人生初の5G対応スマホとなるMi 10を7万円で購入した。Mi 10の入手にはGEARBESTで8万円で買ってキャンセルを2回繰り返したりと紆余曲折あったんだけど、最終的にはアリエクスプレスで購入することになった。
Mi 10の前身にあたるMi 9はまさにスマホ業界に衝撃を与えて新たなスタンダードを作り出した功労者で、その後継機となるMi 10に期待しないはずがない。
ということで果たしてMi10はMi 9が作り上げた期待を超えることができたのか、今回もみっちりとレビューをしていきたい。
Mi 10の特長
まずMi 10の特長は下記。
- あのMi 9の後継機
- Snapdragon865
- 5G対応
- 6.7インチ90Hz有機ELディスプレイ
- パンチホールフロントカメラ
- 望遠標準広角マクロ4眼カメラ
- 置くだけ30W高速充電対応
- ワイヤレス逆充電対応(10W)
- UFS3.0対応(読み書きが高速)
- デュアルアプリ対応
Mi 10はさすがXiaomiが社運をかけて送り出すフラッグシップスマホという感じで盛りだくさんの内容になっている。
Mi 10のスペック
Mi 10と上位モデルのMi10 Proのスペックは下記。
Mi 10 | Mi 10 Pro | |
ディスプレイ | 6.67(有機EL90Hz) | 6.67(有機EL90Hz) |
解像度 | 2340×1080 | 2340×1080 |
CPU | Snapdragon865 | Snapdragon865 |
メモリ | 8/12 | 8/12 |
ストレージ | 128/256 | 256/512 |
バッテリー | 4780 | 4500 |
セキュリティ | 指紋/顔 | 指紋/顔 |
おサイフ | × | × |
防水 | ○ | ○ |
DSDS | × | × |
重量 | 208 | 208 |
サイズ | 74.8x162.6x9.0 | 74.8x162.6x9.0 |
Mi 10もMi 10 Proも外観上の違いはないんだけど、Proの方がバッテリー容量が少なかったり充電速度が早かったりストレージが多かったりカメラセンサーが違ったりの微妙な違いはある。基本的にはほぼ同じ。
今回は通常モデルのMi 10をレビューする。
Snapdragon865/8ギガメモリ
Mi 10はSnapdragon865と8ギガメモリまたは12ギガメモリという現行スマホでほぼ最強のスペックを誇る。
正直スマホに8ギガもメモリが必要なのかは不明。俺は6ギガ以上は違いを体感できないと思っている。
Mi10はAntutu57万点
俺のMi 10は8ギガメモリのモデルなんだけど、それでもAntutuベンチマークで計測したスコアは57万点と圧倒的。マジでサクサクヌルヌル。
ガジェマガの過去の計測結果と比較すると下記。
- Mi 10 574721(Snapdragon865)
- iPhone11 508410(Apple A13)
- ROG Phone 2 487983(Snapdragon855+)
- Mi 9 431470(Snapdragon855)
- Mate 20 Pro 355915(Kirin980)
- Redmi Note 9S 約280000(Snapdragon720G)
- Mi Note 10 254844(Snapdragon730G)
- Mi 9T 254457(Snapdragon730)
- OPPO Reno A 192793(Snapdragon710)
Mi 10はiPhone11の51万点を6万点、Snapdragon855+のROG Phone 2の49万点を8万点も引き離した。
但し、Snapdragon865が悪いのかMi 10が悪いのか、ベンチ終了時の本体はほっかほか。Antutuベンチマーク上でも41.2°のホッカイロ温度を示していた。
Mi 10のパワーは圧倒的ではあるけど、本体温度も多分今まで一番ホットなスマホだった。
通常利用なら温度は気にならない。
6.67インチ90Hz有機ELディスプレイ
Mi10は新たな主流になるかもしれない6.67インチの超巨大ディスプレイを搭載する。もうほぼ憧れの7インチタブレットと同じ。
実際に6.4インチのMate 20 Proを左、6.4インチのMi 9を右に置いて比較したものが下記。
Mi 10の持ちやすさは6.4インチと同じ
Mi 10は確かに微妙に大きくはなってるんだけど、伸びたのはあくまで縦幅で、横幅は6.4インチのMate 20 Proとほぼ同じ。
お陰で片手で持った感覚も6.4インチのMate 20 Proと全く同じだし、ポケットにもすっぽりと収まってしまう。7インチという幅が縮んでいるんじゃないかと疑うくらいに6.67インチが小さく感じる。時代の進歩は凄い。
Mi10の有機ELディスプレイは視認性抜群
更に凄いのがMi 10の外での視認性の高さで、初夏の直射日光下でも驚くほどはっきりと見える。
実際にiPhone11を左、Mate 20 Proを右に置いて直射日光下で比較しても視認性が全然違う。
こんなに見やすいディスプレイ初めて...
