久しぶりにとんでもない充電式キーボードという名のゴミを購入してしまったのは前回の記事で書いた通りだけど、
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そもそも新しいキーボードなんて買わなくても今まで使っていたキーボードにも不満はなかった。ただ、充電池が使えないからアルカリ乾電池を買ってくるのがめんどくさかっただけ。
でもよくよく考えて俺思いついた。ニッケル充電池が使えないならリチウム充電器を買えばいいじゃない(トーマス:1986~)。
ということで実際に購入したから使用感をレビューする。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
電池式キーボードはチャタリング問題を抱える
そもそもの問題は電池式キーボードがチャタリング問題を抱えるところから始まる。
電池式キーボードにニッケル充電器を使用すると、文字を打つ最中に突然「あああああああああああああああああああ」みたいなことになる。その都度バックスペースで消して書き直すという不毛な作業にうんざりしていた俺はいつしかキーボードにだけはアルカリ乾電池を使うようになっていた。
電池式キーボードは電圧に敏感
このニッケル充電器でのチャタリング問題の原因は電圧だったりする。というのも一般的な乾電池が1.5Vで動作するのに対してニッケル充電池の動作電圧は1.2Vなんだ。ちょっと弱い。
但しほとんどの機器は1.2Vでも正常な動作が可能。だから心配しないでくださいね。というのがパナソニック公式サイトの主張(⇒ 参考)
そしてキーボードはこの「ほとんどの機器」の例外になる。つまり1.2Vで動作できない数少ない機器がキーボードなんだ。うんこ。
この問題はエレコムのキーボードに限らない。過去に使用したBuffalo製もLogicool製も全く同じ現象が起きた。
そこで折角ならと充電式の極薄キーボードを購入して失敗したのが前回の記事。
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俺は5,000円をどぶに捨てた。
その後もめげずに薄型の充電式キーボードを探してはみたんだけど丁度良い物がない。ならプランBを実行すべしと購入したのが今回紹介するリチウム充電池なんだ。
リチウム充電池は電池型のリチウム電池
リチウム充電池はその名の通りリチウム電池を内蔵した電池のことで、アルカリとかマンガン、ニッケル水素とは媒体が違うのが特徴。
なんてったって人類に革命を起こした日本人が誇る偉大な発明品のリチウムが使われているだけあってパワーはお墨付き。電圧も1.5Vで余裕で安定してしまうんだ。
リチウム充電池はType-C端子を搭載する
最大の特徴は電池一本一本にリチウムを充電するためのType-C端子が搭載されていることで
付属の二股ケーブルを使うことで最大2本まで同時に充電可能。
もちろんスマホの充電ケーブルも使えるから専用充電器がなくてもいつでもどこでも充電できてしまうのは地味にありがたい。
充電中は緑のLEDが点滅して、充電が完了すると消えるのもわかりやすくていい。
リチウム充電池でチャタリング問題は解決した
リチウム充電池はもちろん形が電池だから電池として使用可能。キーボードに入れると普通に使えるしチャタリングの問題も一度も起きてない。
俺はまた一つ俺の悩みを解決してしまった。幸せ。
リチウム充電池は超軽い
嬉しい誤算だったのがリチウム充電池は超軽いことなんだ。2本でなんと14gしかない。1本あたりだと7g(算数)。
これは実際に手に持っても空箱を疑うほどに軽い。
一方アルカリ電池だと22gで、
ニッケル電池だと23gになった。
リチウム充電池は電力効率が高い分驚くほど軽い。ニッケル充電池が11gで800mAhなのにリチウム充電池は7gで1200mAhもある。そら電気自動車の炎上事故が絶えないわけだわと思うなどした。
お陰で290gだった軽量キーボードは282gと更に軽くなった。ちょっと嬉しい。
リチウム充電池は日本製がないのが超不安
ところで元々リチウム電池の存在を知っていたのであればなぜ充電式キーボードみたいな遠回りをしたのかって話だけど、このリチウム充電池はまともな日本製品がないんだ。
Amazonで検索しても名もなき企業ばかりが表示される。なんだ「mxBatt」って。
つまり安全性が超心配という話。よくわからない中国企業が日本で売るために作った製品でまともな安全管理がなされているとは到底思えない。
あの充電池最大手のPanasonicが参入しないのはきっとなにか訳がある。と深読みしてしまって非常に不安なんだ。
実際今回購入したリチウムイオン充電池の箱も非常に簡素だった。
コストカットが目的なら嬉しいけど製品に対するプライドの無さが見え隠れするのが怖い。
但し箱の背面の日本語は別におかしくなかった。よくわからなさすぎる。リチウムイオン充電池っていったい何なんだ。
電池式キーボードを充電池で使える
とはいえ今のところ問題なく動作しているのは事実。電池容量もたったの1200mAhと少ないから最悪発火しても俺が死ぬようなことは多分ない。と信じてる。
ということでしばらく使い続けて様子を見てみようと思う。これでお気に入りのエレコムの2,500円キーボードを使い続けられるし、アルカリ乾電池の在庫切れで悩むこともなくなった。
電池式キーボードを使っている人はアルカリ乾電池の代わりにリチウム充電池を検討しても良いかもしれない。安全は保障しない。
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