自分でもまさかと思ったけど奈良用に2台目のアーロンチェアを中古で買ってしまった。
あと奈良用にアーロンチェアもメルカリで中古7万で買った。前世代のクラシックモデル。リマスタードと比べると操作性で劣るけど座り心地は同じ。アーロンチェアはもう長いけど腰のランバーサポートと前傾チルトが非常に良い。値崩れしない中古相場も魅力。ということでアーロンチェアは中古がお勧め。 https://t.co/DwedakAeXu pic.twitter.com/pAQ1gknLTf
— トーマス@ガジェマガ(バイク日本一周中) (@gadgetKaeru) February 8, 2024
俺も最初はただの所詮椅子じゃん?って思ってた。でも4年座って、もうアーロンチェアじゃないと満足できない体になってた。驚き。なんだかんだアーロンチェアは最強のオフィスチェアなんだと思う。
ただアーロンチェアは中古で買おうにも世代とかグレード、機能が多すぎて選択が難しいんだ。ということで俺がどういう基準で選んだのかを解説する。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
【結論】クラシックフル装備ポスチャーフィットモデルを中古7万で買うべし
最初に結論から言ってしまうと俺は今からアーロンチェアを買うなら「アーロンチェアクラシック/フル装備/ポスチャーフィットBモデル」をお勧めする。
なぜならこのモデルには最強のオフィスチェアとして活用する為の全ての機能があるから。だから「アーロンチェアクラシック/フル装備/ポスチャーフィットBモデル」の中で自分が納得できる最も安い品質の中古品を選んでほしい。
それが俺の場合はメルカリで7万円の中古だったという話。なにがどう違うのかをこれから一つ一つ説明する。
アーロンチェアは最強のオフィスチェア
まずだけどアーロンチェアはオフィスチェアの王様と言われて久しいだけあって超作業性が高いんだ。そしてその高い作業性を実現できている理由は主に下記2点。
- 腰のサポート(ポスチャーフィット)が優秀
- 前傾チルトが可能
アーロンチェアは集中しやすい構造
アーロンチェアは一般的な椅子と違って微妙に前かがみになる前傾チルトが可能(写真右)。
更にポスチャーフィットという名の腰回りの補助が優秀だから正しい座姿勢を保ちやすいんだ。
故に長時間集中できるし体を痛めにくいというからくり。
間違ってもアーロンチェアはゆったり休めるソファーのような椅子ではないから注意。長時間集中して作業できるのがアーロンチェアの魅力。
アーロンチェアのその他の魅力
もちろんその他にも12年保証の圧倒的な耐久性とか蒸れないメッシュ素材とか洗練されたシンプルなデザインとか革製で加水分解しないひじ掛けとか色々あるんだけど、
なによりの魅力は前傾チルトとランバーサポートの2点。
この作業性に慣れると他の椅子に座れなくなる。というか実際に奈良でしばらく他の椅子で作業してみて、こんな椅子じゃ体痛くて仕事になんねーってことでアーロンチェアをもう一台購入してしまったという流れ。
アーロンチェア新品は超高い
ここまででアーロンチェア良さそうじゃん買いてーって思うかもしれないけどビビるほど高い。お値段なんと25万円。やってらんねー。
俺が4年前にアーロンチェアリマスタードを買ったときはまだ20万円だった。インフレ怖い。
流石に椅子に25万はそうそう手が出ない。でもアーロンチェアはその耐久性が売りでもある。つまり新品が買えないなら中古を買えばいいじゃない(トーマス:1986~)という話。
アーロンチェアのサイズとグレード
まずアーロンチェアには3つのサイズが存在する。
選び方のチャートは下記。ほとんどの人はBサイズに当てはまるから多分Bで良い。
Cはマジで座面が広くてソファーのような座り方になりがち。リラックスはできるけど作業には向かないからCに該当する人は買う前に一度試座してみるのがおすすめ。
アーロンチェアの4つのグレード
次にアーロンチェアのグレードは機能の数によって4つ存在する。それが下記。
アーロンチェアクラシック 1994~2018(中古が安い)
- 7機能のフル装備モデル
- 3機能のライトモデル
アーロンチェアリマスタード 2018~(中古も高い)
- 7機能のフル装備モデル
- 3機能のライトモデル
俺が渋谷で使ってるのが新しいリマスタードで、奈良で使ってるのが古いクラシック。
座り心地の違いは誤差でどちらも同じだと思っていい。リマスタードの方が若干前傾チルトの角度がきつい気がする程度。
買うなら絶対フル装備モデル
