メインのキーボードをK370sからK380に乗り換えたことでテンキーが消えたから別途エレコム製のテンキーを購入して使っていたんだけど、なんでも最近はテンキーを左手デバイスとして使っている人が多いらしくて、そのためにボタンカスタマイズに対応した製品もあるんだとか。
ということで高品質かつボタンカスタマイズに対応したマイクロソフトナンバーパッドを買ってみたから簡単にレビューする。
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マイクロソフトナンバー パッドは超薄型
マイクロソフトナンバーパッドは質の高さが売りでテンキー市場ではそれなりに知名度がある製品だったりする。なによりもそのコンパクトなサイズ感が強み。
よこから見たらこれ。なんと薄さは1cmにも満たない。
これは結構感動的。
この薄さの秘訣はボタン電池を使っていることで
このボタン電池だけで最大24か月も使えてしまうらしい。
もちろん薄いということは軽くて
重量はたったの79グラムでやばい。
更にBluetoothによる接続を3台までサポート。
誰がテンキーをそんな複数のデバイスで使い分けるんだよとは思うけど、1つよりは3つの方が嬉しいからこれはこれであり。
しかもテンキー自体の質感も超高い。
マイクロソフトナンバーパッドがあれば普段は小さなキーボードを使いつつ、必要に応じてテンキーをさっと取り出してスマートに計算することができるんだ。
できる大人のテンキーっぽい
マクロ対応。左手デバイス化も可能
更にマイクロソフトナンバーパッドの良い所はマクロに対応していて左手デバイスとしても使えることなんだ。
ナンバーパッドのボタンは左上の電卓アプリ起動ボタンを除いて全てをカスタマイズ可能。
そのカスタマイズ性は高くて、専用アプリを使えば各種コマンドから
各種ショートカット、
マクロまで割り当て可能。
一般的にテンキーと言えば右側に配置して右手で使うものだけど、
例えばこれを左に置けば特定の作業での左手デバイスとして活用できるようになるんだ。
つまり動画編集アプリとかイラスト作成アプリとかでの作業効率化に繋げられるというからくり。
自由にカスタマイズできるから使い方も自由自在なのが嬉しい。
マイクロソフトナンバーパッドの弱点3つ
ここまでテンキーとしては色々完璧に見えるナンバーパッドだけどやっぱり微妙な点もあってそれが下記。
- ボタン電池は入手性が悪い
- バックスペースキーの位置が微妙
- 単キーの長押しを設定できない
ボタン電池は入手性が悪い
マイクロソフトナンバーパッドはその薄さのためにボタン電池を採用しているんだけどボタン電池は入手性が悪いのが気になる。
というのもボタン電池は充電式が存在しないんだ。つまり電池が切れたら買わざるを得ない。家で完結できないのが弱い。
この点これまで使っていたエレコムの2,400円激安テンキーは単4電池式で自分で充電できるのが強み。
その分厚みは出るんだけど、
マイクロソフトナンバーパッドほどの薄さも必要ないっちゃ必要ない。
バックスペースキーの位置が微妙
これは人によるのかもしれないけどマイクロソフトナンバーパッドはバックスペースの位置がおかしい。
というのも左上にバックスペースキーがあるんだ。これはテンキーとして利用するにあたって超絶違和感を感じる。
一方エレコムのテンキーはバックスペースキーが右上のタブキーが左上で自然。
お得意のカスタマイズ機能を使えば解決できる気もするけどそれをすると今度は別のキーにしわ寄せがいく。
あの天下のマイクロソフトがなぜこんな癖が強い配置にしているのか謎。
任意キーの長押しをカスタマイズ設定できない
マイクロソフトナンバーパッドはその左手デバイスとしても活用できるカスタマイズ性が売りなんだけど、絶妙に痒いところに手が届いてなくて惜しい。
というのもマイクロソフトナンバーパッドで設定できるのは「Shift」「Ctrl」「Alt」を含むショートカットのみなんだ。
一応マクロを使えば自由自在にキーを割り当てられるんだけど
マクロの動作はそのボタンを押してる時間、回数まできっちり記録される。つまり「Shift」を押している間だけ「Shift」を入力するとかの動作は無理。任意の時間の長押しには対応できない。
これが絶妙に使いにくくて俺は動画編集アプリでの左手デバイスとしての利用を断念した。
エレコムの激安テンキーが無難におすすめ
マイクロソフトナンバーパッドは左手デバイスとしてのカスタマイズ性がいまいち使えず、バックスペースキーの位置も悪く、入手性が悪いボタン電池を採用した結果得られるものが薄さだけというなんとも絶妙な製品だった。
但し値段も5,000円と特段高いわけではない。その割に質感は良い。悪くないけど手放しで褒められない絶妙な製品だった。
対してエレコムのテンキーはたった2,400円で単4電池でボタン配置も自然。
一つのデバイスとしか接続できないとかテンキーにしかならないという弱点はあるけど、シンプルなテンキーとしての利用であれば何の文句も無い製品だった。
ということで安いテンキーを探している人には無難にエレコムのテンキーがおすすめ。
マイクロソフトナンバーパッドは使い方次第
但し今回の感想はあくまでも俺に限る。俺の場合はたまたま動画編集アプリで「Shift」の長押しを多用していて、それがマイクロソフトナンバーパッドでは実現できないからメリットを感じられなかっただけの話。
他の動画編集アプリとか、イラスト作成アプリを使う場合はこの限りではないし、安くて高品質な左手デバイスとしてマイクロソフトナンバーパッドは最適ではあると思う。俺に合わなかっただけ。
機能が豊富な割に価格は高くないからテンキーとか左手デバイスを探している人は候補に加えても良いと思う。俺は多分メルカリで売る。