5 Proはイヤホンとしての安定感では明らかにSoundcore Liberty 5に劣る。
具体的にはイヤホンをケースから取り出してもスマホに接続できていない事態が定期的に起こる。2日に一回くらい。その都度イヤホンをケースに入れなおして蓋を閉じ、もう一度イヤホンを取り出す動作が必要になる。更には両耳入れたのに片側のイヤホンだけ接続できていなかったりとかもある。対処法は同じ。だからXiaomi Buds 5 Proは接続状況を確認する為に専用アプリを起動する機会が増えた。明らかに無駄が増えてる。
とはいえ別に頻度は多くないから特段困っているということも無いんだけど、Soundcore Liberty 5では一切起こらなかったのも事実。この辺りは流石Soundcoreシリーズというか、イヤホンとしての歴史が長いだけある。Soundcore Liberty 5は細かいところの完成度まで極めて高いんだなと思い知らされた。
Xiaomi Buds 5 Proはバッテリー持ちが悪い

あとXiaomi Buds 5 Proは明らかにSoundcore Liberty 5と比較してバッテリー持ちが悪い。
一応公称値でもイヤホン単体で4時間短いんだけど、そんなもんじゃないかも。
| Xiaomi Buds 5 Pro |
Soundcore Liberty 5 |
|
| 価格 | 25,800円 | 14,990円 |
| 録音機能 | あり | なし |
| 再生時間 | ノイキャン 不明 標準 8時間 LDAC 不明 ケース込み 最大40時間 |
ノイキャン 8時間 標準 12時間 LDAC 不明 ケース込み 最大48時間 |
ノイズキャンセリングがオンだともっと差があると思う。こんなにバッテリー切れに遭遇するイヤホンは初めて。ケース込みでも短いというか、ケースのバッテリー切れも頻発してる。
というかLiberty 5のバッテリーが持ちすぎ。Liberty 5ではバッテリーを気にしたことが無い。それが異常だったのかもしれない。
でも実際1.5万円でLiberty 5は売られているわけで、他のイヤホンはLiberty 5と戦わざるを得ない。となると明確に劣っていると言わざるを得ない。
2.5万円はやっぱり気を使う

最後はやっぱ2.5万円のイヤホンは気を使うなぁというのが正直なところ。使用感の変わらないLiberty 5と比べるとどうしても高いというか、俺の貧乏性が抜けていないというか、イヤホンに2.5万円という値段を俺の中でまだ消化できていない。だから高く感じるし、気軽に使えない。

ずっと落とすのが不安だし、傷つくのが不安。幸いXiaomi Buds 5 Proのメッキ加工は思っているより強靭で、何回か落としてもまだ傷が付いていないのは嬉しい誤算だけど、にしてもずっと気を使う。
できれば1.5万円。高くても2万円でお願いしたいのが正直なところ。
Liberty 5の完成度が高すぎる

という感じでXiaomi Buds 5 Proは全然悪くないんだけどライバルが悪すぎ。使えば使うほどSoundcore Liberty 5の使用感が圧倒的で、そこに対して任意保険にしかならない録音機能で対抗するのはきついなと思った次第。
というか1.5万円でこの完成度と使用感をだせるSoundcore Liberty 5のコスパがバグりすぎてる。無線イヤホンは全員これ買えばいんじゃね。って前から思ってたけど、その思いが更に強まる皮肉な結果になった。
俺はメインを戻すかどうか迷ってるけど、多分戻すと思う。なんてったって安定感とバッテリー持ちが結構違うのは大きい。万が一の録音はスマホでなんとかすることにしようと思う。
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