更にリフレッシュレート90Hzだから、CPUの高性能もあってヌルヌルでヤバイ。
Mi10は11時間51分バッテリー
おなじみのバッテリー計測アプリPC mark for Androidでバッテリー計測をした結果が下記。
Mi 10は100%から20%まで9時間27分で、0%まででも11時間51分しか使えない計算だった。
ガジェマガの過去の計測結果と比較すると下記。
- ZenFone 6 18時間20分
- ROG Phone II 15時間21分
- Mi Note 10 14時間27分以上
- Mi 9T 14時間27分
- UMIDIGI S3 Pro 13時間45分
- OPPO Reno A 12時間3分以上
- Mi 9 12時間3分
- Mate 20 Pro 11時間21分
- Mi 10 11時間51分
- Alldcube M8 4時間47分
Mi 10のバッテリーは今の長時間バッテリー時代にしてはいくらなんでも少なすぎる。嘘だろおい…
Mi 10は重量207グラム
しかもバッテリーが持たない割りにバッテリー容量が小さいのかと言うとそうでもなくて、バッテリー容量は4780mAhと多いし、重量は207グラムとしっかり重い。
ディスプレイが大きいから一概にこの重量を否定することはできないんだけど、Snapdragon865が爆熱でバッテリ―の足を引っ張ってるのは間違いない。
Mi 10の宝石のような外観
ここからはMi10の外観を解説する。俺が購入したのは青色なんだけど、手に優しいラウンド形状の金属ボディはマジで綺麗。まるで宝石のような輝きだし、一定の角度を超えると色が変わるのも面白い。
Mi 10は5Gに対応
背面の下部には最先端スマホの証である5Gのマークが刻印されているのがちょっと嬉しい。
カメラはMi 9と同じ左上の配置で、上から2倍、標準、マクロ、広角の4眼。
Mi 10の側面インターフェース
左側面には電源ボタンと音量ボタンが配置されていて、
本体底面にはType-C端子とSIMスロットとスピーカーとマイク。
SIMスロットはシングル仕様。
聞いた話によるとSnapdragon865だと5GでのデュアルSIMに対応できないからしい。真意は不明。
右側面はすっきりしていて、
本体上面にはノイズキャンセリングマイクと家電リモコン用の赤外線、そして2つ目のスピーカーが搭載されている。
Mi10は本体の上下にスピーカーを配置するデュアル仕様で、Mi 9と比べて音量も音質も劇的に良くなってよりコンテンツを楽しみやすくなった。
Mi 10は無線充電対応
Mi 10は無線充電にも対応しているんだけど、
それだけでなく逆無線充電にも対応しているから、無線充電対応イヤホンとかiPhoneだって充電できてしまう。
前面ディスプレイは超すっきり
前面は6.67インチをほぼディスプレイとして使いきっていて超すっきり。
前面ディスプレイも背面と同じく手に馴染むラウンド形状で持ちやすいんだけど
この形状のディスプレイはフィルムを貼れないのが辛いところ。絶対に落とさない決意が試される。
ディスプレイの上には受話用のマイク
Mi10のパンチホールカメラは快適
そしてディスプレイ上部にはパンチホールのフロントカメラが配置されている。
このパンチホールカメラは思っている以上に目立たないから快適でありがたいんだけど、肝心のブラウジングとかでは結局ステータスバーが画面上部を占有するから特にありがたみは無い。
逆にフルディスプレイを使うゲームとかだとパンチホールカメラは無視されて全画面でプレイできるから、6.67インチを最大限活用できる。
Mi 10は文字サイズがでかい
Mi 10は6.67インチと画面が大きいから情報量も多いのがありがたいんだけど、左にMate 20 Pro、右にMi 9を置いて比較するとこんな感じで、
残念ながら文字サイズを最小にしてもMIUIの限界に阻まれることになるから、Mate 20 Proの方が多くの文字を表示できた。Mi 10はせっかく画面が大きいんだからもう少し字を小さくできるようにしてほしかった。
画面内指紋センサーは超爆速
ディスプレイ下部には指紋センサーも搭載しているんだけどこれが超爆速。今までのスマホとは一味違うほぼ物理センサーと同じレベルのスピードで、この写真を撮るのも超苦労した。
もちろん顔認証にも対応している。
Mi 10のカメラ画質を検証
