とにかく動画データの保存容量がヤバイ。Youtubeを始めてからというものノートパソコン内蔵の512ギガストレージでは全く足りなくて、既に外付けSSDを3つも購入して動画の保存スペースとして活用している。しかも動画だけじゃなくてα7Riiiで撮影する写真RAWデータも一枚40メガと超絶重い。
そろそろ4枚目行くのか?どうする俺?って思ってた時に外付けSSDのレビュー依頼があったから原稿料無料の商品提供のみ承諾した。今回は薄型大容量かつ超高速データ転送が可能なHYPER DISKをレビューする。
注意
レビュー後2週間で自然故障したのでおすすめしません。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
Buffalo製外付けSSDの不満
以前レビューもしているんだけど、今現在俺がメインで使っている外付けSSDはBuffalo製の512ストレージの物で、選んでいる理由は一番安いから。それだけ。
レビュー記事は下記。
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【Buffalo外付けSSDレビュー】読み書き速度が早い手ごろな選択肢
昨日の記事でバックアップ用の外部ストレージはどれを買うべきか色々と検討したんだけど、実は既にBalffalo製の外付けのSSDを購入していた。 昨日検討した記事は外付けSSDを購入してからせっかくなら ...
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ただ、このBuffalo製外付けSSDには下記2点の不満があった。
- 端子がマイナーなMicroUSB3.0
- 転送速度が速くはない
Buffalo製の外付けSSDは値段が安いのはありがたいんだけど、接続端子が超マイナーなMicroUSB3.0ということもあってケーブルの替えが効かない。
なんせ他のデバイスでこんな接続端子を使っているものが無いし、Buffalo製外付けSSDのためだけにこのケーブルを持ち歩く手間も発生していた。
さらに接続端子がMicroUSB3.0ということは転送速度も規格に縛られる。もちろんHDDと比較すると転送速度は350メガ/秒と圧倒的に早いんだけど、
この転送速度も数十ギガ単位の動画を扱うようになってからは不満を感じるようになっていた。
M.2SSDは転送速度が爆速
そこで検討していたのがM.2SSDを活用した外部ストレージなんだ。
M.2SSDは俺のノートパソコンの内部ストレージにも使われているんだけど、転送速度は3000メガ/秒と外付けSSDの10倍で超爆速。
いっそのことこの内部ストレージをアダプタを使って外部ストレージ化してしまおうかとも考えたんだけど、アダプタが怪しい中国製しかなくて品質が不安。
それを検討した記事は下記。
とは言えサムスンが出しているM.2SSDを活用した外部SSDは目ん玉が飛び出るほど高くて全然手が出ない。
いくらなんでも500ギガ35,000円は頭おかしすぎるだろ。という感じで指を咥えて眺めていた。
丁度良い外部SSDのHYPER DISK
ここでやっと今回紹介するHYPER DISKに話が戻るんだけど、HYPER DISKはBuffalo製の外付けSSDで感じていた2点の不満を見事に解消してくれたんだ。
HYPER DISKはType-C端子接続
まずHYPER DISKは接続端子がType-CだからもうMicroUSB3.0ケーブルを持ち歩かなくてよくなる。
Type-Cケーブルは現在の主流だから持ち歩いていないことは無いし、ケーブルの負担から解放されるのが嬉しい。
HYPER DISKの転送速度は1000メガ/秒
さらに、Type-C端子接続ということは転送速度も跳ね上がる。
HYPER DISKは最大1000メガ/秒もの転送速度を実現しているから単純にBuffalo製の外部SSDの約3倍。実際に計測した数値も809メガ/秒とBuffalo製の2.5倍とまずまずの結果だった。
40ギガの動画データを転送してみても、Buffalo製の外付けSSDが秒間200メガ程度なのに対して、
HYPER DISKは秒間500メガとやっぱり2.5倍。
転送時間を半分以下に短縮できるのが嬉しい。
HYPER DISKはサイズ感も優秀
HYPER DISKには容量によって二つのサイズがある。
容量 | 重量(g) | サイズ(mm) |
512ギガ | 45 | 66.7 × 37.9 × 10.7 |
1テラ | 45 | 66.7 × 37.9 × 10.7 |
2テラ | 90 | 134.7 × 37.9 × 10.7 |
512ギガと1テラのモデルはクレジットカードも下回るサイズ感でメーカーとしてもこの大きさをプッシュしてる。
ただ、今回俺が提供してもらった2テラモデルは上二つのモデルと比べると長い。
最初に箱を開けた時は騙された気がしたけど、よくよく考えればちょっとぐらい長くても何の影響も無いから気にしない。それよりも1枚で2テラ保存できる方がありがたい。
しかも薄さはスマホを下回る。
重量は公称値で90グラムだけど実測値は83グラムと優秀。どうでも良い誤差だけど下回るなら文句はない。
ちなみにBuffalo製のSSDは76グラムだった。7グラム軽いけどどうでもいい。
HYPER DISKの値段設定は微妙
さてどれだけ製品が良くても値段が良くないと購入には至らないんだけど、HYPER DISKの値段は残念ながら決して安くはない。但し高くもないという微妙なライン。
HYPER DISKは現在Makuakeに出資することで入手できるんだけど、容量ごとの値段は下記。
容量 | 値段 |
512ギガ | 15,950円 |
1テラ | 24,950円 |
2テラ | 38,950円 |
最低容量の512ギガモデルで15,950円、最高容量の2テラモデルで38,950円と割と目ん玉飛び出るくらいの価格になる。
これが安いのかというと決して安くも無い。例えばBuffalo製のSSDならサイズ感は長くなってしまうんだけど、同じくType-C端子、転送速度1000メガ/秒でHYPER DISKの値段を微妙に下回る。
マジかよこのままだとHYPER DISKをおすすめする理由を見つけられない。
唯一HYPER DISKならBuffaloと比較して512ギガと1テラモデルでサイズが小さいのは魅力になるけど、
Makuakeでよくわからない中国製を買うくらいならいつでも返品できるアマゾンでBuffalo製を購入した方が100倍安全だからおすすめできない。
ということでおすすめできるとしたらライバル不在の2テラモデルのみということになる。
2テラモデルの外付けSSDならそもそも市場にライバルがほぼ存在しない。数少ない2テラのライバルはサムスン製のこれとか、
SundDisk製のこれになるんだけど、
どちらも2テラモデルがHYPER DISKよりも1万円以上高い。ということで2テラモデルならHYPER DISKを心からおすすめできる。こうして俺は一命を取り留めた。2テラモデルを提供してもらって本当に良かった。
HYPER DISKを買うなら2Tモデル一択
大容量データを扱うなら転送速度には拘りたいし、ストレージ容量にも拘りたい。つまりこういう外部SSDを買う人はそもそも512ギガとか1テラのモデルよりも2テラを購入した方が良いし、容量に対する値段が最も安いのも2テラモデルだから、HYPER DISKの2テラモデルを選択する価値は十分ある。
というかType-C端子搭載で転送速度1000メガ/秒で4万円を下回るHYPER DISKの価格はライバルと比較すると破格。ということでHYPER DISKを買うなら2テラモデル1択。2テラモデルを買わないならBuffalo製を買った方がマシ。
HYPER DISKの2Tモデルは今現在大容量のデータを取り扱っていて、転送速度とか保存容量に苦しんでいる人に純粋におすすめできる選択肢だった。危なかった。
繰り返しになるけどHYPER DISKはMakuakeに出資することで入手できるから気になる人は出資して入手してほしい。くれぐれも2テラモデル以外は選ばないように気を付けたい。 ⇒ HYPER DISK Makuake