そしてせっかくアーロンチェアを買うなら絶対に機能が多いフル装備モデルを購入してほしい。というのもライトとフル装備だとアーロンチェア最大の魅力となる機能が全然違うんだ。それが下記。
ライト | フル装備 | |
座面高さ調整 | 〇 | 〇 |
リクライニング硬さ調整 | 〇 | 〇 |
リクライニング範囲調整 | 〇 | 〇 |
腰サポートの調整 | × | 〇 |
前傾チルト | × | 〇 |
アームの高さ調整 | × | 〇 |
アームの角度調整 | × | 〇 |
なによりライトには超重要な腰サポートと前傾チルトが付いてないから無し。アームの調整ができないのも地味に痛い。買うなら絶対フル装備モデルを買うべき。
買うなら絶対ポスチャーフィットモデル
最後のポイントが腰のサポート機構なんだ。アーロンチェアの腰のサポート機構には2002年まで使われていたランバーサポート(写真左)と2002年から使われているポスチャーフィット(写真右)がある。
ランバーサポートだと長時間快適に仕事をするための腰の補助が弱いからNG。絶対ポスチャーフィットを選ぶべき。しかもポスチャーフィットの方が明らかに見た目も良い。見た目大切。
アーロンチェアは中古相場も安定している
更にアーロンチェアは中古相場も比較的安定しているのも嬉しいポイント(⇒ 参考)俺が買ったアーロンチェアも中古で7万円だったんだけど、この値段は多分5年後もそう変わってない。
つまり必要無くなればほぼ同じ値段で売却もできる。と予想している。これは耐久性が売りのオフィスチェアならではの嬉しいポイント。
だから下手な3万程度の無名の椅子を買うくらいならとりあえず7万円のアーロンチェアの中古を狙えばOK。差額の4万で最上位モデルを体感できるし、失敗しても売ればいいからゴミにはならないはず。
【注意】ヘッドレストはマジで要らない
ところで良い椅子と言えばマッサージチェアのような包み込むデザインとヘッドレストは必須でしょ。って思うかもしれないけどマジでいらない。これは体験談。
というのも繰り返しになるけどアーロンチェアは作業を効率化するための椅子であって休むための椅子ではないんだ。作業中に首を預けられるシチュエーションなんかない。休みたいなら横になってほしい。
ヘッドレストは付けてもでかくて邪魔なだけ。俺は売却した。同じ過ちを繰り返さないで欲しい。
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アームレストカバーはあり
逆にアームレストカバーをつけるのはあり。というのもアーロンチェアのアームレストは本革性だったり樹脂製だったりするんだけど、経年劣化による加水分解の報告は無いものの内部の油が浮いてくる報告はある。
そういう事態を防ぎつつ臭いものに蓋をするためにもアームレストカバーを使うのはあり。アームレストが傷つかないと精神衛生的にも良い。Amazonとかなら4000円くらいで良さげなのがある(⇒ 参考)
アーロンチェアの正しい座り方
最後にアーロンチェアの正しい座り方だけ簡単に解説するとポイントは下記。
- 足が地面にべったりつく高さに調整
- 腰はできる限り後ろに引く
- ひじ掛けはちょうど肘が来る高さに
オフィスチェアはもっと低くて良い
オフィスチェアの最適な高さは思っている以上に低いんだ。
重要なのは足がべったり地面につくこと、そして太ももの裏が椅子に触れない高さにすることだったりする。これで足への血流を確保する。
できる限り深く腰掛ける
あとできる限り深く腰掛ける。するとアーロンチェアのポスチャーフィットが腰のS字に沿ってサポートしてくれるから腰への負担を最小限に抑えられる。常に腰が背もたれに触れている座り方が理想。
作業中は背中を預けてもいいし、集中して作業したいなら預けなくてもOK。
前傾チルト(写真右)を使う場合は背中を預けないのが一般的。体に負担の無い姿勢ほどしんどい。前傾チルトは短期で集中したいときに使いたい。
どれでも良いならアーロンで良い
最初にも書いた通りアーロンチェアクラシック/フル装備/ポスチャーフィットの中古7万を狙うべしというのが俺の結論。
とはいえ実は他の高級チェアを知らないし座ったことも無い。なんせ20万を超える椅子なんて早々買うことも無い。
しかもオフィスチェアは少し座った程度だと違いがわからないんだ。結論を出すには長期間が必要。
とはいえ20万を超えてくるぐらいだから多分品質はそんなに変わらないと思う。どれもアーロンチェアを参考にしてるし研究してるはず。だからどれでも良いっちゃどれでも良いんだけど、どれも同じなら中古相場が安定しているアーロンチェアが無難だと思うという話。おわり。