注目したいのはMi 10のクアッドカメラなんだ。Mi 10はMi Note 10と同じくスマホ最大級となる1/1.33センサーによる1億画素カメラを搭載している。
理論上はセンサーサイズが大きいほど光を多く取り込んで明るい写真が撮れる。
Mi10のカメラ構成は上から下記。
- 200万画素2倍望遠レンズ(50mm)
- 1億800万画素メインレンズ(27mm)
- 200万画素マクロレンズ
- 1300万画素広角レンズ(16mm)
これを俺が1年半使い続けている最強カメラスマホMate 20 Proと比較する。写真はAIアシストオンで単純に被写体に向けてシャッターボタンを押す撮って出し。
標準レンズ比較
まずは双方の主力となるメインレンズから比較していく。Mi 10のメインレンズは最大1億800万画素が売りではあるけど、1億800万画素での撮影だとAIアシストをオンにできないし無駄に画像が重すぎるということで、今回は4000万画素の通常撮影モードのAIアシストオンで比較する。全てMate 20 Pro → Mi 0の順番で掲載する。
Mate 20 ProもAIアシストは強めなはずなんだけど、Mi 10はAIアシストが更に強くて青と緑が濃い。
これは良くも悪くも好みの分かれる写真になるんだけど、ぱっと見でより好印象に見えるのはMi 10で俺は好き。インスタ向きもMi 10。
Mi 10はしっかり明るいのに空の青も潰れてなくて超良い。センサーが大きいからかMate 20 Pro以上に細部まで鮮明だし微妙に背景ボケしてるのも良い。
Mi 10とMate 20 Proの画角は同じ27mmだけど、実際はMi10の方が少しだけ広め。Mi 10はMate 20 Pro以上に空の青さを着色しつつやり過ぎない自然な感じが良い。好印象。
花の写真の比較
ここからはメインレンズで撮影した花の写真の比較。
毎度おなじみではあるけどMate 20 ProのAIアシスト「花」は赤を着色しすぎてて潰れ気味なのに対してMi 10はバランス型で潰れていないし明るい。
別の色の花。色合いは似たり寄ったりではあるけどMi10の方が全体的に明るくて好印象な写真に仕上がった。
標準レンズ夜景写真比較
ここからはスマホカメラで最も差が出やすい夜景写真で比較する。
ぱっと見はMi 10の方が好印象な写真ではあるんだけど、Mi 10は少し明るすぎ。その分ノイズが目立ってしまった。
Mate 20 Proの方が実際に目で見た明るさに近い。あと看板が白飛びしていなくてしっかりと文字が読める。
上の写真と同じ。Mi 10は明るすぎる傾向で、ゴジラロードの色が飛んでるし、全体的に看板が読めない。空も無駄に明るい。
Mate 20 Proは実際に目で見た光景に近くて看板が読めるし空がしっかりと暗い。
この写真はMi 10とMate 20 Proで互角。Mi 10は明るさが一定のラインを下回ると一気に露出を上げるっぽい。この写真は明るさの基準をクリアしたらしく自然な明るさになった。
露出が決まればMi 10のセンサーサイズの大きさが真価を発揮して、より鮮明でノイズの少ない写真に仕上がる。
この写真がMi 10の弱点。被写体が暗いと必要以上に露出を上げて暴走するから全てが白飛びする残念写真に仕上がる。Mate 20 Proは露出のバランスが完璧。
一応Mi 10の夜景モードを試したのが下。
夜景モードならまだマシにはなるけどそれでもまだちょっと明るい。あと夜景を取るたびに夜景モードに設定するのはめんどくさすぎ。
ちなみにMi 10はプロモードもあって、それならRAW撮影もできる。そこで同じ写真をRAW撮影してLightroomで加工した写真が下記。
RAWで撮影したところで白飛びした所は戻らないから不自然な写真になる。つまりMi 10で綺麗な夜景写真を撮るためには被写体を決めてからの微調整は必須。
Mi 10はまともな夜景写真を撮るのにひと手間必要。
広角レンズ比較
ここからは広角レンズの比較を行う。
Mi10の圧勝。Mate 20 Proは謎の霧がかかる傾向。Mate 20 Proは広角レンズ初期のスマホだから仕方ないにしてもこれだと使えない。Mi 10はかなりくっきりはっきり。
両方共にAIアシストで緑が協調されていて好印象ではあるけど、Mi 10は更に空の青さも入ってるし全体の色が濃くてメリハリのある写真に仕上がった。
