家の鍵をQrio Lockを使ってスマホで解錠できるようにしてからそろそろ3カ月が経つ。
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Qrio Lockはどことなく便利そうな商品ではあるんだけど値段が高い。ということで興味はあるけど購入に踏み切れない人も多いはず。
ということで今回は実際にQrioLockを3カ月使ってみた感想をまとめるから迷ってる人の参考にしてほしい。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
結論:Qrio Lockはありっちゃあり
結論から言ってしまうと俺はあれだけレビュー記事で文句を言っていたQrioLockをなんだかんだ便利に使えてしまえている。但し非常に限定的な使い方で。
ということでQrio Lockはありっちゃあり。とはいえやっぱり値段が高すぎるし、維持費も高いし、俺みたいな使い方のために買うほどの意義は無いと思う。
俺はもう買ってしまったからこのまま使うけど、今から買うか聞かれたら買わない多分。
Qrio Lockは帰宅時の解錠にのみ利用
で、その限定的な使い方だけど、俺はQrio Lockを帰宅時のスマホでの解錠にのみ使っている。
というのも以前のレビュー記事で解説した通りQrioLockは開閉の精度が低いという爆弾を抱えているんだ。鍵を預けるのにいまいち信用できない。それがQrioLockの最大の欠点。
実際の俺のQrioLock開閉成功率は50%ほど。俺はスマホのホーム画面にQrio Lockのウィジェットを置いていてこれで開閉操作を行うんだけど、
1回押して、5秒待って、「ロック解除に失敗しました」と表示されたらまた解錠チャレンジという運用で生活している。
幸いロック解除に失敗した場合は確実にエラーメッセージを出してくれるから使えなくはないんだけど、
ロックできるまで家の前で待機していると時間がかかって仕方がない。だから家を出るときは普通に物理鍵で閉めて、帰る時だけ家の50メートルくらい前から解錠チャレンジを始めてるという感じ。
50メートルも猶予があれば5回は解錠に挑戦できる。5回連続で解錠に失敗する確率は0.5の5乗で、たったの3.1%。これなら寧ろ開けられなかった方がテンションが上がるレベルだから何とかなる。
玄関に辿りつけば鍵を開けることなくドアを開けるダイナミック入室ができる。これが俺の運用方法。
Qrio Lockは値段が高すぎる
で、この運用のためにかかる費用が、QrioLock本体代22,770円とQriohubの7,800円、更に家のWiFi環境も必要になるから、一応便利にはなるけど割に合わないというのが俺の結論。
一応Qrio Lockにはスマホの現在地を検出して自動で鍵を開閉する機能とか、Bluetooth接続のみで鍵を開閉する機能も付いているんだけど、どちらも家の鍵を預けるにしては信頼性が低すぎるから使ってない。
帰宅時の遠隔解錠のみ。このために3万円。
QrioLockは防犯にも役立つ
とはいえ俺はQrio hubを7,800円で購入しているから鍵の開閉以外の機能も利用可能。で、この機能が意外と防犯で役立つことに気付いた。
それが鍵開閉の通知なんだ。Qrio hubを購入すればQrio Lockのウェブ接続ができるんだけど、これによって現在の鍵の開閉状況をリアルタイムで確認できるようになる。
そして鍵の開閉の度に通知をスマホに飛ばしてくれる。だから意図しない鍵の開閉に気付けるようになる。
例えば俺は毎年年末には実家に帰省して長期間家を空けているんだけど、Qrio Lockがあればその期間の鍵の開閉も確認が可能。
もし俺の不在中に物理的に鍵が開けられた通知があれば確実に誰かが侵入してる。だから警戒ができるというからくり。
もちろん6畳1Kで生活する35歳のおっさんを狙う輩なんてそうそう居ないとは思うけど、女の子の場合は話が別。この機能のためにQrio Lockを購入してもいいかもしれない。
一応Qrio Lockより遥かに安いAmazon Echo Show 5は自室をスマホで確認する遠隔カメラとしても使えるんだけど、この映像はリアルタイムだから押し入れとかに隠れられると気付けない。
その意味で入退室まで管理できるQrio Lockとの重ね技はあり。窓から侵入して押し入れに隠れられた場合は知らない。
QrioLockは意外と頑丈で落ちない
Qrio Lockの本体はプラスチック製で、しかも鍵への取り付けは3Mの両面テープのみ。
ということでこんなもので玄関のカギを長期間開け閉めできるのかと不安ではあったんだけど、実際に使ってみると余裕。
一度も落ちたことは無いし、成功率50%ながら鍵の開閉もちゃんと行ってくれる。
この辺りは多分最初のアルコール洗浄が重要。しっかり玄関の油を拭き取ってから貼り付ければなんとかなる。
Qrio Lockは電池が特殊なのが厄介
ある程度のバッテリー容量を確保する必要がある構造上仕方ないんだろうけど、Qrio Lockはバッテリーが特殊なのがちょっと厄介。
俺は既に家中の電池を充電池にしてるからできれば一般的な充電池を使いたいんだけどそれは無理。Qrio Lockを使いたいならQrio Lockのために電池を別途購入する必要がある。
一応新品の電池であれば2年間は使えるという仕様だし、電池の値段もそんなに高くは無いから別に良いんだけど、無駄に追加出費が必要なのはキズ。
しかもAmazonで探しても10本セットとか20本セットが多い。
そんなに本数はいらないけど2本だと高いから将来のことも考えて10本セットで買わざるを得ない。悔しい。
鍵の持ち運びは絶対必要
と言う感じ。Qrio Lockは製品コンセプトは悪くは無いし、一応便利になるっちゃなるんだけど、やっぱり信頼性が不安だしなにより値段が高すぎる。
更にQrio Lockを購入したところで万が一の事態に備えた物理的な鍵の携行は絶対に必要。つまり荷物が少なくなるわけでもない。ただダイナミック入室ができて、鍵の開閉履歴を確認できるだけ。
ということで玄関前で鍵が見つからなくて格闘することが多い人と女の子の防犯用途にはお勧め。多くの人にとっては高すぎるだけで満足度の低い買い物になると思う。
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