Mi 10は空が青すぎるぐらい青い。まさに抜けるような青さ。Mate 20 Proも悪くないけどMi 10の方が良い。
広角レンズ夜景写真比較
ここからは広角レンズの夜景比較。
Mi 10の夜景はメインレンズと傾向は同じ。全体的に明るすぎる露出で自滅する。Mate 20 Proも酷いけどMi 10も酷い。あと謎にホワイトバランスが青寄り。
Mate 20 Proは暗すぎてMi10は明るすぎる。どっちも微妙だけどまだ看板が読めて色合いがまともなMate 20 Proの方がマシ。
これも同じでMi 10は露出が高いせいでノイズが多く看板が白飛びしまくってる。露出がまともならノイズも減って良い写真になったと思う。惜しい。
ここはメインレンズと全く同じ。Mate 20 Proは露出の調整が上手い。Mi 10は暴走。
望遠レンズ比較
ここからは望遠レンズを比較する。
望遠レンズはMate 20 Proが3倍望遠の80mmなのに対して、Mi 10が2倍望遠の50mmだから参考程度。Mate 20 Proが顔のアップに向いていて、Mi 10がバストアップに向いているという画角の違いがある。
Mi 10はくっきりはっきりで空も綺麗に青いのに対してMate 20 Proは全体にノイズが多くてボケた印象
一般的に望遠レンズは他のレンズと比較して大きく画質が落ちる物なんだけどMi 10はそれがほとんどない。望遠レンズもメインレンズと同じくらい綺麗に撮影できてる。
Mate 20 Proの望遠レンズは色も画質も悪いのに対してMi 10の望遠レンズは普通に使えるレベルで綺麗な仕上がり。
望遠レンズ夜景写真比較
最後にくせ者となる望遠レンズの夜景写真を比較する。
Mi 10の夜景写真は全て全く同じ傾向。Mate 20 Proが暗すぎるのに対してMi 10は明るすぎる。どっちかというとMate 20 Proの方が目で見た印象に近いけどどっちもどっち。
Mate 20 Proは暗すぎて使えない。Mi 10はノイズが多いけどまだ見れる。
Mate 20 Proの露出は安定していて目で見た印象に近いのに対してMi 10は露出過多で暴走。傾向は全く同じ。
マクロレンズ比較
Mi 10はマクロ専用のレンズを搭載しているだけあってMate 20 Proよりも寄れる。画質はどっちもギリギリではあるけど使えなくはないレベル。
カメラ総評
望遠、標準、広角、マクロレンズ共に明るい写真ではMi 10が安定して好印象な写真を仕上げたのに対して、夜景写真は完全に逆転していて、2年前に発売されたMate 20 ProにMi 10が敗北した。
Mi 10はセンサーサイズが大きいから暗い写真に強いはずではあるんだけど、必要以上に露出を高める調整で明るすぎるノイズまみれの写真に仕上がる残念仕様だった。
明るい写真はMi 10で暗い写真はMate 20 Proだから一見互角のように見えるけど、残念ながら多くの写真は比較的光量が少ない環境で撮影されるのが現実。つまり暗い所に強いカメラほどいざという時に役立つことを考えると、カメラはMate 20 Proの方が使いやすくなる。
Mi 10は多分毎回手作業で露出を合わせてやればマシな写真にはなるから、その手間を乗り越えられるならカメラのためにMi 10を買うのもあり。なにも考えずに撮影して及第点の写真を仕上げてくれるのはMate 20 Proだった。
1億画素は飾り
Mi 10は一応1億画素を売りにしてるんだけど検証はしない。というのもプロ用のカメラでも精々6000万画素が最大で、スマホの小さいセンサーでの1億画素に意味は無いから。
しかも1億画素モードはAIアシストが使えない。謎の飾り。
Mi 10の良い所と悪い所まとめ
Mi 10の良い所と悪いところを改めてまとめると下記。
【Mi 10の良い所】ディスプレイの視認性が超良い
Mi 10はさすが最新のスマホって感じで過去最高に見やすい。最高。
【Mi10の良い所】最強にヌルサクの処理能力
ヌルサクの要因はSnapdragon865の処理能力だけじゃなくてUFS3.0対応による読み書き速度の速さとか90Hzディスプレイによる恩恵もあるんだと思う。全てが合わさってとにかく最高の操作感を実現できている。
【Mi 10の良い所】スピーカー音質が良い
6.67インチの大画面なのに音も良いのは最高。もうNetflixもアマゾンプライムビデオもこれ一台で良いレベル。但しゲームをするときは手がスピーカーを塞いでしまう。
【Mi 10の良い所】昼に強いカメラ
最高に青が気持ちいい。晴天であれば最強のカメラ。
【Mi 10の良い所】デュアルアプリに対応
MIUIだから当然ではあるけど、引き続きSNSアプリの複製に対応している。但し2番号での運用ができないからFacebookアカウントで登録する必要がある。
【Mi 10の良い所】指紋センサーが超早い
Mi 10の指紋センサーはマジで爆速。これならもう物理指紋センサーじゃなくても良いと思えるレベルで早い。
【Mi10の良い所】純正ケースが超優秀
Xiaomiは毎回純正ケースを同封してくれるんだけど、毎回クオリティが高い。
特に今回はMi 9で問題だったカメラの出っ張りをしっかりと覆ってくれるケースになったおかげで
マジでこれだけで完結できる。
【Mi 10の良い所】家電リモコン機能が使える
これもXiaomiではおなじみだけど、赤外線リモコン機能を搭載しているからMi10だけで家中の家電を操作できる。
でも毎回アプリを開くのがめんどくさいから使わない。緊急用。
【Mi 10の良い所】逆充電、逆無線充電が使える
逆充電、逆無線充電に対応。iPhoneだってAirPods Proだって充電できる。
ただし肝心のバッテリーは持たない。
【Mi 10の悪い所】バッテリーがうんこで爆熱
今時としては衝撃の短時間バッテリー。悪くはないんだけど二日持たない。最近のスマホの感覚で使うと普通にキツイ。
【Mi 10の悪い所】カメラが夜景に弱すぎ
最強に夜景が暴走する。せっかくの夜の思い出が台無しになるのが悲しい。
【Mi 10の悪い所】文字サイズが微妙にデカい
画面がでかいくせに文字がでかい。せっかく画面がでかいのに情報量でMate 20 Proに負ける謎仕様。
【Mi 10の悪い所】シングルシム
まさかのシングルシム。デュアルアプリ対応なのに。衝撃。
Mi 10は掴みどころのない優等生スマホ
Mi10の評価はかなり迷う。俺が購入したのが7万円で、その値段で業界最高性能が手に入るコスパは決して悪くはないんだけど、かといって手放しにおすすめもできない。
Mi 10の弱点はスマホとして致命的
Mi 10の酷い夜景カメラと短時間バッテリーの影響は思っている以上にでかい。
スマホはバッテリーが無くなったらただの重りにしかならないし、夜景カメラが弱いとせっかくの思い出が台無しになる。
両方ともスマホとしては重要な要素なのに、それが欠けているMi 10はスマホとして信用できない。
ハイエンドスマホは価格以上に満足度が大切
たしかにディスプレイとか音が綺麗なのは嬉しいし、処理能力が高いに越したことは無いんだけど、欲を言うならあと2万円高くても良いから完璧なカメラに仕上げて欲しかった。
というのも俺がMate 20 Proを購入した価格は税込み10万円ほどで超高かったんだけど、当時としては最高の処理能力と今でも負けてないカメラ性能で満足度も最高だった。
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しかも処理能力に関しては今のMate 20 Proでも割と満足してしまっているから、ヘビーゲーマーでもない限り敢えてSnapdragon865のMi 10を選択する理由が無いし、ゲームをするにもバッテリーが弱すぎる。
Xiaomiスマホとしての魅力に欠けたMi 10
今回のMi 10は中途半端な価格と仕上がりでこれと言った取り柄の無いスマホに成り下がってしまっていて、これなら性能特化で激安価格のiQOO 3か値段は高いけどカメラも綺麗と評判のGalaxy S20を買った方が良いと思える出来だった。Galaxyのカメラ知らないけど。
極めつけはシングルシムで、これによって敢えてMi 10を買う理由が無くなってしまった。
少なからXiaomiのスマホはデュアルSIMを安く入手できるのが魅力の一つでもあったのに、Mi 10には価格もデュアルSIMもカメラもバッテリーも無い。
Mi 10はなんでもそこそこ出来る、誰にもおすすめできないスマホだった。これなら今からでも4万円でMi 9を買った方がマシかもしれない。もう在庫無いけど。
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